【嬬恋村観光協会年末研修会2023】櫻井宏樹隊員

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1. 地域おこし協力隊活動報告？ 嬬恋村観光協会 2023研修会 櫻井 2023/11/28 1
2. ？の理由 報告というより、今日の発表が活動かもしれない 2023/11/28 2
3. 自己紹介 2023/11/28 3 嬬恋村に来る前 東大の風景デザインの研究室 研究室で東大生にデータ分析等を指導 （東大の設備を使って研究できる） ↓ 嬬恋村観光協会へ 名前：櫻井宏樹 出身：群馬県伊勢崎市 着任してから：約一年半
4. 観光ビジョンづくり のサポート 協力隊の活動として行ってきていることは、、、 2023/11/28 4 （観光系シンクタンクやコンサル的なこと）
5. 嬬恋村の人口の純移動数 • 10代～20代前半の流出 • 男性はＵＩＪターンがあるが、女性は出ていく一方 2023/11/28 5 -100 -50 0 50 100 0～4歳→5～9歳 5～9歳→10～14歳 10～14歳→15～19歳 15～19歳→20～24歳 20～24歳→25～29歳 25～29歳→30～34歳 30～34歳→35～39歳 35～39歳→40～44歳 40～44歳→45～49歳 45～49歳→50～54歳 50～54歳→55～59歳 55～59歳→60～64歳 60～64歳→65～69歳 65～69歳→70～74歳 70～74歳→75～79歳 75～79歳→80～84歳 80～84歳→85～89歳 85～89歳→90歳～ 男（2010→15年と15年→20年の平均） 女（2010→15年と15年→20年の平均） （人）
6. 2045年の嬬恋村の人口ピラミッド 2023/11/28 6
7. 2045年の嬬恋村の人口ピラミッド 2023/11/28 7 これが約２０年なら、４０年後は・・・？
8. 持続可能な地域づくりのために 住む人や訪れる人に選ばれる地域となる必要 → 地域の個性 が重要 2023/11/28 8
9. 地域の個性を育てる 地域の個性についての、良い循環をつくる 地域経済 地域社会 地域資源 地域環境 2023/11/28 9
10. 他の地域の好循環をつくる動き 引用元：長門湯本温泉まち（株） せとうちミーティング 2023/11/09 2023/11/28 10
11. 観光入込客数の推移 2023/11/28 11 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 （万人） 軽井沢町 草津町 嬬恋村 出典：嬬恋村統計、草津町統計、軽井沢町統計 ※地域と時期により、年度または暦年
12. 観光入込客数の推移 2023/11/28 12 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 （万人） 軽井沢町 草津町 嬬恋村 出典：嬬恋村統計、草津町統計、軽井沢町統計 ※地域と時期により、年度または暦年
13. 従来の観光振興の行き詰まり ↓ 地域経営の時代 2023/11/28 13 ※全国的な話
14. 観光地域づくりの中心が、行政から観光地域づくり法人へ 専門性 ◦ 行政は数年ごとに転属してしまうのに観光行政に求められることが専門的に ◦ 転属のない観光地域づくり法人に期待される専門性のある人材 （たぶん）事務局長の三ツ野もそう考えて観光協会を一般社団法人に 2023/11/28 14 その背景は、、、
15. 観光地域づくり法人が 専門性（のある人材）を 手に入れていくには？ 2023/11/28 15
16. お金 2023/11/28 16 結局、観光地域づくり法人の人材不足は資金不足 即戦力を集めるにしても、育てるにしても が必要
17. なので、ここからはお金の話 2023/11/28 17
18. 温泉地域の例：入湯税引き上げ分を基金に 2023/11/28 18 引用元：長門湯本温泉まち（株） せとうちミーティング 2023/11/09
19. 観光地域づくり法人の財源：３つの資金源 • 公的資金（補助金や委託金） ◦ 宿泊税・入湯税・ふるさと納税等の観光の目的税からの補助金 ◦ 委託金 • 共的資金（会費） ◦ 年会費 • 私的資金（収益事業） ◦ 公的資金をもとに作った施設等の運用利益 2023/11/28 19
20. 資金源によって観光地域づくり法人の立ち位置が変わる • 村の資金（公） → 村（村民）に利益還元する必要がある • 会費（共） → 共同体（会員）に利益還元する必要がある • 自主的資金（私） → 出資者に利益還元する必要がある 観光協会が中心的な観光地域づくり法人になる場合 ◦ 行政や住民の理解を得られるか ◦ 会員の理解を得られるか ・・・ 立ち位置のバランスが課題 2023/11/28 20 ※なので収益事業の出資者は村であるべき
21. 注：還元するべき利益は経済的利益に限られない 2023/11/28 21 村など 経済的価値 非経済的価値 ・環境の改善 ・住民の Well Being など ・収入や税収
22. 嬬恋村観光協会の運営資金内訳の推測（概算） ※正確な保証は全然ありません 2023/11/28 22
23. 観光協会の課題 組織として、専門性を高める ＆ 財源を安定させる • 業務の地域おこし協力隊への依存度を減らす ◦ 出向と同じで、辞めた後に、組織としての専門性や業務の維持が困難 ◦ 本来は協会の業務に専従するなら協力隊ではなく協会職員として雇うべき ◦ 地域おこし協力隊の自主的な活動やスキルアップも大切 ※ 地域の情報が集まる観光協会は地域おこし協力隊の着任先としては適所 • 業務の効率化と取捨選択 ◦ 観光行政全体の効率化のために、協会自体の業務の効率化と取捨選択をする 2023/11/28 23
24. 安定した公的資金の調達には透明性や計画性が必要 • どんな目的で使うか • どんな方法に使うか • どんな効果があったか 村相手でも県相手でも国相手でも しっかりした観光ビジョン・収支計画・事業計画などが必要になってくる 2023/11/28 24
25. 動き始めの観光地域づくり法人の課題 資金が必要 専門性が必要 2023/11/28 25
26. 動き始めの観光地域づくり法人の課題 2023/11/28 26 計画等が 足りない 資金が 足りない 人材が 足りない 専門性が 足りない
27. もし観光ビジョンがあったら？ 2023/11/28 27 観光ビジョンの作成は観光地域づくりの重要な一歩 でも計画づくりは専門的技術が必要で、その一方で最初に外注の予算は付けづらい、、、 嬬恋村の観光に、観光ビジョンがあれば状況が変わるかも？ そう思って、そのサポートに取り組んできました 本日後半の観光ビジョンづくりにどうかご協力ください