$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ICH S2 遺伝毒性研究 4
Search
xjorv
November 05, 2020
Education
0
130
ICH S2 遺伝毒性研究 4
ICH S2は遺伝毒性研究についてのガイドラインです。4では結果の評価方法についてまとめています。
xjorv
November 05, 2020
Tweet
Share
More Decks by xjorv
See All by xjorv
コンパートメントモデル
xjorv
3
5.8k
コンパートメントモデルをStanで解く
xjorv
0
470
生物学的同等性試験 検出力の計算法
xjorv
0
3.6k
生物学的同等性試験ガイドライン 同等性パラメータの計算方法
xjorv
0
6.4k
粉体特性2
xjorv
0
2.5k
粉体特性1
xjorv
0
2.9k
皮膜5
xjorv
0
2.4k
皮膜4
xjorv
0
2.3k
皮膜3
xjorv
0
2.3k
Other Decks in Education
See All in Education
Introduction - Lecture 1 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
5.8k
Técnicas y Tecnología para la Investigación Neurocientífica en el Neuromanagement
jvpcubias
0
180
【ZEPホスト用メタバース校舎操作ガイド】
ainischool
0
130
KBS新事業創造体験2025_科目説明会
yasuchikawakayama
0
140
1111
cbtlibrary
0
230
バケットポリシーの記述を誤りマネコンからS3バケットを操作できなくなりそうになった話
amarelo_n24
1
130
卒論の書き方 / Happy Writing
kaityo256
PRO
49
26k
DIP_2_Spatial
hachama
0
330
2024-2025 CBT top items
cbtlibrary
0
140
HTML5 and the Open Web Platform - Lecture 3 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
2
3.1k
AIを使って最新研究 について調べて発表しよ う!
mickey_kubo
4
160
俺と地方勉強会 - KomeKaigi・地方勉強会への期待 -
pharaohkj
1
1.5k
Featured
See All Featured
Practical Orchestrator
shlominoach
190
11k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
80
6.1k
Done Done
chrislema
186
16k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
34
2.5k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
Visualization
eitanlees
150
16k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
26
3.2k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
514
110k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
31
2.7k
Music & Morning Musume
bryan
46
7k
Writing Fast Ruby
sferik
630
62k
Faster Mobile Websites
deanohume
310
31k
Transcript
ICH S2 遺伝毒性研究 4 2020/10/30 Ver. 1.0
試験結果の評価 偽陰性・偽陽性が得られる場合がある • 一連の試験により、偽陰性は避けられる • 陽性でも、用量などにより発がん性を示さない場合もある
生物学的な発がん性の評価 発がん性が検出されたら、発生・生物への影響を評価する • 陽性だが、プラセボから大きく変化がない • 再現性の無い陽性の結果 は生物学的にほぼ無視できる
in vitro細菌試験の評価 混入物の影響の可能性について考慮する • in vivo試験で結果を担保する • アミノ酸のコンタミなどが無いことを確認する • 細菌特有の代謝などに依存しないことを確認する
in vitro哺乳類細胞試験の評価 偽陽性の可能性を検証する • vivoではありえない環境での試験の実施 • 毒性が高くなる濃度のみで陽性となる場合 などを疑う
in vitro試験での陰性の評価 特別な場合を除き、そこで評価を終える • 構造的に代謝などによる影響が起こりうる場合 • 物質の生理活性が試験系に不適切な場合 には、追加評価を検討する
in vivo試験での陰性の評価 吸収・分布・排出などの影響を検証できる • 赤血球生成阻害による小核 • 内生のDNA修飾の影響 • 毒性に依存した、非直接的なDNA切断 などの偽陽性を配慮する
陽性の結果が得られた後の戦略 証拠が不十分であれば追加試験を検討する • 追加のin vitro試験 • 2種の適切なin vivo試験 のどちらかを実施する
S9活性化によるin vitro試験の陽性 S9による偽陽性についてはあらかじめバリデートしておく • in vivo試験(肝臓細胞など)で検証する *S9: 肝臓由来の酵素で、代謝による遺伝毒性の誘導を引き起こす
小核試験における陽性 小核の原因が遺伝毒性にあるのかどうか検証する • 染色体異常のほうがより直接的な検証法となる • 染色体異常により起きていることを確認する
発がん性検証で発見された遺伝毒性 通常の遺伝毒性試験でみつからない発がん性がある場合もある • 遺伝毒性検証時の環境・試験法を検証する