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生産・流通の両面から見た 有機農業が抱える課題とこれからの展開について

生産・流通の両面から見た 有機農業が抱える課題とこれからの展開について

iga-vegy-murayama

August 27, 2019
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  1. 2019/11/27 11 行動方針を決める手がかり ◎画一的な戦略では未来を描けない時代 → マニュアル(HOWTO) ではなく、どんな 「プラットフォーム」を選ぶかがカギ 行政サービスはこれまでどおりでよいか? 今、求められているのは何か?

    ◎ローカル・自律分散型の農業を支えるのは? テクノロジーの展開を読む・・・ 生産技術、資金情報、経営管理手法(プロジェクト管理)、 販路・物流共有、決済方法などに関わる技術を確実に実装 行動方針を決める手がかり
  2. 2019/11/27 13 ここ3年でやってきたこと。やっていること。 ◦ 2016 産地取りまとめシステム開発(へんこ) ◦ バロー鈴鹿店、アピタ上野店などの量販地場コーナー運営 ◦ 2017

    生産~流通を一貫して扱う業務システム開発 生産中止 ◦ 全国の自治体ネットワークの連携ファシリテーション ◦ (長浜市、高島市の就農~生産者グループ支援) ◦ 2018 (一社)次代の農と食をつくる会に参画 ◦ マイファーム・アグリイノベーション(AIC)大学校講師 ◦ へんこ→坂ノ途中との資本提携~FarmO開発支援 ◦ 京都オーガニックアクション(オーガニック系流通業者&生産者の連携体) ◦ 兵庫オーガニックアクション~流通事業創業支援 ◦ 2019 各地のオーガニックビジネス拠点にプロデューサー派遣 ◦ 認証プロセスのデジタル化 ◦ AICおよび丹波市立農の学校技術講師 産地ハブ形成 バリューチェーン 連携領域拡大 横断プラットフォーム形成
  3. 2019/11/27 17 地域母親グループとの連携 株式会社へんこ 農産物卸売・地域流通の仕組づくり へんこの取組を通じて開発する基幹システム 流通情報共有のための統合プラットフォーム ◦ 生産物・・・誰のどこの畑にどれくらいあるか? ◦

    物流・・・誰がいつどこを走るか、倉庫・小分機能は? ◦ 需要・・・どういうアイテムがいつどれくらい要るか? ローカル情報を共有~フィードバック、 生産・物流・消費が全体最適化へ向かうようにする
  4. 2019/11/27 20 プラットフォーム展開とともに提供するサービス ・ 地域生産者のネットワークづくり(産地形成) ・ 提携パートナー(販売先)との関係づくり(営業) ・ 物流共有化のためのネットワーク構築 ・

    農産物の調査(長期・短期)~DB構築 ・ 注文リスト作成~注文受付~生産者への発注 ・ センター業務(仕入検品、小分、物流手配) ・ 決済~代金回収~支払 京都オーガニックアクション
  5. 2019/11/27 21 京都オーガニックアクションとは? • オーガニックな社会を目指すプロフェッショナルの連携 • 多様な存在、暮らしのあり方を可能にする社会インフラづくり • 京都周辺の横断的な物流シェアの動きをきっかけに結集 •

    農産物の生産・流通に関わる技術的情報を共有 きっかけは・・・ 地域の農と食の課題をみんなで話し合う集まり 「百姓一喜」 ※130名超の生産者・流通業者が集まる合宿を開催 京都オーガニックアクションとは?
  6. 2019/11/27 23 京都オーガニックアクションとは? • 現在の会員 生産者、流通業者、研究者ら 約60名(うち流通業者15件) うち農産物データを共有している生産者 26件 •

    生産規模総計 約45ha(推計売上1億超) (取組内容) • 業者が連携してシェア物流便運行 • 生産者技術や流通に関する勉強会 (例. 圃場視察、低コスト環境制御機器の自作、市場見学など) • バイヤー会議 (物流共有へ向けた情報整理) • 月1回程度の理事会~イベント情報共有~SNSの積極的活用 京都オーガニックアクションとは?
  7. 2019/11/27 25 京都エリア 南丹エリア 京丹波エリア 福知山エリア 京丹後エリア 与謝野エリア 綾部エリア KOA便の集荷・配送拠点

    ※各エリアでコミュニティ形成 週2便(月・金)9:00~19:00 南丹⇒京丹後⇒京都市内へ 生産者集荷~業者へ配送 集荷拠点づくり ~情報共有ネットワークへ~
  8. 2019/11/27 26 KOA便(シェア物流)の取組 • 物流を動かすためには農産物~受発注の情報が必要 • GOOGLE スプレッドシートを利用したアプリ制作(ベータ版) • 利用試験と位置付けて最終的に

    “FarmO” に知見を活かす GOOGLE スプレッドシート (データベース) 農産物情報を共有 ⇒ そのまま受発注(市場機能) ⇒ 取引データを共有 ⇒ 物流ピッキングリスト生成
  9. 2019/11/27 32 H31年度 有機農産物安定供給体制構築事業のうち オーガニッ ク ビジネス実践拠点づく り 事業 実施予定地区

    1 大空町有機農業推進協議会 2 会津ロジカルオーガニック推進協議会 3 小川町有機農業推進協議会 4 自然と共生する⾥づくり連絡協議会 5 千葉県有機農業推進協議会 6 小田原有機の⾥づくり協議会 7 湘南オーガニック協議会 8 とやま有機・エコ農業パワーアップ協議会 9 知多の恵み 10 ニューファーマーズBLOF生産者協議会 11 京都オーガニックアクション協議会 12 兵庫オーガニックアクション協議会 13 神⼾オーガニック・エコ農業推進協議会 14 丹波市有機の⾥づくり推進協議会 15 多可町有機農業推進協議会 16 笠形地域づくり協議会 17 那賀地方有機農業推進協議会 18 小松島市生物多様性農業推進協議会 19 高知オーガニック 20 南島原市有機農業推進協議会 21 くまもと有機農業推進協議会 22 宮崎県有機農業連絡協議会 23 かごしま有機農業推進協議会 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 16 15 17 18 19 20 21 22 23 全国の 「オーガニックビジネス実践拠点」に 「オーガニックプロデューサー」を 派遣して課題解決を支援する! それが、この事業のミッションです。 オーガニックビジネス拠点の抱える課題 販路開拓(大消費地での販売先/地域内での販売先/出荷増時のSPOT販売先) 物流課題(産地から消費地への基幹物流/消費地での共同配送/路線便のコスト増) 地域連携(組織づくり/リーダーシップ/行政との窓口機能/事務局体制) 技術支援(栽培技術指導者/栽培ノウハウの共有/基礎的な有機農業の栽培指針) 有機への転換支援(支援策/促す体制づくり/希望者の相談窓口) その他(有機JAS加工品開発/新規就農育成) 出典:平成30年度オーカ◌ ゙ ニック・エコ農産物安定供給体制構築事業 オーカ◌ ゙ ニックフ◌ ゚ ロテ◌ ゙ ューサー派遣事業 結果報告 日本オーカ◌ ゙ ニック・エコ農産物物流協議会
  10. 2019/11/27 33 ご自身のビ ジ ネスや活動に つなげて ⼀緒に 「 次代」 をつく

    る仲間に なりませ ん か︖ 毎月開催のトークライブ「次代の農と食を語る会」と連動! ・トークライブ参加費が無料になります(お食事等は実費) ・トークライブをメンバー限定でライブ配信。もちろん後日「見逃し 配信」もOK! 全国各地でのディスカッションも余さず網羅できま す。 ・トークライブで話しきれなかった、質問したかったこともサロン上 でゲストと続きを語り合うことができます。 詳細・お申し込みはこちら 会費︓⽉額2,500円