Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Tech LT #4 人を選ぶ技術
Search
vaaaaanquish
December 24, 2022
Technology
3
4.1k
Tech LT #4 人を選ぶ技術
Tech LT大会4回目の発表資料です
HRになり読んだ本の中から「人を選ぶ技術」を紹介しました
vaaaaanquish
December 24, 2022
Tweet
Share
More Decks by vaaaaanquish
See All by vaaaaanquish
エムスリー流!難読クイズを作ってPythonの深淵に触れるコツ! - 技育CAMPアカデミア
vaaaaanquish
0
160
pandasはPolarsに性能面で追いつき追い越せるのか
vaaaaanquish
6
5.5k
Pythonのパッケージ管理の中級者の壁を超える stapy#98
vaaaaanquish
18
20k
CADDi AI LabにおけるマネージドなMLOps
vaaaaanquish
2
3.4k
RustとCADDi AI LabとML
vaaaaanquish
1
960
機械学習OSSの変遷と未来
vaaaaanquish
2
3.8k
文字列(ダジャレを言いシャレ)
vaaaaanquish
1
15k
xonshとかいうshellの話
vaaaaanquish
1
1.8k
gokartの運用と課題について
vaaaaanquish
5
14k
Other Decks in Technology
See All in Technology
生成AIのガバナンスの全体像と現実解
fnifni
1
180
.NET 9 のパフォーマンス改善
nenonaninu
0
710
WACATE2024冬セッション資料(ユーザビリティ)
scarletplover
0
190
多領域インシデントマネジメントへの挑戦:ハードウェアとソフトウェアの融合が生む課題/Challenge to multidisciplinary incident management: Issues created by the fusion of hardware and software
bitkey
PRO
2
100
Amazon Kendra GenAI Index 登場でどう変わる? 評価から学ぶ最適なRAG構成
naoki_0531
0
100
2024年にチャレンジしたことを振り返るぞ
mitchan
0
130
10個のフィルタをAXI4-Streamでつなげてみた
marsee101
0
160
バクラクのドキュメント解析技術と実データにおける課題 / layerx-ccc-winter-2024
shimacos
2
1k
OpenShift Virtualizationのネットワーク構成を真剣に考えてみた/OpenShift Virtualization's Network Configuration
tnk4on
0
130
Amazon SageMaker Unified Studio(Preview)、Lakehouse と Amazon S3 Tables
ishikawa_satoru
0
150
レンジャーシステムズ | 会社紹介(採用ピッチ)
rssytems
0
150
【re:Invent 2024 アプデ】 Prompt Routing の紹介
champ
0
140
Featured
See All Featured
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
460
33k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
8
1.2k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
520
39k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
341
39k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
232
17k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
5
440
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
330
21k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
54
9.1k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
250
12k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
38
7k
Transcript
Tech LT #4 人を選ぶ技術 Tech HR Lead Shunsuke Kawai
HRになってから読んで良かったなと思えた書籍7選 教科書的な物は多くの企業で既に出来ている事が多い 「組織のルールや仕組み、人を作るとは」という根本の理解が大事 特に↓↓↓の3冊は絶対に読んだほうが良い 実際にエンジニアとして働く中でも 応用出来る事が多々ある
今日の話 • 「人を選ぶ技術」 ◦ 小野 壮彦、2022年11月発売 ◦ コンサル、ZOZOやエゴセンターの経験を元に 人を選ぶという事を構造的に解説 ◦
エンジニアにもわかりやすい”技術”としての構造化 ▪ なぜ必要な技術なのか ▪ この技術を分解した時の各要素 ▪ 前半はややエモーショナルだが 後半まで突き抜けて読むと良い • HR、面接官になる人にとって必読の1冊
書籍題目 • 序章:「人を選ぶ」ということの意義 • 1章:「人を見る目」を分解する • 2章:人を「階層」で捉える • 3章:相手の本質を見抜く実戦メソッド •
4章:人を見る達人となるために • 5章:地雷を踏まないための知恵 • 6章:人を選ぶ現場で今起こっていること • 終章:「人を見る力」がもたらす究極の喜び 今日話すとこ
書籍題目 • 序章:「人を選ぶ」ということの意義 • 1章:「人を見る目」を分解する • 2章:人を「階層」で捉える • 3章:相手の本質を見抜く実戦メソッド •
4章:人を見る達人となるために • 5章:地雷を踏まないための知恵 • 6章:人を選ぶ現場で今起こっていること • 終章:「人を見る力」がもたらす究極の喜び 今日話すとこ ブリリアントジャークを 見抜かなければ組織は崩壊する 量を見て経験を積め 自己分析なしに人は見れない バイアスに気付け 経営の悩みのほとんどが人選び 育つ人を選ぼう
人を4つの「階層」で捉え深ぼる • 1番浅い経験・スキル・知識層はすぐ変わってし まうので入社後機能しない事が多い • コンピテンシー 『好業績者の行動』 成果志向:やり遂げられる? 戦略志向:どんな方法を考えられる? 変革志向:現状打破のために強力なアイデアを打
ち出せる?仕組みを変えられる? • ポテンシャル 『未知のスキルやコンピテンシーの器』 subsetがあり全てのsubsetが重要としている 好奇心:情報を “吸収” して “更新” する 洞察力:情報を ”集め” て “つなげる” 共鳴力:人を “結び” 人に “共鳴” する 胆力: “腹決め” して “律する” • ソース・オブ・エナジー 根源的なエネルギー 使命感と劣等感が陰と陽のように混じりあう バランス良く高い状態が良いとしている 経験・知識・スキル コンピテンシー ポテンシャル ソース・オブ・エナジー 浅い:変わりやすい 深い:変わりにくい
技術面接に置き換える • 1番浅い経験・スキル・知識層はすぐ変わってし まうので入社後機能しない事が多い • コンピテンシー 『好業績者の行動』 成果志向:やり遂げられる? 戦略志向:どんな方法を考えられる? 変革志向:現状打破のために強力なアイデアを打
ち出せる?変えられる? • ポテンシャル 『未知のスキルやコンピテンシーの器』 subsetがあり全てのsubsetが重要としている 好奇心:情報を “吸収” して “更新” する 洞察力:情報を ”集め” て “つなげる” 共鳴力:人を “結び” 人に “共鳴” する 胆力: “腹決め” して “律する” • ソース・オブ・エナジー 根源的なエネルギー 使命感と劣等感が陰と陽のように混じりあう バランス良く高い状態が良いとしている 「k8s使った事ありますか?」「あります」 エピソードベース・インタビューをせよ 「k8sで具体的に何をしましたか?」 「どのような目標をどのような方法で達成しましたか?」 「あなたはその時何をしましたか?」 エピソードベース・インタビューをせよ 「k8sで具体的に何をしましたか?」 「どのような目標をどのような方法で達成しましたか?」 「あなたはその時何をしましたか?」 このレイヤーは筆者も 「客観的な評価は相当ハードルが高くなる」としている 概念として知っていることが大事 2段階でそれぞれ高低が分かるようになってくるとしめたもの 河合は「その手法ってどこで勉強したんですか?勉強会好きな んですね?何故?きっかけは?」「巻き込むのが難しそうな PJですが何かコツがあったんですか?」「どうして折れなかっ たんですか?」のような質問をしている気がする
実戦メソッドで技術面接で使えそうだなと思ったもの • 心を整える ◦ 緊張や忙しさは伝わる、そういった相手に人は自分のポテンシャルを伝えようとしない ◦ アイスブレイク、感謝の言葉を使う ◦ 自分の弱みを口に出すことに日頃から慣れておく ◦
自分の傾向を知る • エピソードを引き出す事に徹する ◦ 「何故やろうと思ったんですか?」「あなたが考えたんですか?」「結果はどうだった?」 ◦ 重要なのは「意見」ではなく「ファクト」 ◦ 準備できないファクトベースの質問でディープダイブ/不意打ちする ▪ 例えば極端な例だが「勉強会って何で行ってるんですか?」を準備している人は居ない だが何故人と人が集まる場所で情報を集め更新しているのかポテンシャルを言語化してもらえる ▪ 言語化が苦手な人に対するケア、話の流れも重要なので基本的に “難しい” という意識は必要 • 自分に酔わない ◦ 「いい話が聞けた!」という日でも相手がそう思っているとは限らない、見落としもある ◦ 「何か違和感がある」という所を言語化する ▪ 面接の中でも違和感を残さない、「XXだと感じたのですが、合ってますか?」 • カルチャーフィットは考えない ◦ カルチャーは入ってくる人が作るものである
最後に終章の良いワードを紹介 • 面接は「ギブアンドテイク」の世界 • ポテンシャル因子がわかればマネジメントもうまくいく • 他人を完璧にジャッジすることなどできない どんなにつぶさに見抜いたと思っても読み違いや見逃しはあるし、 バイアスを完全になくす事は不可能だ …
人は平等でないのと同時に、一定でもない … 自らの至らなさについて自覚的であるべきだ
いますぐ買おう! https://amzn.to/3FMqHSN