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中小企業におけるSDGsの活用方法_国内外の動向と_活用に向けたステップ_活用事例紹介.pdf

KI Strategy
January 01, 2017

 中小企業におけるSDGsの活用方法_国内外の動向と_活用に向けたステップ_活用事例紹介.pdf

中小企業がSDGsをいかに活用してくべきか紹介します。
抜粋版となります。もしも関連領域でお困りの際は、サステナビリティーとイノベーションに特化したKI Strategyにお気軽にご連絡ください。

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January 01, 2017
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  1. 弊社紹介/代表取締役プロフィール 今井健太郎(いまいけんたろう) 埼玉県深谷市生まれ。 早稲田大学 政治経済学部 国際政治経済学科卒 ・専門は国際金融と開発経済 ・第54回全日本大学囲碁選手権で全国制覇 野村総合研究所 ・保険業界を中心とした調査・研究

    ・内部統制やリスクマネジメントに関わるコンサルティング ・ファンドラップ販売に関わるフロントシステム企画、営業 等 株式会社KI Strategy、代表取締役 ・事業会社の経営戦略、中期経営計画策定支援 ・外資戦略系コンサルファームのPJ支援 等 項目 内容 会社名 株式会社KI Strategy 所在地 〒108‐0014 東京都港区芝5丁目27番3号B-102 ホームページ https://www.kistrategy.co.jp/ 設立 2016年 事業内容 中小企業の社会的インパクト最大化を専門 としたコンサルファーム ・中小企業のビジネスを通じた社会貢献支 援 ・経営戦略×SDGs​~継続的な革新支援~ ・マッチング支援コミュニティー・勉強会 ・途上国BOPビジネス企画・支援 等 代表取締役 今井健太郎 代表取締役社長プロフィール 2
  2. 要旨 【SDGsと国内外の動き】 • SDGs(持続可能な開発目標)は、 2030年に向けた、世界の「目標」、ルールや 規制ではない – 前身のミレミアム開発目標(MDGs)のように途上国の課題だけでなく、新進国の課題にもフォー カスが広がった •

    経団連、GPIF、日証協などでも、SDGsの達成に向け動きだした – 経団連SDGsの達成を目標に「企業行動憲章」を改定 – 世界最大の機関投資家である、GPIF(年金積立管理運用独立行政法人)がESG投資を1兆円規模で 開始と表明 – 日本証券業協会(日証協)は、 SDGs対策諮問機関の設置を表明 • 大企業において、SDGsの達成に向けた取り組みは「スタンダード」に 3
  3. 要旨 4 【経営戦略の歴史とSDGs】 • 経営戦略の父、フレデリック・テイラー(1856~1915)は、ショベル作業の研 究を通し確立した、科学的管理法は近代コンサルの基礎に – 問題は現在企業の抱えている課題の多くは「シャベル」の生産性ではない • 「イノベーション」や「継続的な革新」をいかに生み出し続けるか?

    その方策は 現在模索されているが、一つの観点として「SDGs」が注目される 【中小企業のSDGsの活用】 • もっとも重要なのはマインドモデルの変革 – 事業上の最大の機会は、新技術、新製品、新サービスではなく、社会の問題の解決、すなわち社会的イノ ベーションである Byピータードラッカー • その上で、経営層のリーダーシップ、関係部門との合意形成が求められる
  4. 【そもそもSDGsとは】 2030年に向けた、世界の「目標」、ルールや規制ではない 8 【 SDGs 】 • 17の目標と169のターゲッ ト、230の指標からなる •

    前身のミレミアム開発目標 (MDGs)のように途上国の課題 だけでなく、新進国の課題にも フォーカスが広がった • JICAなども「BOPビジネス」か ら「SDGsビジネス」に呼称を変 更
  5. 【日本国内の動き】 経団連SDGsの達成を目標に「企業行動憲章」を改定 9 ※ 経団連ホームページより引用 【 経団連 】 • Society

    5.0の実現を通じたS DGsの達成を柱 • ESG(環境・社会・ガバナン ス)に配慮した経営の推進によ り、社会的責任への取り組みを 進める • 「大企業」においてはSDGsの 取り組みはスタンダードに
  6. 補足【ESG投資とは】 SRI・ESGは宗教・倫理的動向から進化、SDGsの貢献にも視座が 1920~ • 第一世代SRI(社会的責任投資) • たばこ、アルコールなどキリスト教の教義からの「ネガティブスクリーニング」 1960~ • 第二世代SRI

    • 社会運動の一つとしての株主行動(エンゲージメント) 1990~ • ESG投資(第三世代SRI) • 「ポジティブスクリーニング」、「インテグレーション」 2008~ • インパクト投資(経済的リターンと社会的リターンを意図した投資) • リーマンショックのアンチテーゼ?「神の見えざる手」から、「神の見えざる心」 2015~ • SDGs投資? • 国連の持続可能な開発目標(SDGs)に対する企業の貢献に対する金融からの動向 11
  7. 補足【マーケットの動き】 投資家はESGからSDGsへも関心をよせるように 16% 10% 34% 40% 投資先のSDGsのパフォーマンスをトラッキングしますか? はい、すべての投資先 はい、いくつかの投資先 いいえ、ただ近い将来実

    施します いいえ、いまは検討してい ません • インパクトを重視する投資家は約6割が投資先のSDGsに対するパフォーマンスの トラッキングを実施もしくは、実施を予定している状況 • 先進国にも関連する目標に対するトラッキングも調査対象に ※Global Impact Investing Network(GIIN) ”Annual Impact Investor Survey 2017” に基づきKI Strategyが作成 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 どの目標をトラッキングしますか? SDGs 目標 12
  8. 【ポジティブ・インパクト・ファイナンス原則(PPIF)】 補足【マーケットの動き】 既存、ガリバー金融機関もSDGsに対する投資を続々表明 • 5年で50億米ドル程度 13 • SDGs関連債券2億ドル(15年と 20年債) •

    約600億ドル • SDGsの達成に向け、金融機関が積極的な投融 資を実施する際の原則 • 計19社が参画、金融資産総額は6.6兆米ドル • 途上国の金融機関も参画している点がポイント 他 他 【目標・コミットメント実施】
  9. 【経営戦略の歴史とSDGs】 なぜ今、SDGsなのか、経営戦略の歴史から 15 【フレデリック・テイラー(1856~1915)】 • ハーバード大学法学部入学 ⇒ 目の病気で退学 ⇒ポンプ工場の見習い工 •

    当時の工場現場の賃金体系 – 出来高払い(評価は目分量、しかも給与が増えだすと管理者が賃料を下げる) – 頑張って働く人は「迷惑」 – 不信と恐怖でマネジメントする世界 • 科学的管理法 – ショベル作業の研究(最適重量、最適人員配置、給与インセンティブの分析) • 成果 – 一人当たり作業 16トン⇒59トン(3.7倍) 一人当たり賃金 1.15ドル⇒1.88ドル(+63%) – 生産量あたりコスト 72c ⇒32c(-56%) テイラー1856~1915
  10. 【経営戦略の歴史とSDGs】 なぜ今、SDGsなのか、経営戦略の歴史から 16 【テイラー(科学的管理法)が生み出した主な手法】 • タスク管理 • 作業効率 • マニュアル

    • 段階的賃金制度 • 職能別組織 • テイラーが生み出した科学的管理法は近代コンサルの基礎となったのは史実 – 問題は現在企業の抱えている課題の多くは「シャベル」の生産性ではない • ⇒「イノベーション」や「継続的な革新」をいかに生み出し続けるか? – その方策は現在模索されているが、一つの観点としても「SDGs」が注目される
  11. 【中小企業のSDGsの活用方法】 日本の中小企業にとってはSDGsは関係ないのか? 19 【中小企業】 • SDGsの認知の問題もあるが、「知っ ている」ことそのものにあまり価値 はない • 本来は経営戦略や、バリューチェー

    ン、ガバナンス、評価制度などなど 具体的な「アクション」に繋がって 初めて意味をなすが、そこにはまだ まだ距離が。 • SDGsは崇高な目標、ただし、企業や 団体が活用する為には企業や団体ご とに適切な「翻訳作業」が必要 • 弊社では「翻訳作業」のご支援も実 施
  12. 【中小企業にSDGsは関係ないのか?】 確かに、持続可能性やサステナブルは大企業と親和性が高い側面も 20 自然資本 社会資本 企業資本 【大企業と中小企業】 • 会社の規模だけでは語れないが、大企業 やグローバル企業の方が、企業活動にお

    いて関わる、社会資本や自然資本が大き い傾向にある – 例えば、トヨタ自動車は説明不要なグロー バル企業ですが、車の生産には、貴金属や エネルギー等々様々な自然資本の上で成り 立っています – 別の言い方をすれば、自然資本が痩せ細る と、いずれは企業の成長の足かせにもなり うるということ • サステナブル等の観点の活動の正当性を、 単に「企業の責任」としてではなく、経 営合理性の範疇でも、投資家や経営陣に 説明しやすい 【企業活動】 • 企業は社会資本や自然資本の上で成り立つ ※企業の規模や業種により、企業活動で関わる、自然資本 の大きさは異なる
  13. 【中小企業にSDGsは関係ないのか?】 中小企業の抱えている課題は何か? 21 • 中小企業は売り上げ拡大に課題を抱えているが、その売上拡大を阻む要因としては、「ヒト」 「モノ」「カネ」「情報」「時間」の課題に集約される 0 10 20 30

    40 50 60 70 80 人材不足 製品・サービス・技術不足 資金不足 知識・ノウハウ不足 市場情報の不足 設備の老朽化・不足 規制・制度 その他 0 10 20 30 40 50 60 価格競争の激化 市場ニーズの変化・多様化 消費者の低価格志向 参入企業の増加による過当競争 取引先の廃業 少子高齢化 取引先からの値下げ要請 消費マインドの低下 採用環境の悪化 IT等のビジネス環境変化 公共事業の減少 海外の経済動向 取引先の海外移転 商圏人口の減少 その他 売上拡大を取り組む上での課題 売上拡大を阻害する外的要因 ※東京商工会議所「中小企業の経営課題に関するアンケート結果概要(2017年)」 に基づきKI Strategyが作成
  14. 【中小企業にSDGsは関係ないのか?】 中小企業の抱えている課題解決にSDGsは活用できるのか? 22 • 中小企業が現在抱える課題の対処として、「(シャベルの)生産性の向上」だけでは、対処できない • 「あるべき姿」に近づける一つの方策として、経営におけるSDGsやCSVの観点の導入、ただし万能で はない 経営力 中小企業が抱える課題(現状)

    ヒト ・優秀な人材が獲得できない ・離職率、モチベーション 等 モノ ・自社製品を作りたい ・ブランド力がない、コモデティー化 等 カネ ・資金調達、投資が集まらない 等 情報 ・次なる経営戦略の判断材料がない ・異業種とのコラボやナレッジ共有不足 等 時間 ・今まさにやるべきことが分からない 等 あるべき姿 ・優秀な人材が集まってくる ・離職率が低く、モチベーションが高い 等 ・ブランド力のある自社製品、サービスを保持 等 ・資金が集まってくる 等 ・次なる経営戦略の判断材料が豊富 ・異業種とのコラボやナレッジ共有が活発 等 ・やるべきことが明確になっている 等
  15. 【中小企業にSDGsは関係ないのか?】 社会的イノベーション・ピータードラッカー 23 • 事業上の最大の機会は、新技術、新製品、新サービスではなく、社会の問題の解決、す なわち社会的イノベーションである 【マネジメント(1973年)】 • 「マネジメントは二つのことをすること、一つは「管理」、 もう一つは「企業家的活動」=将来性のない分野から、将

    来性のある分野へ組織的な移動を促す • 企業活動の本質、それは「顧客の創造」である • 「これまでの歴史において、社会的イノベーションは技術 的イノベーションよりも大きな役割を果たしてきた」 • 「事業上の最大の機会は新技術、新製品、新サービスでは なく、社会の問題の解決、すなわち社会的イノベーション である」
  16. 【中小企業にSDGsは関係ないのか?】 経営戦略にいかにSDGsを根付かせるか 25 ステップ1 • 社会的課題とビジネス機会を理解する ステップ2 • 現状把握、取り組むべき優先課題を決定する ステップ3

    • 目標を設定し、コミットメントする ステップ4 • SDGsを経営に統合する ステップ5 • 報告と、学習、改善、ナレッジ共有 ・社会的な課題の内容とそのビジネス機会の理解 ・マインドモデルの変革、意義やメリットの理解 ・ビジネスモデルとバリューチェーンの革新 ・課題の適切な粒度での因数分解 ・目標設定における内部と外部の視点の取り入れ ・コミットメントの方策検討(公表等) ・経営層のリーダーシップ、関係部門との合意形成 ・KPI化、適切なモニタリング ・成果の報告と、適切なPDCAサイクルを回す ・ナレッジの共有と、コミュニティーへの参加
  17. 【ステップ1】 企業活動にとってSDGsがもたらす機会を理解する 【社会の課題は中小企業にとってもビジネスチャンスである】 • 持続可能な開発の実現に向けて、社会の課題は、革新的で有効な解決策を見出し、それを実 現しようとする企業にとっては、新たな市場開拓の機会となりうる。 • 事業上の最大の機会は、新技術、新製品、新サービスではなく、社会の問題の解決、すなわち社会 的イノベーションである (マイケルポーター)

    【社会の課題の解決は、企業の社会的(無形)価値の向上につながりうる】 • バリューチェーンに持続可能性への配慮を組み込むことで、企業は、たとえば、売上の向上、 新規市場の開拓、ブランド力の強化、操業効率の向上、 製品イノベーションを促進、従業員 の離職率引下げ 等により、自社の価値を保護・創造が期待できる。 【社会の課題の解決は、ステークホルダーとの関係の強化につながりうる】 • ステークホルダーとの信頼関係の強化、レピュテーションリスク、その他のリスクの低減が 期待できる。 経営者や担当者だけでなく、社員にいかに意義や意味を周知させるかもポイント
  18. 【ステップ2】 現状把握、取り組むべき優先課題を決定する 27 SDGsの理解 (担当者・経営者) SDGsの周知 (一般社員) 現状の整理 優先課題の特定 目標の設定

    経営へ統合 他社・団体との共同 インパクトの測定 報告・レポート PDCA(知見・洞察) 0 1 2 3 【取り組むべき課題の特定】 • インパクトアプローチ – どの課題に取り組むことが、最もインパクトが あるか仮説を構築し優先課題を決定する • バリューチェーンアプローチ – バリューチェーンにおいて、社会に正と負の影 響を最も及ぼしていると考えられる領域を特定 し優先課題を決定する • CSVアプローチ – 自社で保有する技術やテクノロジー、サービス と親和性の高い領域はどこかを考察し、優先課 題を決定する • オープンアプローチ – 前提条件などにとらわれず、取り組むべき(取 り組みたい)課題を、社内で公募やディスカッ ションを実施し優先課題を決定する 【現状把握(オプション)】 • 既に取り組まれていることがあれば、どのようなこ とを取り組まれているのか整理
  19. 【ステップ2(インパクトアプローチ)】 アウトプットではなくインパクトを最大化する優先課題を特定 あ 最優先 ああ 【挑戦すべき課題は?】 • 自社が取り組むことでインパクトが最大化されると考えられる、社会的課題の特定 • プロジェクト実施前からインパクトの結果は分からない、仮説構築が必要

    – 最終決定は、客観的判断と主観的判断のミックス インプット アクティビ ティー アウトプッ ト アウトカム インパクト 【ロジックモデル(蚊帳製作会社の例)】 【課題の巣】 どれだけ蚊 帳セットが 製造・配布 されたか? 蚊帳が実際に マラリアを減 少させたか? 蚊帳がどのよ うな社会変革 を生み出した か? どこで蚊帳を 作るか等? どれだけ効率 的に蚊帳を作 れるか等?
  20. 【ステップ2 (バリューチェーンアプローチ) 】 バリューチェーンをマッピングし、影響領域を特定する • バリューチェーンにおいて、どのフェーズが「正の影響を最大化」し「負の影響 を最小化」できるか考え優先順位付けを行うという手法もある 蚊帳原材 料 サプライ

    ヤー 調達物流 蚊帳製造 蚊帳販売 蚊帳使用 蚊帳廃棄 マッピング手法例 ・LCA(ライフサイクルアセスメント) ・EEIO(含環境インプット/アウトプット) 等 課題の適切な粒度での因数分解 ・MECE、ロジックツリー、マ トリクス分析、プロセス分析 等
  21. (補足) SDGsは経営戦略や新規事業開発におけるブレストのツールとしても 30 【アウトサイドイン】 • 社会的課題など、外部からの視 点を取り入れ、経営戦略や新規 事業を企画する 【インサイドアウト】 •

    企業が保有する技術やテクノロ ジー、ネットワークなどを、社 会的課題の解決に活用できない かを考察し、経営戦略や新規事 業を企画する アウトサイド (社会) インサイド (企業) 【アウトサイドイン・インサイドアウト】
  22. 【ステップ3】 目標を決定し、コミットメントを実施 【コミットメント】 • 企業において、SDGsの達成への貢 献をコミットメントする企業が増え てきている • コミットメントの方法として、もっ とも手軽で効果的なのは、社外に向

    けてコミットメントを公開すること – 何を、どのように、どれくらい影響を及 ぼすのか(定量的) – どのような目的でコミットメントするの か(定性的) – ただし、誰向けに、なんの向けに公開す るのかは明確に 【SDGs Insight】
  23. 【ステップ4】 SDGsを経営に統合し、企業に根付かせる 現場担当者(個別ターゲット) 研究開発技術担当者 現地カウンターパート営業担当者 担当部門KPI 有害物質の代替物質を2020年度までに発掘 等 新規カウンターパート規模を2倍 等

    例:マラリアネットの糸を製造している中小企業 製品中人体有害物質を2025年までに全廃 ◦◦地域のマラリアネット普及率を3倍に • SDGsを経営に統合するためには、経営者のリーダーシップと関係部門との合意形 成が必須 – そのためには、ステップ1のマインドモデルの変革も重要 現場担当者 経営企画等 経営陣 経営理念 ヴィジョン 経営方針・目標 経営戦略 KPI モニタリング マインドモデル 行動変革
  24. 【再掲】 中小企業の「あるべき姿」にSDGsの活用も 35 • 中小企業と一括りにしても様々な企業や課題を抱えている • それぞれの企業の実態に合わせて、SDGsを上手く「活用」していくことが求められる 経営力 中小企業が抱える課題(現状) ヒト

    ・優秀な人材が獲得できない ・離職率、モチベーション 等 モノ ・自社製品を作りたい ・ブランド力がない、コモデティー化 等 カネ ・資金調達、投資が集まらない 等 情報 ・次なる経営戦略の判断材料がない ・異業種とのコラボやナレッジ共有不足 等 時間 ・今まさにやるべきことが分からない 等 あるべき姿 ・優秀な人材が集まってくる ・離職率が低く、モチベーションが高い 等 ・ブランド力のある自社製品、サービスを保持 等 ・資金が集まってくる 等 ・次なる経営戦略の判断材料が豊富 ・異業種とのコラボやナレッジ共有が活発 等 ・やるべきことが明確になっている 等
  25. (補足) 三方よしなり、すでにやっているのでSDGsは改めて不要という議論 【情報開示について】 • 情報開示してないということは、「何 もやっていないもしくは隠したい事実 がある」と企業をみる層がいることも 事実 • まずは、既存の取り組みを整理するこ

    とで見えてくるものがある場合も • ただし、“無理に”SDGsのフレームワー クを使う必要もないことも事実 実質的 形式的 形式的 実質的 実際に行動 SDGsとして情報発信 実際に行動 SDGsとして情報発信なし 実際の行動なし SDGsなど認知はしている 実際の行動なし SDGsなど認知していない