開発リーダーが結果的にPMと言われるまで2019-09-17Roppongi Product Manager Meetup #8〜Tech 企業の現役プロダクトマネジャーが本音で話す〜スマートキャンプ株式会社 郷田 祥史
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目的PMになりたいエンジニアに対して実体験を紹介することかなと思います。※内容スマートではなく、泥臭い系です。※現在PMについて勉強中なので、内容がつたないことはご了承ください。PMとして活躍されてる方からは、 FBもらえると嬉しいです・・・!2
発表内容1. 自己紹介・会社紹介・プロダクト紹介2. 自称PMとなるまでの経緯と、取り組んだ施策の紹介3
自己紹介2014年4月:スキルアップ・ビデオテクノロジーズ株式会社- Androidネイティブアプリ開発(要件定義、検証、開発)- 独自CMSでのSI保守運用(機能開発、リリース)- 動画配信プラットフォーム開発、保守運用(機能開発、修正)2016年10月:スマートキャンプ株式会社- BOXIL(ボクシル)の開発、保守運用(DBの再設計、リプレース)- エンジニア採用- コーポレートITの立ち上げ(Pマーク取得、採用)- Biscuet(ビスケット)の立ち上げ4郷田 祥史(Goda Yoshifumi)「ジャイアン」って呼んでください!
はじめに会社紹介、プロダクト紹介5
VISIONSmall Company, Big Business.ビジネス規模は、必ずしも組織の規模には比例しないことを、私たちは証明します。
MISSIONテクノロジーで社会の非効率を無くす「Small Company, Big Business.」 を実現するために果たすべき使命
PRODUCTBtoBマーケティングの集客からリード獲得までを自動化するBtoBマーケティングプラットフォームビジネスパーソンのライフスタイルを支援するテクノロジーと人をつなぐビジネスメディア営業プロセスを「仕組み化」し見込み顧客と営業の質を最大化するBPO、コンサルティングサービス効果的なインサイドセールスにより営業活動を最適化するインサイドセールスマネージメントSaaS
スマートキャンプについてその他は、会社資料・PRメディア等をご覧ください。9speakerdeckスマートキャンプ 会社説明資料スマキャンPRメディア「.▲.tent.」「スマートキャンプ 会社説明資料」 「スマートキャンプ tent」
Biscuet(ビスケット)について10インサイドセールスマネージメントSaaS
Product Vision11効率的かつ効果的な営業組織を世の中に広めるProduct Vision
見込み顧客12営業組織の推移1Market MQL SQL顧客推移幅広い業務知識と経験が必要であり属人的になりやすい。営業業務 展示会/セミナー 架電 商談 顧客サポートSales担当別市場 顧客ClientSalesSalesSales
Marketing見込み顧客13営業組織の推移2Market MQL SQL顧客推移Sales市場 顧客ClientSalesSales営業業務 展示会/セミナー 架電 商談 顧客サポート担当別
CustomerSuccessMarketing見込み顧客14営業組織の推移3Market MQL SQL顧客推移Sales市場 顧客ClientSales営業業務 展示会/セミナー 架電 商談 顧客サポート担当別
見込み顧客15営業組織の推移4Market MQL SQL顧客対応が担当営業に依存せず、専門領域に集中Marketing Inside Sales Field SalesCustomerSuccess市場 顧客Client顧客推移営業業務 展示会/セミナー 架電 商談 顧客サポート役割別
Field SalesInside Sales見込み顧客16サービス領域Market MQL SQLMarketing Customer Success市場 顧客Client顧客推移役割りCSCTI,WebMTGMASFA,CRMISLeadGenABM領域別SaaS
利用技術17ミドルウェア / インフラバックエンドフロントデータ基盤監視CI/CD
開発リーダーが、結果的にPMと言われるまでやってきたことを振り返りました。その中で、何をやって、どんな問題が起きたか、どのように対処してきたかを紹介します。18
プロダクトとの関わり方192018年 2019年4月 7月 10月 1月 4月 7月BALESの業務自動化BALESの業務専用システム開発12月Biscuet開発エンジニア開発リーダープロダクト屋さん9月PMBiscuetRelease!コーポレートIT立ち上げ開発チームにJOIN!開発リーダー1ヶ月育休!Biscuet着手1回目の越境2回目の越境
Biscuet着手時に、状況を整理してみた何のためにBiscuetを作るの・・・?誰のどのような問題を解決するプロダクト・・・?営業戦略が数年先のストーリーだけ・・・?ジョインしてから、開発リーダーから越境する話20
上司に相談したところ、、、「それを考える役割りを採用する。ジャイアンがやる。の2択だよね。」エンジニア、コーポレートITの採用経験から、0-1の人材採用は簡単じゃないのは知ってる。じゃあ私がやります!(1回目の越境)ジョインしてから、開発リーダーから越境する話21開発リーダープロダクト屋さん
やると決めてからシステム開発はしない!何よりも早く、市場にプロダクトを出す!22
やると決めてからプロダクトのすべてを把握する!ボトルネックを見つける!足りない役割りは自分が補う!役割りを分散させる!23
問題を見つける1. 関係者の業務と役割りを理解する!2. 定期的な振り返りKPTを実施3. 私に起きている問題を共有する多くの問題が見えてきた。。。。24
問題を見つける25中長期のスケジュール無いやん!やること多すぎやん!Biscuetの要件決める人おらんやん!Biscuetの市場どこなん!システムの仕様決める人おらんやん!まとまって開発する時間とれんよ!誰が何やってるか分からんよ!モチベーション上がらんよ!
以下を意識し行動を取る26重要度と優先度を考える自分が対応するべき問題を明確にする恐怖を払拭する
多くの施策を実施1. 私のドメイン知識向上2. エンジニアチームのドメイン知識向上3. プロダクトの有るべきVisionの定義4. プロダクトのターゲットの明確化5. 体制の構築6. プロトタイプの作成と営業FB7. ビジネスサイドのスケジュール確保8. タスク管理の統一9. マーケ、セールス、開発の情報透明度の向上10. 他プロダクトのマネージャーとディスカッション11. 定期的な1on127
1. 私のドメイン知識向上プロダクト作るんだから、誰よりも業界や業務に詳しい必要がある。28業界のSaaSやサービスが出展するEXPO出展している全企業、サービスの理解日本最大級のインサイドセールスに関するカンファレンスセミナーにて流行の学習
2. エンジニアチームのドメイン知識向上29現代のセールスの教科書エンジニアで定期的な読みわせプロダクト作るんだから、誰よりも業界や業務に詳しい必要がある。
3. プロダクトの有るべきVisionの定義Biscuetに関わる人全員で、将来を共通認識とする30インセプションデッキ(半分)の実施セールスとエンジニアで共通認識化エンジニアも自己判断しやすい状態へ
4. プロダクトのターゲットの明確化シンプルなビジネスモデルから、ターゲットを明確にする31リーンキャンバスの作成ビジネスモデルをリーンに定める
5. 体制の構築体制図を作り、足りてない役割りを明確にして、一人ひとりが動きやすくする32
6. プロトタイプの作成と営業FBFigmaでプロトタイプ作成社内でのプロダクト利用者になりうる人、関係者のFB会を設ける33早いフェーズでFBをもらい、プロダクトの認識合わせを行う
7. ビジネスサイドのスケジュール確保プロダクトオーナーが、BALESの事業マネージャーを兼務。週に2時間のMTGは必ず守ってもらう。開発に必要な要求はそこで洗い出す。34物理的な予定をおさえて、プロダクトを前に動かす
8. タスク管理の統一35ビジネスサイドも含めた全予定を同じTimeline(Asana)で管理するAsanaのTimelineをフル活用しすべてのタスクとその期限の見える化中長期はマイルストーンで管理
9. マーケ、セールス、開発の情報透明度の向上36Slackに分報を導入し、今進めているすべてのタスクを全員で共有できるようにセールスと近い人は、セールスの情報を、テックを極めてる人は、テックの情報を共有する
10. 他プロダクトのマネージャーとディスカッション既存サービスの事業部長がどのようにここまで進めてきたか?をヒアリングして、現状とすり合わせる。- 1ヶ月に1度ほど、別プロダクトの事業部長に現状を伝える。- その事業を立ち上げた時にどのような判断をしていたか?をヒアリングする。- 今後どのような問題が起きる可能性があると思うか?をヒアリングする。37
11. 定期的な1on1一人ひとりが、自分がやりたい!と思ってること、今問題だと思っていることが、全然対応されない!という不満がつのる。チームで考えた内容と個人の考えが違うことがあっても、それを個人で声を上げるわけではない。(同調圧力、心理的安全性)- 1on1の実施- 口癖「困ってることある?チームは?個人は?」38
それってプロダクトマネージャーってことだよね?「あなたがやってることはプロダクトマネージャーの仕事だと思います」そうなんだ!知らなかった!どうやら、プロダクトマネージャーが足りてなかったらしい!(2回目の越境)39プロダクト屋さんPM
自称プロダクトマネージャーになりました!40プロダクト屋さんPM
最近してること41システム利用者の業務フロー整理
最近してること42開発プロセスの整理Product Back LogRefinementSprint Back LogSprintPlannning DailyScrumDevelopmentSprintReviewRetroscpetiveProduct Delivery
その他:アドバイザーをフル活用!- セールスマネージャー- IS業務のノウハウ- アジャイルコーチ- アジャイル的手法によるプロセス解決、本質的な課題の特定- (その他複数名の協力)43
その他:勉強進めているのPM関連- 『インスパイアド』- 『ジョブ理論』- 『SPRINT最速仕事術』- 『リーンスタートアップ』- 『ハマるしかけ』- 『コーチングの基本』44
END