「13歳からのアート思考」 の紹介 新しく学んだことをLTする会 #4
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What are you like? ● ごまなつ(@akrolayer) ● Power Autimate 難しい ● 趣味:ボードゲーム, カードゲーム, 音楽ゲーム ● 技術同人誌4冊書きました(自作キーバインドの本、ショートカットキーの本、ゲームセンターの本、 PowerToysの本)
今日話すこと ● アートという植物 ● 完全な正解 ● まとめ
本に感銘を受けたので紹介
参考文献 ● 「自分だけの答え」が見つかる13歳からのアート思考 ● 末永 幸歩 (著) ○ 今回触れるのは、ORIENTATIONのみ
できるだけ完全なタンポポを 5秒間で思い浮かべてみる
タンポポという植物 ● 地面から顔を出した鮮やかな黄色の花 ○ それは一部でしかない ○ 地中には、根が伸びている ● タンポポの開花時期は、1週間 ○ 1か月後、綿毛になり夏には根だけになり地中へ ○ 秋と冬には葉のみ地上へ ● タンポポの大半を占めているのは、実は目には見えていない地下の部分 ○ 花は、空間的にも、時間的にも一部を切り取ったもの
アート思考を植物に例える ● 表現の花 ○ 地上にある、表現したもの ● 興味のタネ ○ 興味や好奇心、疑問が詰まっている ● 探求の根 ○ 無数の根が生え、複雑に絡み合いつつ、脈絡なく広がる ○ 実のところ、地中深くで一つにつながる
アート思考 ● 興味のタネ、探求の根がアート思考 ● アートという植物は表現の花、興味のタネ、探求の根で構成 ○ タンポポと同じく、空間的にも時間的にも大部分を占めるのは表現の花ではなく、興味のタネと探求の根 ● アートで本質的なものは、作品が生み出されるまでの過程 ○ アート=アート作品ではない
アートは作品だけではない ● アートを考えるとき ○ 絵を描く ○ 物を作る ○ 作品の知識を得る ■ これらはアートという植物の花にしか着目していない ● アート鑑賞するとき ○ よくわからない ○ きれい、すごい ○ どこかで見聞きしたうんちくを語ることしかできない ■ 探求の根がないから
タネと根があってこその植物 ● アートという植物は興味のタネからすべてが始まる ○ タネと根があるから花が咲く ● アート活動を突き動かすのはあくまでも自分自身 ○ 他人が定めたゴールに向かって進むわけではない ● 地上ではほかの人たちが次々ときれいな花を咲かせる ○ アートという植物は地下世界の冒険で成長する ● 探求の根は、ある時どこかで一つにつながる ○ ほかの人と異なる表現の花が開花し、堂々と輝く
真のアーティスト、花職人 ● アートという植物を育てる人に一生を費やす人こそ、 真のアーティスト ○ アートという植物にとって、花は単なる結果でしかない ● タネや根のない花だけを作り続ける人、花職人 ○ 他人が定めたゴールに向かって手を動かす ■ 先人が生み出した花づくりの技術や花の知識を手に入れて再生産する
花職人になってしまう理由 ● 誰もが最初から花職人になることを志していない ○ 道半ばで花職人に転向する ● 根を伸ばすには相当な時間と労力がかかる ○ これをやっておけば花が咲く確証はない ○ その間、周囲の花職人はそれなりの成功を収める ■ 途中まで伸ばした根を諦め、花職人になっていく
興味のタネを自分の中に見つけ、 探求の根をじっくりと伸ばし、 ある時に独自の表現の花を咲かせる
現実において完全な正解はあるのか ● 技術進歩が進んでいくにつれ、これまでの歴史が完全に適用されない問題も発生している ○ 完全な正解が見つからない ● 人生の様々な局面で、自分なりの正解を作り出す力が求められる ● アート作品には、作者なりの正解を見つけ出した作品があり、自分なりの正解を作り出すことができる
補足(筆者の持論) ● 感覚的な話を聞いたけど、全く腹落ちしない ○ むしろ、しなくていいと考える ● 言語化できない感覚が、自分なりの正解に近づける機会 ○ 言語化できる=普遍的な感覚でしかない ○ 新たな探求を進めていける ● いつか、ふとした瞬間、自分なりの正解が見つかる瞬間がある
まとめ ● アートという植物 ○ 興味の種、探求の根があってこそ、見事な表現の花が咲く ■ Connecting the dots. ● 完全な正解を見つけ出すのではなく、自分なりの正解を作り出す ● 自分なりの正解を作り出したアーティストの事例が掲載 ○ ぜひ、読んでみてください