Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ユーザビリティエンジニアリングをどう読み実践したか
Search
mihozono
June 30, 2020
Design
0
4k
ユーザビリティエンジニアリングをどう読み実践したか
ポップインサイト社セミナー
「UXリサーチ初学者の壁とは~樽本徹也さんをかこむ会」登壇資料
mihozono
June 30, 2020
Tweet
Share
More Decks by mihozono
See All by mihozono
利用前からはじまるUXリサーチ
mihozono
3
4.2k
戦略からUIまで伴走するUXリサーチ
mihozono
27
18k
コロナ禍のUXリサーチ
mihozono
6
4.4k
「どうやったらUXリサーチャーになれますか?」と聞かれて答えること
mihozono
3
3.4k
定量×定性の補完的アプローチ maruhadakaPJ
mihozono
9
9k
UX Research Inquiry vol.1
mihozono
1
3.1k
UX Research for Co-creation
mihozono
2
19k
Agile UX Research
mihozono
4
19k
リサーチチームの組織力
mihozono
0
11k
Other Decks in Design
See All in Design
SAMSUL KAMAR ABDUL RAHMAN
samsulrahman32
0
160
A Platform Connecting Brand Philosophy and Assets: "LY Corporation Design Hub"
lycorptech_jp
PRO
0
400
freee + Product Design FY25Q4
freee
4
16k
What makes a great Director?
_limex_
0
220
21 Ways to Call American Airlines Customer Care Full Guide USA
americanhub
0
200
エンジニアでも捗る デザイナー的思考入門
tinykitten
1
1.2k
株式会社バクタム 会社説明資料
bactum
0
330
事例で学ぶ!今日から使えるWebサービスUI改善ポイント
ncdc
0
250
sachi_y_portfolio
sachi337
0
520
地理院地図をもっと楽しく!れきちず新機能のご紹介
hjmkth
1
130
組織で取り組むアクセシビリティのはじめ方
masakiohsumi
0
180
minpaku-community-scrum-patterns
norinity1103
1
360
Featured
See All Featured
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
36
2.5k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
160
23k
Faster Mobile Websites
deanohume
309
31k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.1k
Speed Design
sergeychernyshev
32
1.1k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
59
9.5k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
56
13k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
271
21k
Writing Fast Ruby
sferik
628
62k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
33
2.4k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
57
5.8k
Transcript
ユーザビリティ エンジニアリングを どう読み実践したか @mihozono
松薗 美帆 Miho Matsuzono 株式会社メルペイ デザインチーム/UXリサーチャー ・ICU文化人類学専攻 ・リクルートにて人材領域のデジタルマー ケ/PdM/UXデザインを担当
・メルペイ2人目のUXリサーチャーとして 2019年1月にジョイン @mihozono 自己紹介
職歴 プロダクトマネージャー 株式会社リクルートジョブズ 求人サービス「はたらいく」「とらばーゆ」のアプリ リニューアルを担当 サービスデザイナー 株式会社リクルートテクノロジーズ アルバイト探しサービス「タウンワーク」にて
UXリサーチチームの立ち上げ UXリサーチャー 株式会社メルペイ 決済サービス「メルペイ」の UXリサーチ全般を担当 デジタルマーケティング 株式会社リクルートジョブズ 求人サービス「はたらいく」「とらばーゆ」「リクナビ 派遣」を担当
iOSアプリリニューアル iOS/Androidアプリリニューアル 担当していたサービス
アプリリニューアルのプロセス ツテを辿ってユーザーインタビュー 予算もない中、自社サービスで採用が決まった方にアポを取り菓子折りを携えて訪問 とにかくインタビューしまくり市場感を掴んだ 課題探索 戦略検討 社内でユーザーテストの協力者を募って実施
社内の別部署にメールを送り、樽本流DIYユーザーテストを実施 現状アプリの課題点を洗い出した 調査会社の力を借りて定性定量調査を実施 デプスインタビューに加えて、定量アンケートからクラスター分析を実施 競合との差別化戦略の検討から、具体的な機能まで落とし込んでいった 仮説検証 アジャイルにユーザーテストを繰り返す スクラム開発の中でスピードを落とさずにユーザーテストできるように 隔週でリクルーティングのみ発注するアジャイルUXリサーチの原型を生み出す 市場理解
アプリリニューアルのプロセス ツテを辿ってユーザーインタビュー 予算もない中、自社サービスで採用が決まった方にアポを取り菓子折りを携えて訪問 とにかくインタビューしまくり市場感を掴んだ 課題探索 戦略検討 社内でユーザーテストの協力者を募って実施
社内の別部署にメールを送り、樽本流DIYユーザーテストを実施 現状アプリの課題点を洗い出した 調査会社の力を借りて定性定量調査を実施 デプスインタビューに加えて、定量アンケートからクラスター分析を実施 競合との差別化戦略の検討から、具体的な機能まで落とし込んでいった 仮説検証 アジャイルにユーザーテストを繰り返す スクラム開発の中でスピードを落とさずにユーザーテストできるように 隔週でリクルーティングのみ発注するアジャイルUXリサーチの原型を生み出す 市場理解
上司から数冊の本を手渡 されたうえで、 「樽本さんの研修は行っ ておかないとね」 とアドバイスをもらう PdMになったある日
・ユーザーテストはDIYできる 予算がなくても機材がなくてもユー ザビリティテストはできる ・まとめて発注したら安い のちのアジャイルUXリサーチの原 型に 樽本さんの研修で学んだこと UX/ユーザビリティのためのテスト - ユーザーテスト見学会
at JaSST
・本に書いてあるとおりに実践するイン タビューのテンプレ文が載っていたりと とても実践的なので、まずは真似して やってみる ・必要なところから読んでいく これから紹介するパートだけでも読んで みてほしいです! ユーザビリティエンジニアリングの読み方
ユーザーテストのプロセス 調査全体の 計画 ユーザビリティ テスト 実査 分析 リクルー ティング 設計
ユーザーテストのプロセス 調査全体の 計画 ユーザビリティ テスト 実査 分析 リクルー ティング 設計
【Part3 評価】Chapter8 ユーザーテスト • 8-1②ユーザーテストの概要(P157) ◦ ユーザーにタスク(作業)を実行するように依頼し、その過 程を観察、記録するのみ! • 8-2①思考発話法(P159)
◦ 3つの問題、効果/効率/満足度 • 8-3②ユーザーテストの被験者数(P171) ◦ 「5人のユーザーでテストをすれば、ユーザビリティ問題の 大半(86%)を発見できる」
【Part3評価】Chapter9 ユーザーテストの準備 • 9-1テスト計画(P180) ◦ 社内実施なら③ユーザーテストの費用はスキップしてOK
ユーザーテストのプロセス 調査全体の 計画 ユーザビリティ テスト 実査 分析 リクルー ティング 設計
【Part3評価】Chapter9 ユーザーテストの準備 • 9-2リクルート(P186) ◦ 社内実施なら②スクリーナの作成③リクルートの実施はス キップしてOK
ユーザーテストのプロセス 調査全体の 計画 ユーザビリティ テスト 実査 分析 リクルー ティング 設計
【Part3評価】Chapter9 ユーザーテストの準備 • 9-3①タスクの設計(P195) ◦ NGパターンにも目を通しましょう • 9-3②インタビューガイドの作成(P201) ◦ ガイド例をテンプレとしてまずはそのまま使ってみましょう
• 9-3③実査ツールの準備(P205) ◦ 当日慌てないように準備しておきましょう • 9-3④パイロットテストの実施(P207) ◦ これも必ずやっておきましょう
ユーザーテストのプロセス 調査全体の 計画 ユーザビリティ テスト 実査 分析 リクルー ティング 設計
【Part3評価】Chapter10 ユーザーテストの実施 • ここは全部読んでください • リモートリサーチの場合、Gsuite環境なら弊社デザインブログ が参考になれば幸いです お客さまの言葉にならない声を聞く。メルペイを支える、リモートUXリサーチについて。
ユーザーテストのプロセス 調査全体の 計画 ユーザビリティ テスト 実査 分析 リクルー ティング 設計
【Part3評価】Chapter11 分析と再設計 • ここも全部読んでください • インパクト分析が少し難しいかもしれないので、研修に参加す るとワーク形式で学べてお勧めです
アプリリニューアルのプロセス ツテを辿ってユーザーインタビュー 予算もない中、自社サービスで採用が決まった方にアポを取り菓子折りを携えて訪問 とにかくインタビューしまくり市場感を掴んだ 課題探索 戦略検討 社内でユーザーテストの協力者を募って実施
社内の別部署にメールを送り、樽本流DIYユーザーテストを実施 現状アプリの課題点を洗い出した 調査会社の力を借りて定性定量調査を実施 デプスインタビューに加えて、定量アンケートからクラスター分析を実施 競合との差別化戦略の検討から、具体的な機能まで落とし込んでいった 仮説検証 アジャイルにユーザーテストを繰り返す スクラム開発の中でスピードを落とさずにユーザーテストできるように 隔週でリクルーティングのみ発注するアジャイルUXリサーチの原型を生み出す 市場理解
参考資料 Agile UX Research 小さく始めるデザインスプリント
最後に宣伝 • UXリサーチの実践本を執筆中 • stand.fm「Meta UXR channel」で編集会議を配信はじめまし た! Meta UXR
#1 私たちが UXリサーチ本を書く理由