Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
IaCジェネレーターとBedrockで詳細設計書を生成してみた
Search
Tsukasa_Ishimaru
April 25, 2024
Technology
4
890
IaCジェネレーターとBedrockで詳細設計書を生成してみた
Tsukasa_Ishimaru
April 25, 2024
Tweet
Share
More Decks by Tsukasa_Ishimaru
See All by Tsukasa_Ishimaru
AWS アカウントへのログインを一時的に許可する簡易承認ワークフローを作ってみた
tsukasa_ishimaru
0
110
AWS Application Composer使ってみた
tsukasa_ishimaru
0
180
AWSコスト削減~EC2・RDS自動起動・停止~
tsukasa_ishimaru
0
210
Other Decks in Technology
See All in Technology
競技としてのKaggle、役に立つKaggle
yu4u
6
2.4k
コードファーストの考え方。 Amplify Gen2から学ぶAWS次世代のWeb開発体験
yoshiitaka
2
370
One engineer company with Ruby on Rails
rstankov
2
440
R3のコードから見る実践LINQ実装最適化・コンカレントプログラミング実例
neuecc
3
2.7k
Rustで「プリズモイダル法」を利用して「土量計算」をガチでやる
nokonoko1203
1
310
VSCodeの拡張機能を作っている話
ebarakazuhiro
1
810
Cypress or Playwright?
rainerhahnekamp
0
170
DMM.com アルファ室採用案内資料
hsugita
1
230
モーダル間の変換後の一致性とジャンル表を用いた解釈可能性の考察 ~Text-to-MusicとText-To-ImageかつImage-to-Musicを例に~
otanet
0
310
Building Dashboards as a Hobby
egmc
0
370
実例で紹介するRAG導入時の知見と精度向上の勘所
yamahiro
5
1.7k
中年男性がメインフレームから クラウドへキャリアシフトしてみた
uechishingo
0
180
Featured
See All Featured
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
228
130k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
457
32k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
30
6.4k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
323
20k
Building Your Own Lightsaber
phodgson
100
5.7k
Practical Orchestrator
shlominoach
183
9.7k
Ruby is Unlike a Banana
tanoku
96
10k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
22
3k
Facilitating Awesome Meetings
lara
43
5.6k
Faster Mobile Websites
deanohume
300
30k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
126
32k
Music & Morning Musume
bryan
41
5.6k
Transcript
IaCジェネレーターと Bedrockで詳細設計書を 生成してみた 2024年4月25日 株式会社セゾンテクノロジー クラウドLT大会 vol.8 石丸 司 1
目次 1.自己紹介 2.質問 3.方法 4.やってみた 5.良いところ 6.悪いところ(改善点) 7.おわりに 2
1. 自己紹介 ▪氏名:石丸司(いしまるつかさ) ▪所属:セゾンテクノロジー ▪経歴 2017/4/1 : 新卒入社 2017/7/1~2022/3/31 :
基幹システムのアプリ開発・維持保守 2022/4/1~ : AWSインフラの構築・維持保守 ▪最近の活動 APN AWS Top Engineers選出を目指し、 資格取得、Qiita投稿・LT登壇などを実施中 @tsukasa_aws 3 @Tsukasa_Ishimaru
2. 質問 突然ですが、こんなことを思ったことありませんか? ・とりあえずササっと新規AWS環境の構築をしたけど、 詳細設計書を作るのが正直めんどくさい。。。 ・既存AWS環境の維持保守担当になったけど、詳細設計書がなくて、 どのリソースを使っているのか、わからん。。。 AWSコンソールからポチポチ転記せず、 詳細設計書を生成したい 4
3. 方法 使用するAWSサービス IaCジェネレーター 既存AWSリソースをもとにCloudFormationテンプレートを 作成してくれるサービス(CloudFormationに内包) Amazon Bedrock 生成系AIアプリケーションが作成できるサービス チャット等の基本的な形式であれば、すぐに使える
5
3. 方法(続き) 手順 CloudFormation (IaCジェネレーター) ①IaCジェネレーターを使用して 既存AWS環境のCloudFormation テンプレートを生成 CloudFormation テンプレート(yml形式)
②Amazon Bedrock(Claude 3 Sonnet)のチャットに、 生成したテンプレートと、指示(プロンプト)を記載 Amazon Bedrock (Claude 3 Sonnet) テキスト(CSV形式) ③Amazon BedrockがCSV形式のテキストをチャット上に出力 ④手動でエクセルにコピペ 詳細設計書 6
4. やってみた 今回詳細設計書を生成するAWS環境のシステム構成図(サンプル) 7
4. やってみた(続き) ①IaCジェネレーターを使用してCloudFormationテンプレート生成 8
4. やってみた(続き) ①IaCジェネレーターを使用してCloudFormationテンプレート生成(続き) 9
3. やってみた(続き) ②Amazon Bedrock(Claude 3 Sonnet)のチャットに、 生成したテンプレートと、指示(プロンプト)を記載 サンプル指示(プロンプト) あなたは、AWS環境の構築担当者です。 <yml>
ここに生成したCloudFormationテンプ レートを記載 </yml> <yml></yml>タグの中に記載された yml形式のCloudFormationテンプレー トから、エクセルの詳細設計書を作成して ください。 10
4. やってみた(続き) ③Amazon BedrockがCSV形式のテキストをチャット上に出力 11
4. やってみた(続き) ③Amazon BedrockがCSV形式のテキストをチャット上に出力(続き) 12
4. やってみた(続き) ④手動でエクセルにコピペ 「VPC」シート 13
5. 良いところ ・手軽、且つ、爆速で詳細設計書を作成できる ・いい感じにシートを分割してくれる ・(ついでにこの資料の構成も考えてくれた) 14
6. 悪いところ(改善点) 15 ・シート分割案をBedrockが提案してきた時点では、 InternetGW等のリソースは、「VPC」シートに記載されるはずだったが、 CSV形式での出力時では、「OTHERS」シートに記載されてしまった ⇒プロンプトを改善することで修正できそう ・SecurityGroupの設定値が途中で…になって勝手に省略されてしまう ⇒プロンプトを改善することで修正できそう ・そもそもCSVファイル直接出力してほしい
⇒Agent for Bedrock + Lambdaで実現できそう
7. おわりに • 生成AI活用によって人間が雑務から解放される世界は、 そう遠くない気がする(はやく来てくれ) 16
ご清聴ありがとうございました 17