YouTubeで公開した動画に使用した投影資料の共有です(2026/3/27公開)。
■動画の内容
M&Aで会社を売却する際に欠かせない「インフォメーションメモランダム(IM/企業概要書)」。
しかし、M&A仲介会社やFAにIM作成を丸投げすると、買い手に会社の魅力が伝わりません。
なぜマッチング業者が作るIMでは不十分なのか、その構造的な理由と現実的な解決策を解説します。
■動画URL
【M&A失敗の原因】仲介・FAの「IM」では会社の魅力が伝わらない!公認会計士が解説(18分14秒)
https://youtu.be/6MICET6jvKs
■出演者
古旗淳一(公認会計士・税理士)
株式会社STRコンサルティング代表取締役
買い手企業担当者としてのバックグラウンドを生かし、独立後は数多くのM&Aの相談に対応。
専門家としての知識と現実的な実務経験、最新の現場情報を踏まえてわかりやすく解説します。
【動画内容の要約】
M&Aで会社を売却する際に欠かせない「インフォメーションメモランダム(IM/企業概要書)」。しかし多くの売り手経営者が、M&A仲介会社やFA(ファイナンシャル・アドバイザー)にIM作成を丸投げしてしまい、買い手に会社の魅力が伝わらない事態が起きています。なぜマッチング業者が作るIMでは不十分なのか、その構造的な理由を公認会計士・税理士が買い手側の実務経験をもとに解説します。
▼ M&A仲介・FAは「マッチング業者」であるという大前提
・M&A仲介会社やFAの本質的な役割は、売り手と買い手を引き合わせる「マッチング」
・マッチングと、売り手企業を深く分析してIMにまとめる仕事は、必要な能力もビジネスモデルもまったく異なる
▼ 構造的問題その1:効率と回転率を重視するビジネスモデル
・仲介・FAの多くは成功報酬型のため、1件に時間をかけるより多くの案件を成約させるほうが儲かる
・担当者1人が常時5件~10件を抱えており、1社ごとに深い分析をする時間がない
・このビジネスモデルでは、最高のIMを作って高値を目指す方向にはそもそも動かない
▼ 構造的問題その2:人材の専門性の限界
・マッチング業者が採用で最も重視するのは営業力であり、企業分析の専門性ではない
・IMはフォーマットを埋めただけの最低限の情報で終わっているケースが非常に多い
・特に財務面では、決算書の数字を並べるだけで変動の理由すら説明がないIMが目立つ
▼ IMで失敗しないための現実的な解決策
・IMの作成はマッチング業者に頼まず、ビジネスや財務の専門家に別途依頼すべき
・マッチング業者と契約する前に先にクオリティの高いIMを作っておくことが有効
・IMをそのまま使うことを契約条件にし、それを尊重してくれる業者を選ぶべき