Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
13歳からのアート思考の紹介 / art thinking from 13
Search
akrolayer
September 14, 2022
Education
0
210
13歳からのアート思考の紹介 / art thinking from 13
akrolayer
September 14, 2022
Tweet
Share
More Decks by akrolayer
See All by akrolayer
最近読んだ本の話
akrolayer
0
140
LTのモチベーション
akrolayer
1
680
よく使うキーって何?
akrolayer
1
210
史上最強の哲学入門の紹介
akrolayer
0
250
老後貯金と今の幸せ / Hump saving and Now Hapiness
akrolayer
0
160
感情のカテゴライズ / Categorize of emotion
akrolayer
0
170
不安とは / What is Vague anxiety
akrolayer
0
250
LT説明会 / Introduce to LT
akrolayer
0
140
カッターナイフは怖いぞ/ We should be afraid of the box cutter.
akrolayer
0
240
Other Decks in Education
See All in Education
より良い学振申請書(DC)を作ろう 2025
luiyoshida
1
3.3k
IMU-00 Pi
kanaya
0
380
2025年度春学期 統計学 第5回 分布をまとめるー記述統計量(平均・分散など) (2025. 5. 8)
akiraasano
PRO
0
190
20250611_なんでもCopilot1年続いたぞ~
ponponmikankan
0
130
American Airlines® USA Contact Numbers: The Ultimate 2025 Guide
lievliev
0
240
Webリテラシー基礎
takenawa
0
10k
Open Source Summit Japan 2025のボランティアをしませんか
kujiraitakahiro
0
760
プレゼンテーション実践
takenawa
0
10k
日本の教育の未来 を考える テクノロジーは教育をどのように変えるのか
kzkmaeda
1
220
2025年度春学期 統計学 第11回 分布の「型」を考える ー 確率分布モデルと正規分布 (2025. 6. 19)
akiraasano
PRO
0
150
2025年度春学期 統計学 第7回 データの関係を知る(2)ー回帰と決定係数 (2025. 5. 22)
akiraasano
PRO
0
150
アントレプレナーシップ教育 ~ 自分で自分の幸せを決めるために ~
yoshizaki
0
150
Featured
See All Featured
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
51
8.6k
The Language of Interfaces
destraynor
158
25k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
760
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
351
21k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
328
39k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
235
140k
Faster Mobile Websites
deanohume
308
31k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
337
57k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.2k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
33
2.4k
Bash Introduction
62gerente
613
210k
Visualization
eitanlees
146
16k
Transcript
「13歳からのアート思考」 の紹介 新しく学んだことをLTする会 #4
What are you like? • ごまなつ(@akrolayer) • Power Autimate
難しい • 趣味:ボードゲーム, カードゲーム, 音楽ゲーム • 技術同人誌4冊書きました(自作キーバインドの本、 ショートカットキーの本、ゲームセンターの本、 PowerToysの本)
今日話すこと • アートという植物 • 完全な正解 • まとめ
本に感銘を受けたので紹介
参考文献 • 「自分だけの答え」が見つかる13歳からのアート思考 • 末永 幸歩 (著) ◦
今回触れるのは、ORIENTATIONのみ
できるだけ完全なタンポポを 5秒間で思い浮かべてみる
タンポポという植物 • 地面から顔を出した鮮やかな黄色の花 ◦ それは一部でしかない ◦ 地中には、根が伸びている • タンポポの開花時期は、1週間
◦ 1か月後、綿毛になり夏には根だけになり地中へ ◦ 秋と冬には葉のみ地上へ • タンポポの大半を占めているのは、実は目には見えてい ない地下の部分 ◦ 花は、空間的にも、時間的にも一部を切り取ったもの
アート思考を植物に例える • 表現の花 ◦ 地上にある、表現したもの • 興味のタネ ◦ 興味や好奇心、疑問が詰まっている
• 探求の根 ◦ 無数の根が生え、複雑に絡み合いつつ、脈絡なく広がる ◦ 実のところ、地中深くで一つにつながる
アート思考 • 興味のタネ、探求の根がアート思考 • アートという植物は表現の花、興味のタネ、探求の根で構成 ◦ タンポポと同じく、空間的にも時間的にも大部分を占める のは表現の花ではなく、興味のタネと探求の根
• アートで本質的なものは、作品が生み出されるまでの過程 ◦ アート=アート作品ではない
アートは作品だけではない • アートを考えるとき ◦ 絵を描く ◦ 物を作る ◦ 作品の知識を得る ▪
これらはアートという植物の花にしか着目していない • アート鑑賞するとき ◦ よくわからない ◦ きれい、すごい ◦ どこかで見聞きしたうんちくを語ることしかできない ▪ 探求の根がないから
タネと根があってこその植物 • アートという植物は興味のタネからすべてが始まる ◦ タネと根があるから花が咲く • アート活動を突き動かすのはあくまでも自分自身 ◦ 他人が定めたゴールに向かって進むわけではない
• 地上ではほかの人たちが次々ときれいな花を咲かせる ◦ アートという植物は地下世界の冒険で成長する • 探求の根は、ある時どこかで一つにつながる ◦ ほかの人と異なる表現の花が開花し、堂々と輝く
真のアーティスト、花職人 • アートという植物を育てる人に一生を費やす人こそ、 真のアーティスト ◦ アートという植物にとって、花は単なる結果でしかない • タネや根のない花だけを作り続ける人、花職人 ◦
他人が定めたゴールに向かって手を動かす ▪ 先人が生み出した花づくりの技術や花の知識を手に 入れて再生産する
花職人になってしまう理由 • 誰もが最初から花職人になることを志していない ◦ 道半ばで花職人に転向する • 根を伸ばすには相当な時間と労力がかかる ◦ これをやっておけば花が咲く確証はない
◦ その間、周囲の花職人はそれなりの成功を収める ▪ 途中まで伸ばした根を諦め、花職人になっていく
興味のタネを自分の中に見つけ、 探求の根をじっくりと伸ばし、 ある時に独自の表現の花を咲か せる
現実において完全な正解はあるのか • 技術進歩が進んでいくにつれ、これまでの歴史が完全に 適用されない問題も発生している ◦ 完全な正解が見つからない • 人生の様々な局面で、自分なりの正解を作り出す力が求 められる
• アート作品には、作者なりの正解を見つけ出した作品が あり、自分なりの正解を作り出すことができる
補足(筆者の持論) • 感覚的な話を聞いたけど、全く腹落ちしない ◦ むしろ、しなくていいと考える • 言語化できない感覚が、自分なりの正解に近づける機会 ◦ 言語化できる=普遍的な感覚でしかない
◦ 新たな探求を進めていける • いつか、ふとした瞬間、自分なりの正解が見つかる瞬間 がある
まとめ • アートという植物 ◦ 興味の種、探求の根があってこそ、見事な表現の花 が咲く ▪ Connecting the dots.
• 完全な正解を見つけ出すのではなく、自分なりの正解を 作り出す • 自分なりの正解を作り出したアーティストの事例が掲載 ◦ ぜひ、読んでみてください