Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
恐怖PMの神隠し
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
SHIFT EVOLVE
PRO
August 24, 2021
Business
0
470
恐怖PMの神隠し
SHIFT EVOLVE
PRO
August 24, 2021
Tweet
Share
More Decks by SHIFT EVOLVE
See All by SHIFT EVOLVE
私たち準委任PdEは2つのプロダクトに挑戦する ~ソフトウェア、開発支援という”二重”のプロダクトエンジニアリングの実践~ / 20260212 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
0
62
茨城の思い出を振り返る ~CDKのセキュリティを添えて~ / 20260201 Mitsutoshi Matsuo
shift_evolve
PRO
1
330
初めてのJAWSボランティア活動目録 ~JAWS DAYS 2025~ / 20260131 Mitsutoshi Matsuo
shift_evolve
PRO
0
84
長期実行 AI エージェントの最新の実装標準を知ろう! / 20260128 Ikuma Yamashita
shift_evolve
PRO
1
71
ファシリテーション勉強中 その場に何が求められるかを考えるようになるまで / 20260123 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
3
690
AWSネイティブサービス&AIサービスで自社で内製化するAWSセキュリティのPDCAサイクル / 20260117 Hironobu Otaki
shift_evolve
PRO
1
110
1万人を変え日本を変える!!多層構造型ふりかえりの大規模組織変革 / 20260108 Kazuki Mori
shift_evolve
PRO
7
2.1k
あの夜、私たちは「人間」に戻った。 ── 災害ユートピア、贈与、そしてアジャイルの再構築 / 20260108 Hiromitsu Akiba
shift_evolve
PRO
0
1.1k
Cloud WAN MCP Serverから考える新しいネットワーク運用 / 20251228 Masaki Okuda
shift_evolve
PRO
0
170
Other Decks in Business
See All in Business
急成長プロダクトを支える「組織の検査と適応」—— SmartHR 労務ドメイン Scrum@Scale 導入半年間のリアルと展望
wadak8sk
1
350
【新卒採用資料】Natee Company Deck _202601
nateehr
0
2.8k
採用ピッチ資料
s_kamada
0
390
スタートアップ調査:女性起業家を取り巻く課題と解決策
mpower_partners
PRO
0
580
TAIAN Company Deck
taian
0
24k
習慣化するための技術 / Techniques for Habit Formation
3l4l5
1
280
[1] Power BI Deep Dive [2026-02]
ohata_bi
2
160
Lego Agile Testing Workshop
pinboro
0
160
LW_brochure_business
lincwellhr
1
75k
(4枚)PDCAサイクルとOODAループの違いを徹底解説
nyattx
PRO
0
140
MEEM_Company_Deck202512.pdf
info_meem
0
3.8k
株式会社Oxxx Culture Deck
oxxxinc
0
670
Featured
See All Featured
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
10
1.1k
The AI Search Optimization Roadmap by Aleyda Solis
aleyda
1
5.2k
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3.1k
How to build an LLM SEO readiness audit: a practical framework
nmsamuel
1
650
Jess Joyce - The Pitfalls of Following Frameworks
techseoconnect
PRO
1
66
Conquering PDFs: document understanding beyond plain text
inesmontani
PRO
4
2.3k
Practical Orchestrator
shlominoach
191
11k
How to Get Subject Matter Experts Bought In and Actively Contributing to SEO & PR Initiatives.
livdayseo
0
67
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
25
1.7k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
21k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
275
41k
Transcript
恐 怖 P M の 神 隠 し 令 和
参 年 八 月 二 十 日 SHIFT 伊 藤 慶 紀 納涼! 本当にあった怖いIT話 LT会
序章 呪われた地へ
序章 呪われた地へ • それは、まだ暑さが残る秋のことでした。生存者イトウ(仮 名)を含む7名は、流通管理システムのマイグレーションな らびに新機能開発を行うという崇高な目的のためにK県の南 へ向かいました。 • 到着した場所は周囲にお店もない陸の孤島でした •
メンバーはこの日から、常駐して仕事に励むことになりまし た • これから起こる惨劇のことも知らずに…
序章 呪われた地へ • 現地に到着したメンバーは古の呪術器具を目の当たりするこ とになる • Windows 95が使われている(VB4.0) • COBOLが使われている
• マイグレーション先にもCOBOLを使う(Windows XP + VB6.0構成) • データベース(Oracle)はがっつり使われているがER図な ど肝心の資料は何も存在しない • 紙資料がどうやらあったらしい
第弐章 届かないSOS
第弐章 届かないSOS • 問題は発生していた。水面下では、それはマグマのように溜 まっていていつ噴火するか分からない状態であった • マイグレーション作業は予定通り終わるが、それは積み残し 作業を新機能開発フェーズに先送りする偽りのオンスケだっ た •
新機能開発にも不安要素があり、先に技術検証を行いたいと PMに進言するがスケジュール優先を理由に却下される • 積み残し作業の多さから、このままでは炎上するとPMにア ラートをあげ続けた • しかしながら、アラートはPMが握り潰していた • そして…事件は起こった
第惨章 神隠し事件
第惨章 神隠し事件 • イトウの予感はあたってしまい新機能開発フェーズに入ると プロジェクトは炎上状態となる • それはプロジェクトが炎上して、数日後のことであった。忽 然とPMが姿を消したのだ • そして、プロジェクトはサブリーダーがとりまとめようとす
るが… • 彼の正体は妖怪ポンコツであった • 本部からは人月の神話を無視した大量の人員が派遣されてく るのであった…
参考 妖怪ポンコツとは? • 進捗報告ではそれっぽいことを 長々と話しているが、結局何も進 んでいない • 仕事を依頼しても遂行してくれな いため、誰も頼まなくなってくる •
実は正体を知っている人が結構い た • 常にどこか他人事 • 困ったことに悪い人じゃない
第死章 崩壊していく 世界
第死章 崩壊していく世界 • 誰かが言った。「朝、1時間早く来れば1時間長く働けるん じゃね?」 • 誰かが言った。「終電がないならば、タクシーで帰ればいい じゃない」 • 誰かが言った。「土曜日って仕事して良い日だよね。」
• いつの間にか、役員が普通に常駐するようになる • イトウは増えすぎた人の対応のために夕方まで自分の仕事は できない状態が続いた • こうして、世界は崩壊していった
終章 救世主降臨
終章 救世主降臨 • イトウは助っ人に来てくれたKに言った。1月中旬までにこ こまでやります(現在、12月初旬) • Kは後に語る「無理だろ」と思った • しかしながら、KはOracleゴールド保持者でありボトルネッ クになっていたDB周りをさくさく進めてくれたため、伊藤
と共に驚異的な生産性を上げ無事に期限内に完成する • 体調を崩したことがないイトウだったが、ほぼ完成し一安心 となったその夜 嘔吐して倒れた • 木曜だったため、明日も休んで月曜から来いとの優しい言葉 をかけられる • 奇跡的にプロジェクトは無事に完了するが打ち上げは予算上、 焼肉安安だったが十分満足する
教訓 エスカレーションは1個 飛ばしでひとつ上の 上長にまで共有する 助っ人はボトルネックになっている箇所の人 材を 船頭は複数追加しない 妖怪退治は早めに実施する 週1回は休む 後で失敗するウォータフォールはリスクが高
いのでアジャイル開発を検討する
自己紹介 伊藤 慶紀 (Yoshinori Itoh) 名前 金融系Webアプ リのテストマネー ジャ SHIFT
技術ブログ 執筆中 「IT古典良書を読 み解く」シリーズ 仕事 将棋(アマ三段) ドライブ(R34スラ イラインにチャイ ルドシートが付き ました) ラーメン(学生時 代はラーメン部 の隊長) 趣味