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ICH M10 生物学的分析法バリデーション 4
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xjorv
March 14, 2021
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ICH M10 生物学的分析法バリデーション 4
ICH M10は生物学的な分析方法に対するバリデーションについてのガイドラインです。バリデーションの種類や方法、報告について述べられています。4では、リガンド結合測定法についてまとめています。
xjorv
March 14, 2021
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Transcript
ICH M10 生物学的分析法バリデーション 4 2021/2/15 Ver. 1.0
リガンド結合測定: 標準品 性質を調べ、CoAなどとして文書にする • 有効成分は複雑な構造を持ち、製造に影響を受ける • 非臨床・臨床研究で使用したバッチであることが望ましい • バッチの変更時には、生物学的な検証が必要となる
リガンド結合測定: 主要な試薬 結合タンパクや抗体、酵素などを指す • 結果に重大な影響を与えうる要素となる • 使用するものを特定し、方法として定義しておく • 信頼できる入手方法をできるだけ早く確保する •
同定/生物源/ロット番号/純度/濃度/保管データを入手する
リガンド結合測定: 主要な試薬 結合タンパクや抗体、酵素などを指す • 試薬のライフサイクルマネジメントを必要とする • 変更時にはバリデーションを実施する • リテスト日とバリデーションの要素は文書として定める
リガンド結合測定: バリデーション 1サンプル1ウェル以上の測定を行う • 測定方法は計画書・SOP等に記載する • 測定対象とバリデーションでの測定ウェル数は同じとする • 複数ウェルの測定では、平均などとして1つの値を求める •
データは計算した濃度として評価する *Well: 1サンプルからの繰り返し測定回数を指していると思われる
リガンド結合測定: 特異性 類似物質との差を検出できる能力を指す • 構造的に類似した最大濃度の物質を含むサンプルで検証 • 類似物質の存在化で最大・最小検出量の正確性を確認する • 類似物質が最小検出量以下・対象が±25%以内であること •
類似物質による干渉が起きる最小濃度を知ることが重要
リガンド結合測定: 選択性 類似物質以外による測定への干渉を検証する • 通常は生体サンプルに含まれる物質の影響を指す • 最低検出域で検証するが、高濃度も試しておくほうがよい • 最低検出域で精度が±25%、高濃度で±20%となるようにする •
脂肪血漿・溶血サンプルで調べておく
リガンド結合測定: 検量線と範囲 既知濃度のサンプルを用いて検量線を作成する • 検体と同じ生体サンプルを用いる • 最小・最大濃度域をカバーする検量線を作成する • 6濃度+ブランクを測定する •
最大・最低濃度で±25%、その他は±20%の精度とする