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【ARI】品質よもやま話_#24(ANDで考える)

 【ARI】品質よもやま話_#24(ANDで考える)

ARアドバンストテクノロジ株式会社(ARI)で毎月行っている全社朝会(通称”LOVE会”)での、全社員に向けたスピーチ資料です(社内向けスライドは割愛しています)

第24回目は、トレードオフを恐れず新しい選択肢を探す考え方についてお話しました。

ARアドバンストテクノロジ株式会社(ARI)
https://ari-jp.com/

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中野康雄(ARI)
PRO

August 24, 2021
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Transcript

  1. 品質よもやま話 #24:ANDで考える LOVE会スピーチ 2021年6月17日 中野康雄

  2. 今回の「品質よもやま話」

  3. 昨日6/16(水) CulTechの協力で開催 約50名の方にお集まりいただいた

  4. アジャイル開発についてこれから学習予 定でたったため、基本的なところから知 識が不足しており、本日の短くまとめられ た勉強会は全体像が把握できて大変勉 強になりました。 スクラムマスターの役割が思っていたも のと少し違っていたのが印象的です。 簡単にアジャイルを説明するだけでなく、 なぜ生まれてなぜその考え方が今必要か というところの説明をして頂き共感できま

    した。 開発手法によらず、顧客とチームの満足 度を上げるための改善活動が必要では ないかと思いました。ARI社内のアジャイ ルでの成功事例も聞いてみたいです。 Don’t do agile, be agile. アジャイル開発を行うのが目的ではなく、 アジャイルな状態にすることが重要。 「「あなたvs私」ではなく、 「問題vs私たち」へ」 というメッセージが印象に残りました。 ウォーターフォールとの違い、各開発手法 のメリット・デメリットを感じました。プリ セールス/見積作成・契約/開発(PM担 当)/納品までを担当し、アジャイル開発 を行う上での留意点や本質的なゴール設 定など、本日の勉強会で沢山の気づきと 反省点がありました。 多くの反応をいただいた
  5. 資料は Speakerdeckで 公開中 アジャイル開発 実はまだ・・・ という方 是非 ご活用ください https://speakerdeck.com/yasuoyasuo/aziyairukai-fa-tosukuramu-ru-men

  6. ©AR Advanced Technology All Right Reserved. スクラムの実践において陥りやすい3つの罠  スクラムが形式的、儀式的になる •

    スクラムガイドはあくまでもルールブックでしかない • プレイブック(実際の運用戦略)は各チーム自身で考える  プロダクトオーナー vs 開発チームの構図に陥いる • 最新版では「開発チーム」という言葉をなくした意図 • 3つの役割に分けているのは、仕事に線をひくためではない • 計画と実行を分けないことがアジャイルの基本思想 • 「あなた vs 私」 ではなく、「問題 vs 私たち」へ  スクラムマスターがスクラム警察もしくは雑用係に陥る • スクラムを回すことが仕事になってしまう • より高次の組織的目標にコミットするような動機づけと導き • スクラムマスター同士の社内コミュニティで経験や学びを共有 これはスクラムに限った話ではない。今すぐ現場に活かせる考え方。 引用:平鍋健児;野中郁次郎;及部敬雄.アジャイル開発とスクラム第2版顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント 勉強会 資料抜粋
  7. ©AR Advanced Technology All Right Reserved. 〇〇〇〇の実践において陥りやすい3つの罠  ____________が形式的、儀式的になる •

    ____________はあくまでもルールブックでしかない • プレイブック(実際の運用戦略)は各チーム自身で考える  リーダー vs チームの構図に陥いる • 最新版では「開発チーム」という言葉をなくした意図 • 3つの役割に分けているのは、仕事に線をひくためではない • 計画と実行を分けないことがアジャイルの基本思想 • 「あなた vs 私」 ではなく、「問題 vs 私たち」へ  マネジメントやバックオフィススタッフが____________警察もしくは雑用係に陥る • ルールを回すことが仕事になってしまう • より高次の組織的目標にコミットするような動機づけと導き • ____________同士の社内コミュニティで経験や学びを共有 結局これはどういう問題なのか? 引用:平鍋健児;野中郁次郎;及部敬雄.アジャイル開発とスクラム第2版顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント スクラムに関係する 言葉を除いてみた
  8. プロダクトマネジメントという本で、 メリッサ・ぺりという方が提唱した言葉 機能をリリースすることや、 自称ナイスアイデアを作ることに集中し その機能が生み出す アウトカム(成果) について考えていない状態 ≒アウトカムではなく、アウトプットに 意識が集中してしまっている状態 ビルドトラップとは・・・

    2021年1月 よもやま話より
  9. リソース アウトプット アウトカムを無視して この範囲を仕事だと認識してしまった状態 =ビルドトラップ How What アウトカム Why 技術

    投入した資源 時間 努力 やる気 作ったもの 成果物 成果 目的 2021年1月 よもやま話より
  10. ©AR Advanced Technology All Right Reserved. 個人の達成感や承認欲求よりも より高次元の組織目標や仲間への貢献に フォーカスできるかどうか?

  11. ©AR Advanced Technology All Right Reserved. 21新卒のみなさんに 先般お話した内容をご紹介したい

  12. この本の前書きが 興味深かったので 紹介したい 21新卒講和より

  13. 二重過程説(Double Process Theory) ヒトの認知や行動は大きく2つのシステム (プロセス)から形成されるという論 システム1:原始時代に最適化 無意識で自動的、迅速で直観的 システム2:文明時代に最適化 意識的に抑制、処理が遅く熟慮的 21新卒講和より

  14. (引用:独学大全より) 21新卒講和より

  15. ダイエットが難しかったり 欲望に負けてしまいがちなのは 脳が成熟していない場合 システム1の方が強いから 決してシステム2が機能していないわけではない 21新卒講和より

  16. 我々は 直感と感情が優先する脳を持っていながら、 生得的な認知機能だけでは適応しがたい世界に、 言い換えれば理性と知識なしには 社会と文明を維持できない世界に生きている (引用:独学大全より) 21新卒講和より

  17. 節制と自由 個人と組織 お金とやりがい プライベートと仕事 自分と他人 短期と中長期 個別と全体 品質とスピード 攻めと守り 積極性と慎重さ

    発信力と聴く力 ・・・ 社会人として成長して いくとは このある種の矛盾との 付き合い方、 バランスのとり方を 体得していくこと だと言っても良い 21新卒講和より
  18. 社会人として成長/成熟していくとは このある種の矛盾との付き合い方、 バランスのとり方を体得していくこと システム1とシステム2の 最適な制御方法を得ること だと言っても良い 21新卒講和より

  19. ウォーターフォールとは 人間をシステム1の生き物と仮定し システム2を期待していない作業方式 だとも言えなくはない(私が言うには)

  20. 逆にアジャイルは 各個人に対する人間的成熟度、 すなわち システム1とシステム2のバランスが 最適に制御されていることを期待する考え方 だと捉えてよいのではないか?

  21. 個人の持つ可能性とポテンシャルを 最大限引き出すことがマネジメントだとすれば 各個人の成熟に期待を寄せる アジャイル開発の考え方に 私は大きな可能性を感じてしまう

  22. ©AR Advanced Technology All Right Reserved. 勉強会 資料抜粋

  23. 各個人がシステム2を開放し 潜在能力を最大限に発揮する可能性に期待しつつ 人間の持つ不安定さに備えた手法を技術として蓄積する この両輪の追求こそが 我々の目指す「人と技術」を 真ん中におくARIの在り方

  24. 「人と技術」 常にANDで考えるのがARI

  25. アジャイルへの挑戦は 難しいことはわかっているが 敢えて取り組みたい それが社員の皆さんの可能性を 最大限に引き出すことに貢献すると信じているから

  26. 早く行きたいなら、一人で行け 遠くまでいきたいなら、みんなで行け by アフリカのことわざ

  27. 品質よもやま話 #24:ANDで考える LOVE会スピーチ 2021年6月17日 中野康雄 今日の感想など 遠慮なく気軽に ChatWorkもらえたら うれしいです