* FOSS4G Tokai 2019 地域課題解決におけるオープンの役割:アーバンデータチャレンジへようこそ
地域課題解決におけるオープンの役割︓アーバンデータチャレンジへようこそ瀬⼾ 寿⼀ @tosseto東京⼤学空間情報科学研究センター・特任講師(併: ⽣産技術研究所・関本研究室/地域未来社会連携研究機構)OSGeo・JP運営委員(OSGeo Foundation Charter Member)アーバンデータチャレンジ実⾏委員会・事務局urbandata-challenge.jp2019/08/24 FOSS4G TOKAI 2019 INSIGHT
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2FOSS4G Tokaiとわたし• 2009年9⽉〜 OSGeo・JP運営委員(OSGeo Foundation Charter Member)• 毎年呼んでいただきありがとうございます• 登壇⽤のお題が出るのがTOKAI -> 今年は「コミュニティ」• 最近は,GIS教材開発,OSM-Notes60万点のデータ分析, Mapbox,robosat …
FOSS4Gはどのシーンでも使える余地が!?➔ 地域課題に地域情報が果たす役割3FOSS4G ECOSYSTEMSource: Rafael Moreno
アーバンデータチャレンジとは︖41. 合⾔葉は「データの⼒を、まちの⼒に」2. 全国の都道府県単位で「地域拠点」を認定、年間を通した各種イベント開催を実施し、多様な主体による持続的なコミュニティの形成・成⻑・横展開が⽬的です︕=「誰でも・いつでも」地域拠点の活動に参加できます※地域拠点は、公募による活動計画書の提出を経て各都道府県1箇所認定し、活動経費として、⺠間企業等からの協賛により年間合計10万円(2回以上の活動が条件)を⽀援しています3. 地域課題の解決を⽬的に、地⽅⾃治体・企業・⼤学・市⺠活動組織等が、データを活⽤してチャレンジする「コミュニティ形成型・コンテスト」です︕= 「誰でも」コンテストに作品を応募できます賞⾦総額200万円 ※2014-2018年までの実績
UDCのもう⼀つのコンセプト︓活動を拡げ&最⼤限「愉しむ」︕地域情報やオープンデータの「新しい」使い⽅にチャレンジ
UDC Tokyo+全国展開 6年間のあゆみ= アジャイル的に試⾏錯誤62013⾸都圏で実施(UDCT)2014全国展開・拠点ブロック開始コーディネータ公募2015ブロックメンター導⼊データスポンサー導⼊学⽣奨励賞導⼊2016メンター研修実施アクティビティ導⼊ベスト地域拠点賞導⼊10拠点・56作品応募20拠点・158作品応募75作品応募30拠点・198作品応募2017中間シンポ地域拠点で初実施(⾦沢)本応募作品を対象にファイナル前⽇にデモ・デー開催40拠点・232作品応募2018中間シンポを地域拠点で実施(⻑野)共通のロゴマーク(CC-BY4.0)・スタッフTシャツ製作49拠点200作品応募2018は延べ132回イベント開催約3,200名の参加者
UDC2018作品応募の概要• 本応募作品総数︓200(前年︓232)/ 応募率74.6%• 概要エントリー総数︓268(前年度︓296)• 地域拠点開催イベントからの応募︓135(67.5%)(愛知:12,三重:12,沖縄・静岡:8,岡⼭・新潟:7 …)【本作品の応募内訳】• アプリケーション︓70作品 ここから• データ︓30作品 最終審査に残るのは• アイデア︓69作品 わずか25作品程度…• アクティビティ︓31作品 (採択率:10-15%)7
UDC2017最終審査会から前夜祭としてDemo Day開催➔ 出展作品から「情熱枠」として最終審査会に復活も8
アプリケーション部⾨・銀賞神エクセル解決アプリ「Excel→CSV」 単なる変換に⾮ず。オープンデータを促進し業務⾰新に誘う導⽕線ツール(⻑野)データ部⾨・⾦賞これからの「まびケア」に向けた避難所周辺施設情報(岡⼭)アクティビティ部⾨・⾦賞安来市のオープンデータを活⽤して地域課題を研究する⾼校⽣の取り組み(島根)アイデア部⾨・⾦賞トータル⾦⿂ナビゲーション「Kingyo AI Navi」(奈良)最終審査に残った作品資料と受賞作品の講評は(まとめて)Webサイトを通じて公開https://urbandata-challenge.jp/
10UDC2018全200作品の頻出キーワード(5回以上使⽤されたもの︓名詞の語句を集計)作品概要 使⽤したデータセットオープンなデータ/仕組みを如何に駆使して作品にするか︖
0123456789 2016 2017 201802468101214 2016 2017 2018東海4ブロックx過去3年間のUDC参加状況※三重ブロック2018年度より参加主催イベント回数 作品応募数• 2016年度︓岐⾩ブロック(ベスト地域拠点新⼈賞)「⼟地スカウター」(アプリケーション部⾨・銅賞)• 2018年度︓愛知ブロック(ベスト地域拠点賞)三重ブロック(ベスト地域拠点新⼈賞)「防災啓発アプリ〜オープンデータで⾃助の意識を⾼めよう」(アクティビティ部⾨・銀賞)11
2018年度ベスト地域拠点賞〜愛知〜→ 2019年11⽉1⽇はUDC中間全体シンポジウム@名古屋︕12今年度の活動予定キックオフミーティング開催日時:2019年8月上旬概要:年度計画の周知と取り組み開始の宣言ハッカソン for チャレンジド開催日時:2019年11月下旬概要:障碍者支援を目的としたサービスの開発公共交通オープンデータハッカソン開催日時:2019年12月中旬概要:GTFSなどを利用したアプリ・サービスの開発自治体オープンデータ活用のためのワークショップ開催日時:2019年10月上旬概要:オープンデータを理解し,活用するための講演・ハンズオン中間シンポジウム開催日時:2019年11月1日(金),2日(土)会場:愛知県みんなこやー!(名古屋弁)みんなおいでん!(三河弁)受賞とその後(1/3)愛知ブロック 活動報告 42018年度にベスト地域拠点賞を受賞なぜか泣いている!?イベント開催:6回本応募数:12件データ部門・入賞「赤ちゃん駅Babyほっ♡ 赤ちゃん連れのおでかけも,これで安心」アクティビティ部門・銀賞「防災啓発アプリ オープンデータで自助の意識を高めよう」受賞とその後(2/3)愛知ブロック 活動報告 5愛知県 大村秀章知事を表敬訪問知事公館にて表敬訪問 知事公館の庭にて記念撮影晝田さんハートつえぇ!!
13UDC 2nd Stage5 YEARS(2019〜2023)Start︕
2019年度、地域拠点は41へ︕地域拠点2回⽬地域拠点3回⽬地域拠点4回⽬地域拠点5回⽬地域拠点6回⽬未応募(フォローアップ拠点)地域拠点賞受賞地域Maped by CARTO & MIERUNE■地域拠点コーディネーター(代表者)南北海道 川⼝陽海(室蘭市企画財政部ICT推進課)⻘森 ⼩塚裕(⻘森県企画政策部情報システム課)岩⼿ 渡邉博幸(⼀関市まちづくり推進部)秋⽥ 柿崎知洋(秋⽥市企画財政部情報統計課)⼭形脇克志(⼭形⼤学データサイエンス教育研究推進センター)福島 藤井淳(会津若松市企画政策部情報統計課)茨城 ⽥中陽祐(⽔⼾市情報政策課)群⾺⿓野正孝(株式会社ブレインファーム/NPO法⼈ブレインファーム、コードフォーグンマ)千葉 ⾓張洋平(チーム千葉県)⻄東京 沖啓介(Code for Hachioji)東東京 榎本真美神奈川伊藤侑果(横須賀市産業振興財団IoT導⼊推進コーディネーター/Code for Yokosuka)新潟⼭﨑達也(⼤学連携新潟協議会ビッグデータ・オープンデータ活⽤研究会)富⼭冨成敬之(アーバンデータチャレンジ2019富⼭県ブロック実⾏委員会[仮])⽯川 福島健⼀郎(コード・フォー・カナザワ)■地域拠点コーディネーター(代表者)福井 吉⽥佳奈代(福井県)⼭梨 塩島諒輔(Code for Yamanashi)⻑野諸⽥和幸(⻑野県伊那市 WikipediaTOWN in INAValley)岐⾩ ⽯井哲治(CODE for GIFU)静岡伊藤允彦(しずおかオープンデータ推進協議会⾃治体会)愛知 向直⼈ (椙⼭⼥学園⼤学⽂化情報学部)三重 斎藤直正(UDC三重実⾏委員会)滋賀 中⻄雅幸(CodeForKusatsu)京都 ⻘⽊和⼈(あおき地理情報システム研究所)⼤阪古崎晃司(LODチャレンジ関⻄⽀部/⼤阪電気通信⼤学)奈良 本多健⼀(Code for Yamatokoriyama)和歌⼭ ⼤池洋史(和歌⼭県企画部企画政策局情報政策課)島根 野⽥哲夫(島根⼤学)岡⼭ 守屋涼⼦(⼀般社団法⼈データクレイドル)⼭⼝ 井本健(吉南株式会社)■地域拠点コーディネーター(代表者)⾹川 英誠⼀朗(Code for Sanuki)愛媛 兼久信次郎(Code for DOGO)⾼知 神原咲⼦(⾼知県⽴⼤学)福岡 安河内公洋(システムラボラトリー株式会社/Code for Kurume)佐賀 ⽜島清豪(株式会社ローカルメディアラボ/Code for Saga)⻑崎 横⼭正⼈(株式会社九州地域情報化研究所/Code for NAGASAKI)熊本 境章(熊本学園⼤学/Code for Kumamoto)⼤分 ⾜⽴郁(公益財団法⼈ハイパーネットワーク社会研究所)宮崎 ⻄本謙⼀郎(宮崎県情報政策課)⿅児島 久永忠範(NPO⿅児島インファーメーション)沖縄 ⽯川晃久(⼀般社団法⼈沖縄オープンラボラトリ)★★★★★
【1st stageからの⼤きな変更点】応募部⾨を分野別に毎年重点分野を設定し学会等と連携• 10の応募部⾨(分野別)を設置予定– 「道路・交通」「河川・港湾・上下⽔道」「住宅・⼟地・公園・公共施設」「まちづくり・都市計画」「農業・林業・漁業」「産業・観光」「医療・健康」「⽣活・⽂化・地域アーカイブ」「教育・政治」「防犯・防災」• 分野や業界との連携について– 概ね2年ごとに重点分野を変えつつ連携を深める予定• 2019年度︓ 「道路・交通」・「⽣活・⽂化・地域アーカイブ」(連携団体︓⼟⽊学会、国⽴国会図書館など)• インフラデータチャレンジ2019とも共同でコンテスト運営︕15
⽣活・⽂化・地域アーカイブの取組• UDC初!?のウェビナー型による話題提供 ▶ 作品制作のヒントに– 次回は9/6(⾦) 19:00-20:00 テーマ︓Wikipedia TOWN• ⽇時やURLは,UDCのFacebookページ ▶ グループでお知らせ︕• 公開可能な話題提供資料は,整理の上で公開予定です16使ってみよう&育ててみようデジタルアーカイブ国立国会図書館のデータベースとジャパンサーチUrban Data Challenge Web Seminar 2019.7.19 by Tomoko Okuda, National Diet Libraryジ ャ パ ン サ ー チ を使ってデジタルアーカイブを我が手に!阿児雄之(あこたかゆき)東京国立博物館Urban Data Challenge 2019「生活・文化・地域アーカイブ」Webinar 2019年8月2日歌川国芳筆「金魚づくし・玉や玉や」東京国立博物館蔵出典:国立博物館所蔵品統合検索システム(https://colbase.nich.go.jp/collectionItems/view/12f08f3c06a62af80737925634848303/26826)BY ta_niiyan2019/08/22 UDC2019「生活・文化・地域アーカイブ」Webミーティング #4三次元点群データを活用した生活・文化・地域アーカイブ~UDC・IDC作品応募に向けてのブレスト~アーバンデータチャレンジ実行委員土木学会 インフラデータ・サービス共創研究小委員会 委員インディゴ株式会社高橋 陽一
17道路・交通(インフラデータ)の取組2019/4/25 3時間とともに水が低い方に移動収束していく様子を観察できますインフラデータチャレンジ 最優秀賞「洪⽔・浸⽔シミュレータ」
インフラデータチャレンジ2019は…︖• アーバンデータチャレンジと共同運営決定︕• コンテスト応募のために利⽤可能なデータは、UDCのWebページおよび「G空間情報センター」を通じて提供予定• ⼟⽊・インフラ分野での普及については、⼟⽊学会⼟⽊情報学委員会「インフラデータ・サービス共創研究⼩委員会」を⽴ち上げ、UDCと連携してイベント等を実施予定18
19アーバンデータチャレンジ2019今年も作品募集予定です︕作品概要︓10⽉頃〜2019年12⽉下旬予定作品本体締切︓2020年 1⽉下旬予定キックオフ︓2019年7⽉1⽇@東京⼤学駒場リサーチキャンパス中間シンポ︓2019年11⽉1⽇(⾦)ウインクあいち最終審査会︓2020年3⽉13-14⽇ 東京⼤学駒場リサーチキャンパスアプリケーション データ アイデア アクティビティ⾦賞 50万円 20万円 10万円 20万円銀賞 30万円 10万円 5万円 10万円銅賞 10万円 5万円 --- 5万円特別賞 オープンガバメント推進協議会賞、⾃治体特別賞(⾦沢市特別賞、⽇野市賞)、学⽣奨励賞 ※各賞該当なしの場合もあります2019年度の応募区分・各部⾨の賞⾦額は鋭意検討中です︕
「データの⼒を、まちの⼒に」地域でオープンに愉しく︕[email protected]urbandata-challenge.jphttps://www.facebook.com/urbandatachallenge20