iOSDC Japan 2019での発表資料です。
## 概要
Apple Watchが登場し、WatchKitフレームワークが発表された当時は各社こぞって対応アプリ(実態はApp Extension)をリリースしたものでした。しかしApple Watchのデバイスとしての性能はとても貧弱でできることは非常に限られており、また開発環境は著しく不安定だったこともあり、watchOS 2の頃には開発者の間でのwatchOSアプリ開発ブームは去っていきました。
しかしそれから数年経ち、Apple Watchの性能は大きく向上し、watchOS 6ではついにIndependent Appも作れるようになりました。多くの機能(フレームワーク)がApple Watch側で動作することになり、「こんなアプリがウォッチ上で動いたらいいな」というアイデアの実現可能性は昔とは比べるべくもないほどに上がっています。
本トークでは、Apple Watch / watchOSリリース当初はできなかったが今ではできるようになったことを中心に、「watchOSアプリ開発の今」についてお話しします。