Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
VRにおけるUI設計
Search
donabe
December 11, 2021
Programming
0
140
VRにおけるUI設計
VRの最大の敵である「酔い」に対抗すべくVRにおけるUIについてまとめてみました。
donabe
December 11, 2021
Tweet
Share
More Decks by donabe
See All by donabe
AndroidXR 開発ツールごとの できることできないこと
donabe3
0
110
OutOfRange 【プロトスプリントリーグ】
donabe3
0
16
Unityで都市開発シミュレーションゲーム開発をしてみよう
donabe3
0
79
現実 VS バーチャルのマルチプレイゲームを作ろう
donabe3
0
96
Speech to Textureで 思い通りに世界を改変しよう
donabe3
0
15
院試までなにやったか
donabe3
0
17
XR Interaction toolkit & XRHands & Passthrough API で MR 開発
donabe3
0
190
XRの魅力を語りたい
donabe3
0
26
IVRC、Iwaken Lab.で 見える世界が圧倒的に広がった一年 ~VRで非日常を創造して~
donabe3
0
9
Other Decks in Programming
See All in Programming
SRE、開発、QAが協業して挑んだリリースプロセス改革@SRE Kaigi 2025
nealle
3
4.1k
Grafana Loki によるサーバログのコスト削減
mot_techtalk
1
110
Compose でデザインと実装の差異を減らすための取り組み
oidy
1
300
Grafana Cloudとソラカメ
devoc
0
140
最近のVS Codeで気になるニュース 2025/01
74th
1
250
iOSエンジニアから始める visionOS アプリ開発
nao_randd
3
120
Amazon Q Developer Proで効率化するAPI開発入門
seike460
PRO
0
110
昭和の職場からアジャイルの世界へ
kumagoro95
1
350
SpringBoot3.4の構造化ログ #kanjava
irof
2
970
第3回関東Kaggler会_AtCoderはKaggleの役に立つ
chettub
3
890
ISUCON14公式反省会LT: 社内ISUCONの話
astj
PRO
0
180
Flutter × Firebase Genkit で加速する生成 AI アプリ開発
coborinai
0
150
Featured
See All Featured
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
41
7.2k
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.4k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
6
240
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
59k
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
6
540
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.2k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
67
4.6k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Statistics for Hackers
jakevdp
797
220k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
176
9.5k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
460
33k
Transcript
VRにおける UI設計 土鍋
自己紹介 • 土鍋 • 学部二年 • A-PxL(VR部)代表 • Twitter:@donadonadonabe •
普段はUnityでVRゲームを作ってます • IoTもちょっぴりかじってます→
VRにおける最大の敵とは なんでしょうか??
それは「酔い」です
VR酔いによる影響 • 酔ってしまってゲームに集中できない • 長時間プレイできない • VRは酔っちゃうからもうやらないとなってしまう… →VRコンテンツを作るものとして 「酔い対策」は必須!!
原因 • 平衡感覚と視覚情報の不一致 (空を飛んでいるのに椅子に座っている) • 現実の感覚との著しい違い (解像度が低い、カクつく)
対策 • 視野角の確保 • 遅延をなくす • リフレッシュレート • 解像度を上げる •
トラッキング方法 • VR空間の移動方法 • 急な動作をなくす • VR向けのUI • などなど
対策 • 視野角の確保 • 遅延をなくす • リフレッシュレート • 解像度を上げる •
トラッキング方法 • VR空間の移動方法 • 急な動作をなくす • VR向けのUI • などなど HMDの性能による。 基本的にコンテンツを作る人は関与できない。
VRにおけるUI設計の重要性 • 一番は酔い対策 • VRに慣れていない人でもすぐに理解できる • 次の動きを予測させる (急な動作が演出上必要な際などに利用できる)
UIの完成度が高いゲーム 「Half Life Alyx」
Half Life Alyxから学ぶ VRにおけるUI設計において意識すべき点 • 目線にUIを固定しない →意識がUIに集中した状態で周りの景色が動くとすごく酔う →ゆっくり視線を追従するor空間、手に固定 • 距離(近すぎず遠すぎず)
• サイズ(小さすぎでかすぎ)
Half Life Alyxから学ぶ VRにおけるUI設計において意識すべき点 • オブジェクトに埋まらない →常にオブジェクトの前に • 階層(ネスト)を深くしない →特にVRだとUI操作が増えるのは良くない
• 初心者でもわかりやすく • かっこよく!ロマン叶える!
実際に意識しながらゲームを作ってみた (未完成) • UIも楽しいものにしたい! • かっこよく出現するUI • 初めてプレイする人にも優しく • VRでしかできない体験を!!
→視点に追従する常に表示するUI(HPなど) →手を広げて自由な大きさで開けるメニュー
デモ
詰まったところ • UI向けのTransformがあるので すが、これが曲者 • 3Dゲーム内で2Dを扱う • VRのようにCanvasをすべて World Spaceものでは座標系を
考える際にかなり複雑になる。 • 解像度等もUIと3D空間とで 別々で調整が面倒くさい。
ベクトルとクォータニオン(四元数) • 三次元座標にベクトルを用いるのはさすがに慣れたが、 クオータニオンはまだ慣れない。 • インスペクターではオイラー角のrotationがscriptでは quaternion制御
まとめ • テクスチャやエフェクト、アニメーションをこだわれば良くなり そう。 • バグが大量にあるので修正必須
参考資料 • 実際にデザインしてみる!VRアプリのUIデザインを作るプロセス • クォータニオン (Quaternion) を総整理! ~ 三次元物体の回転と姿勢を鮮 やかに扱う
~ • [Unity][C# Script] 回転を自在にあやつろう。 • 【Unity】2つのベクトル間の角度を求める • RectTransform
ご清聴ありがとうございました