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現場をAIで動かす「フィジカル AI」の組み込み設計の考え方【SORACOM Discover...

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現場をAIで動かす「フィジカル AI」の組み込み設計の考え方【SORACOM Discovery 2026】

現実世界をAIで動かす「フィジカル AI」が注目される一方、エッジかクラウドか、どう設計すべきか悩む声も多く聞かれます。本セッションではロボットアームと音声AIのデモを題材に、実装手法を考える前に必要な「フィジカル AI」の基礎と設計の考え方、モデル更新や通信を含めた全体アーキテクチャの構成を解説します。

株式会社ソラコム ソリューションアーキテクト 服部 政洋

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Transcript

  1. 自己紹介 株式会社ソラコム / Solutions Architect 服部 政洋 (masa) お客様のIoTシステム企画・開発の技術支援を担当 経歴:

    HWベンダー、クラウド事業者、SaaSなどの 技術営業畑を10数年経て現職 駐在主夫歴 1.5年、大阪生まれ大阪育ち Facebook, X: @toolyee
  2. 人間の行動 “OODA ループ” とフィジカル AI 現実を センサー・カメラ フィジカル AI の

    一部分 IoT で デジタル化 見る 考える 物理世界 IoT 領域 基盤モデル (LLM・VLA) フィジカル AI 物理を ロボット・モビリティ 物事を 動かす 行動を IoT で 遠隔操作 決める AI エージェント デジタル空間 AI 領域
  3. サービスや製品に生成 AI を組み込む アーキテクチャー セルフホスト型 プラットフォーム型 API 型 基盤モデルを自前※で運用・利用 クラウドプロバイダーが運用・提供

    開発元が直接 API を提供 • • • Llama (Facebook) Phi (Microsoft) DeepSeek [基盤モデル] データの完全なコントロールが可能、 ネットワーク接続に依存しない環境 ※ ローカルデバイス または IaaS クラウド AI エッジ AI • • • Amazon Bedrock Azure OpenAI Service Vertex AI (Google Cloud) 複数の基盤モデルや AIOps・ガードレール等の 非機能要件向けの機能も利用可能 • • • OpenAI API Anthropic API(Claude) DeepSeek [API] 最新の基盤モデルがマネージドで 提供され、API 呼び出しだけで 即時利用 クラウド AI
  4. AI PET (クラウド AI) との “しりとり” 1回の応答に2-3秒かかっている (最短で2秒台前半) デバイス: Rider-Pi

    Two Wheel-legged Robot (Raspberry Pi CM5 core module) https://category.yahboom.net/products/rider-pi WebRTC – 閉域網 こんにちは! API コンニチハ! ユーザー ロボット LTEルーター SORACOM 通信・会話 制御サーバー AI, LLM
  5. 音声認識を用いたフィジカル AI の アーキテクチャー プロンプト 入力 • マイク • カメラ

    ASR (自動音声認識) etc … 出力 ローカルで完結? クラウド越し? その理由は? • スピーカー • アクチュエーター etc… LLM 認識と推論 音声や行動の生成 物理世界 デジタル空間 IoT 領域 AI 領域
  6. 遠隔操作の遅延を比べる 3つのケース ① ローカルで直結 ローカル 完結 ② クラウド越し – 電波良好

    ユーザー ロボット ユーザー ロボット ③ クラウド越し – 電波不良 クラウド 越し LTEルーター SORACOM 制御サーバー
  7. 遅延を比べてみると… ローカル 完結 ユーザー ロボット ① ローカルで直結 →遅延が無視できる ② クラウド越し

    – 電波良好 →距離の遅延が発生 ③ クラウド越し – 電波不良 →距離と電波環境の遅延が発生 50-60ms + 通信不良時の処理遅延 クラウド 越し 距離の遅延が許容でき、安定した通信が確保できるなら、クラウド AI も検討できる そうではない場合は、エッジ AI を検討する。
  8. AI PET では、どう対処していたか ・WebRTC通信 → 音声ストリーミング+パケットロス耐性があり低遅延 ・SORACOM Canal で閉域網通信 →

    インターネット区間を排除し通信を安定化 ・推論処理は OpenAI Realtime API → 音声処理(STT/TTS)とLLM を一元的に処理 ・デモ用の会話区切りの調整 → 一問一答を想定し短め (300ms) の無音検出で区切る ・短めのタイムアウトで早めに処理を停止 → 電波不良時には早めに諦めて安全側に倒す 1回の応答に2-3秒かかっている (最短で2秒台前半)
  9. “全体” を見て、決めるべきアーキテクチャー クラウド 越し ローカル 完結 ネットワーク 上下 クラウド上での 推論時間

    100 ms < 2000 ms ローカル上での 推論時間 = 2.1 秒 = ?? 秒 2.1秒以内で、同レベルの推論が可能か? • 実現するためのハードウェアスペックは?コストは? • 得られる即応性・自律性とのトレードオフを考えよう
  10. 進化し続ける AI を業務やサービスに用いる考え方 どの AI が 適しているのか? どうやって AI を

    更新するのか? 進化する技術を扱うなら 更新の仕組みが必要 精度を上げたい コストを下げたい 多くのことをやらせたい
  11. サービスや製品に生成 AI を組み込む アーキテクチャーと実装要素 セルフホスト型 プラットフォーム型 API 型 基盤モデルを自前※で運用・利用 クラウドプロバイダーが運用・提供

    開発元が直接 API を提供 • • • Llama (Facebook) Phi (Microsoft) DeepSeek [基盤モデル] AI を エッジへ置く場合 更新の仕組み + 通信環境 • • • Amazon Bedrock Azure OpenAI Service Vertex AI (Google Cloud) • • • OpenAI API Anthropic API(Claude) DeepSeek [API] AI を クラウドへ置く場合 API 呼び出し + 通信環境
  12. フィジカル AI に必要な通信の要件とは? 大容量 マルチキャリア セキュリティ 管理 基盤モデルの配布や HD 画像送信

    Wi-FI が無くても クラウド AI 閉じてる ネットワーク 1回線から Web / API で制御 フィジカル AI の通信環境は SORACOM で揃います
  13. フィジカル AI の組み込み設計のポイント フィジカル AI とは 現実世界を動かす力に AI を使うこと •

    • • • • エッジ AI でもクラウド AI でもフィジカル AI はできる 遅延の構造を理解してクラウド AI とエッジ AI を検討する クラウド AI の遅延を感じさせない打ち手 (技術+ユーザー体験)を工夫 AI は更新し続ける必要があるため通信が不可欠 SORACOM は通信の、経路・セキュリティ・分析がコントローラブル フィジカル AI 向け「大容量・つながる・安心の通信」 ぜひご相談下さい!