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ICH E10 臨床研究における対照群の設定法1
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xjorv
February 07, 2021
Education
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ICH E10 臨床研究における対照群の設定法1
ICH E10は臨床研究における対照群(Control)の設定法についてのガイドラインです。
xjorv
February 07, 2021
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Transcript
ICH E10 臨床研究における対照群の設定法 1 2021/1/13 Ver. 1.0
ガイドラインの概要 臨床研究実施時の対照とする群の設定について • 倫理・バイアス・募集・エンドポイント等に影響を与える • 効能評価における対照群の選択の一般的原則を示す • 対照群の選択はデザイン、現行治療、倫理に依存する • 内容は安全性の比較研究などにも適用可能である
対照選択で考慮すべきこと 以下について考慮し、ガイドラインに従い決定する • バイアス最小化の可能性 • 倫理的問題・治験実施上の問題 • 使用上の利点と推定の品質について • 研究デザインの変更や複数の対照の使用
対照群の目的 治験対象となる治療(試験)以外による影響を明らかにする • 病状の治癒や進行、患者の期待による変化などの影響を省く • 以前の結果からの予測ではなく、同時の検証が必須 • 同じ集団から患者を対照群、試験群に割付する • 治療方法以外は対照群、試験群で同じとなるようにする
ランダム化 対照群と試験群が同じであることを保証する方法 • 同時実施のランダム化試験以外ではバイアスが生じる • 統計的推定の基礎となる
盲検化 対照群と試験群での処置の差の発生を妨げる • 一般的に二重盲検が用いられる • 意図的な処置/診断の差、期待の差の発生を防ぐ • 治療に対する知識が結果に与える影響を最小化する
対照群の種類 処置の方法と対照への割付により5種に分かれる • プラセボ • 処置を行わない • 用量・投与スケジュールの違い • 異なる有効成分の使用
• 経験から推定される対照群 経験からの推定は同時性がないため、通常使用しない
プラセボ使用対照群 同じ見た目の、有効成分なしの処置を行う • 一般的に二重盲検が用いられる • 有効成分による治療なしの場合の変化を追うことができる • 効能・安全性の評価に用いられる • プラセボは処置をしないことを指すわけではない
処置なしコンカレント対照群 同時ではあるが、処置をしない対照群 • 盲検にすることができない • 有害性が強すぎるときや、バイアスを無視できるときに使用 • 観察者を盲検下に置くことを検討することはできる • 治療実施自体によるバイアスは避けられない
用量応答性コンカレント対照群 いくつかの用量に被験者を割付する方法 • 一般的に二重盲検が用いられる • 徐々に用量を増加させる場合もある • プラセボや有効成分の対照を含むことがある • 2つ以上の群に被験者をランダム化割付する
Active concurrent control 同効能の有効成分を対照として用いる方法 • 一般的に二重盲検が用いられる • 毒性、投与計画、投与経路が異なる場合は盲検化できない • 非劣性もしくは優越性により、結果を検証する
External control 同時比較ではなく、処置と既存結果を比較する方法 • 以前の結果や、処置設定の異なるものと比較する • 対照が定義される場合も、されない場合もある • 通常正確性が低くなる •
ベースラインからの変化検証もExternalに分類される
Multiple control groups 1種類以上の対照群を使用する方法 • Active controlとプラセボを同時使用する場合など • 用量依存性などが不明確なときに有用