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NIFTY Tech Day 2022 なぜニフティはLeSSを選んだのか。@nifty MAX光における大規模スクラム開発体験談

NIFTY Tech Day 2022 セッション資料

ニフティの新規接続サービス@nifty MAX光は大規模スクラムLeSSで作られました。開発の裏側についてパネルディスカッション形式でお伝えします。

本セッションのアーカイブ動画:
https://youtu.be/-DQ9kumMF8c

NIFTY Tech Day 2022 アーカイブ動画一覧:
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYJnnMO84Y4ScTbh4EB5F-xVwgmPv_cM3

ニフティ株式会社

November 22, 2022
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  1. Copyright ©NIFTY Corporation All Rights Reserved. なぜニフティはLeSSを選んだのか。 @nifty MAX光における 大規模スクラム開発体験談

    基幹システムグループ 入会システムチーム 中廣 可奈子 種田 大地 遠藤 修広 事業開発グループ ISPチーム 基幹システムグループ 課金システムチーム 舟久保 龍成 小倉 聡司 鈴木 恵莉奈 1
  2. 目次 Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 1. @nifty

    MAX光のサービス概要 2. 開発体制とシステム構成 3. LeSSで感じたメリット 4. LeSSで苦労した点とその解決策 5. システム開発のこだわった点 2
  3. @nifty MAX光とは Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 4

    • ニフティ提供のインターネット接続サービス • 約2年振りの接続サービスのリリース • 下り速度最大2Gbpsの高速通信 • 2022/2/28より家電量販店ノジマで販売開始
  4. 開発におけるポイント Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 5 •

    ニフティ会員1IDに対して複数接続サービス ◦ インターネットの多様化 ◦ 速度低下に備えた複数利用 ◦ 他の接続サービスと同時契約 • 完全内製で実施 ◦ リリースまで開発期間が約半年 ◦ スピード重視 ◦ 柔軟に対応
  5. LeSSとは? Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 7 •

    LeSS(Large-Scale Scrum, 大規模スクラム)は 複数のスクラムチームで開発を進めるためのフ レームワーク ◦ スクラムをさらにスケールさせる手法
  6. 各チームの技術スタック Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 8 チームメンバー

    クラウドサービス PG言語 担当システム 特長 中堅1名 若手4名 AWS Python 課金請求系 システム AWS/Pythonでの 開発経験が豊富 ベテラン1名 中堅1名 若手3名 ニフクラ/AWS Java NifMo申込 システム 一部メンバーに 回線提供サービスの ドメイン知識あり 大ベテラン1名 ベテラン3名 ニフクラ/AWS Java @nifty auひかり 申込システム 回線提供サービスの ドメイン知識あり
  7. 他回線サービス申込システム構成図 Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved. 9 問題点

    • 設計の難易度が高い • 要サーバ管理作業 • 可用性が低い • シングルAZ冗長化
  8. @nifty MAX光 申込システム構成図 Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved.

    10 改善点 • マネージドサービス活用 • 設計の難易度低減 • サーバ管理不要 • 可用性の向上 • マルチAZ冗長化
  9. LeSSで感じたメリット 11 • 複数のスクラムチームがあることで、開発を止め ることなく進められた • ドメイン知識やモダンな技術スタックなど 各チームの得意なところは活用、逆に知らない 部分は学習しながら開発を進められた •

    これまでの開発ではコミュニケーションが 自チームで閉じがちだったが、他チームや 他部署とのコミュニケーションが取れた Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved.
  10. LeSSで苦労した点とその解決策 12 • 開発チーム・人員が多い分、PRのレビューやソースコードの マージに時間がかかっていたが、 スピードが出る方法に変更することで解決を図った • 初期は開発メンバー間で意見が出にくく、議論の進みもよく なかったため、アイスブレイクを導入して 開発メンバーのコミュニケーション活性化を図った

    • MAX光を申し込むために必要なすべてのシステムが LeSSの参加チームが担当しているわけではなかったため、 システム間の調整に時間を要した、今後は 他の関連システムもLeSSに参加してもらいたい Copyright © NIFTY Corporation All Rights Reserved.