ふりかえりワークショップ:150分版 ふりかえりのことを学び、色々なアクティビティを体験するワークショップです。
2017/12/20 ver 1.0 2018/07/18 ver 1.5 2019/02/25 ver 1.8
ふりかえりワークショップ~実践&実践~2019/02/22 in ねこもり森 一樹(@viva_tweet_x)
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PM保護者会ファシリテーター紹介森 一樹(@viva_tweet_x)bit Labs所属/チームファシリテーターふりかえり・見える化などを社内外に発信講演・アドバイザー・ワークショップコーチ・研修・執筆各種コミュニティ活動社団法人アジャイルチームを支える会越境者の集い N-Agileアジャイルひよこクラブふりかえり実践会
アイスブレイク(3分)今週、嬉しかったこと/よかったこと今週、新しく気付いたこと
本ワークショップの構成1.目的を知る 2.事前準備を知る3.流れを知る 4.実践する
ふりかえりの諸症状
ふりかえりの諸症状毎回同じふりかえりになる反省会になる忙しいのでふりかえりをスキップする
毎回同じふりかえりになる• とりあえず/有名だからKPT• 目的や効果を理解していない• ふりかえりでしたいことを決めていない
反省会になる• プロダクトに関する問題点を出して終わる• 個人攻撃・批判により重い空気に• つらい気持ちでふりかえりが終わる
忙しいのでふりかえりをスキップする• こんな忙しいのにふりかえりをするの?• タスクが山積みなんだから早くやろうよ!
ふりかえりの諸症状毎回同じふりかえりになる反省会になる忙しいのでふりかえりをスキップするふりかえりの目的を理解しましょう
ふりかえりの目的を知る
ふりかえりの3つの目的・3ステップ
ふりかえりの3つの目的・3ステップ立ち止まる
ふりかえりの3つの目的・3ステップ立ち止まるチームを成長させる
ふりかえりの3つの目的・3ステップ立ち止まるチームを成長させるプロセスをカイゼンする
①立ち止まる立ち止まることがカイゼンのための第一歩
①立ち止まる• チームみんなでゴールに向かう• 靴紐が解けると怪我(ミス)をする• 定期的に靴紐を結びなおす必要がある
①立ち止まる走っていては靴紐は結べない
視野を広げる問題• 走り続けていると視野は狭くなっていく• 視野が狭い状態で問題の全体像は見えない• 意識して視野を広くするのは難しい
視野を広げる• 走り続けていると視野は狭くなっていく• 視野が狭い状態で問題の全体像は見えない• 意識して視野を広くするのは難しい問題 問題• 起こっている問題から一歩引いて、次にすべきことを冷静に考える
「みんなで」止まる問題みんなで情報を共有し全体像が見える
「みんなで」止まる問題みんなで情報を共有し全体像が見えるコラボレーションが発生しやすくなるXXXならAさんが知ってるはずよし、XXXは一緒にやってみよう
「みんなで」止まる• 5分、10分でいいのでみんなで雑談• みんなでコーヒーを買いにいくあいだに会話する問題みんなで情報を共有し全体像が見えるコラボレーションが発生しやすくなるXXXならAさんが知ってるはずよし、XXXは一緒にやってみよう
②チームを成長させる• 成長の第一歩は「関係の質」を高めること• 部分最適から全体最適へ
部分最適と全体最適通常時A30個/hB C20個/h 10個/h受け渡し 受け渡し
部分最適と全体最適通常時A30個/hB C20個/h 10個/h受け渡し 受け渡し 最終成果10個/h
部分最適と全体最適通常時A30個/hB C20個/h 10個/h失敗時受け渡し 受け渡し 最終成果10個/h25個/h 20個/h 10個/h受け渡し 受け渡し 最終成果10個/hミスが原因で生産性ダウン
部分最適と全体最適通常時A30個/hB C20個/h 10個/h失敗時受け渡し 受け渡し 最終成果10個/h30個/h 20個/h 10個/h受け渡し 受け渡し 最終成果10個/hミスが原因で生産性ダウンミスが起こらないようにマニュアルを徹底しました
部分最適と全体最適通常時 30個/h 20個/h 10個/h失敗時受け渡し 受け渡し 最終成果10個/h30個/h 20個/h 10個/h受け渡し 受け渡し 最終成果10個/hミスが原因で生産性ダウンミスが起こらないようにマニュアルを徹底しましたチーム全体の成果にはつながらないA B C
部分最適と全体最適真の改善案 20個/h 20個/h 15個/h受け渡し 受け渡し 最終成果15個/h最終成果は5アップするAの生産性を10犠牲にしてでも、Cを助けるAとCが一緒に実施5アップA B A+C
部分最適と全体最適真の改善案 20個/h 20個/h 15個/h受け渡し 受け渡し 最終成果15個/h最終成果は5アップするAの生産性を10犠牲にしてでも、Cを助けるAとCが一緒に実施5アップ• 実際はこう単純ではないが…• 実際の現場でも起こりがちな部分最適なアクション• 全体最適に向かうように関係の質を高めておくA B A+C
関係の質を高める必ず停止できるふりかえりの時間のなかでチームビルドをしてもよい
関係の質を高める必ず停止できるふりかえりの時間のなかでチームビルドをしてもよい• 今週起こった出来事と一緒に「感謝」を伝える• ワーキングアグリーメントを決める/ワーキングアグリーメントをみんなで見直す• お互いのスキルの共有と、目標の設定• チーム全員の目標の確認と見直し• 個人個人の月間の目標を立てる
関係の質を高める必ず停止できるふりかえりの時間のなかでチームビルドをしてもよい• 今週起こった出来事と一緒に「感謝」を伝える• ワーキングアグリーメントを決める/ワーキングアグリーメントをみんなで見直す• お互いのスキルの共有と、目標の設定• チーム全員の目標の確認と見直し• 個人個人の月間の目標を立てる大事なのは「Mutual Respect」• 相互の価値観の理解• 互いへの認識と尊敬・尊重
③プロセスをカイゼンする• いままでの行動を省みて、よりよいやり方に変える• 失敗は繰り返さないように• 成功は何度も続けられるように
問題をすべて解消する必要はない• マイナスをプラスにするのは非常に労力がかかる• 片っ端から問題解決するのは「ムダ」• 取り組むのであればコアの問題を探す• 問題を共有するだけでも、コミュニケーション・コラボレーションによって問題が解決しやすくなる
よいところを伸ばすマイナスをプラスにするのは大変プラスをよりプラスへチームの成長の実感が成長をより加速させる
自己防衛本能に逆らう• 人間が全員持っている「本能」• 失敗に敏感になりやすい• 自分や他人の失敗ばかりに目が行く• 相手の意見をはねのけるようになる自己防衛本能に逆らい「よいところ」に目を向ける
ふりかえりの3つの目的・3ステップ立ち止まるチームを成長させるプロセスをカイゼンする 視野を広げる みんなで止まる 部分最適と全体最適 関係の質を高める 問題をすべて解消する必要はない よいところを伸ばす 自己防衛本能に逆らう
目的を知る/質疑応答ふりかえりの諸症状・毎回同じふりかえりになる・反省会になる・忙しいのでふりかえりをスキップするふりかえりの目的・立ち止まる・チームを成長させる・プロセスをカイゼンする
ワークショップ今日のワークショップはどんな雰囲気で進めたいですか?
ワークショップどんな雰囲気で進めたいか?(5分)その雰囲気を作るために何をするか?(5分)
ルールフリップチャートに付箋で貼ってください付箋には大きな字で書いてください全員で合意できるものを選んでください1グループのみに1分で発表してもらいます「どんな雰囲気でやりたいか」個人ワーク(2分)+共有・合意(3分)「そのためになにをするか」個人ワーク(2分)+共有・合意(3分)発表(1分)
ワークショップどんな雰囲気で進めたいか?(5分)付箋の色=黄色その雰囲気を作るために何をするか?(5分)付箋の色=ピンクルール・フリップチャートに付箋で貼る・付箋には大きな文字・全員で合意できるものを決める
ふりかえりのステップ:場を設定しよう• 全員が意見を言いやすくする• 前向きな発言をし、生産的な対話がしやすくなる• チームに不安がないか、事前にヒアリングする
アクティビティ:Good & New• 「よかったこと」「新しい気付き」にフォーカス• 前向きな気持ちでふりかえりを開始する
アクティビティ:DPA• Design the Partnership Alliance• チームの決め事を決める• (例)ふりかえりの雰囲気をどうするかを決める
場を設定するアクティビティいろいろMoving Motivators 価値観を共有するDPA 場の雰囲気と、そのためにする行動を合意するOne Word 一言で今の気持ちを表すFocus On / Focus Off 生産的なコミュニケーションのやり方について共有するWorking Agreements チームのルールを新しく決める希望と懸念 ふりかえりに対する希望と懸念事項を共有するSix Thinking Hats(Blue Hat) ふりかえりの目的を話し合うHappiness Rader テーマに対する気持ちを顔文字で表すHappiness Rader for Timeline 今週の日ごとの気持ちを顔文字で表す3 dots ふりかえり前の気持ちを3段階のドットで表す連想ゲーム 今週起こったことについて一言ずつ発言し、1~2分間回すKeep + Wakattakoto よかったこと、分かったことを共有するGood & New よかったこと、新しい気づきを共有する感謝 感謝を言い合う
ふりかえりのステップ:空間をつくろう• リフレッシュできる場所• 会話がしやすい空間• 適切な道具と配置• お菓子・ジュース• 音楽を流す
事前準備を知る/質疑応答場を設定しよう・皆が発言しやすい・前向きな意見が出やすい空気・Good & New, DPAほかアクティビティ空間を作ろう・リフレッシュ出来る場・意見の出しやすい空間
ふりかえりの流れを知ろう場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了する
ふりかえりの流れを知ろう場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了するKPT(KPTA)KPT(KPTA)KPT(KPTA)KPT(KPTA)
ふりかえりの流れを知ろう場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了するGood & NewDPAKPT(KPTA)KPT(KPTA)KPT(KPTA)KPT(KPTA)
ふりかえりの流れを知ろう場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了するGood & NewDPA学習マトリックスドット投票TimelineKPT(KPTA)KPT(KPTA)KPT(KPTA)KPT(KPTA)
• 全員の発言を促す• 前向きな発言をし、生産的な対話を促す• チームに希望や不安などを事前にヒアリングする場を設定するデータを収集するアイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了する
• 事実・感情のデータを収集する• 時系列のデータを収集する• 問題・課題などを分析する場を設定するデータを収集するアイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了する
データを収集するアクティビティいろいろKPT (Keep, Problem) よかったこと、問題を収集するSix Thinkng Hats (White Hat,Red Hat, Yellow Hat, Black Hat)(白)事実・情報/(赤)感情/(黄)よいこと/(黒)悪いことをそれぞれ洗い出すTimeline 時系列の事実、感情を収集するStory of Story時系列の事実、続けること、改善、コミュニケーション・コラボレーションを収集するValue Stream Map プロセスを洗い出し、ムダを収集する555 (Triple Nickels) 交換日記形式で事実・アイデアを収集する喜、怒、哀 感情を収集するFive-Whys 「なぜ」を繰り返して1つの問題の根本原因を探るFMEA「Failure」「Analysis」「Evaluation」「Action」「Validation」に分かれて重要度の高い課題に対してアクションを決める熱気球 我々の活動を早くするもの、遅くするもの、を分析するYWT (Yattakoto, Wakattakoto) やったこと、わかったことを収集するORID (Objective, Reflective) 事実、感情を収集する
• データからカイゼンのアイデアを発想する• 発散によりアイデアをたくさん出す• よいことを継続するための案を考える• 課題の解決策を考える場を設定するデータを収集するアイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了する
アイデアを出すアクティビティいろいろKPT (Try) Keepの強化、Problemの解消を考えるSix Thinking Hats (Green Hat) アイデアを考えるブレインストーミング アイデアをブレストでたくさん出すパターンとシフトTimelineからどんなパターン、シフトがあったかを考える学習マトリックス続けること、改善すること、新しい気付き、感謝を考えるRepeat / Avoid 繰り返す/避けることを考える4Ls(Liked, Learned, Lacked, Longed for)好きなこと、学んだこと、欠けていること、望むことを考えるMarginal Gain 1%の改善をたくさん出すなぜなぜ分析 なぜ失敗したのか、なぜ成功したのかを深堀するFollowing up on Action Items 過去のアクションが出来ているかを見直すCelebration Grid行動と成功失敗のマトリックスより、学習と課題を考えるYWT (Tsugiyarukoto) つぎやることを考えるORID (Interpretative, Decision) 学習を出し、やることを考えるドットによる優先付け 優先付けをしてアイデアを絞る
• アイデアの中から、アクションを決める• 出来るだけ具体的なアクションにする• 一度にたくさんのアクションを選びすぎない場を設定するデータを収集するアイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了する
アクションを決定するアクティビティいろいろKPTA (Action) Tryの中からActionを決定するSix Thinking Hats (Red Hat) アクションを話し合うSMART Goals 具体的なアクションをチームで1つ決めるSSC (Stop, Start, Continue) やめること、始めること、続けることを決めるDAKI (Drop, Add, Keep,Improve)やめること、始めること、続けること、改善を決めるStarfishやめること、始めること、続けること、強化すること、無駄の削減を決めるSmall Starfish 続けること、強化すること、無駄の削減を決めるCircle of Questions 対話によりやることを決めるEffort and Pain 努力が少なく、痛みを軽減するアクションを選ぶFeasible and Useful 実現可能性が高く、役に立つアクションを選ぶドット投票 投票によりアクションを選ぶアクションプランの作成 個別にアクションを決める
• フィードバックを行う• ふりかえりを改善する• チームメンバー同士に感謝を言い合う場を設定するデータを収集するアイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了する
ふりかえりを終了するアクティビティいろいろSix Thinking Hats (Blue Hat) ふりかえりの目的が達成できたかを話し合うプラス/デルタ よかったこと/改善点をフィードバックする感謝 お互いに感謝を言い合う温度計感謝、新しい情報、興味のあること、提案、希望をそれぞれ言い合う投資対効果(ROTI)ふりかえりの投資対効果を聞き、フィードバックを受ける役立った、邪魔した、仮定したふりかえり中に役立った、邪魔した行動、改善点をフィードバックする360度感謝 全員が全員に感謝を言い合う360度フィードバック お互いにフィードバックをしあう3 dots ふりかえり後の気持ちを3段階で表すNote to Self 努力が少なく、痛みを軽減するアクションを選ぶドット投票 自分のためにメモで残す
慣れるまでは流れに沿ってやるとよい場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了する
まずはデータの収集をやってみましょう場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了する
ふりかえりに欠かせない「データ」• プロセスをカイゼンするアイデアを出すためには、「事実」「感情」のデータが必要• 時系列のデータが効果的
KPTの落とし穴TimeGoodBad障害発生原因判明二次災害 辛い収束機能追加勉強会速度向上飲み会
KPTの落とし穴TimeGoodBad障害発生原因判明二次災害 辛い収束機能追加勉強会速度向上飲み会KPTに出やすいのは「印象に残っているもの」KPTに出やすいのは「印象に残っているもの」
KPTの落とし穴TimeGoodBad障害発生原因判明二次災害 辛い収束機能追加勉強会速度向上飲み会KPTに出やすいのは「印象に残っているもの」KPTに出やすいのは「印象に残っているもの」KPTに出やすいのは「印象に残っているもの」真にふりかえるべきものが出ないことも
ワークショップ:Timeline時系列で事実・感情を収集するアクティビティ
ワークショップ:Timeline• テーマ=「今日の仕事の内容」• 3分間で事実・感情の収集• 「感情」の色の付箋に「事実」を書く• 黄色の付箋=嬉しい、面白い、気付き• ピンク色の付箋=悲しい、つらい• 時系列(日付単位)で記入していく• 3分間で共有+追加
Timeline:「今日の仕事の内容」嬉しい、面白い、気付き付箋の色=黄色悲しい、つらい付箋の色=ピンクルール・フリップチャートに付箋で貼る・付箋には大きな文字・「感情」の色の付箋で「事実」を書く
Timelineで時系列の事実・感情を集めました場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了するGood & NewDPATimeline
学習マトリックスでアイデアを出していきます場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了するGood & NewDPA学習マトリックスTimeline
ワークショップ:学習マトリックス収集したデータから、どんなことが見えますか?(ワーク5分 + 共有4分)よかったこと続けたいこと変えたいこと(どう変えたいか)新しいアイデア気付き感謝
学習マトリックスでアイデアを出しました場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了するGood & NewDPA学習マトリックスTimeline
ドット投票でアクションを決定します場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決定するふりかえりを終了するGood & NewDPA学習マトリックスドット投票Timeline
ワークショップ:ドット投票• 1人10票で「次回以降やること」をチームで決めてください(3分)• 1位:6票、2位:3票、3位:1票で上位2つ• 1チームに1分で発表いただきますよかったこと続けたいこと変えたいこと(どう変えたいか)新しいアイデア気付き
ふりかえりの流れのおさらい場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決めるふりかえりを終了するGood & NewDPA学習マトリックスドット投票TimelineKPT(KPTA)KPT(KPTA)KPT(KPTA)KPT(KPTA)
目標により流れも変わるどんなことをふりかえりの目標にしているのか?・課題の解決・学習の共有・成功の継続目標に辿りつくために最適なアクティビティを選びましょう
流れを知る/質疑応答場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決めるふりかえりを終了する学習マトリックスドット投票TimelineGood & NewDPAKPT(KPTA)KPT(KPTA)KPT(KPTA)KPT(KPTA)
休憩(5分)
実践してみよう場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決めるふりかえりを終了する目的:今までのふりかえり/ワークショップをふりかえる
実践してみよう場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決めるふりかえりを終了する目的:今までのふりかえり/ワークショップをふりかえる温度計KPT(KPTA)ORIDSmall Starfish
ワークショップ:ORIDObjective Question客観的問いかけ事実を引き出すReflective Question内省的問いかけ感情を引き出すInterpretative Question解釈的問いかけ学びを引き出すDecision Question決断的問いかけやることを決める
ワークショップ:ORID• O(事実) → R(感情) → I(学び) → D(決定) の順に質問をしておくことで、意見を深化させる• 4分×4で「アイデア出し」までをやってみましょう
Objective Question(客観的問いかけ)• 今までの「ふりかえり」のやり方や、今日のワークショップに対して• 何をしたか• 何を見たり聞いたりしたか• どのようにしたか• 何が起きたか• どんな変化があったか• 変化があったときどのような反応があったか、どんな反応をしたか• 黄色の付箋で記載• 付箋はそれぞれ離して貼ってください
Reflective Question(内省的問いかけ)• 事実に対して• 何を思ったか• 何を感じたか• 楽しかったのはいつか、それはなぜか• 最も熱中したのはいつか、それはなぜか• フラストレーションを覚えたのはいつか、それはなぜか• 辛かったのはいつか、それはなぜか• ピンク色の付箋で記載• 関連する「事実」の近くに貼ってください
Interpretative Question(解釈的問いかけ)• 事実や感情に対して• 気づきは何か• これまでと同じような経験はないか、そのときと比べて今回はどんな違いがあるか• 何か学びはあったか• 最も意味のあったことはなにか• 事実や感情はあなたにとってどんな価値があるか• 事実や感情をあなたはどう解釈したか• 青色の付箋で記載• 関連する「事実」「感情」の近くに貼ってください
Decision Question(決断的問いかけ)• 学びに対して• 思考をどう変えていきたいか• これからどうしたいか• ここにいない人に何を伝えたいか• 緑色の付箋に記載• 関連する「学び」の近くに貼ってください
ワークショップ:Small StarfishKeep続けることMore of何かを始める/追加するとよりよくなるLess of何かをやめる/減らすとよりよくなる今までのふりかえりや、今日のワークショップから得られたことをアクションに変えましょう(6分)
ワークショップ:温度計ワークショップを思い出して1つ2分で口頭で共有していきましょう感謝 他の人がグループに何をもたらしたか新しい情報パズル提案付き苦情希望と願望チームに関連した新しい情報理解はしていないが、興味のあるものやり方を変えたいもの今後望むもの
ワークショップ:温度計感謝 他の人がグループに何をもたらしたか新しい情報パズル提案付き苦情希望と願望チームに関連した新しい情報理解はしていないが、興味のあるものやり方を変えたいもの今後望むものワークショップを思い出して1つ2分で口頭で共有していきましょう
目的に合わせてアクティビティを決めよう場の設定データの収集アイデアを出すアクションを決めるふりかえりを終了する温度計KPT(KPTA)ORID学習マトリックスドット投票TimelineSmall StarfishGood & NewDPA
目標により流れも変わるどんなことをふりかえりの目標にしているのか?・課題の解決・学習の共有・成功の継続目標に辿りつくためのアクティビティを選びましょう
【参考書籍】これだけ!KPTアジャイルレトロスペクティブズFUN RETROSPECTIVESふりかえり読本 場作り編さいごに野村総合研究所では、「bit Labs」という組織で、ふりかえり、スクラムなど、チームへのコーチングを行っております。気になること、ご相談がありましたら気軽にご相談ください。ふりかえりのファシリテーター向けの考え方についてはQiita記事も参考にしてくださいhttps://qiita.com/viva_tweet_x/items/400cf1e1e6b1dffbd140「ふりかえりのファシリテーションを考えてみる」野村総合研究所 bit Labs 森一樹[email protected]@viva_tweet_x (びば)https://www.facebook.com/kazuki.mori.12ふりかえりをもっと知りたい、という方はぜひ「ふりかえり実践会」にご参加ください。https://retrospective.connpass.com/