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ふりかえりワークショップ~実践&実践~

viva_tweet_x
December 21, 2017

 ふりかえりワークショップ~実践&実践~

ふりかえりワークショップ:150分版
ふりかえりのことを学び、色々なアクティビティを体験するワークショップです。

2017/12/20 ver 1.0
2018/07/18 ver 1.5
2019/02/25 ver 1.8

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December 21, 2017
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Transcript

  1. ふりかえりワークショップ
    ~実践&実践~
    2019/02/22 in ねこもり
    森 一樹(@viva_tweet_x)

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  2. PM保護者会
    ファシリテーター紹介
    森 一樹(@viva_tweet_x)
    bit Labs所属/チームファシリテーター
    ふりかえり・見える化などを社内外に発信
    講演・アドバイザー・ワークショップ
    コーチ・研修・執筆
    各種コミュニティ活動
    社団法人アジャイル
    チームを支える会
    越境者の集い N-Agile
    アジャイル
    ひよこクラブ
    ふりかえり実践会

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  3. アイスブレイク(3分)
    今週、嬉しかったこと/よかったこと
    今週、新しく気付いたこと

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  4. 本ワークショップの構成
    1.目的を知る 2.事前準備を知る
    3.流れを知る 4.実践する

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  5. 本ワークショップの構成
    1.目的を知る 2.事前準備を知る
    3.流れを知る 4.実践する

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  6. ふりかえりの諸症状

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  7. ふりかえりの諸症状
    毎回同じふりかえりになる
    反省会になる
    忙しいのでふりかえりをスキップする

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  8. 毎回同じふりかえりになる
    • とりあえず/有名だからKPT
    • 目的や効果を理解していない
    • ふりかえりでしたいことを決めていない

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  9. 反省会になる
    • プロダクトに関する問題点を出して終わる
    • 個人攻撃・批判により重い空気に
    • つらい気持ちでふりかえりが終わる

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  10. 忙しいのでふりかえりをスキップする
    • こんな忙しいのにふりかえりをするの?
    • タスクが山積みなんだから早くやろうよ!

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  11. ふりかえりの諸症状
    毎回同じふりかえりになる
    反省会になる
    忙しいのでふりかえりをスキップする

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  12. ふりかえりの諸症状
    毎回同じふりかえりになる
    反省会になる
    忙しいのでふりかえりをスキップする
    ふりかえりの目的を理解しましょう

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  13. ふりかえりの目的を知る

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  14. ふりかえりの3つの目的・3ステップ

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  15. ふりかえりの3つの目的・3ステップ
    立ち止まる

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  16. ふりかえりの3つの目的・3ステップ
    立ち止まる
    チームを成長させる

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  17. ふりかえりの3つの目的・3ステップ
    立ち止まる
    チームを成長させる
    プロセスをカイゼンする

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  18. ①立ち止まる
    立ち止まることがカイゼンのための第一歩

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  19. ①立ち止まる
    • チームみんなでゴールに向かう
    • 靴紐が解けると怪我(ミス)をする
    • 定期的に靴紐を結びなおす必要がある

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  20. ①立ち止まる
    走っていては靴紐は結べない

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  21. 視野を広げる
    問題
    • 走り続けていると視野は
    狭くなっていく
    • 視野が狭い状態で問題の
    全体像は見えない
    • 意識して視野を広くするのは
    難しい

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  22. 視野を広げる
    • 走り続けていると視野は
    狭くなっていく
    • 視野が狭い状態で問題の
    全体像は見えない
    • 意識して視野を広くするのは
    難しい
    問題 問題
    • 起こっている問題から一歩
    引いて、次にすべきことを
    冷静に考える

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  23. 「みんなで」止まる
    問題
    みんなで情報を共有し
    全体像が見える

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  24. 「みんなで」止まる
    問題
    みんなで情報を共有し
    全体像が見える
    コラボレーションが
    発生しやすくなる
    XXXならAさんが
    知ってるはず
    よし、XXXは
    一緒にやってみよう

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  25. 「みんなで」止まる
    • 5分、10分でいいのでみんなで雑談
    • みんなでコーヒーを買いにいくあいだに会話する
    問題
    みんなで情報を共有し
    全体像が見える
    コラボレーションが
    発生しやすくなる
    XXXならAさんが
    知ってるはず
    よし、XXXは
    一緒にやってみよう

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  26. ②チームを成長させる
    • 成長の第一歩は「関係の質」を高めること
    • 部分最適から全体最適へ

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  27. 部分最適と全体最適
    通常時
    A
    30個/h
    B C
    20個/h 10個/h
    受け渡し 受け渡し

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  28. 部分最適と全体最適
    通常時
    A
    30個/h
    B C
    20個/h 10個/h
    受け渡し 受け渡し 最終成果
    10個/h

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  29. 部分最適と全体最適
    通常時
    A
    30個/h
    B C
    20個/h 10個/h
    失敗時
    受け渡し 受け渡し 最終成果
    10個/h
    25個/h 20個/h 10個/h
    受け渡し 受け渡し 最終成果
    10個/h
    ミスが原因で
    生産性ダウン

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  30. 部分最適と全体最適
    通常時
    A
    30個/h
    B C
    20個/h 10個/h
    失敗時
    受け渡し 受け渡し 最終成果
    10個/h
    30個/h 20個/h 10個/h
    受け渡し 受け渡し 最終成果
    10個/h
    ミスが原因で
    生産性ダウン
    ミスが起こらないように
    マニュアルを徹底しました

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  31. 部分最適と全体最適
    通常時 30個/h 20個/h 10個/h
    失敗時
    受け渡し 受け渡し 最終成果
    10個/h
    30個/h 20個/h 10個/h
    受け渡し 受け渡し 最終成果
    10個/h
    ミスが原因で
    生産性ダウン
    ミスが起こらないように
    マニュアルを徹底しました
    チーム全体の成果には
    つながらない
    A B C

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  32. 部分最適と全体最適
    真の改善案 20個/h 20個/h 15個/h
    受け渡し 受け渡し 最終成果
    15個/h
    最終成果は
    5アップする
    Aの生産性を10犠牲にし
    てでも、Cを助ける
    AとCが一緒に実施
    5アップ
    A B A+C

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  33. 部分最適と全体最適
    真の改善案 20個/h 20個/h 15個/h
    受け渡し 受け渡し 最終成果
    15個/h
    最終成果は
    5アップする
    Aの生産性を10犠牲にし
    てでも、Cを助ける
    AとCが一緒に実施
    5アップ
    • 実際はこう単純ではないが…
    • 実際の現場でも起こりがちな部分最適なアクション
    • 全体最適に向かうように関係の質を高めておく
    A B A+C

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  34. 関係の質を高める
    必ず停止できるふりかえりの時間のなかでチームビルドを
    してもよい

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  35. 関係の質を高める
    必ず停止できるふりかえりの時間のなかでチームビルドを
    してもよい
    • 今週起こった出来事と一緒に「感謝」を伝える
    • ワーキングアグリーメントを決める/
    ワーキングアグリーメントをみんなで見直す
    • お互いのスキルの共有と、目標の設定
    • チーム全員の目標の確認と見直し
    • 個人個人の月間の目標を立てる

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  36. 関係の質を高める
    必ず停止できるふりかえりの時間のなかでチームビルドを
    してもよい
    • 今週起こった出来事と一緒に「感謝」を伝える
    • ワーキングアグリーメントを決める/
    ワーキングアグリーメントをみんなで見直す
    • お互いのスキルの共有と、目標の設定
    • チーム全員の目標の確認と見直し
    • 個人個人の月間の目標を立てる
    大事なのは「Mutual Respect」
    • 相互の価値観の理解
    • 互いへの認識と尊敬・尊重

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  37. ③プロセスをカイゼンする
    • いままでの行動を省みて、よりよいやり方に変える
    • 失敗は繰り返さないように
    • 成功は何度も続けられるように

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  38. 問題をすべて解消する必要はない
    • マイナスをプラスにするのは非常に労力がかかる
    • 片っ端から問題解決するのは「ムダ」
    • 取り組むのであればコアの問題を探す
    • 問題を共有するだけでも、コミュニケーション・
    コラボレーションによって問題が解決しやすくなる

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  39. よいところを伸ばす
    マイナスをプラスにするのは大変
    プラスをよりプラスへ
    チームの成長の実感が成長をより加速させる

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  40. 自己防衛本能に逆らう
    • 人間が全員持っている「本能」
    • 失敗に敏感になりやすい
    • 自分や他人の失敗ばかりに目が行く
    • 相手の意見をはねのけるようになる
    自己防衛本能に逆らい「よいところ」に目を向ける

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  41. ふりかえりの3つの目的・3ステップ
    立ち止まる
    チームを成長させる
    プロセスをカイゼンする
     視野を広げる
     みんなで止まる
     部分最適と全体最適
     関係の質を高める
     問題をすべて解消する必要はない
     よいところを伸ばす
     自己防衛本能に逆らう

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  42. 本ワークショップの構成
    1.目的を知る 2.事前準備を知る
    3.流れを知る 4.実践する

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  43. 目的を知る/質疑応答
    ふりかえりの諸症状
    ・毎回同じふりかえりになる
    ・反省会になる
    ・忙しいのでふりかえりをスキップする
    ふりかえりの目的
    ・立ち止まる
    ・チームを成長させる
    ・プロセスをカイゼンする

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  44. 本ワークショップの構成
    1.目的を知る 2.事前準備を知る
    3.流れを知る 4.実践する

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  45. ワークショップ
    今日のワークショップは
    どんな雰囲気で進めたいですか?

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  46. ワークショップ
    どんな雰囲気で
    進めたいか?
    (5分)
    その雰囲気を
    作るために
    何をするか?
    (5分)

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  47. ルール
    フリップチャートに付箋で貼ってください
    付箋には大きな字で書いてください
    全員で合意できるものを選んでください
    1グループのみに1分で発表してもらいます
    「どんな雰囲気でやりたいか」
    個人ワーク(2分)+共有・合意(3分)
    「そのためになにをするか」
    個人ワーク(2分)+共有・合意(3分)
    発表(1分)

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  48. ワークショップ
    どんな雰囲気で
    進めたいか?
    (5分)
    付箋の色=黄色
    その雰囲気を
    作るために
    何をするか?
    (5分)
    付箋の色=ピンク
    ルール
    ・フリップチャートに付箋で貼る
    ・付箋には大きな文字
    ・全員で合意できるものを決める

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  49. ふりかえりのステップ:場を設定しよう
    • 全員が意見を言いやすくする
    • 前向きな発言をし、生産的な対話がしやすくなる
    • チームに不安がないか、事前にヒアリングする

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  50. アクティビティ:Good & New
    • 「よかったこと」「新しい気付き」にフォーカス
    • 前向きな気持ちでふりかえりを開始する

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  51. アクティビティ:DPA
    • Design the Partnership Alliance
    • チームの決め事を決める
    • (例)ふりかえりの雰囲気をどうするかを決める

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  52. 場を設定するアクティビティいろいろ
    Moving Motivators 価値観を共有する
    DPA 場の雰囲気と、そのためにする行動を合意する
    One Word 一言で今の気持ちを表す
    Focus On / Focus Off 生産的なコミュニケーションのやり方について共有する
    Working Agreements チームのルールを新しく決める
    希望と懸念 ふりかえりに対する希望と懸念事項を共有する
    Six Thinking Hats(Blue Hat) ふりかえりの目的を話し合う
    Happiness Rader テーマに対する気持ちを顔文字で表す
    Happiness Rader for Timeline 今週の日ごとの気持ちを顔文字で表す
    3 dots ふりかえり前の気持ちを3段階のドットで表す
    連想ゲーム 今週起こったことについて一言ずつ発言し、1~2分間回す
    Keep + Wakattakoto よかったこと、分かったことを共有する
    Good & New よかったこと、新しい気づきを共有する
    感謝 感謝を言い合う

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  53. ふりかえりのステップ:空間をつくろう
    • リフレッシュできる場所
    • 会話がしやすい空間
    • 適切な道具と配置
    • お菓子・ジュース
    • 音楽を流す

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  54. 本ワークショップの構成
    1.目的を知る 2.事前準備を知る
    3.流れを知る 4.実践する

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  55. 事前準備を知る/質疑応答
    場を設定しよう
    ・皆が発言しやすい
    ・前向きな意見が出やすい空気
    ・Good & New, DPAほかアクティビティ
    空間を作ろう
    ・リフレッシュ出来る場
    ・意見の出しやすい空間

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  56. 本ワークショップの構成
    1.目的を知る 2.事前準備を知る
    3.流れを知る 4.実践する

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  57. ふりかえりの流れを知ろう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する

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  58. ふりかえりの流れを知ろう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する
    KPT(KP
    TA)
    KPT(KP
    TA)
    KPT
    (KPTA)
    KPT
    (KPTA)

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  59. ふりかえりの流れを知ろう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する
    Good & New
    DPA
    KPT(KP
    TA)
    KPT(KP
    TA)
    KPT
    (KPTA)
    KPT
    (KPTA)

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  60. ふりかえりの流れを知ろう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する
    Good & New
    DPA
    学習
    マトリックス
    ドット投票
    Timeline
    KPT(KP
    TA)
    KPT(KP
    TA)
    KPT
    (KPTA)
    KPT
    (KPTA)

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  61. • 全員の発言を促す
    • 前向きな発言をし、生産的な対話を促す
    • チームに希望や不安などを事前にヒアリングする
    場を設定する
    データを
    収集する
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する

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  62. 場を設定するアクティビティいろいろ
    Moving Motivators 価値観を共有する
    DPA 場の雰囲気と、そのためにする行動を合意する
    One Word 一言で今の気持ちを表す
    Focus On / Focus Off 生産的なコミュニケーションのやり方について共有する
    Working Agreements チームのルールを新しく決める
    希望と懸念 ふりかえりに対する希望と懸念事項を共有する
    Six Thinking Hats(Blue Hat) ふりかえりの目的を話し合う
    Happiness Rader テーマに対する気持ちを顔文字で表す
    Happiness Rader for Timeline 今週の日ごとの気持ちを顔文字で表す
    3 dots ふりかえり前の気持ちを3段階のドットで表す
    連想ゲーム 今週起こったことについて一言ずつ発言し、1~2分間回す
    Keep + Wakattakoto よかったこと、分かったことを共有する
    Good & New よかったこと、新しい気づきを共有する
    感謝 感謝を言い合う

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  63. • 事実・感情のデータを収集する
    • 時系列のデータを収集する
    • 問題・課題などを分析する
    場を設定する
    データを
    収集する
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する

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  64. データを収集するアクティビティいろいろ
    KPT (Keep, Problem) よかったこと、問題を収集する
    Six Thinkng Hats (White Hat,
    Red Hat, Yellow Hat, Black Hat)
    (白)事実・情報/(赤)感情/(黄)よいこと/(黒)悪いこと
    をそれぞれ洗い出す
    Timeline 時系列の事実、感情を収集する
    Story of Story
    時系列の事実、続けること、改善、コミュニケーション・コ
    ラボレーションを収集する
    Value Stream Map プロセスを洗い出し、ムダを収集する
    555 (Triple Nickels) 交換日記形式で事実・アイデアを収集する
    喜、怒、哀 感情を収集する
    Five-Whys 「なぜ」を繰り返して1つの問題の根本原因を探る
    FMEA
    「Failure」「Analysis」「Evaluation」「Action」
    「Validation」に分かれて重要度の高い課題に対してアク
    ションを決める
    熱気球 我々の活動を早くするもの、遅くするもの、を分析する
    YWT (Yattakoto, Wakattakoto) やったこと、わかったことを収集する
    ORID (Objective, Reflective) 事実、感情を収集する

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  65. • データからカイゼンのアイデアを発想する
    • 発散によりアイデアをたくさん出す
    • よいことを継続するための案を考える
    • 課題の解決策を考える
    場を設定する
    データを
    収集する
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する

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  66. アイデアを出すアクティビティいろいろ
    KPT (Try) Keepの強化、Problemの解消を考える
    Six Thinking Hats (Green Hat) アイデアを考える
    ブレインストーミング アイデアをブレストでたくさん出す
    パターンとシフト
    Timelineからどんなパターン、シフトがあったかを
    考える
    学習マトリックス
    続けること、改善すること、新しい気付き、感謝を
    考える
    Repeat / Avoid 繰り返す/避けることを考える
    4Ls
    (Liked, Learned, Lacked, Longed for)
    好きなこと、学んだこと、欠けていること、
    望むことを考える
    Marginal Gain 1%の改善をたくさん出す
    なぜなぜ分析 なぜ失敗したのか、なぜ成功したのかを深堀する
    Following up on Action Items 過去のアクションが出来ているかを見直す
    Celebration Grid
    行動と成功失敗のマトリックスより、
    学習と課題を考える
    YWT (Tsugiyarukoto) つぎやることを考える
    ORID (Interpretative, Decision) 学習を出し、やることを考える
    ドットによる優先付け 優先付けをしてアイデアを絞る

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  67. • アイデアの中から、アクションを決める
    • 出来るだけ具体的なアクションにする
    • 一度にたくさんのアクションを選びすぎない
    場を設定する
    データを
    収集する
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する

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  68. アクションを決定するアクティビティいろいろ
    KPTA (Action) Tryの中からActionを決定する
    Six Thinking Hats (Red Hat) アクションを話し合う
    SMART Goals 具体的なアクションをチームで1つ決める
    SSC (Stop, Start, Continue) やめること、始めること、続けることを決める
    DAKI (Drop, Add, Keep,
    Improve)
    やめること、始めること、続けること、改善を決める
    Starfish
    やめること、始めること、続けること、
    強化すること、無駄の削減を決める
    Small Starfish 続けること、強化すること、無駄の削減を決める
    Circle of Questions 対話によりやることを決める
    Effort and Pain 努力が少なく、痛みを軽減するアクションを選ぶ
    Feasible and Useful 実現可能性が高く、役に立つアクションを選ぶ
    ドット投票 投票によりアクションを選ぶ
    アクションプランの作成 個別にアクションを決める

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  69. • フィードバックを行う
    • ふりかえりを改善する
    • チームメンバー同士に感謝を言い合う
    場を設定する
    データを
    収集する
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する

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  70. ふりかえりを終了するアクティビティいろいろ
    Six Thinking Hats (Blue Hat) ふりかえりの目的が達成できたかを話し合う
    プラス/デルタ よかったこと/改善点をフィードバックする
    感謝 お互いに感謝を言い合う
    温度計
    感謝、新しい情報、興味のあること、提案、希望
    をそれぞれ言い合う
    投資対効果(ROTI)
    ふりかえりの投資対効果を聞き、フィードバック
    を受ける
    役立った、邪魔した、仮定した
    ふりかえり中に役立った、邪魔した行動、改善点
    をフィードバックする
    360度感謝 全員が全員に感謝を言い合う
    360度フィードバック お互いにフィードバックをしあう
    3 dots ふりかえり後の気持ちを3段階で表す
    Note to Self 努力が少なく、痛みを軽減するアクションを選ぶ
    ドット投票 自分のためにメモで残す

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  71. 慣れるまでは流れに沿ってやるとよい
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する

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  72. まずはデータの収集をやってみましょう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する

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  73. ふりかえりに欠かせない「データ」
    • プロセスをカイゼンするアイデアを出すためには、
    「事実」「感情」のデータが必要
    • 時系列のデータが効果的

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  74. KPTの落とし穴
    Time
    Good
    Bad
    障害
    発生
    原因
    判明
    二次
    災害 辛



    機能
    追加
    勉強

    速度
    向上
    飲み

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  75. KPTの落とし穴
    Time
    Good
    Bad
    障害
    発生
    原因
    判明
    二次
    災害 辛



    機能
    追加
    勉強

    速度
    向上
    飲み

    KPTに出やすいのは
    「印象に残っているも
    の」
    KPTに
    出やすいのは
    「印象に残っ
    ているもの」

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  76. KPTの落とし穴
    Time
    Good
    Bad
    障害
    発生
    原因
    判明
    二次
    災害 辛



    機能
    追加
    勉強

    速度
    向上
    飲み

    KPTに出やすいのは
    「印象に残っているも
    の」
    KPTに
    出やすいのは
    「印象に残っ
    ているもの」
    KPTに
    出やすいのは
    「印象に残っ
    ているもの」
    真にふりかえ
    るべきものが
    出ないことも

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  77. ワークショップ:Timeline
    時系列で事実・感情を収集するアクティビティ

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  78. ワークショップ:Timeline
    • テーマ=「今日の仕事の内容」
    • 3分間で事実・感情の収集
    • 「感情」の色の付箋に「事実」を書く
    • 黄色の付箋=嬉しい、面白い、気付き
    • ピンク色の付箋=悲しい、つらい
    • 時系列(日付単位)で記入していく
    • 3分間で共有+追加

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  79. Timeline:「今日の仕事の内容」
    嬉しい、面白い、気付き
    付箋の色=黄色
    悲しい、つらい
    付箋の色=ピンク
    ルール
    ・フリップチャートに付箋で貼る
    ・付箋には大きな文字
    ・「感情」の色の付箋で「事実」を書く

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  80. Timelineで時系列の事実・感情を集めました
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する
    Good & New
    DPA
    Timeline

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  81. 学習マトリックスでアイデアを出していきます
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する
    Good & New
    DPA
    学習
    マトリックス
    Timeline

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  82. ワークショップ:学習マトリックス
    収集したデータから、どんなことが見えますか?
    (ワーク5分 + 共有4分)
    よかったこと
    続けたいこと
    変えたいこと
    (どう変えたいか)
    新しいアイデア
    気付き
    感謝

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  83. 学習マトリックスでアイデアを出しました
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する
    Good & New
    DPA
    学習
    マトリックス
    Timeline

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  84. ドット投票でアクションを決定します
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決定する
    ふりかえりを
    終了する
    Good & New
    DPA
    学習
    マトリックス
    ドット投票
    Timeline

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  85. ワークショップ:ドット投票
    • 1人10票で「次回以降やること」をチームで
    決めてください(3分)
    • 1位:6票、2位:3票、3位:1票で上位2つ
    • 1チームに1分で発表いただきます
    よかったこと
    続けたいこと
    変えたいこと
    (どう変えたいか)
    新しいアイデア
    気付き

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  86. ふりかえりの流れのおさらい
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決める
    ふりかえりを
    終了する
    Good & New
    DPA
    学習
    マトリックス
    ドット投票
    Timeline
    KPT(KP
    TA)
    KPT(KP
    TA)
    KPT
    (KPTA)
    KPT
    (KPTA)

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  87. 本ワークショップの構成
    1.目的を知る 2.事前準備を知る
    3.流れを知る 4.実践する

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  88. 目標により流れも変わる
    どんなことをふりかえりの
    目標にしているのか?
    ・課題の解決
    ・学習の共有
    ・成功の継続
    目標に辿りつくために最適な
    アクティビティを選びましょう

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  89. 本ワークショップの構成
    1.目的を知る 2.事前準備を知る
    3.流れを知る 4.実践する

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  90. 流れを知る/質疑応答
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決める
    ふりかえりを
    終了する
    学習
    マトリックス
    ドット投票
    Timeline
    Good & New
    DPA
    KPT(KP
    TA)
    KPT(KP
    TA)
    KPT
    (KPTA)
    KPT
    (KPTA)

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  91. 休憩(5分)

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  92. 本ワークショップの構成
    1.目的を知る 2.事前準備を知る
    3.流れを知る 4.実践する

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  93. 実践してみよう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決める
    ふりかえりを
    終了する
    目的:今までのふりかえり/
    ワークショップをふりかえる

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  94. 実践してみよう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決める
    ふりかえりを
    終了する
    目的:今までのふりかえり/
    ワークショップをふりかえる
    温度計
    KPT(KP
    TA)
    ORID
    Small Starfish

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  95. 実践してみよう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決める
    ふりかえりを
    終了する
    目的:今までのふりかえり/
    ワークショップをふりかえる
    温度計
    KPT(KP
    TA)
    ORID
    Small Starfish

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  96. ワークショップ:ORID
    Objective Question
    客観的問いかけ
    事実を引き出す
    Reflective Question
    内省的問いかけ
    感情を引き出す
    Interpretative Question
    解釈的問いかけ
    学びを引き出す
    Decision Question
    決断的問いかけ
    やることを決める

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  97. ワークショップ:ORID
    • O(事実) → R(感情) → I(学び) → D(決定) の順に
    質問をしておくことで、意見を深化させる
    • 4分×4で「アイデア出し」までをやってみましょう

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  98. Objective Question(客観的問いかけ)
    • 今までの「ふりかえり」のやり方や、
    今日のワークショップに対して
    • 何をしたか
    • 何を見たり聞いたりしたか
    • どのようにしたか
    • 何が起きたか
    • どんな変化があったか
    • 変化があったときどのような反応があったか、
    どんな反応をしたか
    • 黄色の付箋で記載
    • 付箋はそれぞれ離して貼ってください

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  99. Reflective Question(内省的問いかけ)
    • 事実に対して
    • 何を思ったか
    • 何を感じたか
    • 楽しかったのはいつか、それはなぜか
    • 最も熱中したのはいつか、それはなぜか
    • フラストレーションを覚えたのはいつか、
    それはなぜか
    • 辛かったのはいつか、それはなぜか
    • ピンク色の付箋で記載
    • 関連する「事実」の近くに貼ってください

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  100. Interpretative Question(解釈的問いかけ)
    • 事実や感情に対して
    • 気づきは何か
    • これまでと同じような経験はないか、
    そのときと比べて今回はどんな違いがあるか
    • 何か学びはあったか
    • 最も意味のあったことはなにか
    • 事実や感情はあなたにとってどんな価値がある

    • 事実や感情をあなたはどう解釈したか
    • 青色の付箋で記載
    • 関連する「事実」「感情」の近くに
    貼ってください

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  101. Decision Question(決断的問いかけ)
    • 学びに対して
    • 思考をどう変えていきたいか
    • これからどうしたいか
    • ここにいない人に何を伝えたいか
    • 緑色の付箋に記載
    • 関連する「学び」の近くに貼ってください

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  102. 実践してみよう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決める
    ふりかえりを
    終了する
    目的:今までのふりかえり/
    ワークショップをふりかえる
    温度計
    KPT(KP
    TA)
    ORID
    Small Starfish

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  103. 実践してみよう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決める
    ふりかえりを
    終了する
    目的:今までのふりかえり/
    ワークショップをふりかえる
    温度計
    KPT(KP
    TA)
    ORID
    Small Starfish

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  104. ワークショップ:Small Starfish
    Keep
    続けること
    More of
    何かを始める/追加すると
    よりよくなる
    Less of
    何かをやめる/減らすと
    よりよくなる
    今までのふりかえりや、今日のワークショップから
    得られたことをアクションに変えましょう(6分)

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  105. 実践してみよう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決める
    ふりかえりを
    終了する
    目的:今までのふりかえり/
    ワークショップをふりかえる
    温度計
    KPT(KP
    TA)
    ORID
    Small Starfish

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  106. 実践してみよう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決める
    ふりかえりを
    終了する
    目的:今までのふりかえり/
    ワークショップをふりかえる
    温度計
    KPT(KP
    TA)
    ORID
    Small Starfish

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  107. ワークショップ:温度計
    ワークショップを思い出して1つ2分で
    口頭で共有していきましょう
    感謝 他の人がグループに何をもたらしたか
    新しい情報
    パズル
    提案付き苦情
    希望と願望
    チームに関連した新しい情報
    理解はしていないが、興味のあるもの
    やり方を変えたいもの
    今後望むもの

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  108. ワークショップ:温度計
    感謝 他の人がグループに何をもたらしたか
    新しい情報
    パズル
    提案付き苦情
    希望と願望
    チームに関連した新しい情報
    理解はしていないが、興味のあるもの
    やり方を変えたいもの
    今後望むもの
    ワークショップを思い出して1つ2分で
    口頭で共有していきましょう

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  109. ワークショップ:温度計
    感謝 他の人がグループに何をもたらしたか
    新しい情報
    パズル
    提案付き苦情
    希望と願望
    チームに関連した新しい情報
    理解はしていないが、興味のあるもの
    やり方を変えたいもの
    今後望むもの
    ワークショップを思い出して1つ2分で
    口頭で共有していきましょう

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  110. ワークショップ:温度計
    感謝 他の人がグループに何をもたらしたか
    新しい情報
    パズル
    提案付き苦情
    希望と願望
    チームに関連した新しい情報
    理解はしていないが、興味のあるもの
    やり方を変えたいもの
    今後望むもの
    ワークショップを思い出して1つ2分で
    口頭で共有していきましょう

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  111. ワークショップ:温度計
    感謝 他の人がグループに何をもたらしたか
    新しい情報
    パズル
    提案付き苦情
    希望と願望
    チームに関連した新しい情報
    理解はしていないが、興味のあるもの
    やり方を変えたいもの
    今後望むもの
    ワークショップを思い出して1つ2分で
    口頭で共有していきましょう

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  112. ワークショップ:温度計
    感謝 他の人がグループに何をもたらしたか
    新しい情報
    パズル
    提案付き苦情
    希望と願望
    チームに関連した新しい情報
    理解はしていないが、興味のあるもの
    やり方を変えたいもの
    今後望むもの
    ワークショップを思い出して1つ2分で
    口頭で共有していきましょう

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  113. ふりかえりの諸症状
    毎回同じふりかえりになる
    反省会になる
    忙しいのでふりかえりをスキップする
    ふりかえりの目的を理解しましょう

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  114. ふりかえりの3つの目的・3ステップ
    立ち止まる
    チームを成長させる
    プロセスをカイゼンする
     視野を広げる
     みんなで止まる
     部分最適と全体最適
     関係の質を高める
     問題をすべて解消する必要はない
     よいところを伸ばす
     自己防衛本能に逆らう

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  115. 目的に合わせてアクティビティを決めよう
    場の設定
    データの収集
    アイデアを出す
    アクションを
    決める
    ふりかえりを
    終了する
    温度計
    KPT(KP
    TA)
    ORID
    学習
    マトリックス
    ドット投票
    Timeline
    Small Starfish
    Good & New
    DPA

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  116. 目標により流れも変わる
    どんなことをふりかえりの目標に
    しているのか?
    ・課題の解決
    ・学習の共有
    ・成功の継続
    目標に辿りつくためのアクティビティ
    を選びましょう

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  117. 【参考書籍】
    これだけ!KPT
    アジャイルレトロスペクティブズ
    FUN RETROSPECTIVES
    ふりかえり読本 場作り編
    さいごに
    野村総合研究所では、「bit Labs」という組織で、ふりかえり、スクラムなど、
    チームへのコーチングを行っております。
    気になること、ご相談がありましたら気軽にご相談ください。
    ふりかえりのファシリテーター向けの考え方については
    Qiita記事も参考にしてください
    https://qiita.com/viva_tweet_x/items/400cf1e1e6b1dffbd140
    「ふりかえりのファシリテーションを考えてみる」
    野村総合研究所 bit Labs 森一樹
    [email protected]
    @viva_tweet_x (びば)
    https://www.facebook.com/kazuki.mori.12
    ふりかえりをもっと知りたい、という方はぜひ
    「ふりかえり実践会」にご参加ください。
    https://retrospective.connpass.com/

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