Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
jOOQってなんて読むの?から始めるSpringBootとO/Rマッパーの世界
Search
Yu Watanabe
February 10, 2016
Technology
0
89
jOOQってなんて読むの?から始めるSpringBootとO/Rマッパーの世界
Yu Watanabe
February 10, 2016
Tweet
Share
More Decks by Yu Watanabe
See All by Yu Watanabe
JUnitテストをCI環境で並列で実行する方法とその速度, スケーラビリティ
nabedge
5
2.2k
クラウド時代だからSpring-Retryフレームワーク
nabedge
0
170
ツール比較しながら語るO/RマッパーとDBマイグレーション
nabedge
0
82
JavaでWebサービスを作り続けるための戦略と戦術
nabedge
0
52
サーバーサイドな人がフロントエンド技術と仲良くするはじめの一歩
nabedge
0
46
Selenium再入門
nabedge
0
42
Webエンジニアがスタートダッシュをキメるためのローカル開発環境の勘所
nabedge
0
44
テストゼロからイチに進むための戦略と戦術
nabedge
0
53
あなたのプロジェクトが気軽にJavaをバージョンアップするために必要なこと
nabedge
0
36
Other Decks in Technology
See All in Technology
Amazon Bedrock GenUハンズオン座学資料 #1 GenU環境で生成AIを体験してみよう
tsukuboshi
0
220
技術的負債を正しく理解し、正しく付き合う #phperkaigi / PHPerKaigi 2025
shogogg
0
380
Autonomous Database サービス・アップデート (FY25)
oracle4engineer
PRO
1
550
非エンジニアにも伝えるメールセキュリティ / Email security for non-engineers
ykanoh
5
450
モジュラーモノリスでスケーラブルなシステムを作る - BASE のリアーキテクチャのいま
panda_program
5
830
MLflowの現在と未来 / MLflow Present and Future
databricksjapan
1
190
移行できそうでやりきれなかった 10年超えのシステムを葬るための戦略 / phper-kaigi-2025-ryu
carta_engineering
0
570
これからクラウドエンジニアになるために本当に必要なスキル 5選
hiyanger
1
370
実践的なバグバウンティ入門 (2025年版)
scgajge12
4
870
Agent Mode とは?GitHub Copilot の新機能を探る
lescoggi
1
150
RF問の対策をした話
bata_24
0
130
Cloudflare Pages 4年使って分かった良さと注意点
kyosuke
0
210
Featured
See All Featured
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
160
15k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
8
690
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
14k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.7k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Side Projects
sachag
452
42k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
158
23k
Building Your Own Lightsaber
phodgson
104
6.3k
Done Done
chrislema
182
16k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
75
9.3k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
42
7.3k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
53
13k
Transcript
“jOOQってなんて読むの?” から始める SpringBootと O/Rマッパーの世界 The “Garden” at Bizreach.inc, Shibuya, Tokyo
2016-02-08 @nabedge わたなべ
Who ? • わたなべ ◦ twitter: @nabedge ◦ (株)ビズリーチ SREグループ
エンジニア ◦ O/Rマッパの使用経験 ▪ O/Rマッパ使うなど軟弱ゥ -> S2JDBC -> MyBatis -> -> DBFlute -> QueryDSL...そしてjOOQを試し中 • 過去の講演資料など ◦ http://www.slideshare.net/nabedge/presentations
今日の流れ 1. 参加者全員による自己紹介 a. お名前 b. 業種、職種 (例:会計処理パッケージソフト屋でJava書いてます) c. 最近使っている
RDBMSと、O/Rマッパーは? (例:OracleとMyBatis) 2. jOOQの概要 3. デモいろいろ 4. まとめ
jOOQ概要
jOOQってなんて読むの?
汎用言語とDSL 汎用言語 DSL Domain Specific Language = ドメイン特化言語 エクセルマクロ 正規表現
SQL Makefile Java C言語 HTML
つまりjOOQとは? • SQLをJavaで書け る”internal DSL” (意訳: オレオレDSL) を提供するJavaライブラリと ツールのこと。
jOOQの開発元(の収入源)は?
DEMO https://github.com/nabedge/jooq-demo2
まとめ
Java, SQL, jOOQ • DSL = Domain Specific Language =
ドメイン特化言語 • jOOQとは? ◦ SQLをJavaで書ける”internal DSL” (意訳: オレオレDSL) を提供するJava-APIライブラリとツール • jOOQの効果は? ◦ Java上でタイプセーフにSQLを書いて実行できる
Javaエンジニアにとっての生産性って、 タイプセーフのことですよね。 • CTRL+Spaceキーだけでなんとなく仕事が進められる。 • 書き間違えるとコンパイルエラーでわかる。 実行して初めて間違いがわかるより早い • DB定義を変更するとコンパイルエラーでわかる。 テーブル定義の影響範囲がすぐわかるため
開発とテストをしやすくなる。
jOOQの使い方ざっくり(1) 1. テーブルを張った状態のDBを用意する a. sql-maven-plugin あるいは Flyway が便利 2. jOOQ
+ maven or gradle or API直たたき で、 jOOQ-DSL的なJavaコードを自動生成する 3. 自動生成したコードをIDE上でソースコード扱い(コンパイル対象)にする a. src/main/java 配下に出力するならそこをVCS管理にするかignoreするかは要 検討 b. target/generated-sources (デフォルト)配下に出力するならIDEの設定に少し 注意
jOOQの使い方ざっくり(2) 4. ビジネスロジック層(リポジトリ層)のJavaクラス内で、 自動生成したコードを使ってSQLを組んで実行 5. テーブル定義の変更の場合は1に戻ってやり直すだけ
jOOQでのCRUD • 先ほどデモしたとおりです • デモのコードは https://github.com/nabedge/jooq-demo2 • UpdatableRecordはRuby on RailsでいうActiveRecordに近いらしい
SpringBootとjOOQとトランザクション管理 • SpringBootにはjOOQのDslContextクラスのインスタンスを使うための設定が初め から組み込まれている • “@Transactional” をクラスまたはメソッドにつけるだけでトランザクションに包まれる • @Transactionalの中であれば異なるO/Rマッパを使っても同じトランザクションで管 理される
◦ 全てのO/RマッパのインスタンスがSpring配下で一元管理されたDataSourceを使っているのが前提 (次ページ参照)
どうやってjOOQに移行しようか? • 他のO/Rマッパ(MyBatis, JdbcTemplate, etc)のDataSourceの 管理が、Springの管理下にあるかどうか ヒント:TransactionAwareDataSourceProxy • 正しくSpringを使えばO/Rマッパの複数併用は可能 ◦
併用の例はサンプルコードみてね • 併用しながら徐々にjOOQで書き直せばいい
疑り深いあなたのために • 実際に組み立て&発行されるSQL文を JDBCのレベルでトラップして確認するには? -> log4jdbcをどうぞ • そんなことしなくてもjOOQならSQL文のログ出力機能が初めからあるけどね。 ◦ ただし
“commit”, “rollback” の実行までをもログに吐く にはlog4jdbcしかなさそう。 • jOOQを使いつつ「手組み」の文字列をSQLに含めることも可能 ◦ https://www.jooq.org/doc/3.9/manual/sql-building/plain-sql/ • SQL文の組み立てだけをjOOQのgetSQL()でやって、他の手段でそれを実行するこ とも可能。超疑り深い人用。
おしまい