mofmofの開発チームレンタルで提供する価値について。 もふもふのエンジニアに必要な基礎的な考え方。振る舞いの仕方について。
もふもふなエンジニアの⼼得mofmof inc.
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クイズ• このトレーニングの終了時にクイズを出題します• 回答できるようにしっかり聞いていてください
WhyHowWhat
WHYなぜ開発チームレンタルをやるのか
なぜ開発チームレンタルをやっているのか• かつて代表・原⽥がSIerで開発の仕事していた時代の話• ⽇々、顧客の怒号が⾶んでいる• 「こんな機能誰が使いこなせるんだろう」という機能を作らなければならなかった• ちゃんとつくったのに「これじゃ使い物にならないよ」と⾔われた• 作ることは好きだったが、どうしてこの仕事はこんなにも不⽑なことが多いのだろうかと感じていた
なぜ開発チームレンタルをやっているのか• 「価値がある」と感じられるものづくりをしたい• つくったもので⼈に喜んでもらいたい• ⼀労働⼒ではなく、主体となってものづくりする仕事がしたい
従来型の受託開発はなぜうまく⾏かないのか• 「要件定義」という仮説の上に計画し、計画通りに作ることを正とするから• 仮説の誤りが⾒つかった時、時間的・コスト的にそれを是正する余地が圧倒的に⾜りないから• 顧客はビジネス的な価値の実現を求めているのに対し、ベンダーは成果物の完成を⽬指しているから
開発チームレンタルはどう良いのか• 仕様変更がいつでも何度でも出来るため、仮説が誤っていたときの修正がしやすい• 仕様・バグの線引が必要ないため、責任範囲を定めるための⼯数が必要なく、純粋に開発に注⼒できる• エンジニア⾃⾝が、仕様について提案し議論に参加することが出来る• 結果、成果物を完成することではなく、プロダクトの価値を実現するためのものづくりが可能になる
プロダクトの価値とは何か• システムが完成さえすれば価値が実現される、というのは誤解• 価値とは、プロダクトの周辺の⼈間が喜んでいるという状態である。例えば、• ユーザーは、そのプロダクトを使って嬉しいか?• サービス提供者は、プロダクトを提供してビジネス的メリットを得られるか?(わかりやすいのは利益)
開発チームレンタルは何を提供するのか• 資⾦もビジネスアイディアもあるのに、つくり⼿だけが⾜りない企業が、早く・確実に市場にプロダクトをリリースすることが出来ること• 開発プロジェクトに発⽣しがちな本質的でない問題をおさえて、継続的にプロダクトを成⻑させていけること• プロダクトの価値を実現するために、仮説から試⾏錯誤しながら機能に落とし込んでいけること
価値のある失敗をする• ビジネス的メリットの実現を保証することは難しい• ビジネスとして成⽴するかどうかはプロダクト以外の要因にも依存するため• 新規事業の成功率は10%未満、基本的にほどんど失敗する• 出来るだけ早く正確に、定義した仮説を具現化し、市場に問うこと• 結果、失敗だったとしても、仮説が早く検証された事実には⼗分価値がある
HOWもふもふなエンジニアの振る舞い
技術⼒の⾼さだけでは価値のある仕事は出来ない• mofmof inc.では技術⼒が⾼いのは当然であり、基礎能⼒である• 技術⼒の⾼さと、提供できる価値の⼤きさは正⽐例しない• 価値を提供出来る⽅法を⾝につけていなければ、提供できる価値を⼤きく出来ない• その⽅法論の⼀つが、スクラムやアジャイルである
ただ⾔われた通りに作らない• 開発業務の中では、プロダクトオーナーからつくって欲しい機能が渡される• なぜその機能が必要なのか、ユーザーをどのように幸せにするか、機能の⽬的にフォーカスして設計すること• 機能の⽬的が満たせれば作り⽅にはバリエーションがある• よりよい実現の仕⽅を考え提案すること
理解の溝を積極的に埋める• 顧客(プロダクトオーナー)は開発のスペシャリストではない• 従って、欲しい機能を的確に伝えられるとは限らない• 抽象的で曖昧な仕様は、⾃ら具体化するように働きかけること• 判断を仰ぐ必要がある場⾯では、相⼿に決めさせるのではなく、選択肢を提⽰し、⾃⾝が推奨する案を⽰すこと
仕様変更は学習の成果である• 仕様が変わるということは、学習の結果、よりよい形に気付いたということであり、プロダクトを成⻑させる機会を得たということ• 仕様変更を否定することはプロダクトの成⻑を否定すること• リリース近くの仕様変更だったしても、やれるかやれないかは別として、それ⾃体は歓迎されるべき
リスクは早く検知して伝える• システム開発は不確実性との戦い• リスクは早く検知して、出来るだけ早く顧客に伝えること• 伝える際には必ず対応策をセットで伝えること• 顧客が気付くより早く気付いて、先回りして⼿を打つことが信頼につながる
クイズ