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20260309_3月ICTデザイン勉強会_地域創生2.0

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 20260309_3月ICTデザイン勉強会_地域創生2.0

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Kimura Atsunobu

March 07, 2026
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  1. 1 Copyright 2026 地域創生2.0 ~生成AIと人間の関係が 切り開く新たなデザイン~ 木村 篤信 地域創生Coデザイン研究所 ポリフォニックパートナー

    日本リビングラボネットワーク 代表理事 東京理科大学/東京電機大学/東京都市大学 非常勤講師 2026/3/9 NTT ICTデザイン勉強会
  2. 2 Copyright 2026 学術領域紹介 情報科学 (キーワード:情報デザイン、ヒューマンインタフェース、 インタラクション,CSCW,VR) デザイン学 (キーワード:サービスデザイン,デザイン態度, コ・デザイン、参加型デザイン,リビングラボ,

    ソーシャルデザイン) システムデザイン理論 (キーワード:社会システム,トランジション(転換), ウェルビーイング,公共政策,地域社会、 ソーシャルイノベーション) 学会活動 日本デザイン学会,ヒューマンインターフェイス学会,情報処理学会,電子通信情報学会,サービス学会,共創学会,人間中心設計推進機構等 人と人がコミュニケーションし,関係を築いていく暮らしを, より面白く,豊かに,効果的にするためには,情報デザ イン、ヒューマンインタフェース、インタラクション,CSCW、 VR/ARなどの情報技術の研究が必要になります. 新しいメディア体験を創出するために,遠隔コミュニケー ションを活性化するための五感フィードバックに関する研究 や,日常的な会話や出会いの場を支援するコミュニケー ションメディアの研究を行ってきました. 社会に意味のある価値を探索し、社会実装するためには, 既存の社会の枠組みや役割に囚われない,セクターを 超えた共創のデザイン方法論が必要になります. 企業・行政・市民活動において,誰もがデザインに取り 組むために必要な手法や環境設計の方法論を研究し, ガイドブック・ツール等を開発するとともに,企業のビジネス 開発,行政の計画策定,地域のコミュニティづくりの実 践を行ってきました. ウェルビーイングな社会を実現するためには,現象的な問 題だけに取り組むのではなく、問題の構造(社会システ ムのエラー)を捉え,また一方で生活者のリアルなナラ ティヴを捉え,システム世界と生活世界の両面をハッキン グしながら転換する第三のデザイン(システムデザイン理 論)が必要になります. 福岡県大牟田市などで団体を立ち上げ,システム転換 を志向する統合的な実践と社会システムデザイン方法論 の提案を行うとともに,愛知県、奈良県、東京都など他 地域での展開を行っています。 NTT研究所 地域創生Coデザイン研究所 東京理科大学等 (一社)日本リビングラボネットワーク
  3. 3 Copyright 2026 リビングラボとは Carayannis, E.G., Campbell, D.F.J., 2009. “Mode

    3″ and “Quadruple Helix”: toward a 21st century fractal innovation ecosystem. Int. J. Technol. Manag 46, 201. 4重螺旋モデル:Quadruple Helix Model モノ・コトをつくるときに 生活者と行政・企業・大学が共に 暮らしの場(リビング)において 試行錯誤(ラボ)をする活動・場 (人口減少時代の社会課題解決に必要な方法論 ≒コレクティブ・インパクト) デンマークのスマートシティ研 究者とともに、日本初のリビン グラボ書籍(教科書)を刊 行。全国30カ所で対話イベ ント実施予定。 千葉工業大学(情報学部・デザイン学部) 関西学院大学(イノベーション研究会) 官民共創HUB×東京大学(産官学民関係者) 徳島県神山町(地域創生関係者)
  4. 4 Copyright 2026 木村 篤信 (Kimura Atsunobu) Profile 地域創生Coデザイン研究所(NTTグループ) ポリフォニックパートナー

    日本リビングラボネットワーク 代表理事 東京理科大学 客員准教授 東京電機大学/東京都市大学/大阪樟蔭女子大学(予定) 非常勤講師 生駒市「緑の基本計画改定懇話会」 有識者(リビングラボ) デジタル庁 認定Well-beingファシリテーター JST RISTEX「ケアが根づく社会システム」 領域アドバイザー 日本デザイン学会 情報デザイン研究部会 幹事 大牟田未来共創センター パーソンセンタードリサーチャー 京都大学デザインイノベーションコンソーシアム/ソーシャルビジネスネットワーク フェロー 横浜市PTA連絡協議会 理事 実践:社会課題解決/ソーシャルビジネス開発 研究:共創/リビングラボ/社会システムデザイン 教育:サービスデザイン/ソーシャルデザイン ⑧ ⑨ ⑩ 地域経営主体(中間支援団体)運営/伴走 地域共創拠点構築・運営 事業開発,政策立案,コミュニティ開発 学術論文・書籍 メディア・書籍取材 (人手不足、ウェルビーイング、民主主義、自律共生等) 大牟田市、奈良市, 岡崎市,生駒市, 八丈町,神山町, 天川村,佐渡市, 小松市、尼崎市 浦添市など 教育機関 非営利活動
  5. 5 Copyright 2026 地域創生Coデザイン研究所 未来の社会システム探索チーム ▪関わっている主な地域: 福岡県大牟田市 (約11万人) 愛知県岡崎市 (約38万人)

    奈良県生駒市 (約11万人) 沖縄県浦添市 (約11万人) 徳島県神山町 (約4,600人) 兵庫県尼崎市 (約45万人) ・人の可能性を引き出す ・福祉政策×産業政策 ・テクノロジー活用 ・地域共生社会の実現 ・福祉×民間プロジェクト ・拠点活用 ・包摂的なスマートシティ ・市民参画・地域参画 ・ロジックモデル構築 ・ファミリー世帯向け アンケート分析支援 ・行政改革に向けた 職員人材育成研修 ・3期 創生戦略 「まちを将来世代につなぐ プロジェクト」策定支援
  6. 15 Copyright 2026 地域創生2.0的思考が立ち上がる生成AI体験 会議シンギュラリティ ⚫ 地域では人口減少等の影響により、変わらないと持続しないことが明確にもかかわらず、変われない状 況が続いているのは、主体性よりも形式を重視する環境があるためだと分析。生成AIの形式的で空気 が読めないという特性を活用し、人が主体性を取り戻す議論・意思決定の場に転換。 形式的な会議

    それぞれの立場の範囲内での発言のみが交わさ れるため、批判による議論の深まりがなく、役割を 超えた解決策や責任主体が生まれづらい 主体性の伴う実質的な会議 「形式的で空気の読めない」生成AIたちのポジショントークを追加することで、人間の 実質的な補足や無礼講発言が引き出され、批判による議論が生まれ、役割を気にし ない、実質的な会議が生まれる 生活者 企業 行政 大学 AI 人 AI 人 生活者 企業 行政 大学 人 人 人 人 AI 人 AI 人 空気・縦割り・ 自己責任・無 関心・他責・・・ 会議シンギュラリティ (Kaigi Singularity)
  7. 19 Copyright 2026 議論・意思決定:社会システム転換に寄与する生成AI技術開発 (1)技術・社会実装課題 ・複数の生成AIが多様なアイデアを出す という技術コンセプトが資する、具体的な 社会課題が見えていない (2)生活課題 ・従来の年功序列や忖度などで、限界に近付い

    ている地域の現状が変わって行かない ・地域の未来についてフラットに話す機会がない (3)政策課題 ・審議会などを開くが、ポジショントークで終わり、 議論が深まらず、統合的に政策課題を議論する 場がない (4)課題の捉え返し ・地域の持続に向けた「問題の根源 ※1,2」の議論がないと、多様なアイデアは 無意味 ※1:生活を維持するための労働力を日 本社会は供給できなくなる(古屋) ※2:地域間・男女間の賃金格差や、 様々な場面にある. アンコンシャス・バイアス (無意識の思い込み)(冨山) 技術の 社会実装課題 リアルな 生活・政策課題の把握 人文社会学の知に基づく 課題再設定 現場での統合的な 体験プロトタイピング (5)会議シンギュラリティ それぞれの課題が重なる領域を捉え返し 新たな課題「自分の言葉が出る会議」を 設定 ・具体的な示唆を得ることができる場とし て、知識はあるが文脈を読まないAIの発 言機能を活用した議論・意思決定ができ る会議「会議シンギュラリティ」を企画・開 催
  8. 22 Copyright 2026 大埜地の集合住宅「鮎喰川コモン」 新たに家を建てる土地や借りられる家を見つけづらい状況で、子育て・働き盛りを中心に、将来世代に繋がる人々が人 生のある時期を暮らし、新しい兄弟関係や隣人としての関係性を育み合える場を、町の賃貸住宅として整備した。住宅 開発だけでなく、町産材・町内業者、地域の高校生などとの連携により、人が育ち、これまで離れ離れにあった地域資 源をつなぎ直す、多義的な建設プロジェクトとなっている。 神山で育った樹木で景色を育てる 大埜地住宅の庭の高木や生垣には、神山で育った樹木を調達していま

    す。2016(平成28)年から、城西高校神山校の生徒らと、神山の山か ら種とりや挿し木をして、町産の苗木を増やし育てる取り組みも進めていま す。 学校で学びながら、まちの景観をつくり、それを育くんでゆく過程を、田瀬 理夫さん(ランドスケープ設計者)を水先案内人に進めてきました。 https://www.town.kamiyama.lg.jp/co-housing/green.html https://www.town.kamiyama.lg.jp/co-housing/building.html 神山の木で、まちの人が作る 町産材の杉・ヒノキを構造や内外装に使用しています。木材は伐採から 200年間強度を高めていく耐用年数の⻑い建材で、調湿効果や香り、抗 菌作用等の効用も有します。近くの山の木を使うことで、森の手入れが進 み、経済も循環します。(中略) 通常、大規模な建設工事はその発注規模から町外の大手工務店に頼 る形となりやすく、それは町の大工さん等が自分たちの町をつくる事業に参 画しにくい状況を生み出します。そこでこの開発では、分棟型の木造建築 として設計し、かつ開発を4年間にわたらせることで、町内の大工さん等 が腕を振るいながら少しずつ完成させてきました。これは人材育成の機会 でもあり、町のお金を町外に流さずに、地域内経済循環性を高めることに もつながります。 https://www.town.kamiyama.lg.jp/co-housing/wood.html https://www.town.kamiyama.lg.jp/co-housing/building.html
  9. 35 Copyright 2026 神山町における連続的な共創を生み出すメカニズム 「森の生態系モデル」 3つのメカニズムを内包するリビングラボ・プラットフォームでは、連続的な共創プロジェクト が生み出されやすい メカニズム2 根のようなつながり 地域内外の人や自然と

    つながりを育み、力を引き出す メカニズム3 幹のような活動支援 問いに向けて責任を持って 活動の実行にコミットする メカニズム1 太陽のような問い 住民のリアリティと 地域の未来を捉えて問い続ける ※Atsunobu Kimura et al.(2025) The reflexive mechanism of a Living Lab platform for self- sustaining co-creation activities. In Proc. of Open Living Lab Days 2025.
  10. 37 Copyright 2026 3/22 リビングラボ基礎セミナー(オンライン) 企業・自治体・研究機関・NPO等、どんな立場でもOK。 「リビングラボや共創に興味はあるから、理論や手法を学びたい」 「リビングラボや共創の実践者とつながりたい」 「リビングラボや共創に取り組んでいるけど、悩みが多い」 そんな方は是非ご参加ください。

    リビングラボ・共創活動を生み出すための第一歩を後押しするセミナーを 開催します。 <概要> •開催形態:3月22日(日)13:00~17:30 zoom開催 •講 師:JNoLL 代表理事 木村 篤信 他 •料 金:¥5,000(税込) •プログラム構成 ①共創の体験:ティンカリング ②リビングラボ概論:基礎理論や実践事例の紹介 ③(対話ワーク)リビングラボを立ち上げようとしたけれど‥ 申込フォーム (google form) セミナーについて (JNoLL HP)