Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
#45 JAWS-UG主催 週刊AWSキャッチアップ (2024/8/19週)
Search
Kanako Kodera
August 30, 2024
Business
0
34
#45 JAWS-UG主催 週刊AWSキャッチアップ (2024/8/19週)
#jawsug #週刊awsキャッチアップ
Kanako Kodera
August 30, 2024
Tweet
Share
More Decks by Kanako Kodera
See All by Kanako Kodera
S3 Metadataを試してみよう
kanakokoderashinkura
0
94
re:Invent でPeerTalkで繋がりを増やしてみよう!セッションサポートの経験談
kanakokoderashinkura
0
45
#44 JAWS-UG主催 週刊AWSキャッチアップ (2024/8/12週)
kanakokoderashinkura
0
37
#43 JAWS-UG主催 週刊AWSキャッチアップ (2024/8/5週)
kanakokoderashinkura
0
24
#42 JAWS-UG主催 週刊AWSキャッチアップ (2024/7/29週)
kanakokoderashinkura
0
39
Other Decks in Business
See All in Business
【Progmat】受益証券発行信託に係る税制改正の背景と今後のST市場
progmat
0
110
株式会社BALLAS 会社案内
ballas_inc
0
19k
ちゅらデータ会社紹介
churadata
0
410
DMM.com アルファ室採用案内資料
dmmcom2025
0
180
【株式会社キカリ】派遣特化MAサービス紹介資料
kikari
1
110
The “AI×UX Explorer” – From AI Theatre to UX Magic #UXCE25
bennoloewenberg
1
190
M3 Career Culture Deck(セールス&コンサルティング職)
m3c
1
280k
BoostDraft 会社紹介資料
boostdraft
0
320
CSRレポート2025_ギークス株式会社
geechs
PRO
0
510
RF会社紹介250605.pdf
shotaroabe
0
280
ChillStack会社紹介資料
chillstack
0
320
プレイドのGo-To-Market活動
plaid
PRO
0
310
Featured
See All Featured
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
16
940
Building an army of robots
kneath
306
45k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
231
18k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.1k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
524
40k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.3k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
56
9.4k
Fireside Chat
paigeccino
37
3.5k
Being A Developer After 40
akosma
90
590k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
24
1.7k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
44
2.4k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
10
650
Transcript
2024年8月30日 JAWS-UG事務局 #45 週刊AWSキャッチアップ (2024年8月19日週)
Outline 2024年8月19日週の主要なアップデート
AWS Code Build で Mac を利用した ビルドサポート
AWS CodeBuild で macOS アプリケーションをビルドできるよ うになりました。 Apple M2 インスタンス上で macOS
14 Sonomaを稼働させ、 macOS アプリケーションのビルドを行えます。 XCodeと同じ仕組みをCodeBuild で対応できるようになったアッ プデートです。 マシンのフリートは、AWS アカウントの CodeBuild プロジェク ト間で共有され、CodeBuildプロジェクトからのみアクセスでき ます。 アップデート内容
イメージ https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/add-macos-to-your-continuous-integration-pipelines-with-aws-codebuild/
CodeBuild for macOS はリソースを事前に予約する仕組み(リザー ブドキャパシティ)で動作します。 ビルドが実行されていなくても、ビルド用マシンが確保されている時 間分の料金が発生する仕様。 ※ビルドの 1 分ごとに料金を支払うオンデマンドフリートとは異な
る。 ※予約期間は、macOS 用ソフトウェアライセンス契約 (第 3.A.ii 条) で要求されているように、Amazon EC2 Mac の 24 時間の最小割り 当て期間に従う。 料金の留意点
Amazon S3 で認証されていない HTTP アクセスの料金を無料に変更
今年5月に403エラーが課金対象外となったが、課金対象外となる レスポンスコードがさらに拡大。 最初に 2024 年 5 月 13 日に発表され、数週間以内にほとんどの S3
API に適用済みです。 課金対象外にする変更は、AWS GovCloud (米国) リージョンと AWS 中国リージョンを含むすべての AWS リージョンのすべての S3 API で対応が完了しています。 アップデート内容
・一部の3XXX ・一部の4XX ・5XXコード どのコードが課金されないか改めてまとめ 403 AccessDeniedの課金について 無条件で課金なしへ変更されたわけではないので注意 「バケット所有者のAWSアカウントまたはバケット所有者のAWS Organizations以外から のリクエストの場合にはS3はバケット所有者に課金しない」
Amazon S3 で条件付き書き込みの サポートを追加
Amazon S3 で、オブジェクトの作成前にそのオブジェクトの存在 をチェックできる条件付き書き込みがサポートされました。 本アップデートは、データのアップロード時に既存のオブジェクト を上書きしないようにする処理の簡素化などに活用されます。 アップデートのメリットとしては、データのアップロード前にオブ ジェクトの存在をチェックする処理や、クライアントサイドのメカ ニズムを構築するといった負担を軽減できます。 アップデート内容
同じオブジェクト名に対して複数の条件付き書き込みが発生した場合、 最初に終了する書き込み操作は成功します。 Amazon S3 は 412 Precondition Failed レスポンス→後続の書き込み処理 失敗
同時リクエストの場合、409 Conflict→処理の失敗
バージョニング時の挙動 バージョニングが有効な場合、S3 は条件付き書き込みの評価の一部と して、同じ名前の現在のオブジェクトバージョンが存在するかどうか を確認します。 同じ名前の現在のオブジェクト・バージョンがない場合、または現在 のオブジェクト・バージョンが削除マーカーである場合、書込み操作 は成功します。
AWS Lambda で関数ごとに 再帰的ループ検出の機能管理
AWS Lambda は関数レベルで再帰ループ検出の有効 or 無効を指定 する機能をサポートしました。 デフォルトで有効になっている Lambda の再帰ループ検出は、 サポートされているサービス間の再帰呼び出しを自動的に検出して
停止する予防的な機能です。 関数の再帰設定は、CLI、CloudFormation、マネジメントコンソ ールから設定できます。 アップデート内容
設定するには 「設定」→「Concurrency and recursion detection」→ 「Recursive loop detection」を選択 再帰ループ検出の有効化、無効化を選ぶこと ができる。
Amazon EventBridge Scheduler で デフォルトの Service Quota の上限緩和
Amazon EventBridge スケジューラで、デフォルトのサービスクォータが増 加しました。 ・スケジュール数のデフォルトのサービスクォータ 100 万スケジュール→1,000 万スケジュール ・呼び出しスループットクォータ 1
秒あたり 500 回→ 1000 回 ・CreateSchedule、DeleteSchedule、GetSchedule、UpdateSchedule の デフォルトの API リクエストレートクォータ 1秒あたり50リクエスト→1000リクエスト アップデート内容
Amazon EventBridge スケジューラは、タスクやイベントを大規模にスケ ジュールできるサーバーレススケジューラです。 EventBridge スケジューラでは、スケジュールパターンの設定、配信期間 の設定、再試行ポリシーの定義を柔軟に行えるため、重要なタスクやイベ ントが必要なときに確実にトリガーされます。 EventBridge スケジューラとは
対象クォータの確認
AWS IAM で AWS PrivateLink をサポート
AWS Identity and Access Management (IAM) で、 AWS PrivateLink をサポートしました。PrivateLink
を使用すると、 IAM ロールの管理や一時的な認証情報のAWS Security Token Service (STS) からの取得を、パブリックインターネットを経由せずに AWS リソー スへリクエストができます。 本アップデートにより、組織内のセキュリティ基準を満たす選択肢が拡がっ ています。 アップデート内容
AWS CloudFormation の IaC Generator で リソース検出とテンプレートレビュー機能 のアップデート
AWS CloudFormation で、既存のリソースから CloudFormation Template ファイルを生成する IaC Generator に 2
つの機能強化のアップデートがあり ました。 IaC Generator がアカウント内のリソースのスキャンを終了した後、テンプ レートに含めたいリソースをより簡単に見つけられるよう、さまざまなリソ ースタイプのグラフィカルな概要を表示するようになりました。 また、リソースを選択した後、AWS Application Composer でテンプレート をプレビューできるようになり、視覚的に確認がやりやすくなりました。 アップデート内容
IaC ジェネレーターがアカウント内のリソースのスキャンを完了後、 「スキャンされたリソー ス」の内訳が追加で表示されるようになりました。 本アップデートによりアップデート、テンプレートに含めるリソースをより迅速に見つけるこ とができます スキャンの概要タブ
リソースにカーソルを合わせると、他リソースの関係性もAppllication Composerの機能で視 覚的に確認できます。 Application Composerでの視覚化
AWS Amplify で複数の S3 バケットを サポート
AWS Amplify で複数の S3 バケットのサポートを開始しました。 Amplify Storage 機能は S3 と統合されており、ファイルのアップロードや
ダウンロードをライブラリ経由で簡単に実装できます。 JavaScript ライブラリのみのサポートですが、アップロードやダウンロード を実装する際に、複数の S3 バケットを指定できるようになっています。 アップデート内容
複数のストレージ バケットを使用する一般的なユースケースは 「ハイパフォーマンス」が求められるケース。 ①Amazon S3 Transfer Acceleration を使用してユーザー生成コンテンツ (写真、ビデオなど) の高速アップロードとダウンロード用バケット:1
②バックアップなど、アクセスパターンの少ない長期アーカイブデータ保管 バケット:2 ユースケース
複数バケットについて ・Amplifyで定義したS3ではない 既存のS3バケットも利用できる。 ・Amplifyで定義したS3も利用可。
Amazon Connectは、コールバックを 設定する新しい方法をサポート
Amazon Connect で、コールバックを作成する前と、キューに入っている間 にアクションを実行するフローを設定できるようになりました。 例えば、お客様に電話をかける前に SMS で通知を自動送信したり、エージ ェントが参照できるように最新のお客様データに基づいてコールバック属性 を更新したり、問題がすでに解決されている場合はコールバックを終了させ ることができます。
また、お客様プロファイルやサードパーティアプリケーションからのお客様 情報に基づいて、コールバックの優先順位を動的に変更したり、別のキュー に転送したりすることも可能です。 アップデート内容
Sample フロー コールバックのフローを作りたいとき既存または新規フローで「Get customer input」を追加 https://docs.aws.amazon.com/connect/latest/adminguide/setup-queued-cb.html
Outline 2024年8月19日週の主要なアップデート
Amazon Q Consoleでユーザが利用して いるサブスクリプションの把握が容易に
管理者がAmazon Q Consoleを利用することで、ユーザが利用 しているサブスクリプションを詳細に把握できるようになりま した。 Amazon Q Developer Pro, Amazon
Q Business Pro, Amazon Q Business Liteの利用状況を把握できます。ユーザ 毎にサブスクリプションの状態(利用中、利用停止中、無料トラ イアル中など)を表示するとともに、ユーザが利用可能なアプリ ケーションやアカウントなどの関連情報も表示されます。 アップデート内容
サブスクリプション管理について Amazon Q→Subscriptionから確認できる。 ・組織の管理者 さまざまなアカウントのアプリケーション間ですべてのサブスクリプションの関連付けを表示可 ・メンバーアカウント管理者 管理するアカウント内のアプリケーションのみに制限されます。
Amazon Bedrockの一部モデルで、通常 より50%安価なバッチ推論が利用可能に
基盤モデルの処理を非同期で実行するバッチ推論機能が一般利 用開始になりました。バッチ推論を利用することで、モデルの 評価や、即時性を必要としない一方で多くのパターンの処理が 必要なケースへの対応が容易になります。 Anthropic/Meta/Mistral AI/Amazonなどが提供する一部のモ デルにおいて、バッチ推論の費用がオンデマンドの半額(50%) でご利用頂けるようになりました。リアルタイムの応答が必要 ない場合は価格を抑えた利用が可能。 アップデート内容
https://docs.aws.amazon.com/bedrock/latest/userguide/batch-inference-supported.html
Knowledge Bases for Amazon Bedrockで Anthropic Claude 3.5 Sonnetが 利用可能に
検索拡張生成(RAG)を容易に実現できるKnowledge Bases for Amazon BedrockでAnthropicのClaude 3.5 SonnetがGAに なりました。 このモデルは最大200,000のコンテキストウィンドウに対応 し、複雑な推論や低レイテンシなど、RAGで頻繁に求められる
性能が備わっています。 アップデート内容
Claude 3.5 Sonnet が RetrieveAndGenerate APIをサポート これで、 Knowledge bases for
Amazon Bedrock では Claude 3 Opus 以外の Claude 3 ファミリーがサポートされています! Claude 3 Sonnet Claude 3 Haiku Claude 2 Claude 2.1 Claude Instant 1.2 アップデートまとめ
Amazon SageMaker PipelinesでMLワー クフロー作成向けにドラッグ&ドロップ 形式の操作が可能に
Amazon SageMaker Pipelinesはデータの前処理からモデルの モニタリングまで、機械学習のワークフロー全体をオーケスト レーションし自動化するためのサービスです。 今回、一連のワークフローを設定する際にドラッグ&ドロップで 作業ができるようになり、コーディングが不要になりました。 アップデート内容
ビジュアルエディター、SDK、API、 JSONなど、お好みのインターフェー スで作成・管理できます。さまざまな ML ステップをドラッグアンドドロッ プして、Amazon SageMaker Studio ビジュアルインターフェイスでパイプ ラインを作成できます。
Amazon SageMaker Pipelines その他特徴 ・ML ワークフローを大規模に作成、モニタリング、デバッグできる ・コスト最適化 SageMaker Studio 環境と、パイプラインによってオーケストレーション
された基盤となるジョブ (SageMaker トレーニング、SageMaker 処理 SageMaker 推論、Amazon S3 データストレージなど) に対してのみ課金 ・データの追跡が可能 パイプライン実行内のデータの履歴を追跡できます。Amazon SageMaker ML リネージトラッキングは、エンドツーエンドの ML 開発 ライフサイクルでデータソースとデータコンシューマーを分析可能
Amazon SageMaker Canvasがデータフ ローのインポートに対応
SageMaker Data WranglerがAmazon SageMaker Studio Classicからのデータフローのインポートに対応しました。 本アップデートにより、機械学習の開発者やデータサイエンテ ィストがSageMaker Studio Classicで開発したデータの前処
理フローを流用して、SageMaker Canvasのユーザが簡単に高 度なデータ処理を実行できるようになります。 アップデート内容
アップデートのメリット 2023 年 11 月 30 日現在、以前の Amazon SageMaker Studio
エクスペリエンスは Amazon SageMaker Studio Classic という名前になりました。 今回のアップデートのメリットは、MLのためのデータ準備の効率性です。 新しい機能強化により、top-k、ランダム、層別など、さまざまなサンプリング方法でデー タをインポートし、必要に応じてサンプルサイズと方法を調整して代表的なサンプルを取得
ご清聴ありがとうございました