Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳

ふりかえりワークショップ~実践&実践~

viva_tweet_x
December 21, 2017

 ふりかえりワークショップ~実践&実践~

ふりかえりワークショップ:150分版
ふりかえりのことを学び、色々なアクティビティを体験するワークショップです。

2017/12/20 ver 1.0
2018/07/18 ver 1.5
2019/02/25 ver 1.8

viva_tweet_x

December 21, 2017
Tweet

More Decks by viva_tweet_x

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 部分最適と全体最適 通常時 A 30個/h B C 20個/h 10個/h 失敗時 受け渡し

    受け渡し 最終成果 10個/h 25個/h 20個/h 10個/h 受け渡し 受け渡し 最終成果 10個/h ミスが原因で 生産性ダウン
  2. 部分最適と全体最適 通常時 A 30個/h B C 20個/h 10個/h 失敗時 受け渡し

    受け渡し 最終成果 10個/h 30個/h 20個/h 10個/h 受け渡し 受け渡し 最終成果 10個/h ミスが原因で 生産性ダウン ミスが起こらないように マニュアルを徹底しました
  3. 部分最適と全体最適 通常時 30個/h 20個/h 10個/h 失敗時 受け渡し 受け渡し 最終成果 10個/h

    30個/h 20個/h 10個/h 受け渡し 受け渡し 最終成果 10個/h ミスが原因で 生産性ダウン ミスが起こらないように マニュアルを徹底しました チーム全体の成果には つながらない A B C
  4. 部分最適と全体最適 真の改善案 20個/h 20個/h 15個/h 受け渡し 受け渡し 最終成果 15個/h 最終成果は

    5アップする Aの生産性を10犠牲にし てでも、Cを助ける AとCが一緒に実施 5アップ A B A+C
  5. 部分最適と全体最適 真の改善案 20個/h 20個/h 15個/h 受け渡し 受け渡し 最終成果 15個/h 最終成果は

    5アップする Aの生産性を10犠牲にし てでも、Cを助ける AとCが一緒に実施 5アップ • 実際はこう単純ではないが… • 実際の現場でも起こりがちな部分最適なアクション • 全体最適に向かうように関係の質を高めておく A B A+C
  6. ふりかえりの3つの目的・3ステップ 立ち止まる チームを成長させる プロセスをカイゼンする  視野を広げる  みんなで止まる  部分最適と全体最適

     関係の質を高める  問題をすべて解消する必要はない  よいところを伸ばす  自己防衛本能に逆らう
  7. ワークショップ どんな雰囲気で 進めたいか? (5分) 付箋の色=黄色 その雰囲気を 作るために 何をするか? (5分) 付箋の色=ピンク

    ルール ・フリップチャートに付箋で貼る ・付箋には大きな文字 ・全員で合意できるものを決める
  8. 場を設定するアクティビティいろいろ Moving Motivators 価値観を共有する DPA 場の雰囲気と、そのためにする行動を合意する One Word 一言で今の気持ちを表す Focus

    On / Focus Off 生産的なコミュニケーションのやり方について共有する Working Agreements チームのルールを新しく決める 希望と懸念 ふりかえりに対する希望と懸念事項を共有する Six Thinking Hats(Blue Hat) ふりかえりの目的を話し合う Happiness Rader テーマに対する気持ちを顔文字で表す Happiness Rader for Timeline 今週の日ごとの気持ちを顔文字で表す 3 dots ふりかえり前の気持ちを3段階のドットで表す 連想ゲーム 今週起こったことについて一言ずつ発言し、1~2分間回す Keep + Wakattakoto よかったこと、分かったことを共有する Good & New よかったこと、新しい気づきを共有する 感謝 感謝を言い合う
  9. ふりかえりの流れを知ろう 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決定する ふりかえりを 終了する Good &

    New DPA KPT(KP TA) KPT(KP TA) KPT (KPTA) KPT (KPTA)
  10. ふりかえりの流れを知ろう 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決定する ふりかえりを 終了する Good &

    New DPA 学習 マトリックス ドット投票 Timeline KPT(KP TA) KPT(KP TA) KPT (KPTA) KPT (KPTA)
  11. 場を設定するアクティビティいろいろ Moving Motivators 価値観を共有する DPA 場の雰囲気と、そのためにする行動を合意する One Word 一言で今の気持ちを表す Focus

    On / Focus Off 生産的なコミュニケーションのやり方について共有する Working Agreements チームのルールを新しく決める 希望と懸念 ふりかえりに対する希望と懸念事項を共有する Six Thinking Hats(Blue Hat) ふりかえりの目的を話し合う Happiness Rader テーマに対する気持ちを顔文字で表す Happiness Rader for Timeline 今週の日ごとの気持ちを顔文字で表す 3 dots ふりかえり前の気持ちを3段階のドットで表す 連想ゲーム 今週起こったことについて一言ずつ発言し、1~2分間回す Keep + Wakattakoto よかったこと、分かったことを共有する Good & New よかったこと、新しい気づきを共有する 感謝 感謝を言い合う
  12. データを収集するアクティビティいろいろ KPT (Keep, Problem) よかったこと、問題を収集する Six Thinkng Hats (White Hat,

    Red Hat, Yellow Hat, Black Hat) (白)事実・情報/(赤)感情/(黄)よいこと/(黒)悪いこと をそれぞれ洗い出す Timeline 時系列の事実、感情を収集する Story of Story 時系列の事実、続けること、改善、コミュニケーション・コ ラボレーションを収集する Value Stream Map プロセスを洗い出し、ムダを収集する 555 (Triple Nickels) 交換日記形式で事実・アイデアを収集する 喜、怒、哀 感情を収集する Five-Whys 「なぜ」を繰り返して1つの問題の根本原因を探る FMEA 「Failure」「Analysis」「Evaluation」「Action」 「Validation」に分かれて重要度の高い課題に対してアク ションを決める 熱気球 我々の活動を早くするもの、遅くするもの、を分析する YWT (Yattakoto, Wakattakoto) やったこと、わかったことを収集する ORID (Objective, Reflective) 事実、感情を収集する
  13. アイデアを出すアクティビティいろいろ KPT (Try) Keepの強化、Problemの解消を考える Six Thinking Hats (Green Hat) アイデアを考える

    ブレインストーミング アイデアをブレストでたくさん出す パターンとシフト Timelineからどんなパターン、シフトがあったかを 考える 学習マトリックス 続けること、改善すること、新しい気付き、感謝を 考える Repeat / Avoid 繰り返す/避けることを考える 4Ls (Liked, Learned, Lacked, Longed for) 好きなこと、学んだこと、欠けていること、 望むことを考える Marginal Gain 1%の改善をたくさん出す なぜなぜ分析 なぜ失敗したのか、なぜ成功したのかを深堀する Following up on Action Items 過去のアクションが出来ているかを見直す Celebration Grid 行動と成功失敗のマトリックスより、 学習と課題を考える YWT (Tsugiyarukoto) つぎやることを考える ORID (Interpretative, Decision) 学習を出し、やることを考える ドットによる優先付け 優先付けをしてアイデアを絞る
  14. アクションを決定するアクティビティいろいろ KPTA (Action) Tryの中からActionを決定する Six Thinking Hats (Red Hat) アクションを話し合う

    SMART Goals 具体的なアクションをチームで1つ決める SSC (Stop, Start, Continue) やめること、始めること、続けることを決める DAKI (Drop, Add, Keep, Improve) やめること、始めること、続けること、改善を決める Starfish やめること、始めること、続けること、 強化すること、無駄の削減を決める Small Starfish 続けること、強化すること、無駄の削減を決める Circle of Questions 対話によりやることを決める Effort and Pain 努力が少なく、痛みを軽減するアクションを選ぶ Feasible and Useful 実現可能性が高く、役に立つアクションを選ぶ ドット投票 投票によりアクションを選ぶ アクションプランの作成 個別にアクションを決める
  15. ふりかえりを終了するアクティビティいろいろ Six Thinking Hats (Blue Hat) ふりかえりの目的が達成できたかを話し合う プラス/デルタ よかったこと/改善点をフィードバックする 感謝

    お互いに感謝を言い合う 温度計 感謝、新しい情報、興味のあること、提案、希望 をそれぞれ言い合う 投資対効果(ROTI) ふりかえりの投資対効果を聞き、フィードバック を受ける 役立った、邪魔した、仮定した ふりかえり中に役立った、邪魔した行動、改善点 をフィードバックする 360度感謝 全員が全員に感謝を言い合う 360度フィードバック お互いにフィードバックをしあう 3 dots ふりかえり後の気持ちを3段階で表す Note to Self 努力が少なく、痛みを軽減するアクションを選ぶ ドット投票 自分のためにメモで残す
  16. KPTの落とし穴 Time Good Bad 障害 発生 原因 判明 二次 災害

    辛 い 収 束 機能 追加 勉強 会 速度 向上 飲み 会
  17. KPTの落とし穴 Time Good Bad 障害 発生 原因 判明 二次 災害

    辛 い 収 束 機能 追加 勉強 会 速度 向上 飲み 会 KPTに出やすいのは 「印象に残っているも の」 KPTに 出やすいのは 「印象に残っ ているもの」
  18. KPTの落とし穴 Time Good Bad 障害 発生 原因 判明 二次 災害

    辛 い 収 束 機能 追加 勉強 会 速度 向上 飲み 会 KPTに出やすいのは 「印象に残っているも の」 KPTに 出やすいのは 「印象に残っ ているもの」 KPTに 出やすいのは 「印象に残っ ているもの」 真にふりかえ るべきものが 出ないことも
  19. ふりかえりの流れのおさらい 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決める ふりかえりを 終了する Good &

    New DPA 学習 マトリックス ドット投票 Timeline KPT(KP TA) KPT(KP TA) KPT (KPTA) KPT (KPTA)
  20. 流れを知る/質疑応答 場の設定 データの収集 アイデアを出す アクションを 決める ふりかえりを 終了する 学習 マトリックス

    ドット投票 Timeline Good & New DPA KPT(KP TA) KPT(KP TA) KPT (KPTA) KPT (KPTA)
  21. ワークショップ:ORID Objective Question 客観的問いかけ 事実を引き出す Reflective Question 内省的問いかけ 感情を引き出す Interpretative

    Question 解釈的問いかけ 学びを引き出す Decision Question 決断的問いかけ やることを決める
  22. ワークショップ:ORID • O(事実) → R(感情) → I(学び) → D(決定) の順に

    質問をしておくことで、意見を深化させる • 4分×4で「アイデア出し」までをやってみましょう
  23. Objective Question(客観的問いかけ) • 今までの「ふりかえり」のやり方や、 今日のワークショップに対して • 何をしたか • 何を見たり聞いたりしたか •

    どのようにしたか • 何が起きたか • どんな変化があったか • 変化があったときどのような反応があったか、 どんな反応をしたか • 黄色の付箋で記載 • 付箋はそれぞれ離して貼ってください
  24. Reflective Question(内省的問いかけ) • 事実に対して • 何を思ったか • 何を感じたか • 楽しかったのはいつか、それはなぜか

    • 最も熱中したのはいつか、それはなぜか • フラストレーションを覚えたのはいつか、 それはなぜか • 辛かったのはいつか、それはなぜか • ピンク色の付箋で記載 • 関連する「事実」の近くに貼ってください
  25. Interpretative Question(解釈的問いかけ) • 事実や感情に対して • 気づきは何か • これまでと同じような経験はないか、 そのときと比べて今回はどんな違いがあるか •

    何か学びはあったか • 最も意味のあったことはなにか • 事実や感情はあなたにとってどんな価値がある か • 事実や感情をあなたはどう解釈したか • 青色の付箋で記載 • 関連する「事実」「感情」の近くに 貼ってください
  26. ワークショップ:Small Starfish Keep 続けること More of 何かを始める/追加すると よりよくなる Less of

    何かをやめる/減らすと よりよくなる 今までのふりかえりや、今日のワークショップから 得られたことをアクションに変えましょう(6分)
  27. ふりかえりの3つの目的・3ステップ 立ち止まる チームを成長させる プロセスをカイゼンする  視野を広げる  みんなで止まる  部分最適と全体最適

     関係の質を高める  問題をすべて解消する必要はない  よいところを伸ばす  自己防衛本能に逆らう
  28. 【参考書籍】 これだけ!KPT アジャイルレトロスペクティブズ FUN RETROSPECTIVES ふりかえり読本 場作り編 さいごに 野村総合研究所では、「bit Labs」という組織で、ふりかえり、スクラムなど、

    チームへのコーチングを行っております。 気になること、ご相談がありましたら気軽にご相談ください。 ふりかえりのファシリテーター向けの考え方については Qiita記事も参考にしてください https://qiita.com/viva_tweet_x/items/400cf1e1e6b1dffbd140 「ふりかえりのファシリテーションを考えてみる」 野村総合研究所 bit Labs 森一樹 [email protected] @viva_tweet_x (びば) https://www.facebook.com/kazuki.mori.12 ふりかえりをもっと知りたい、という方はぜひ 「ふりかえり実践会」にご参加ください。 https://retrospective.connpass.com/