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bugbashを導入して検証工程をカイゼンした取り組み/登壇資料(村上 尭聖)

Hacobu
August 29, 2024
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bugbashを導入して検証工程をカイゼンした取り組み/登壇資料(村上 尭聖)

「開発生産性向上の鍵 〜開発者体験・効率・検証改善・リードタイム短縮の実例〜」
2024年8月29日(木)19:00〜21:00
https://sansan.connpass.com/event/326409/

Hacobu

August 29, 2024
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Transcript

  1. 目次 Copyright Hacobu, Inc. 2 • 自己紹介 • bugbashとは •

    bugbash導入 • bugbashカイゼン • 開発生産性向上につながった話 • 今後の展望
  2. Copyright Hacobu, Inc. 3 自己紹介 村上 尭聖 (むらかみ あきとし) 株式会社Hacobu

    テクノロジー本部 Vistaチーム QAエンジニア、SM 経歴 システム開発(SES)→QA(第三者検証)→QA(Hacobu) 趣味 コレクション(チロルチョコ、ハーゲンダッツ、etc.)、特撮、お城
  3. Copyright Hacobu, Inc. 10 決めたこと bugbash導入 対象者 プロダクト内のスクラムチーム (PdM、デザイナー、エンジニア、QA) 使用ツール

    Miro 実施タイミング Sprintの中盤のデイリースクラム後 時間 30~60分(テスト対象により変動) その他ルール ・起票するものは不具合と提案 ・bugbash後は付箋を精査しQAがjiraにチケット起票
  4. Copyright Hacobu, Inc. 13 bugbash導入 やってみて良いところが見えてきた! • テスト実施序盤で大きな不具合は大体見つけられる ◦ 開発者もバグ修正の時間がしっかり取れる

    ◦ 毎Sprintで全体の2~4割の不具合がbugbashで検出 • PdMのイメージと異なるものがあれば早めに軌道修正できる • 担当施策以外の機能をさわるので知見がたまる
  5. Copyright Hacobu, Inc. 16 bugbashカイゼン 当初の課題に対しては、ある程度解決できているが、盛り上がりにかけており楽しくないイベントになって いるなと感じたのでbugbashのやり方を変えてみた! bugbash中は静かになりがち • 3~4人のチーム制にして話しやすい空間を作った

    • 不具合、提案の付箋以外にも「ポジティブフィードバック」の付箋を追加 大きい施策だと仕様把握に時間がかかる バグや提案を起票する人に偏りがでてきた • チーム毎にメインの施策や観点を設定した • モブテスト形式にした ◦ チーム毎にドライバーを1人、それ以外をナビゲーターに分ける ◦ ドライバーはナビゲーターの指示で画面を動かしてみんなでバグを探していく
  6. Copyright Hacobu, Inc. 17 bugbashカイゼン 黄色付箋:不具合 ピンク付箋:提案 緑付箋:ポジティブフィードバック 説明、デモ チームに分かれ

    て担当決める bugbash実施 チーム毎に出た 内容を共有 (終了後) QAがチケット起 票 フローとイメージ
  7. Copyright Hacobu, Inc. 18 bugbashカイゼン やり方を変えてみてより有意義なイベントにすることができた! 会話が増えた チームに分けて少人数にしたので話しやすくなった モブテスト形式なので、自然に会話が発生した 仕様を知らなくても気軽に参加できる

    ナビゲーターに指示してもらいながら操作するので仕様知らなくてもOK 説明や質問をしながら実際に動かすので仕様把握が容易 テスト観点を広げられる チームで実施するので他の人がどんな観点で見ているのかを知ることができる
  8. Copyright Hacobu, Inc. 21 bugbashありの場合 bugbashなしの場合 開発生産性向上につながった話 QA 不具合起票 開発

    修正対応 QA 修正確認 開発 別作業 bugbush QA 不具合起票×3 開発 修正対応×3 QA 修正確認×3 開発 別作業 QA 不具合起票 QA 修正確認 QA 不具合起票 QA 修正確認 開発 修正対応 開発 別作業 開発 修正対応 開発 別作業