YaST を使って、いつでもファイルを昔の状態に戻せる、Windows の「以前のバージョン」機能に対応したファイルサーバーを構築するまでの手順を紹介します。YaST は Linux ディストリビューション openSUSE の設定ツールです。テキストエディタで設定ファイルを編集すること無く、GUI やテキストベースの画面から次のような設定を簡単に行うことができます。
- ユーザーの設定
- ディスクの設定
- IP アドレスの設定
- ファイアウォールの設定
- Samba サーバーの設定
「以前のバージョン」機能は、ファイルサーバーの Samba と Btrfs と Snapper を連携することで実現します。Btrfs は Copy on write という仕組みでスナップショットを取れるファイルシステムです。Snapper は Btrfs のスナップショットを定期的に作成し、さらには古いスナップショットを自動的に間引くことができます。
セミナーの冒頭で openSUSE の最近の動向についても紹介します。