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#44 JAWS-UG主催 週刊AWSキャッチアップ (2024/8/12週)
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Kanako Kodera
August 23, 2024
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#44 JAWS-UG主催 週刊AWSキャッチアップ (2024/8/12週)
#jawsug #週刊awsキャッチアップ
Kanako Kodera
August 23, 2024
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Transcript
2024年8月23日 JAWS-UG事務局 #44 週刊AWSキャッチアップ (2024年8月12日週)
Outline 2024年8月12日週の主要なアップデート
Amazon CloudWatch Internet Monitor enhances dashboard and traffic suggestions
Amazon CloudWatch Internet Monitorのコンソールが新しく なりました。 ・モニターの概要ページ 監視対象のすべてのトラフィックの統計が可視化 ・ヘルスイベントページ エンドユーザーのトラフィックに影響を与える世界中のインターネ ットのヘルスイベント詳細が表示
また、最適化ページが追加され、ロケーション毎のレイテンシーを 改善するための提案オプションを確認でき、Amazon CloudFront のレイテンシーを比較することもできます。 アップデート内容
Amazon CloudWatch Internet Monitor ・概要ページ ・Health イベントページ ・分析ページ ・最適化ページ 上記にコンソールが変更
AWS Batch adds support for cancelling queued jobs
AWS Batchがキューで待機中のジョブのキャンセルをサポ ートしました。 実行前のジョブをキャンセルできることで、例えばフェアシ ェア(公平配分)スケジューリング機能を使用している場 合、優先度が低いジョブをキャンセルして、他のユーザーが 同じキューに送信したジョブが進行するためのスペースを確 保できます。 アップデート内容
引用:https://dev.classmethod.jp/articles/aws-batch-job-lifecycle-visual-walkthrough/
アップデート前 キューで待機中のジョブのキャンセルはできなかった。 アップデート後 キャンセル可能となった。 ジョブには、 「キャンセル」と「停止」の2種類が存在。 ・ジョブのキャンセル 待機中のジョブの実行を取り消す操作 ・ジョブの停止 待機中と実行中のジョブも含めて取り消す操作
Amazon DataZone launches domain units and authorization policies
Amazon DataZoneにドメインユニットと認証ポリシーと呼 ばれる新しいデータガバナンス機能が追加されました。 ・ドメインユニット ”営業”、 ”マーケティング”などチーム毎に作成することで所有 権の割り当てができます。 ・認証ポリシー ドメインユニットユーザーは、プロジェクトや用語集を作成 したり、Amazon
DataZone 内のコンピューティングリソ ースを使用したりするためのアクセスポリシーを設定できま す。 アップデート内容
アップデート内容 引用:https://aws.amazon.com/jp/blogs/big-data/organize-content-across-business-units-with- enterprise-wide-data-governance-using-amazon-datazone-domain-units-and-authorization- policies/
Announcing Amazon S3 Express One Zone storage class support on
Amazon EMR
Amazon S3 Express One Zone ストレージクラスが、 すべての EMR デプロイモデル (EMR
on EC2、EMR on EKS、および Spark、Trino、Flink、Hive、HBase ワークロード向けの EMR Serverless) でサポートされ るようになりました。 アップデート内容
・単一のアベイラビリティーゾーン内で 99.95% の可用性 ・S3 Express One Zone は、オブジェクトストレージをコンピュートリソ ースと同じ場所に配置するオプションを備えた単一のアベイラビリティーゾ ーンを選択できる
→最高レベルのアクセス速度 ・ゲートウェイ VPC エンドポイントを使用して、VPC から S3 Express One Zone にアクセスできる ・レイテンシーを最小限に抑えるように最適化された新しいセッションベー スのアクセス認証 Amazon S3 Express One Zone
Amazon Neptune Analytics now supports openCypher queries over RDF Graphs
Amazon Neptune AnalyticsがRDF グラフ経由の OpenCypherクエリをサポートしました。 RDF モデルと LPG モデルの両方の長所を組み合わせ て、RDF
グラフに対して openCypher クエリを実行 し、統合されたデータセット全体に強力なグラフアルゴ リズムを適用可能です。 アップデート内容
グラフベースのアプリケーションを構築する際 2パターンの選択が取れる ・SPARQL を使用する RDF グラフ ・Gremlin および OpenCypher を使用する
LPG 初心者にとっては選択が難しい
Amazon Neptune Analytics Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットまたは
Neptune データベースに保存されているグラフデータのグラフ分 析、グラフアルゴリズム、およびベクトル検索をサポートする分析 データベースエンジンです。 数百億もの関係を数回の API コールで既存の Neptune データベー スまたは Amazon S3 からデータをロードできます。かかる時間も 数秒ほどです。
OpenCypherクエリとは SQL がリレーショナル データベー スにクエリするように、 openCypher は、グラフ データベー スにクエリします。エンティティを 検索、照合して、それらのエンティ
ティを返すことが基本。
Announcing Karpenter 1.0
柔軟で高パフォーマンスなオープンソース Kubernetesクラスタ ーオートスケーラーのKarpenterがベータ版からバージョン1.0 となりました。 バージョン1.0リリースでは、以下の新機能が追加 1. 中断理由(Underutilized、Empty、Drifted)ごとの中断制 御の強化 2. アプリケーションの可用性とセキュリティ要件とのバランスを
取るのに役立つ強制的な中断モード 3.低利用ノードの統合制御のため、consolidateAfterの機能拡張 アップデート内容
Karpenterとは Karpenterは、Apache2.0の下でライセンスされています。 すべての主要なクラウドプロバイダーやオンプレミス環境を含む、あらゆ る環境で実行されている任意のKubernetesクラスターと連携するよう設計 されています。
Amazon Redshift Query Editor V2 now supports query import
Amazon Redshift は、Query Editor V2 のクエリインポ ート機能のサポートを発表しました。 既存の SQL クエリをエディターに取り込むことができま
す。この機能を使えば、Amazon Redshift を使用するデ ータアナリスト、エンジニア、開発者が、デスクトップ上 の 1 つ以上の SQL ファイルをクエリエディタにアップロー ドできるようになりました。 アップデート内容
アップデートのメリット クエリインポート機能に より、エラーが発生しや すい手動によるクエリの コピーペーストや、クエ リの書き換えを行う必要 がなくなり、既存の SQL クエリを Query
Editor に 直接アップロードできま す。
New capabilities for Amazon EC2 On- Demand Capacity Reservations: Split,
Move, and Modify additional attributes
Amazon EC2 オンデマンドキャパシティ予約に新たな機能 が追加されました。 キャパシティ予約を分割や、キャパシティ予約間で容量を移 動、 「オープン」と「ターゲット」のキャパシティ利用資格 を切り替えることができるようになりました。 アップデート内容
キャパシティ予約は「EC2」→「インスタンス」から 「キャパシティーの予約」で作成します。 キャパシティ予約は、リザーブドキャパシティでインスタンスを実行 するかどうかにかかわらず、アカウントでキャパシティがプロビジョ ニングされ次第、選択したインスタンスタイプのオンデマンド料金に 基づいて請求されます。
AWS Control Tower launches landing zone version selection
AWS Control Towerでランディングゾーンのバージョン 3.1を対象とし、ランディングゾーンの構成を更新またはリ セットするときに、現在のバージョンをそのまま使用する か、新しいバージョンにアップグレードするかを選択でき るようになりました。 アップデート内容
確認してみる ランディングゾーン設定からバージョンの確認が可能。 今の最新はバージョン3.3。
Amazon ECS provides the ability to restart containers without requiring
a task relaunch
アップデート内容 Amazon ECSで柔軟なコンテナ再起動ポリシーを定義 できるようになりました。 これまでコンテナの再起動時、タスクの再起動が必要で したが、今回の機能追加によりタスクを再起動せずとも コンテナをローカルで再起動することができるようにな り、コンテナの回復スピード向上とタスク全体の安定性 が向上します。
・再起動ポリシーは、デフォルトではコンテナに対して有効ではな い。 ・コンテナの再起動ポリシーを有効にすると、コンテナが再起動され ない終了コードが指定できる。 ・再起動を必要としない終了コード 0 など、成功を示す終了コードに することが可能。 また、再起動を試行する前にコンテナを正常に実行する必要がある時 間を指定することも可能。
再起動ポリシーについて
再起動ポリシーについて https://docs.aws.amazon.com/AmazonECS/latest/developerguide/container-restart-policy.html
AWS CodeBuild now supports multiple access tokens via AWS Secrets
Manager
AWS CodeBuildでソースプロバイダー毎に複数アクセスト ークンの設定がサポートされました。 OAuthまたはアクセストークンをAWS Secrets Manager に保存してCodeBuildプロジェクトから指定が可能です。 プロジェクトごとに権限の範囲を限定したトークンの使用が できるほか、CloudTrailから使用状況の監査、IAMロール とリソースポリシーによる利用ユーザーの制限など柔軟なセ
キュリティ対応が可能です。 アップデート内容
AWS CodeBuild now supports using GitHub Apps to access source
repositories
AWS CodeBuildがリポジトリアクセスの認証方法として GitHub Appsと統合されました。 GitHub Appsではきめ細やかな権限を持つ有効期間の短いト ークンを利用でき、アプリケーションがアクセスできるリポジ トリを制御できます。この機能はAWS CodeConnections (旧AWS
CodeStar Connections)を介して接続します。 アップデート内容
GitHub Apps は、GitHub の機能を拡張するツールです。 GitHub で、issue を開く、pull request にコメントする、プロジェクト を管理する、といったことを行うことができます。
GitHub で発生するイベントに基づいて、GitHub の外部で何かを行う こともできます。 たとえば、GitHub で issue が開かれたときに、 GitHub App で Slack に投稿できます。 GitHub Appsとは https://docs.github.com/ja/apps/using-github-apps/about-using-github-apps
Blueprints simplify agent-based automation on Amazon Bedrock
Amazon BedrockでAgentのBlueprintを利用できるように なりました。 一般的なユースケースに最適化されたビルド済みのテンプレ ート集で、複雑な開発をせずに簡単にAgentベースのアプリ ケーションが試せます。BlueprintはAWS QuickStart GitHub リポジトリで無料のオープンソーステンプレートとし て公開されており、作成したリソースの料金のみでご利用い
ただけます。 アップデート内容
Blue Print
SageMaker Canvas unlocks no-code ML and data preparation at petabyte-scale
Amazon SageMaker Canvasがペタバイト規模のデータセッ トをサポートしました。 扱えるデータが以前の5GBの制限から大幅に向上し、これまで の10倍の最大20万行のサンプリングが可能になりました。5GB を超えるデータの処理は自動的にEMR Serverlessにスケーリン グされるため、EMR Serverlessの利用料に応じてEMRの料金
が追加で発生します。 アップデート内容
Canvasは、ランダムや階層化などの新しいサンプリング手法を提供 し、最大200K行(10倍)のサンプルを可能。 データ品質の洞察を簡単に収集し、データセット全体を処理する前 にデータ変換の影響をインタラクティブに理解することができ、 EMR Serverlessとの新しいシームレスな統合ができる。 サンプリング、準備、モデル構築、推論から EMR サーバーレスま で、5
GB を超えるデータの処理を自動的にスケーリングし、直感的 なGUIでの操作が可能。 アップデートのメリット
Amazon Neptune now introduces support for PropertyGraphStore in Neptune to
build more reliable GraphRAG applications
Amazon NeptuneがPropertyGraphIndexをサポート しました。 LlamaIndexと組み合わせたGraphRagアプリケーショ ンを構築ができるようになります。 本アップデートにより、テキストをOpenCypherクエ リに簡単に変換できるようになり、ナレッジグラフの操 作やナレッジグラフからの関連情報の抽出が容易になり ました。 アップデート内容
LlamaIndexは大規模言語モデル(LLM)と外部データ (自分のデータ)を接続するためのインターフェースを 提供するプロジェクト。 LLMのカスタマイズには2種類ある。 LLMをFine-tuningする 入力プロンプトにコンテキストを埋め込む LlamdaIndexは後者を、より性能よく、効率よく、安 価に行うために様々なデータ取り込みやインデックス化 を実施することが可能 LLamaIndexとは
Outline 2024年8月12日週の主要なアップデート
Amazon EC2 G6eインスタンスが一 般利用開始に
NVIDIA L40S Tensor Core GPUを搭載したAmazon EC2 G6eインスタンスが利用可能になりました。 G6eインスタンスはG5インスタンスと比較して最大2.5倍 のパフォーマンスを発揮し、P4dと比較して推論ワークロ ードを最大20%安価に実行できます。
13B規模の大規模言語モデル(LLM)や画像、動画、音声を 生成する拡散モデルのデプロイに適しています。 アップデート内容
G6eインスタンスについて GA時点ではバージニア、オハイオ、オレゴンの3リージョンで利用可能。
Amazon Connect Contact Lensが 提供するエージェントのパフォーマン ス評価機能が東京リージョンで利用可 能に
Amazon Connectではコンタクトセンターの分析と 品質管理機能を強化するContact Lensという機能がありま す。 生成AIの技術を活用して、お客様対応を担うエージェント のパフォーマンスを評価する上での推奨事項や、お客様対 応が適切かどうかを示すインサイトについて、東京リージ ョンでもプレビュー利用できるようになりました。 アップデート内容
Contact Lens エージェントパフォーマンス評価 マネージャーがエージェント評価する際にAIからインサイトが得られる 推奨回答の背景と正当性 (回答作成時に参照された、トランスクリプトの項 目) も提供される
Amazon Q in QuickSightが新たに5 つのリージョンで利用可能に
今回、Amazon Q in QuickSightが新たにカナダ(中 央)、ムンバイ、アイルランド、サンパウロ、ロンドン の5つのリージョンで利用できるようになりました。 アップデート内容
Amazon Q in QuickSightでできること ダッシュボードが数分で作成可能 表示されている内容以外にも、データに関する質問への回答がすぐ得られる カスタマイズ可能でインタラクティブなデータストーリーが作成でき、プレゼ ン形式やレポート形式で入手できる
ご清聴ありがとうございました