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新聞社のエンジニアリング組織が本気で取り組むオンボーディング/devreljp48
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Ichiro Nishiuma
December 04, 2019
Technology
1
1.5k
新聞社のエンジニアリング組織が本気で取り組むオンボーディング/devreljp48
2019/12/04のDevReljpイベント。「新聞社のエンジニアリング組織が本気で取り組むオンボーディング」。
https://devrel.connpass.com/event/155644/
Ichiro Nishiuma
December 04, 2019
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Transcript
日本経済新聞社 西馬 一郎 @beppu01 2019年12月4日 DevRel Meetup in Tokyo #48
新聞社のエンジニアリング組織が 本気で取り組むオンボーディング
自己紹介(西馬 一郎 ニシウマ イチロウ) 西からきた馬ヅラの男 JBUG東京運営リーダー Backlog World 2020運営委員長 日経電子のバーーンの
中の人 DevRel、技術広報 エンジニア採用、サウナ @beppu01 #JBUG
前回はファシリテーションのネタでした
きょうお話したいこと オンボーディングもエンジニアとの関係強化 オンボーディングの必要性とやってみた課題 オンボーディングメニュー #JBUG
採用活動とオンボーディング
1. 入社後の早期活躍、パフォーマンス発揮のため 2. 日経のカルチャーにフィット、仕事しやすく実力発揮してもらう 3. 入社後に既存社員との間で交流が進み、チームとしての一体感 ONE TEAM インターナルコミュニケーション インターナルブランディング
4. 採用活動とオンボーディング/DevRelは密接に関連する オンボーディングはエンジニアと会社の関係強化
1. 入社後、それぞれのチームでOJT 2. オンボーディングの概念、活動もなかった 3. エンジニアに特化した共通オンボーディングメニューがなかった 同じようなメニューをそれぞれが考えてやってた ある程度の人数が増えてきて規模も増えてきた 組織で効率的に、品質を担保して行う必要が出てきた オンボーディングをする前の課題
1. 準備段階 入社2ヶ月前から準備に入る 1. 入社前の期待の認識合わせ 2. 採用に関わったメンバー、所属予定チーム、上長との期待値す りあわせ(何をやる、何をやらない) 3. カリキュラムの作成
1ヶ月無理ない範囲で 2. 実施段階 1on1などこまめなフォロー 3. 実施後 振り返り活動と横展開 オンボーディング実施のポイント
1. 大きなところから順番に 2. 約1ヶ月かけて行う オンボーディングメニュー ①会社全体の内容 ②所属ユニットについて 社是、ミッション 日経電子版事業 会社の組織図
日経ID NIKKEI ブランドガイドライン ユニット組織・体制 人事制度 個人情報取扱い 考課と役割定義書 契約、発注など 会社の収益構造 サービスのロードマップ 新聞用語 OKR TGIF 各種ツール(GitHub、Slack、Qiita、G-Suite、Backlog) コンプライアンスなど 統合監視、システム障害対応
1. ボードゲームといえば、プロジェクトテーマパーク 2. ランチ会を兼ねて実施(入社3日後) アイスブレイクはボードゲーム
新規メンバーの理解が進み 既存メンバーの理解も進む ときならべ-IT技術編 ランチしながら気軽に楽しめてオススメ ボードゲームで相互理解が進む/アンケート実施
1. 新聞用語説明会 1. 社内用語や業界用語の説明 2. 直近10年での会社の歴史を解説 新聞ドメイン知識
1. TGIFで自己紹介のLT大会 2. Slack の #newcomer チャネル なんでも聞ける気軽なチャネル 3. エンジニア勉強会
雰囲気作り 場を作り交わる
1. チーム合宿(年1回) ミッション・ビジョン・バリューの策定 2. 実際の障害を想定して運用訓練 3. 振り返りのアンケート取得 1. 新入社員、既存社員 4.
横展開が重要 他のチームでも流用できるようメニュー化、社内Qiita オンボーディングの後半、振り返り
1. システム障害に対応するための運用訓練 それぞれ別の部屋で対応 Slackで会話しながら解決 2. 出題例 1. AWSメンテナンスメール 2. AWS大規模障害想定
3. ネットワーク断 4. サーバー証明書の期限切れ 障害を想定した運用訓練の例
新聞のドメイン知識 システムで使う新聞用語 例:新聞の最大ページ数、休刊日、 その日の紙面を作る時間帯、工程 工場で印刷してから宅配するまで 新聞広告、 日本経済新聞(朝夕刊)、日経産業新聞、 日経MJ、日経ヴェリタス 実際の例:新聞用語の解説
まとめ エンジニアとの関係強化の文脈でのオンボーディング オンボーディングに関わる新入/既存社員の両方に満足度 時間がかかる取り組み 入念な準備とフォロー
Backlog World 2020 2020年2月29日 東京で開催 #JBUG JBUGコミュニティ 運営委員長を務めます テーマ “ONE”
カレンダー登録、登壇を 12月~参加募集開始 https://jbug.info/backlogworld2020/ 同じ日ですみません。プロジェクトマネジメント 年次のカンファレンス
仕事と交わるコミュニティでの学び シゴト 日本経済 新聞社 コミュニティ JBUG DevRel 関心軸 コミュニテイ #JBUG
JBUGコミュニティ
以上オシマイです NIKKEIとJBUG よろしくお願いします ご清聴ありがとうございました 日経Techブログ 技術情報Twitter #JBUG #BacklogWorld
Backlog World 2020 カレンダー登録と参加よろしくお願いします #JBUG JBUGコミュニティ