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[2018/07/21]Agile Japan 2018 基調講演まとめ

[2018/07/21]Agile Japan 2018 基調講演まとめ

NaITE #28 「プロダクトオーナーシップ & Agile Japan 2018 参加報告」
https://nagasaki-it-engineers.connpass.com/event/92789/

tosite

July 21, 2018
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Transcript

  1. Agile Japan 2018
    基調講演まとめ
    Event /
    プロダクトオーナーシップ &
    Agile Japan 2018 参加報告
    Date / 2018-07-21 (Sat)
    Presenter / Naoto Teshima (tosite / まおちゃ)

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  2. 今日は長崎から
    来ました!
    (1年ぶり2度目)

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  3. 地方金融機関の
    社内SEです
    PHPでサービスを構築しています
    わたし

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  4. Contact me
    about me
    Facebook
    @mao_sum
    JaSST九州の実行委員もやってます!

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  5. わたし
    個人サービス「ニコカレ!」構築中です
    リリースしたら使ってください!

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  6. 開発中の画面
    画面は開発中のものです

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  7. 画面は開発中のものです
    開発中の画面

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  8. わたし
    2017/07 NaITE実行委員に参加。
    2017/09 XP祭り 2017にて初LT。
    2018/02 長崎QDGにてLT。
    2018/03 JaSST九州実行委員に参加。
    2018/06 PHPカンファレンス福岡2018にてLT。
    2018/07 Agile Japan 2018に参加。

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  9. わたし
    今日はAgile Japan 2018の
    参加報告をさせていただきます!

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  10. 告知
    Agile Japan 2018 長崎サテライト with NaITE
    ● 開催日:2018-09-15(Sat)
    ● 開催地:長崎
    JaSSTソフトウェアテストシンポジウム JaSST'18 Kyushu
    皆様のご参加、心よりお待ちしております!

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  11. 改めて
    今日の話

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  12. 基調講演
    モブプログラミングと
    "フロー"の力

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  13. スピーカー:
    Woody Zuill氏

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  14. Woody Zuill氏について
    ● モブプログラミング生みの親
    ● プログラマー/アジャイルコーチ
    Hunter Industries※

    参加した時の話
    ※スプリンクラー・気象センサーなどの開発を手がけるアメリカの企業

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  15. 今日話すこと
    ・モブプログラミング
    ・フロー
    ・終わりに

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  16. モブプログラミング

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  17. そもそも…
    モブプログラミング
    とは?

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  18. モブプログラミング
    ● 同じPCを使って
    ● 同じ場所で同じ時間を共有して
    ● チームメンバー全員で
    行うプログラミングのこと。

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  19. モブプログラミング
    ルール:
    ● 1人のドライバーがコーディング
    ● 残りは全員ナビゲーター
    ● 時間を決めて役割を交代

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  20. モブプログラミング
    あくまでも考えるのはナビゲーターたちの仕事。
    ドライバーはチームのインプットをキーボードで
    打ち込むだけでいい。

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  21. 実際の映像
    動画はこちら

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  22. 多分あなたはこう思うはずです
    え、みんなで一つのことを?
    それって生産性上がるの?

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  23. モブプログラミング
    Woody氏:
    やあ(´・ω・`)

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  24. モブプログラミング
    Woody氏:
    「モブプロは生産性上がるの?」だって?(´・ω・`)

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  25. モブプログラミング
    Woody氏:
    ごめん、分からないや(´・ω・`)

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  26. モブプログラミング
    Woody氏:
    でも、モブプログラミングを取り入れたら仕事がうまく
    回るって分かったよ(´・ω・`)

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  27. モブプログラミング
    Woody氏:
    というか多分、そもそもの質問が良くないんだ思うな
    (´・ω・`)

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  28. モブプログラミング
    Woody氏:
    「好きな食べ物は?」って質問だと一つの答えしか
    返ってこないけど、「どうして好きなの?」って質問だ
    と色んな答えが返ってくるじゃない?(´・ω・`)

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  29. モブプログラミング
    Woody氏:
    本質をついていない質問からは、正しくない答えしか
    返ってこないよね。(´・ω・`)

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  30. モブプログラミング
    効果的な仕事をする上で、次の視点で考えることが
    多いと思います。
    ● 効率(Efficiency)
    ● 生産性(Productivity)
    ● 効果(Effectiveness)

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  31. モブプログラミング
    これらの要素は一つ一つが独立していると思い込み
    がちですが、それぞれは相互的に作用しているので
    す。
    その一つだけにフォーカスしても、効果的な答えは
    見つかりません。

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  32. モブプログラミング
    Woody氏:
    そこでさっきの質問を変えてみようと思うんだ。
    (´・ω・`)

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  33. モブプログラミング
    Woody氏:
    『モブプロで生産性は上がるのか?』って質問じゃな
    くて、『モブプロは効果的なのか?』、『一緒にするべ
    き仕事をバラバラにやるとして、効果を下げる要因
    は何?』って考えてみるといいかも(´・ω・`)

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  34. ということで

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  35. 突然のワークショップ
    「あなたにとって効率が
    下がってしまう要因は
    何ですか?」
    周りの人と:2分

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  36. モブプログラミング
    たくさん見つかったと思います!
    ちなみにWoody氏が行ったワークショップでは
    実に50個以上の要因が見つかったそうです。

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  37. モブプログラミング
    Woody氏:
    でもモブプロ始めるとこの問題は全部解決するんだ
    よね(´・ω・`)

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  38. モブプログラミング
    Woody氏:
    なぜなら、モブプロは「どうすれば効果的に仕事が行
    えるか」にフォーカスしてるからね(´・ω・`)

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  39. モブプログラミング
    「個人の効率」というよりは「チームの効率」に主眼を
    置いているわけですね。

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  40. 皆さん、こんな経験は
    ありませんか?

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  41. フロー
    作業
    回答待ち
    作業
    回答待ち
    作業
    質問 質問

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  42. フロー
    誰かの回答がないと進められない作業があると、手
    が止まりませんか?

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  43. そして、こうして
    いませんか?

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  44. フロー
    作業1
    回答1待ち
    作業1
    回答1待ち
    作業1
    質問1 質問1
    作業2 作業2
    質問2 質問2
    回答2待ち 回答2待ち

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  45. フロー
    待ち時間に別の仕事を入れることで、マルチタスク
    化して常に仕事を流します。
    待ち時間がなくなったので効果的に仕事ができるよ
    うなりました。

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  46. フロー
    Woody氏:
    でもさー、それって根本的な解決になってないと思う
    んだよね(´・ω・`)

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  47. フロー
    Woody氏:
    だって質問の在庫はどんどんスタックされ続けるわ
    けだし…(´・ω・`)

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  48. フロー
    真の問題は「作業の手が止まる」ことではなく、「質問
    がすぐに返ってこない」ことにあるのです。

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  49. フロー
    Woody氏:
    マルチタスク排除して一個流しにできれば理想的だ
    よね?モブプロだとそれが可能なんだよ(´・ω・`)

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  50. フロー
    その「フロー」を考えてみたいと思います。

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  51. 閑話休題

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  52. 突然のワークショップ
    「チーム」と「グループ」の違いはな
    んだと思いますか?
    周りの人と:2分

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  53. フロー
    グループは「人が集まってるだけ」の状態。
    チームは「共通の理想に向けて役割分担しながら協
    力している」状態。

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  54. フロー
    チーム作りはジグソーパズルに似ているのかなと思
    います。
    1. ざっくりと仮置きして
    2. 凸凹を合わせていく
    1.の段階で止まっているチーム、見たことありませんか?

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  55. フロー
    個人的に感銘を受けた言葉:
    誰かの凹は他の誰かの凸を活かすためにある。

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  56. 閑話休題

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  57. 「心理的フロー」

    「リーンフロー」

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  58. 心理的フローとは

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  59. フロー
    「ゾーン」に入ってる状態のことです。
    時間を忘れて没頭した経験はありませんか?
    個人ではたまに感じることがあると思います。

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  60. フロー
    でもそれってチームで体験できる?
    チームになった瞬間、壊れない?

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  61. フロー
    Woody氏:
    身近な例で考えてみようか。例えばバンドや病院と
    かね。彼らはチームとして目的を持って動いてる。で
    も個人としての目的も持ってるでしょ?(´・ω・`)

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  62. フロー
    個人のフローとチームのフローは対立するものでは
    なく、&でつなぐことができるのです!

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  63. フロー
    モブプロも例外ではなく、心理的フローを経験するこ
    とができます。

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  64. リーンフローとは

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  65. フロー
    製造業などで使われるフローのことです。
    なるべく在庫を抱えないようにして、待ち時間を減ら
    すことに注力しています。

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  66. フロー
    スタックがなく、割り込みもされない、マルチタスクが
    ない状態を継続的に維持できることが理想です。

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  67. フロー
    これは当然ソフトウェア開発でも同じです。

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  68. フロー
    余談ですが、モブプロを取り入れることで、「振り返り
    ・レビュー・設計・認識合わせ・タスク管理」を常に
    行っている状態になる※ため、その分コーディングに
    集中できるとのことです。
    ※「モブプログラミングという働き方」より

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  69. フローがフォーカスするもの

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  70. フロー
    一人ひとりのアウトプットに対してではなく、チーム全
    体の仕事に対してフォーカスしています。

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  71. フロー
    Woody氏:
    当然、個人で見たらムラが出てしまうね。常に100%
    のパフォーマンスなんて出ないからね。(´・ω・`)

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  72. フロー
    Woody氏:
    でもメンバー全員でやれば常にベストなパフォーマン
    スで仕事できるんだよ。(´・ω・`)

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  73. フロー
    ● 心理的フロー
    ○ 個人フロー
    ○ チームフロー
    ● リーンフロー
    のインクリメント。フロー同士は対立せず、Flow++
    の関係にあります。

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  74. フロー
    Woody氏:
    別に常にモブプロに加わってなくてもいいんだよ。い
    つでも参加していいし、抜けたくなったら抜けてい
    いってルールにしてるよ。(´・ω・`)

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  75. 終わりに

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  76. Woody氏が感銘を
    受けた言葉

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  77. 終わりに
    Woody氏は若かりし頃、尊敬している芸術家の方が
    いました。
    彼に「素晴らしい芸術作品を作っているところをぜひ
    見せてほしい!」とお願いしたところ、次の言葉をも
    らったそうです。

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  78. 終わりに
    The object isn’t to make art,it’s to be in that
    wonderful state which makes art inevitable.

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  79. 終わりに
    訳:
    芸術を作ることが重要ではなく、芸術を作り出せる素
    晴らしい状態にあることが重要です。

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  80. 終わりに
    モブプロも全く同じで、環境と準備さえしっかりとして
    いれば、そこから自然とプロダクトが生まれていくの
    だと思います。

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  81. アジャイルという
    「生き方」を実践して
    いきたいなと

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  82. Q.プログラミング以外でモブをして
    いる例はありますか?
    また、実際にモブプロしてますか?

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  83. Q&A
    基調講演の中では明示されませんでしたが、「バン
    ド」や「病院」はそうだと思います。
    ペアプロまでしかしたことないけど、近いうちにやって
    みたいと思います。

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  84. Q.実際のペアプロを取り入れた場
    合の時間配分(個人・チーム)は?

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  85. Q&A
    実際の楽天さんの例をご覧いただければと思いま
    す。

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  86. Q.人数はどれくらいが適正なんで
    すか?

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  87. Q&A
    Hunter Industries社ではこんな感じでやってるという
    ことです。
    自分がチームに必要とされていると感じれば参加す
    るし、不要だと思えば抜けているみたいです。
    「プラクティス」でなく「働き方」。

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