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統計の基礎2 基礎統計量

xjorv
January 25, 2021

統計の基礎2 基礎統計量

統計の基礎2では、基礎統計量について説明します。

xjorv

January 25, 2021
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Transcript

  1. 平均値 標本の和を標本数で割ったもの ҧ = σ =1 n • 最もよく用いられる代表値の一つ •

    正規分布では代表値として適している * ҧ は平均を表すときによく使われる表現
  2. 分散 標本のばらつきを示す指標の一つ 2 = 1 ෍ =1 ( − ҧ

    )2 • 個々の値と平均の差の二乗和を標本数で割ったもの • 標準偏差の二乗にあたる
  3. 母分散と不偏分散 標本の分散は不偏分散と呼ばれる 2 = 1 − 1 ෍ =1 (

    − ҧ )2 • 標本分散は母分散よりやや大きくなる • n-1個の情報が決まると、n個目のデータは一意的に決まる から1を引く、とよく説明される * データを実際に計算機で操作するときには不偏分散を使っているときが多いので、気にする必要はそれほど高くない https://stats.biopapyrus.jp/stats/var.html
  4. 標準偏差 分散の平方根のこと s = 1 -1 σ =1 ( −

    ҧ )2 • ばらつきを表すときに最もよく使用される
  5. 標準誤差 s = 1 1 -1 σ =1 ( −

    ҧ )2 標準偏差を標本数の平方根で割ったもの • 平均値の推定範囲を示す • 平均に注目したデータで用いる • ばらつきを意味するパラメータではない
  6. 共分散 対応する2つのデータの偏差の積のこと = 1 -1 ෍ =1 ( − ҧ

    ) − ത • 共分散を単独で使用する場合は少ない • 相関係数や共分散分析の計算に用いる