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日本デザイン学会 リビングラボ実践における主体生成のメカニズム  ―地域創生を実現するための存...

日本デザイン学会 リビングラボ実践における主体生成のメカニズム  ―地域創生を実現するための存在・意欲・表現保障モデルの検討―

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Kimura Atsunobu

June 02, 2026

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  1. 1 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs リビングラボ実践における主体生成のメカニズム ~地域創生を実現するための

    存在・意欲・表現保障モデルの検討~ 日本デザイン学会第73回春季研究発表大会 情報デザイン研究部会「意味が生成される場を耕すデザイン」 2026年6月13日 木村 篤信 地域創生Coデザイン研究所 ポリフォニックパートナー 日本リビングラボネットワーク 代表理事 東京都市大学 准教授
  2. 2 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs リビングラボとは Carayannis,

    E.G., Campbell, D.F.J., 2009. “Mode 3″ and “Quadruple Helix”: toward a 21st century fractal innovation ecosystem. Int. J. Technol. Manag 46, 201. 4重螺旋モデル:Quadruple Helix Model モノ・コトをつくるときに 生活者と行政・企業・大学が共に 暮らしの場(リビング)において 試行錯誤(ラボ)をする活動・場 (人口減少時代の社会課題解決に必要な方法論 ≒コレクティブ・インパクト) デンマークのスマートシティ研 究者とともに、日本初のリビン グラボ書籍(教科書)を刊 行。北海道から沖縄まで全 国30カ所で対話イベント実 施中。 千葉工業大学(情報学部・デザイン学部) 関西学院大学(イノベーション研究会) 官民共創HUB×東京大学(産官学民関係者) 徳島県神山町(地域創生関係者)
  3. 3 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 発表の構成 •地域創生に向けた問い

    •事例1:デンマークにおける参加型デザイン事例 •事例2:徳島県神山町における地域創生事例 •存在・意欲・表現保障モデル
  4. 5 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs なぜ地方創生がうまくいかないのか? 人もお金もない中で

    新しい業務が 増えていく 若手が他社・他業種に 移り、新しい人も 集まらない 毎回同じメンバーで、 結局何も決まらない “若者が活躍”って 言うけど、 決めるのはいつも大人 自治体職員 企業の経営層 市民活動団体 若者
  5. 6 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 日本列島改造論/地方創生1.0/地方創生2.0の比較表 ※内閣官房

    新しい地方経済・生活環境創生本部事務局(2025)地方創生2.0基本構想について https://www.soumu.go.jp/main_content/001022307.pdf
  6. 7 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 技術的課題と適応課題 企業の組織論において、ハーバード・ケネディ・スクールのロナルド・ハイフェッツは「技術

    的問題」と「適応課題」を区別して論じている。客体的に外部から知識や方法で解決するので はなく、市民も企業も行政も大学も問題の当事者になり、問題を生み出さない社会(システム) に向けて、自らが変容することも含めた価値の共創が求められる。 R. Heifetz et al.(2009) The Practice of Adaptive Leadership: Tools and Tactics for Changing Your Organization and the World. Harvard Business Review Press. ※宇田川元一(2019)他者と働く-「わかりあえなさ」から始める組織論.
  7. 8 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 地域創生2.0コンセプトブック(2026) 技術や知識があっても解決しない。

    その糸口は、それらを活かせるように、自ら変わっていく力と環境を得ること。 https://codips.jp/news/20260323/
  8. 9 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 地域創生2.0とは ・人口減少は前提条件になった

    ― 地方創生2.0では「克服」ではなく「適応」が問われる ・地域を本質的に活性化するためには、「適応課題」(全員が当事者、学習を通じて解決)として取り組む必要がある ・当事者が現実を引き受け、自ら変わることが核心。地域の主体が立ち上がってはじめて、技術や制度が機能する 地域の当事者(市民、自治体、地場企業等)が、自らを変化させ ながら、社会の仕組みを変えることにチャレンジし続ける状態
  9. 13 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 事例:エグモント・ホイスコーレ 概要:

    デンマークのエグモント・ホイスコーレとは、障害者と健常者 が共に助け合いながら学び、生活する全寮制の学校。学校であ りながら、同時に、障がい者の日々の問題を解決するリビング ラボとしての役割も持ち、地域や産業界と連携の中で新しい価 値を生み出している点が注目されている。 主体:Egmont Højskolen (How, Denmark) 活動: 車いすでも楽しめるスイミングプールVandhalla (ヴァンダラ) の企画・開発。障がい者と健常者の生徒がチームを作り、初期 から設計に携わった特設プールで、プール専用の車いすに乗り 換えがしやすい更衣室や車いす のままプールに入れるスロープ だけでなく、車いすの人やストレッチャーに乗った人でも滑る ことができる全長 90m のウォータースライダーも備えている。 全身麻痺の障害者が校内を自由に行き来するために、視線入力 インタフェースを備えたタブレット端末で操作ができる電動車 いすが開発された。 地域との関わり方: エグモント・ホイスコーレやヴァンダラは地域に開かれた形で 運営されており、地域の住民が利用することができる。また、 全寮制の学校であるため、障害者と健常者の日々の暮らしその ものが、リビングラボの対象となる開かれた生活空間となって いる。
  10. 14 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 事例:エグモント・ホイスコーレ https://kotaenonai.org/blog/satolog/11493/

    https://www.egmont-hs.dk “障がいがあろうとも 誰にも止められない ぶちかましてやるぜ!という気持ちは変わらない https://www.youtube.com/watch?v=7zIbJj441Ec
  11. 15 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs リビングラボの3つの系譜 系譜1:シチズンサイエンス

    (現場で学びを得る科学へ) 系譜2:オープンイノベーション (みんなに開いてつくる文化へ) 系譜3:参加型デザイン (使うものを自らつくる権利へ)
  12. 16 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 系譜3:参加型デザイン(使うものを自らつくる権利へ) ※S.

    Bodker et al. (2021) Participatory Design, Springer. 職場の生産性を高めるために技術システムを導入したい経営者と、自 分たちの労働の現場に技術システムを入れることに不満を持つ労働者 との対立に対して、第3の道として、民主主義的な方法で問題解決を 図ったのが参加型デザイン ノルウェー鉄・金属労組の技術プロジェクト(1970年~) スウェーデンのDEMOSプロジェクト(1975~1979年) デンマークのプロジェクトDUE(1977~1980年)など 北欧リビングラボの源流と言われる参加型デザイン[Nygaard,1975]は、 社会民主主義的な理念を持ち、生活者やユーザの権利として、自らが 身の回りにある組織構造やプロセス(社会技術システム:Socio- technical system[Trist,1951])に対して主体的に関わっていくことが 基本的な考え方となっている。形を持つ製品から、形を持たないサー ビス、さらには組織や社会についてまで、それを設計・運用すること に主体的に関わる活動が展開されてきた。 特徴 • エンパワーメント(empowerment) • 自発性(Spontaneity) • ガバナンス(governance) • ラピッドプロトタイピングと評価(rapid prototyping & testing )
  13. 17 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 系譜3:参加型デザイン(使うものを自らつくる権利へ) 経営者

    テクノロジーの 活用 労働者 現場にいる アクター リビングラボ 実生活環境に おける実験 意思決定に関わる権利や働き甲斐 労働運動の標語 ”8時間の労働・8時間の自由・8時間の休息” 経営者は職場の生産性を向上 オートメーション化する 電子機器の発展と導入
  14. 18 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs デンマークにおけるリビングラボのメカニズム 特に北欧のリビングラボ実践では、失敗・エラーを許容する冒険性(探索性)、フェアな関

    係を基盤とする対等性、誰もの声が大事にされる主体性について、社会システムと人々の 特性が充実していた ①共創実践の場 =リビングラボ ②人々の特性 (マインドセット) ③社会システム フォイ―ニング フレキシキュリティ ホイスコーレ 主体性 冒険性 対等性 ※木村 (2021)「高齢者を支える技術と社会的課題」第5章 リビングラボの可能性と 日本における構造的課題、(調査資料2020-6)国立国会図書館調査及び立法考査局 ▪市民参加システム: フォイーニング(Forening) 公共施設の優先的な利用や公的支援が 得られる.ボランティア中心に運営. ▪教育システム ホイスコーレ(hojskole) 生涯学び続けることができる民衆の民 衆による民衆のための成人教育機関 ▪就労・社会保障システム フレキシキュリティ(flexicurity) 流動的な経済における労働市場の融通性と 労働者社会保障を組み合わせた政策
  15. 19 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs デンマークの成果と環境 車いすでも楽しめるプール

    (ヴァンダラ) 市民のやりたいを応援・伴走する (フォイーニング) あなたがどうしたいのか?を問う (対話中心の教育、ホイスコーレ) 失敗しても再チャレンジできる (フレキシキュリティ) 成果 環境 北欧最高峰の山に登る (リース遠征隊) 人は役に立つから価値があるのではない (ノーマライゼーション、労働者の権利) ファーストネーム、ダウスオーデン (対等な関係性) 労働者と経営者が対話する機会を持つ (参加型デザイン)
  16. 21 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 徳島県神山町の地域活性化の取り組み ※大南(2021)徳島県神山町~人口5000

    人の小さな町はなぜ進化し続けるのか?,宮崎県総合計画審議会. https://www.pref.miyazaki.lg.jp/documents/66504/66504_20220104155628-1.pdf 2015~ まちを将来世代につなぐ プロジェクト(つなプロ) &神山つなぐ公社 神山で大事にされてきた メカニズムを、仕組み・ 組織として体現したのが つなプロ&つなぐ公社
  17. 22 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 「神山の食と農をつなぐ」フードハブ・プロジェクト 2016年4月に神山町役場と神山つなぐ公社、㈱モノサスが共同で設立した「神山の農業を次世代につな

    ぐためにできた農業法人」。中山間地域の農業者の高齢化、後継者不足、耕作放棄地の増加、鳥獣害の 被害などを少量生産と少量消費をつなぐことで解決することをめざしている。 https://foodhub.co.jp/about/work/
  18. 23 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 大埜地の集合住宅・鮎喰川コモン 新たに家を建てる土地や借りられる家を見つけづらい状況で、子育て・働き盛りを中心に、将来世代に繋がる人々が人

    生のある時期を暮らし、新しい兄弟関係や隣人としての関係性を育み合える場を、町の賃貸住宅として整備した。住宅 開発だけでなく、町産材・町内業者、地域の高校生などとの連携により、人が育ち、これまで離れ離れにあった地域資 源をつなぎ直す、多義的な建設プロジェクトとなっている。 神山で育った樹木で景色を育てる 大埜地住宅の庭の高木や生垣には、神山で育った樹木を調達し ています。2016(平成28)年から、城⻄高校神山校の生徒らと、 神山の山から種とりや挿し木をして、町産の苗木を増やし育て る取り組みも進めています。 学校で学びながら、まちの景観をつくり、それを育くんでゆく 過程を、田瀬理夫さん(ランドスケープ設計者)を水先案内人 に進めてきました。 https://www.town.kamiyama.lg.jp/co-housing/green.html https://www.town.kamiyama.lg.jp/co-housing/building.html 神山の木で、まちの人が作る 町産材の杉・ヒノキを構造や内外装に使用しています。木材は 伐採から200年間強度を高めていく耐用年数の長い建材で、調 湿効果や香り、抗菌作用等の効用も有します。近くの山の木を 使うことで、森の手入れが進み、経済も循環します。(中略) 通常、大規模な建設工事はその発注規模から町外の大手工務店 に頼る形となりやすく、それは町の大工さん等が自分たちの町 をつくる事業に参画しにくい状況を生み出します。そこでこの 開発では、分棟型の木造建築として設計し、かつ開発を4年間 にわたらせることで、町内の大工さん等が腕を振るいながら少 しずつ完成させてきました。これは人材育成の機会でもあり、 町のお金を町外に流さずに、地域内経済循環性を高めることに もつながります。 https://www.town.kamiyama.lg.jp/co-housing/wood.html https://www.town.kamiyama.lg.jp/co-housing/building.html
  19. 26 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 地域の種火(資源) 役場

    大工 まちの大工さんの 仕事をつくりたい 子育て世代向けの 住宅の整備 現象面
  20. 27 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 地域の種火(資源) 役場

    大工 発注方法の工夫 子育て世代向けの 住宅の整備 現象面
  21. 30 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 地域の種火(資源 )

    子育て世代向けの 住宅の整備 大工 現場常駐の 設計管理者 役場 現象面
  22. 31 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 地域の種火(資源) 子育て世代向けの

    住宅の整備 役場 大工 まちの大工さんの 仕事が続く 現象面
  23. 32 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs プラットフォームのメカニズム1: 住民のリアリティと地域の未来を見据えて問い続ける

    実現方法の検討 ビジョン面 潜在的資源 顕在的資源 (種火) PJ (活動) 将来像 現象面 リソース面 1.対話の場づくり(1期WG、成り行きの未来) 多義的な成果 継続 実現 2.活動がビジョンを体現 (幹となる自主事業) 地域外の事例・経験の獲得 地域外の人・組織との仲間づくり 3-2.地域外関係づくり (イン神山、視察&報告会、 企業版ふるさと納税) 町民の理解醸成 想いを掘り起こす 3-1.地域内関係づくり (集合住宅だより、バ スツアー、つなプロ報 告会)
  24. 33 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs プラットフォームの機能3: 多様なリソースとともに問いに向けた実現にコミットする

    実現方法の検討 ビジョン面 潜在的資源 顕在的資源 (種火) PJ (活動) 将来像 現象面 リソース面 つながる場づくり 多義的な成果 継続 実現 1. あたたまっている種火 メンバーとの対話 2. 多様なリソースととも に実現にコミット 3.活動がビジョンを体現 (幹となる自主事業)
  25. 34 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs プラットフォームのメカニズム2: 地域内外の多様なつながりを豊かにし種火を生み出す

    実現方法の検討 ビジョン面 潜在的資源 顕在的資源 (種火) PJ (活動) 将来像 現象面 リソース面 2.つながる場づくり 多義的な成果 継続 実現 町民の理解醸成 想いを掘り起こす 地域外の事例・経験の獲得 地域外の人・組織との仲間づくり 1-1.地域内関係づくり (集合住宅だより、バ スツアー、つなプロ報 告会) 3.意欲のあたたまり (近接的関わり、WG、 報告会) 1-2.地域外関係づくり (イン神山、視察&報告 会、企業版ふるさと納税) 2.つながる場づくり
  26. 35 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 神山町の成果と環境 神山の食と農をつなぐ社会的農業

    (フードハブ・プロジェクト) 「ここでは自分を表現してよい」感覚 (NPO法人グリーンバレー) 互いの関係の中で起こっている(中動態的) (つなプロWG、つなプロ作戦会議) 黒子として地域の種火をつなげていく (つなプロ共同研究※) 成果 環境 関係性を育み合う賃貸住宅 (大埜地の集合住宅 ) 「やる意欲と力を持ち合わせている人」 (神山町創生戦略第1期計画書) 「暮らしてもよいし帰ってもよい」関係 (NPO法人グリーンバレー) 多様な人たちが持つ想いを暖めるプロセス (神山町創生戦略第3期委託業務仕様書) ※地域創生事業組織のプラットフォームとしての間接的アウトカム の特定に関する研究報告書(2025)神山つなぐ公社、地域創生Coデ ザイン研究所、東京都市大学コミュニティマネジメント研究室
  27. 37 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs デンマークの成果と環境 車いすでも楽しめるプール

    (ヴァンダラ) 市民のやりたいを応援・伴走する (フォイーニング) あなたがどうしたいのか?を問う (対話中心の教育、ホイスコーレ) 失敗しても再チャレンジできる (フレキシキュリティ) 成果 環境 北欧最高峰の山に登る (リース遠征隊) 人は役に立つから価値があるのではない (ノーマライゼーション、労働者の権利) ファーストネーム、ダウスオーデン (対等な関係性) 労働者と経営者が対話する機会を持つ (参加型デザイン)
  28. 38 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 神山町の成果と環境 神山の食と農をつなぐ社会的農業

    (フードハブ・プロジェクト) 「ここでは自分を表現してよい」感覚 (NPO法人グリーンバレー) 互いの関係の中で起こっている(中動態的) (つなプロWG、つなプロ作戦会議) 黒子として地域の種火をつなげていく (つなプロ共同研究※) 成果 環境 関係性を育み合う賃貸住宅 (大埜地の集合住宅 ) 「やる意欲と力を持ち合わせている人」 (神山町創生戦略第1期計画書) 「暮らしてもよいし帰ってもよい」関係 (NPO法人グリーンバレー) 多様な人たちが持つ想いを暖めるプロセス (神山町創生戦略第3期委託業務仕様書) ※地域創生事業組織のプラットフォームとしての間接的アウトカム の特定に関する研究報告書(2025)神山つなぐ公社、地域創生Coデ ザイン研究所、東京都市大学コミュニティマネジメント研究室
  29. 39 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs ソーシャルワークの「エンパワーメント」 ソーシャルワークの「エンパワーメント」に関する方法論では、環境に備わる昨日に対して、個人の内的変化のプ

    ロセスを段階的に分析・整理している。 植戸貴子(2003)「エンパワメントの概念整理とエンパワメント実践のための具体的指針に関する一考察」『社会福祉士』第10号、 社団法人日本社会福祉士会 1.他者に傾聴され、受容される 2.他者に受容されると、自己受容・自己肯定ができるようになる 3.自己受容できると、目己表現や意見表明がしやすくなる 4.自己表現したことが他者に受容され、理解される 5.他者に理解されることで、自己効力感が高まる 6.自己効力感が高まると、集団への参加に対する動機づけが高まる 7.集団内での相互支援を通して、社会に向けて発信できるようになる 伴走支援: 活動に寄り添っ て伴走される 意欲醸成: うずうずが引き 出される 存在肯定: 安心・自由を感 じていられる エンパワーメントによる個人の内面変化のプロセス 環境に備わる機能
  30. 40 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 存在・意欲・表現が保障される社会のメカニズム 図2:存在・意欲・表現保障のある

    主体的に動き出せる土壌 存在保障 (関係のレイヤー) 意欲保障 (内面のレイヤー) 表現保障 (公共のレイヤー) のんびりと安心・自由を感じていられる うずうずする意欲が引き出される 公に関わる言葉や活動が表出する 私的領域 公的領域
  31. 41 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 存在・意欲・表現を奪いやすい社会のメカニズム 図1:存在・意欲・表現保障のない

    主体的に動き出しづらい土壌 役割・欲望の付与 限られた選択と主体性の希薄化 公への関与の欠如・他者へ負託 私的領域 公的領域 縦割分化 消費欲望規定 空気社会 お上意識 ※オルダス・ハクスリー (1932) 『すばらしい新世界』 (Brave New World) ※人々は不安や悲しみを感 じると、「ソーマ」という 薬を飲み、幸福が“管理”さ れる社会
  32. 42 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs 存在・意欲・表現が保障される社会のメカニズム 図2:存在・意欲・表現保障のある

    主体的に動き出せる土壌 存在保障 (関係のレイヤー) 意欲保障 (内面のレイヤー) 表現保障 (公共のレイヤー) のんびりと安心・自由を感じていられる うずうずする意欲が引き出される 公に関わる言葉や活動が表出する 私的領域 公的領域
  33. 43 Copyright 2026 Japanese Network of Living Labs リビングラボ関連のPodcast 組織や役割を超えた共創について視聴したい人はぜひご登録ください

    日本初のリビングラボ書籍を刊行し、「リ ビングラボ・トーク」を実施。ラジオ、 Podcast等を公開中。 リビングラボML トーク含めた国内のLLイベント情報 7 システム変革に向けた共創を 問うPodcast『社会システムデ ザイン研究所』 を配信中。 本日のプレゼン 資料はこちら 社会システムデザイン研究所 Podcast