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テクノロジーで地域の課題を解決する「CivicTech」の最新動向

 テクノロジーで地域の課題を解決する「CivicTech」の最新動向

2016/12/10(土) 港区コミュニティビジネスセミナー

Hiroshi Omata

December 07, 2016
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  1. ౦ژ౎ߓ۠ 東京都港区(とうきょうと みなとく) * 東京都の特別区の一つ * 昭和22年3月15日、旧芝、麻布、赤坂の3区が統合され、「港区」が誕生した * 東京都のほぼ南東部に位置していている。 *

    面積:総面積は20.37平方キロメートル(平成27年10月1日現在)  23区の総面積626.70平方キロメートルの約3.25パーセントにあたり、23区中12番目の広さ * 人口:248,824人 (平成28年11月1日現在)
 h"ps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%AF%E5%8C%BA_(%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD) h"p://www.city.minato.tokyo.jp/
  2. 自己紹介 小俣  博司  / OMATA, Hiroshi デベロッパー 神奈川県川崎市出身  川崎市  在住

    デベロッパー・エンジニア歴30年以上の経験を持ち、ハー ドウェアへの組み込み系プログラムやデータ処理等を得意 としている。 日本の自治体で初めて「オープンデータ」に取り組んだ福 井県鯖江市の取組に当初より携わり、2014年9月から翌3 月まで、Code for Japanのフェローとして福島県浪江町 役場に勤務し町民向けタブレットアプリ開発に携わった。 Code for Japanが昨年まで実施していた井戸端会議の世 話人のひとり。 現在は大学の研究員として、データ分析・解析、シビック テックやオープンデータ/オープンガバメントについて精 力的に活動をしている。
  3. Organization ü  東京大学生産技術研究所  人間都市情報学  特任研究員 http://sekilab.iis.u-tokyo.ac.jp/ ü  Code for Tokyo

    最高技術責任者 http://codefor.tokyo/ ü  CivicWave 運営メンバー http://www.civicwave.jp/ ü  オープン川崎/Code for Kawasaki 主宰 http://openkawasaki.org/ ü  その他
  4. シビックテックの歩み “もともと、シビックテックという言葉が明確に意図して使われ 始めたのは米国です。 2000年代中頃以降、ウェブの新しい利用法を指す流行語として 「Web 2.0」という言葉が使われ始めました。その提唱者であ る、オライリー社の創業者ティム・オライリーは、これを行政 にも拡張し、「Government 2.0」を提唱したのです。 従来のように、税金を払えば行政サービスが提供される自動販

    売機モデルでは市民の要望に応えられなくなっている。行政は 必要なデータやリソースを提供し、市民が必要なサービスを決 定できるようなプラットフォームとして機能してほしいという 主張です。そのプラットフォームとしての行政と協働しながら 市民自身が課題を解決していくのがシビックテックなのです。” 10 h"p://hrnabi.com/2016/03/25/10730/
  5. Code  for  America “Code for Americaの最初のキャッチフレーズは「行政の サービスをスマホのように使いやすく」でした。当初、行 政の効率化にターゲットをしぼっていましたが、その後、 草の根による地域の課題解決まで自然に発展していきます。 また、シビックテック・スタートアップと呼ばれるビジネ

    スを立ち上げる人々も生まれました。このように米国では、 シビックテックが市民・行政・企業を含むエコシステム (生態系)とも呼べる状況を構成し、現在も発展を続けて います。” 14 h"ps://www.codeforamerica.org/
  6. 日本全国に広がる   草の根シビックテック “日本でもCode for Japanが2013年に設立されました。 互助の文化的背景を持っていた日本では、草の根的な活動 を行うシビックテックが多いのが特徴です。設立から3年 で、ブリゲイド(IT消防団)と呼ばれるコミュニティは全 国で70以上存在しています。

    そこでは、地域をよく知るための活動としてのマッピング パーティーや、複数のメンバーがチーム単位で特定の課題 のアイデアを出し合うアイデアソンと呼ばれるワーク ショップが行われています。他にもハッカソンと呼ばれる 短期間でアプリを生みだすイベントや、行政データのオー プン化をすすめる集まりなど、地域に応じて多様な試みが 行われています。” 15 h"p://code4japan.org/   h"p://code4japan.org/brigade h"p://hrnabi.com/2016/03/25/10730/
  7. オープンガバメント関連カテゴリ 1.  Data Access & Transparency(データアクセスと透明性) Socrata(行政用オープンデータプラットフォーム) 2.  Data Utility(行政データの分析・可視化)

    Code for America(エンジニア派遣) 3.  Public Decision Making(住民による意思決定) LocalOcracy(地域課題への実名意思表示サービス) 4.  Resident Feedback(住民からのフィードバック) SeeClickFix(住民レポートシステム) 5.  Visualization & Mapping(視覚化とマッピング) Azavea(地理空間情報可視化サービス) 6.  Voting(選挙・投票) Turbo Vote(投票率向上をねらった選挙情報提供サービス) 17 h"p://www.civicwave.jp/archives/52130348.html
  8. コミュニティ・アクション関連カテゴリー 7.  Civic Crowdfunding(公共分野のクラウドファンディング) neighborly(地域特化型金融支援プラットフォーム) 8.  Community Organizing(コミュニティオーガナイジング) Change.org(著名サービス) 9. 

    Information Crowdsourcing(情報のクラウドソーシング) waze(渋滞・道路状況共有サービス) 10. Neighborhood Forums(近隣住民のためのフォーラム) Nextdoor(地域特化型SNS) 11. Peer-to-Peer Sharing(生活者同士のシェアサービス) Airbnb(民泊サービス) 18 h"p://www.civicwave.jp/archives/52130348.html
  9. オープンデータ関連団体 •  Open Knowledge Japan (OKJ) o       http://okfn.jp/ o 

    オープンデータとオープンガバメントを推進する団体 •  オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構(VLED) o  http://www.vled.or.jp/ o  - 公共機関が保有するデータのオープンデータビッグデータとして利活用を推進 •  社会基盤情報流通推進協議会  (AIGID) o  http://aigid.jp/ o  アーバンデータチャレンジ、G空間情報センターを運営の推進 •  リンクト・オープン・データ・イニシアティブ (LODI) o  http://linkedopendata.jp/ o  LOD(Linked Open Data)を普及促進 •  LODチャレンジ o  http://2016.lodc.jp/ o  オープンデータおよびLinked Open Dataのアプリコンテスト 50