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マネジメントとコミュニケーションとプロトコルと2023-10-31 吉祥寺.pm34【オンライン】mktakuya
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自己紹介• mktakuya• 向平 卓矢 / むこうひら たくや• 北海道の高専出身• 都内のIT企業で新米エンジニアリングマネージャー• Ruby on RailsとPodcastがすき• 「ゆるふわPodcast」で配信してます yuru28.com• 学生時代からの友人3人でエンジニア雑談
吉祥寺といえば
https://daikoku-jgs.com/free/kichijoji
北海道旭川市の超有名ジンギスカン店が吉祥寺に• 大黒屋 吉祥寺店• 吉祥寺本町1丁目2番7号 吉祥寺アルファビル 2階本店(北海道 旭川5丁目店)の様子 →
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EMになって3ヶ月の所感とか学びとか
https://blog.m6a.jp/entry/2023/08/20/222014
EMになって3ヶ月2.5ヶ月の所感とか学びとか
2023年8月〜 EMになりました• 2023年8月から、エンジニアリングマネージャーというやつになった。• なんとなく、20代のうちはプレイヤーでいようかなと思っていたが、、、• 諸事情によりEMに。
きっかけ
もともと、マネジメントをやってみたかったもともと、「マネジメントやってみたい」という気持ちはあった。内定者インターンのメンターから、チームリーダーくらいまでは経験済。「組織をつくること」「生産性向上のために、コード書く以外ことをする」にあまり抵抗なく、むしろ楽しめるタイプだった。
まだマネジメントは早いかな……と思ってたしかし、自分にはまだ早いかなという気持ちも。• 「20代はプレーヤーでいたいな……」という漠然とした気持ち• エンジニアの学校出てエンジニア5年やって、自分からエンジニアを取ったら何が残るのだろうか……?• 評価とか1on1でフィードバックしてミスって嫌われるのもヤだな……
EMのきっかけ• EMになる打診自体は突然だった。全体告知の1週間前に打診を受ける。• 打診を受けたのは、下記に魅力を感じたから。• 1年半メンバーとして在籍し、信頼関係が出来ている場でのEMチャレンジ• VPoE経験者、1on1本著者の元でマネジメントの訓練を受けられること• そもそも、あとはなにかに背中を押されるだけ状態だったというのも。。• 勝手に「20代はプレーヤー同盟」だと思ってた先輩がMgrになってた
EMのおしごと
EMのおしごと• マネジメントといってもいろいろな領域がある。• プロダクト• プロジェクト• チーム• ピープル、などなどʰΤϯδχΞͷͨΊͷϚωδϝϯτೖʱΑΓ
所属先におけるEMのJob Description• ピープル• 採用、リソース調整、1on1、目標設定や成長支援• プロジェクト・テクノロジー• 開発プロセスや設計・技術負債、生産性• プロダクト• PdMと壁打ちなど
見習い期間の注力領域• ピープルマネジメントに全振り• 対個人: メンバーの成長角度の最大化• 対組織: 開発チームの生産性の最大化• プラスで新卒採用とかはじまってきてたいへんです
コミュニケーションとプロトコル
コミュニケーションとプロトコルテーマの捉え方について• コミュニケーション• 人と人とのコミュニケーション• プロトコル• 規約とかそういうの
最重要コミュニケーション
1on1
1on1とプロトコル
1on1を最重要コミュニケーションと捉える• 会社として個人に提供できる成長機会の中で、1on1は最重要・代替不能。• コード書くとか、設計するとかは実は個人でも出来る。• 「自分の成長に責任を持ち全力で支援する人と過ごす30分」は代替不能。
1on1のプロトコル• 1on1の目的を、下記に設定。• メンバーの成長角度の最大化• 信頼関係を深めること• マネージャーの情報収集• 「この30分で行われる会話は全てこの3つの効果を取りにいくためのもの」だということを一番はじめに握る。
1on1を通じたコーチング• 自分が知っていることを相手に教える(ティーチング)はスケールしない。• 問いかけベースで本人が内省し、成長に繋がる示唆を得られることを支援。• 何度かの「なぜ」を繰り返し、一緒に深ぼっていく。
HCTP: ハイパー調子どう転送プロトコル• ある程度信頼関係が出来たメンバーとの1on1は、「調子どう?」から始める。• 調子良い: 称賛しつつ深掘り。その調子の良さに再現性をもたらす支援。• 調子悪い: 一緒に問題点を深掘り。なるべく自責で捉えて成長機会に。• 3〜4回連続で調子良い: ストレッチしたNext Actionを一緒に探す。• 先日「普通です」って言われて 501 Not Implemented を返しそうになりました• 最初422って書いてたけど他責っぽいなって思って5XXにしました(うまい
1on1で気をつけていること• 1on1の目的の確認をしつこいくらい、随所に入れ込むこと。• e.g. 目的があなたの成長なのであえて自責で捉える方向で話すんですけど〜• 自分が脱線しそうになる時も「これは1on1じゃなくていい話だわ、あとにしよ」• 上記を怠ると……(自分が過去にメンティーとして経験したもの)• 質問が詰問に感じられ萎縮する• 「なんで俺のせいにされなきゃあかんのよ💢」
1on1で起きてほしくない悲しいパターン• 質問が詰問に感じられ萎縮する• 日本的な教育だと、質問は叱責を含むことも多い。「なんで掃除しないの?」• 攻めているのではなく、一緒に深ぼるために問いをしていることを強調。• 自責で捉えてもらう問いで「なんで俺のせいにされなあかんの💢」ってなる• 今の責任範囲をより広げるような問いやFBをすることも。• 成長のための場であるという前提が出来ていないと、必要なFBも受け入れにくい。(過去、それで自分がキレ散らかしたことがある。反省……青い……。)
一句• プロトコル 定めて平和な 1on1• 「この場で行われる会話はすべて↓のためだよ〜」をプロトコルで定義• メンバーの成長角度の最大化• 信頼関係を深めること• マネージャーの情報収集
番外編サマーインターンとの1on1
2023年9月 サマーインターンのメンター業• 会社の新卒エンジニア採用の文脈で、サマーインターンの受け入れ。• 1週間でチーム開発!みたいなやつ。• メンターを担当した。
サマーインターンとの1on1• 学生視点でのインターンの目的は、「夏の成長」「就職先候補選び」• 5日目に最終日面談(1on1)があった。• せっかくなので、メンティーさんの成長につながるFBをしたいという気持ち。• 一方で、会社として一番の目的は弊社に興味を持ってもらうこと。• もっとストレートに言えば、本選考に応募していただくこと。
サマーインターン特有のむずかしさ• 基本的には、1日目ではじめましてで、5日間のFBを最終日にするという形。• 社員さんとは違って、耳の痛いフィードバックを受け入れてもらえるほどの信頼関係をたった5日でつくるのはむずかしい。• 会社としての目的が本選考への応募なので、求めているものを与えて満足感高めるのが最適解のはず。
タイプや求めるものを見極める• インターン参加してくださっている方ごとに、タイプや求めるものを見極める。求められているものを提供する。• 便利な質問→ 「タイムマシンで1日目に戻れるとしたら、どうする?」• 「大満足!同じようにやります!」的な返答• 「◯◯の部分は、もっとこうすればよかったなぁ」的な返答
求めていそうなものを提供する• 「大満足!同じようにやります!」的な返答• まずは称賛する。• そういう大満足な環境を提供できるよ!ぜひ選考受けてね!的なFB• 「◯◯の部分は、もっとこうすればよかったなぁ」的な返答• 一緒にどうすればよかったか深ぼる。示唆を得られるまで問いかける。• こんな感じでいつも1on1してるよー成長支援に力入れてるよー的な話にする。
免責事項• あくまでMgrなって2.5ヶ月1on1やって得た知見というか感想です• すべての場合に適用出来るプロトコルではないかも。• 会社によってMgrに求めるものや1on1の目的違うだろうし。• というかそもそも1on1について体系的に学んだことないので本とか読みます• Mgr筋みたいなのが少しずつついてきて余裕出てきたので
おわり• 今日は家に帰るのが大変でした• 山手線→田園都市線民• ハチ公前 封鎖で無事死亡• よくわからない口から帰りました• EM就任直後は「学びの知見をたくさんアウトプットするぜ!」と息巻いていたのだけど、実際やってみると書けない話が多すぎてふわっとした話しか出来ませんワ