Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
恐怖PMの神隠し
Search
Sponsored
·
Ship Features Fearlessly
Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.
→
SHIFT EVOLVE
PRO
August 24, 2021
Business
490
0
Share
恐怖PMの神隠し
SHIFT EVOLVE
PRO
August 24, 2021
More Decks by SHIFT EVOLVE
See All by SHIFT EVOLVE
高速な品質フィードバックを実現するAIテスト設計エージェント構築の要点 / 20260529 Suguru Ishii
shift_evolve
PRO
0
47
SREの仕事は「壊さないこと」ではなくなった 〜自律化していくシステムに、責任と判断を与えるという価値〜 / 20260515 Naoki Shimada
shift_evolve
PRO
1
260
ボトムアップの改善の火を灯し続けろ!〜支援現場で学んだ、消えないための3つの打ち手〜 / 20260509 Kazuki Mori
shift_evolve
PRO
2
1.1k
AI活用時代の事業判断高度化を導くエンジニアリング基盤 / 20260424 Atsushi Funahashi
shift_evolve
PRO
2
150
ネットワーク運用を楽にするAWS DevOps Agent活用法!! / 20260421 Masaki Okuda
shift_evolve
PRO
2
320
プロダクトを触って語って理解する、チーム横断バグバッシュのすすめ / 20260411 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
1
620
40代からのアウトプット ― 経験は価値ある学びに変わる / 20260404 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
7
1.4k
俺の/私の最強アーキテクチャ決定戦開催 ― チームで新しいアーキテクチャに適合していくために / 20260322 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
1
860
事例から紐解くSHIFT流QA支援 ~大規模プロジェクトの品質管理支援、QA組織立ち上げ~ / 20260320 Nozomu Koketsu
shift_evolve
PRO
0
320
Other Decks in Business
See All in Business
情報を集める時間を チームを進める時間へ-Backlog AIアシスタントで変わった時間の使い方-
yasuhirox
0
310
タケウチグループRecruit
takeuchigroup
0
12k
Claude Codeで毎日のToDoとShould to doを配信させる方法
zashii
0
140
開発時間2時間!gemma 4で動くローカルAIマルチエージェント構築(Python標準ライブラリ縛り)
hideyuki_ogawa
0
150
VISASQ: ABOUT DEV TEAM
eikohashiba
6
44k
株式会社アシスト_会社紹介資料
ashisuto_career
3
170k
BizMow会社紹介資料_2026
bizmow
0
290
AI導入PJの勝ちパターン KPI設計&意図的な社内AI格差
okuwakim
1
700
Smart Share Recruiting Deck
smartshare
0
300
AIで経理の仕事はどう変わるのか
shunsuke_takeuchi
PRO
0
240
ログラス会社紹介資料 / Loglass Company Deck
loglass2019
17
540k
2026.6_中途採用資料.pdf
superstudio
PRO
5
110k
Featured
See All Featured
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
75
12k
A Guide to Academic Writing Using Generative AI - A Workshop
ks91
PRO
1
310
Crafting Experiences
bethany
1
160
Statistics for Hackers
jakevdp
799
230k
Digital Ethics as a Driver of Design Innovation
axbom
PRO
1
290
Primal Persuasion: How to Engage the Brain for Learning That Lasts
tmiket
0
350
The #1 spot is gone: here's how to win anyway
tamaranovitovic
2
1.1k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
67k
Claude Code どこまでも/ Claude Code Everywhere
nwiizo
65
55k
How Software Deployment tools have changed in the past 20 years
geshan
0
34k
WENDY [Excerpt]
tessaabrams
11
38k
Designing Powerful Visuals for Engaging Learning
tmiket
1
390
Transcript
恐 怖 P M の 神 隠 し 令 和
参 年 八 月 二 十 日 SHIFT 伊 藤 慶 紀 納涼! 本当にあった怖いIT話 LT会
序章 呪われた地へ
序章 呪われた地へ • それは、まだ暑さが残る秋のことでした。生存者イトウ(仮 名)を含む7名は、流通管理システムのマイグレーションな らびに新機能開発を行うという崇高な目的のためにK県の南 へ向かいました。 • 到着した場所は周囲にお店もない陸の孤島でした •
メンバーはこの日から、常駐して仕事に励むことになりまし た • これから起こる惨劇のことも知らずに…
序章 呪われた地へ • 現地に到着したメンバーは古の呪術器具を目の当たりするこ とになる • Windows 95が使われている(VB4.0) • COBOLが使われている
• マイグレーション先にもCOBOLを使う(Windows XP + VB6.0構成) • データベース(Oracle)はがっつり使われているがER図な ど肝心の資料は何も存在しない • 紙資料がどうやらあったらしい
第弐章 届かないSOS
第弐章 届かないSOS • 問題は発生していた。水面下では、それはマグマのように溜 まっていていつ噴火するか分からない状態であった • マイグレーション作業は予定通り終わるが、それは積み残し 作業を新機能開発フェーズに先送りする偽りのオンスケだっ た •
新機能開発にも不安要素があり、先に技術検証を行いたいと PMに進言するがスケジュール優先を理由に却下される • 積み残し作業の多さから、このままでは炎上するとPMにア ラートをあげ続けた • しかしながら、アラートはPMが握り潰していた • そして…事件は起こった
第惨章 神隠し事件
第惨章 神隠し事件 • イトウの予感はあたってしまい新機能開発フェーズに入ると プロジェクトは炎上状態となる • それはプロジェクトが炎上して、数日後のことであった。忽 然とPMが姿を消したのだ • そして、プロジェクトはサブリーダーがとりまとめようとす
るが… • 彼の正体は妖怪ポンコツであった • 本部からは人月の神話を無視した大量の人員が派遣されてく るのであった…
参考 妖怪ポンコツとは? • 進捗報告ではそれっぽいことを 長々と話しているが、結局何も進 んでいない • 仕事を依頼しても遂行してくれな いため、誰も頼まなくなってくる •
実は正体を知っている人が結構い た • 常にどこか他人事 • 困ったことに悪い人じゃない
第死章 崩壊していく 世界
第死章 崩壊していく世界 • 誰かが言った。「朝、1時間早く来れば1時間長く働けるん じゃね?」 • 誰かが言った。「終電がないならば、タクシーで帰ればいい じゃない」 • 誰かが言った。「土曜日って仕事して良い日だよね。」
• いつの間にか、役員が普通に常駐するようになる • イトウは増えすぎた人の対応のために夕方まで自分の仕事は できない状態が続いた • こうして、世界は崩壊していった
終章 救世主降臨
終章 救世主降臨 • イトウは助っ人に来てくれたKに言った。1月中旬までにこ こまでやります(現在、12月初旬) • Kは後に語る「無理だろ」と思った • しかしながら、KはOracleゴールド保持者でありボトルネッ クになっていたDB周りをさくさく進めてくれたため、伊藤
と共に驚異的な生産性を上げ無事に期限内に完成する • 体調を崩したことがないイトウだったが、ほぼ完成し一安心 となったその夜 嘔吐して倒れた • 木曜だったため、明日も休んで月曜から来いとの優しい言葉 をかけられる • 奇跡的にプロジェクトは無事に完了するが打ち上げは予算上、 焼肉安安だったが十分満足する
教訓 エスカレーションは1個 飛ばしでひとつ上の 上長にまで共有する 助っ人はボトルネックになっている箇所の人 材を 船頭は複数追加しない 妖怪退治は早めに実施する 週1回は休む 後で失敗するウォータフォールはリスクが高
いのでアジャイル開発を検討する
自己紹介 伊藤 慶紀 (Yoshinori Itoh) 名前 金融系Webアプ リのテストマネー ジャ SHIFT
技術ブログ 執筆中 「IT古典良書を読 み解く」シリーズ 仕事 将棋(アマ三段) ドライブ(R34スラ イラインにチャイ ルドシートが付き ました) ラーメン(学生時 代はラーメン部 の隊長) 趣味