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メタ・レトロスペクティブ ~スクラム導入期の試行錯誤録~
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NAVITIME JAPAN
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February 04, 2019
Business
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100
メタ・レトロスペクティブ ~スクラム導入期の試行錯誤録~
2019年2月4日(月)に開催されたDevLOVE様主催のイベント「ナビタイムの現場」発表資料です。
NAVITIME JAPAN
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February 04, 2019
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Transcript
©NAVITIME JAPAN メタ・レトロスペクティブ ~スクラム導入期の試行錯誤録~ 株式会社ナビタイムジャパン ACTS ルートG 2019/02/04 1
©NAVITIME JAPAN 自己紹介 矢野 雅大 株式会社ナビタイムジャパン ACTS(研究開発) 経路探索チーム所属エンジニア 趣味 •
古典を読むこと • 本を作ること 2
©NAVITIME JAPAN 今回お話すること 1. スクラム導入期の試行錯誤の事例紹介 ◼どのような困難があったか ◼どのような方法で改善したか ◼どのように変化したか 2. 試行錯誤を通じて考えたこと
3
©NAVITIME JAPAN お話の流れ 1. チームの現状 2. 現状に至るまでの変遷 3. ふりかえり試行錯誤期の前夜 4.
行った試行錯誤 5. 考えたこと 4
©NAVITIME JAPAN お話の流れ 1. チームの現状 2. 現状に至るまでの変遷 3. ふりかえり試行錯誤期の前夜 4.
行った試行錯誤 5. 考えたこと 今回メインで話すこと 5
©NAVITIME JAPAN 1.チームの現状 6
©NAVITIME JAPAN プロダクトとプロジェクトの特徴 扱うプロダクト 経路探索エンジンの開発をしています プロジェクトの特徴 ・若手多めで有識者は少ない ・メンバー数は多め(10人前後) 楽なところ 苦しいところ
・一通りは完成済み ・機能追加/機能修正がメイン ・プロダクトサイズはかなり大きめ ・ややこしい設計の部分はある 7
©NAVITIME JAPAN 開発の進め方 8 詳しくはこちら⇒ https://www.slideshare.net/NavitimeJapan/ss-117077724
©NAVITIME JAPAN 2. 現状に至るまでの変遷 9
©NAVITIME JAPAN チームの状況の変遷 10
©NAVITIME JAPAN チームの状況の変遷 11 例: ・自己開示が頻度/内容ともに豊かになった ・開発アイテムごとの所要日数が 31日⇒8.5日に減った
©NAVITIME JAPAN 3. ふりかえり試行錯誤期の前夜 12
©NAVITIME JAPAN ふりかえりの試行錯誤期とはいつのことか? 13
©NAVITIME JAPAN ふりかえりの試行錯誤期とはいつのことか? 14 かなり試行錯誤した時期
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜の状況 15 前年度で上がった効果 〇 属人化解消 〇 内部改善 ×
ふりかえり
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜の状況 16 前年度で上がった効果 〇 属人化解消 〇 内部改善 ×
ふりかえり • 内職をする人がいた • 「深掘りできず、 あまり意味がないように感じる」と 言われることがあった
©NAVITIME JAPAN めざす「ふりかえり」像 17
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜のふりかえり 18
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜のふりかえり 19 ホワイトボード or 壁に貼った模造紙 意見の 書かれた付箋
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜のふりかえり 20 ホワイトボード or 壁に貼った模造紙 意見の 書かれた付箋 ファシリテーター
メンバー
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜のふりかえり 21 ホワイトボード or 壁に貼った模造紙 意見の 書かれた付箋 ファシリテーター
メンバー 急いでいて 内職している メンバー 一息ついてる メンバー
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜のふりかえり 22 教科書的な基本は抑えて ふりかえりを行っていた しかし そのままではチームには合わなかった
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜のふりかえり 23 メンバーが多い&よく書く&スプリント期間が二週間
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜のふりかえり 24 メンバーが多い&よく書く&スプリント期間が二週間 メンバーが書き出す「経験したこと/感じたこと」が多い
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜のふりかえり 25 メンバーが多い&よく書く&スプリント期間が二週間 メンバーが書き出す「経験したこと/感じたこと」が多い 共有だけで時間がかかる
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期前夜のふりかえり 26 メンバーが多い&よく書く&スプリント期間が二週間 メンバーが書き出す「経験したこと/感じたこと」が多い 共有だけで時間がかかる 疲れてダレる/議論を深める時間が取りにくい
©NAVITIME JAPAN 27 確かに、話を掘り下げにくい……
©NAVITIME JAPAN 28 確かに、話を掘り下げにくい…… カイゼンの余地 アリ?
©NAVITIME JAPAN ちょうどそのタイミングでのチーム再編 29
©NAVITIME JAPAN ちょうどそのタイミングでのチーム再編 30 ふりかえり担当を 任されることに!
©NAVITIME JAPAN ふりかえり担当開始時の自分 挙動: ・勉強会などに出たりしていた程度 お声をかけていただいて、スクラムマスターチームに参加 知識: ・本などで勉強はしていた ・イマイチ理解できていない状態 技量:
・業務外では ワークショップに出たりしたことがある程度 31
©NAVITIME JAPAN ふりかえり担当開始時の自分 挙動: ・勉強会などに出たりしていた程度 お声をかけていただいて、スクラムマスターチームに参加 知識: ・本などで勉強はしていた ・イマイチ理解できていない状態 技量:
・業務外では ワークショップに出たりしたことがある程度 32 ちょっと 受動的
©NAVITIME JAPAN ふりかえり担当開始時の自分 挙動: ・勉強会などに出たりしていた程度 お声をかけていただいて、スクラムマスターチームに参加 知識: ・本などで勉強はしていた ・イマイチ理解できていない状態 技量:
・業務外では ワークショップに出たりしたことがある程度 33 ちょっと 受動的
©NAVITIME JAPAN ふりかえり担当開始時の自分 挙動: ・勉強会などに出たりしていた程度 お声をかけていただいて、スクラムマスターチームに参加 知識: ・本などで勉強はしていた ・イマイチ理解できていない状態 技量:
・業務外では ワークショップに出たりしたことがある程度 34 ちょっと 受動的 頭での理解 も不十分
©NAVITIME JAPAN ふりかえり担当開始時の自分 挙動: ・勉強会などに出たりしていた程度 お声をかけていただいて、スクラムマスターチームに参加 知識: ・本などで勉強はしていた ・イマイチ理解できていない状態 技量:
・業務外では ワークショップに出たりしたことがある程度 35 ちょっと 受動的 頭での理解 も不十分
©NAVITIME JAPAN ふりかえり担当開始時の自分 挙動: ・勉強会などに出たりしていた程度 お声をかけていただいて、スクラムマスターチームに参加 知識: ・本などで勉強はしていた ・イマイチ理解できていない状態 技量:
・業務外では ワークショップに出たりしたことがある程度 36 ちょっと 受動的 頭での理解 も不十分 少ない
©NAVITIME JAPAN 37 知識も経験も不十分 でもやる気はかなりあった
©NAVITIME JAPAN 38 知識も経験も不十分 でもやる気はかなりあった ふりかえりで深掘りもできれば チーム一丸のすごい勢いで カイゼンが回るハズ!
©NAVITIME JAPAN 4. 行った試行錯誤 39
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(1回目) 40
©NAVITIME JAPAN プランニング担当の先輩に相談 41
©NAVITIME JAPAN プランニング担当の先輩に相談 42
©NAVITIME JAPAN プランニング担当の先輩に相談 43
©NAVITIME JAPAN プランニング担当の先輩に相談 44 「ふりかえりを、ふりかえる」習慣のはじまり
©NAVITIME JAPAN 45
©NAVITIME JAPAN スクラムマスター会でやっていたこと 46
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(2/3回目後半) 47
©NAVITIME JAPAN 上手くいく工夫ができはじめた! 48
©NAVITIME JAPAN 上手くいく工夫ができはじめた! 49 しかし!
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(4回目) 50
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(5回目) 51
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(3回目前半) 52
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(3回目前半) 53
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(3回目前半) 54
©NAVITIME JAPAN 少し脱線ですが…… 55
©NAVITIME JAPAN 少し脱線ですが…… 56
©NAVITIME JAPAN 少し脱線ですが…… 57 こうした理由を 洗い出して
©NAVITIME JAPAN 少し脱線ですが…… 58 こうした理由を 洗い出して 例: • すぐ定式化できて •
すぐ効果測定もできるような • 小さなアクション事項を • Yes/Noで判定できる形で決める 両方の意見を満たす点を探る
©NAVITIME JAPAN 少し脱線ですが…… 59 こうした理由を 洗い出して 例: • すぐ定式化できて •
すぐ効果測定もできるような • 小さなアクション事項を • Yes/Noで判定できる形で決める 両方の意見を満たす点を探る 今でこそ上記のようなゴールの共有が チームで出来ているが 当時はそれも覚束なかった
©NAVITIME JAPAN 60
©NAVITIME JAPAN 61 次に新しく始めたこと
©NAVITIME JAPAN 立てた作戦の戦歴表を作った(仮説検証) 62
©NAVITIME JAPAN 戦歴表から作戦ごとのコストとリターンを推算した 63
©NAVITIME JAPAN 64
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(6回目以降全部) 65
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(6回目以降全部) 66
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(6回目以降全部) 67 赤い点線内はトピックごとに深掘りした跡
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(6回目以降全部) 68 赤い点線内はトピックごとに深掘りした跡 Yes/Noで判別できる形にまとまった! コンパクトな方針で安心!
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(6回目以降全部) 69 赤い点線内はトピックごとに深掘りした跡 Yes/Noで判別できる形にまとまった! コンパクトな方針で安心! 大成功!
©NAVITIME JAPAN ふりかえり(6回目以降全部) 70 赤い点線内はトピックごとに深掘りした跡 Yes/Noで判別できる形にまとまった! コンパクトな方針で安心! 大成功! 様々な意見を総合することができた 納得度の高い話し合いでは、
良い結論が出ている
©NAVITIME JAPAN ふりかえりは うまくいくようになったが なぜうまくいくのか 理屈が分からない…… 71
©NAVITIME JAPAN 理屈が分からないからモヤモヤ 72
©NAVITIME JAPAN それに、理屈が分かれば 上手くいく作戦を次々と 発案できるようになれるのでは? 73
©NAVITIME JAPAN いろんな人に教えを乞うた 74 「経験主義」って何だ…? 「ファシリテーション」って 何だ……?
©NAVITIME JAPAN 先輩方から教えてもらった 腑落ちしない語彙…… 75
©NAVITIME JAPAN 理解したい 76
©NAVITIME JAPAN 77 ひらめき
©NAVITIME JAPAN ふりかえりに失敗した日に読んだ 様々な本の中で 不思議と「何か」を感じる一冊が あった 78
©NAVITIME JAPAN ⚫ 勝者の民を戦わしむるや、積水を千仞の谿に決するがごときは、形なり。 (『孫子』形篇) ⚫ ゆえに善く戦う者は、これを勢に求めて、人に責めず。ゆえによく人を 択てて勢に任ず。勢に任ずる者は、その人を戦わしむるや、木石を転ず るがごとし。木石の性は、安なればすなわち静に、危なればすなわち動 き、方なればすなわち止まり、円なればすなわち行く。ゆえに善く人を
戦わしむるの勢、円石を千仞の山に転ずるがごときは、勢なり。(『孫 子』勢篇) 79 https://kanbun.info/shibu02/sonshi00.html より引用 古典から見つけた法則
©NAVITIME JAPAN ⚫ 勝者の民を戦わしむるや、積水を千仞の谿に決するがごときは、形なり。 (『孫子』形篇) ⚫ ゆえに善く戦う者は、これを勢に求めて、人に責めず。ゆえによく人を 択てて勢に任ず。勢に任ずる者は、その人を戦わしむるや、木石を転ず るがごとし。木石の性は、安なればすなわち静に、危なればすなわち動 き、方なればすなわち止まり、円なればすなわち行く。ゆえに善く人を
戦わしむるの勢、円石を千仞の山に転ずるがごときは、勢なり。(『孫 子』勢篇) 80 https://kanbun.info/shibu02/sonshi00.html より引用 人が自発的に動く勢いを活かすことで 岩をも転がすような 強い力が生まれる ちゃんと準備をすれば 水を谷に流すように物事は進む 古典から見つけた法則
©NAVITIME JAPAN 81 知識を整理して仮説的な作戦を立てた 様々な方から 聞いた話 取り戻した 元気 雑然と 推測したこと
©NAVITIME JAPAN 82 知識を整理して仮説的な作戦を立てた 様々な方から 聞いた話 取り戻した 元気 雑然と 推測したこと
整理
©NAVITIME JAPAN 83 知識を整理して仮説的な作戦を立てた 様々な方から 聞いた話 取り戻した 元気 雑然と 推測したこと
整理 「こうすれば、こういう原理で、こうなるはずだ!」 ……という理屈つきの作戦 後ほどご紹介
©NAVITIME JAPAN 見えてきた勝利の方程式 84
©NAVITIME JAPAN 試行錯誤期にやった努力の一覧 1. スクラムマスター会 ◼チームでスクラムイベントのふりかえりと計画をやる ◼何が足りないか推測する 2. 戦歴表からの作戦立案 ◼立てた作戦の戦歴表を作る(仮説検証)
◼戦歴表から作戦ごとのコストとリターンを推算する ◼最適な作戦の組み合わせを探る 3. 理屈を理解する ◼いろんな人に意見&フィードバックを乞う ◼インプットを整理する理屈を見つける ◼理屈から仮説的な作戦を立てる 85
©NAVITIME JAPAN やった試行錯誤のまとめ 86
©NAVITIME JAPAN やった試行錯誤のまとめ 87
©NAVITIME JAPAN やった試行錯誤のまとめ 88 ふりかえり(レトロスペクティブ)を、 ふりかえって更新していく習慣
©NAVITIME JAPAN メタ・レトロスペクティブ……! 89
©NAVITIME JAPAN 5. 考えたこと 90
©NAVITIME JAPAN 結局自分のチームで重要だったポイント 1. 目的達成までのプロセスは可能な限りシンプルにする 2. チームの動きを活性化させる場は仕込む 3. 仕込んだ場でチームが実際に動き始めたら 「もっと動かさせる」「動きを止める」くらいしか
できないつもりでいる 91 ⇒無駄のない場づくり&無駄のないハンドリングで 最大の効果を出すことを考える
©NAVITIME JAPAN 現在チームで使用中の作戦紹介 ★作戦1:幅優先探索モード/深さ優先探索モード ★作戦2:重要度‐時間二軸タイムライン ★作戦3:ホワイトボードを包囲する ★作戦4:動的に付箋を整理する ★作戦5:1/3バッファ 92
©NAVITIME JAPAN 作戦1:幅優先探索モード/深さ優先探索モード 一度にチームが抱える全ての問題を見ることはできない。 一部の問題についてしか考えられない以上に、 一部の問題しかチェックすることはできない。 93
©NAVITIME JAPAN 作戦1:幅優先探索モード/深さ優先探索モード 一度にチームが抱える全ての問題を見ることはできない。 一部の問題についてしか考えられない以上に、 一部の問題しかチェックすることはできない。 94
©NAVITIME JAPAN 作戦1:幅優先探索モード/深さ優先探索モード 一度にチームが抱える全ての問題を見ることはできない。 一部の問題についてしか考えられない以上に、 一部の問題しかチェックすることはできない。 95 毎週やっている のはこちら 1回/Q
くらいで やっている
©NAVITIME JAPAN 作戦1:幅優先探索モード/深さ優先探索モード 96
©NAVITIME JAPAN 作戦1:幅優先探索モード/深さ優先探索モード 基本的には幅優先探索モードで良いかと思います 重要トピックが 惜しい優先度であるために話せていない場合に 深さ優先探索モードが有効かも 97
©NAVITIME JAPAN 作戦1:幅優先探索モード/深さ優先探索モード 基本的には幅優先探索モードで良いかと思います 重要トピックが 惜しい優先度であるために話せていない場合に 深さ優先探索モードが有効かも 98 例:内部改善系
©NAVITIME JAPAN 作戦2:重要度‐時間二軸タイムライン みんな大好きタイムラインを使った出来事共有 99 https://noostvog.files.wordpress.com/2009/01/projretrtimeline.png?w=710 共有される出来事が多いと 共有しているだけで時間が溶けてしまう問題
©NAVITIME JAPAN 作戦2:重要度‐時間二軸タイムライン 100
©NAVITIME JAPAN 作戦2:重要度‐時間二軸タイムライン 101 重要だと思う トピック 重要でない と思うトピック 時間軸 黄色:よかったこと
赤色:悪かったこと
©NAVITIME JAPAN 作戦2:重要度‐時間二軸タイムライン 102 重要そうな トピックを じっくり 洗って…… 重要度の 低そうな
トピックは 後回し
©NAVITIME JAPAN 作戦2:重要度‐時間二軸タイムライン 103 重要そうな トピックを じっくり 洗って…… 重要度の 低そうな
トピックは 後回し 適宜、高重要度として 貼り換えることもアリ
©NAVITIME JAPAN 作戦2:重要度‐時間二軸タイムライン 104
©NAVITIME JAPAN 作戦2:重要度‐時間二軸タイムライン 105 付箋が多すぎて 慢性的に困っている場合は二軸タイムライン を試してみてもいいかも
©NAVITIME JAPAN 作戦2:重要度‐時間二軸タイムライン 106 付箋が多すぎて 慢性的に困っている場合は二軸タイムライン を試してみてもいいかも 縦軸にGood-Badを取れば 真ん中からの偏差を 重要度と見なせる?
©NAVITIME JAPAN 作戦3:ホワイトボードを包囲する 107
©NAVITIME JAPAN 作戦3:ホワイトボードを包囲する 108 10人くらいまでホワイトボードの近くに立てる 全員が書きたいときに書ける 机の上に、丸めて持ち運べる ホワイトボードを敷いて それをメンバー全員で囲む
©NAVITIME JAPAN 作戦3:ホワイトボードを包囲する 109 人数が多い場合は包囲するのがオススメ
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 110
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 111
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 112 トピックや課題
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 113 トピックや課題 問題の切り分け
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 114 トピックや課題 問題の切り分け 原因の考察/アイデア
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 115 トピック トピック トピック
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 116 トピック ツッコミ コメント ツッコミ コメント ツッコミ
コメント ツッコミ コメント トピック トピック 発言を 「トピックに対するツッコミ/コメント」 と解釈してツリー化していく
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 117 トピック ツッコミ コメント ツッコミ コメント ツッコミ
コメント ツッコミ コメント トピック ツッコミ コメント ツッコミ コメント トピック ツッコミ コメント ツッコミ コメント トピックを一つずつ選び、 ツリーを一つずつ構築していく
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 118 トピック ツッコミ コメント ツッコミ コメント ツッコミ
コメント ツッコミ コメント トピック ツッコミ コメント ツッコミ コメント トピック ツッコミ コメント ツッコミ コメント 複数のトピックのツッコミ間に関係がある 場合はその関係をペンで書き込む
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 119 トピック ツッコミ コメント ツッコミ コメント ツッコミ
コメント ツッコミ コメント トピック ツッコミ コメント ツッコミ コメント トピック ツッコミ コメント ツッコミ コメント 複数のトピックに グループ化できるような 共通の特徴がある場合は ペンでグループ化する
©NAVITIME JAPAN 作戦4:動的に付箋を整理する 120 書記&整理役に割く人数がある場合は 動的な整理がオススメ
©NAVITIME JAPAN 作戦5:1/3バッファ 議論の時間は伸びるものなので、 レトロスペクティブの計画を立てるときは 全時間の1/3くらいはバッファに割り当てる 121
©NAVITIME JAPAN 作戦5:1/3バッファ 状況に応じて変動させるのがオススメ (私の場合は1/3くらいがちょうどいい感じです) 122
©NAVITIME JAPAN まとめ 123
©NAVITIME JAPAN 124
©NAVITIME JAPAN 125 ふりかえりを、ふりかえる
©NAVITIME JAPAN 126 自分のチームの今の状況に 最適なふりかえりを 自分たちで作っていく
©NAVITIME JAPAN 127 最高のふりかえりで 最高のカイゼンを勝ち取る