クラウドネイティブのシステムが増えてきています。毎年発表される業界別システムのカオスマップを見て、「こんなにあるのか・・・」と頭を抱える人も多いでしょう。クラウド上でシステムを構築することが比較的容易になり、細かい要望に対応したシステムが乱立する傾向はこれからも続いていく。そんなシステム乱立状況の中で、業務効率化のキーとなるのが「API」です。
APIを活用できない世界では、業務の効率化はRPAのような「人間の作業をベース」にしたものになってしまう。しかし、APIを活用して複数のシステムを有機的に連携させることができれば、業務全体が流れるように処理が進む世界が実現する。
会計業界の人はITに弱い人が多い。バズワードに飛びつくのではなく、API、RPA、iPaaSなどの仕組みや活用方法を理解した上で、更にはビジネスを理解し、俯瞰して見れるスキルがこれからは重要になる。会計知識があるということは大きな強みになるが、それだけで戦えない時代において、まずは「API」の仕組みと使いどころを理解することから始めていきましょう。