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プロダクト改善の方法論

ymgc
September 19, 2024

 プロダクト改善の方法論

内容は、フリーアジェンダ (Free Agenda)の以下回を基にしています。

フリーアジェンダ (Free Agenda)
https://x.com/free_agenda

#63 Issue Analysisについて-タベリー初期の資料も大公開-
https://www.youtube.com/watch?v=O87bjYfYpsk

ymgc

September 19, 2024
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Transcript

  1. 目次 1. ルートコーズ分析 2. 優先順位付け 3. ユーザー行動の観察 4. 大通りの改善 5.

    データ分析とユーザーインタビュー 6. 意思決定の三要素 7. 組織規模と改善手法 2
  2. 実際のユーザー行動の重要性 ▶ データ分析だけでは把握できない洞察を得る - ユーザーの文脈や感情を理解する - オフライン行動の観察 ▶ プロダクト使用前後の行動も含めて理解する -

    例:メルカリの場合、物を処分したいタイミングなど - 観察手法 ▶ ユーザーインタビュー:直接的な声を聞く - フィールドワーク:実際の使用環境で観察する - ドッグフーディング:自らプロダクトを使用して体験する - 13
  3. 観察結果の共有と活用 ▶ レポートだけでなく、直接体験を組織内で共有する - 観察結果をプロダクト改善のアイデアに結びつける - 長期的なユーザー理解の基盤として活用する - 観察の限界と注意点 ▶

    サンプル数の少なさに注意する - 観察者のバイアスを認識し、客観性を保つ - データ分析との組み合わせで、より包括的な理解を目指す - 14
  4. 大通りの改善の焦点 ▶ マニアックな機能よりも、基本的な機能の改善に注力 - UI変更よりも、バックエンドの改善が効果的な場合が多い - 例:検索アルゴリズムの改善、レコメンデーションの精度向上 - リソース配分 ▶

    プロダクトのリソースの90-95%は大通りの改善に充てるべき - 例外:プロダクト外で完結している大きな仕事をプロダクト内に取り込む場合 - 具体的な改善アプローチ ▶ ユーザーの行動速度を上げる(例:商品詳細画面への遷移速度向上) - 単位時間あたりの情報処理量を増やす(例:一画面に表示する情報量の最適化) - コア機能の使いやすさを向上させる(例:検索機能の改善) - 17
  5. 意思決定の三要素 1. 正しいこと データ分析や市場調査に基づく客観的な判断 - 長期的な戦略との整合性 - 2. 早いこと 市場の変化や競合に迅速に対応する能力

    - 意思決定プロセスの効率化 - 3. 皆が納得すること チーム内でのコンセンサス形成 - ステークホルダーの理解と支持を得る - 23
  6. 小規模組織の特徴と適した手法 ▶ 直接的なユーザーフィードバックが有効 - 意思決定のスピードを重視できる - フレキシブルな改善プロセスが可能 - 大規模組織の課題と対応策 ▶

    データ分析やフォーマルな意思決定プロセスの必要性 - チームの動きや人員の無駄を減らすための工夫 - 部門間のコミュニケーションと情報共有の重要性 - 27
  7. まとめ 1. ルートコーズ分析で問題の本質を見極める 2. 影響力に基づいて優先順位を付ける 3. ユーザー行動の観察で深い洞察を得る 4. 「大通り」の改善に注力する 5.

    データ分析とユーザーインタビューを組み合わせる 6. 意思決定の三要素(正しさ、早さ、納得感)のバランスを取る 7. 組織規模に応じた改善手法を選択し、進化させる 30