activism and the politics of credibility. Making the case: feminist and critical race philosophers engage case studies, 293-324. 1. 収容者は発言の内容を信用されない 2. 収容者は経験や心身状態を誤解や再解釈されることく説明することが困難である 3. 収容者は物理的に経験を施設の部外者に伝えることが困難である →1と 2は典型的な証言的/解釈的不正義である。これらは拘置所や収容所だけでなく一般的 な医療施設でもあると指摘されている。 e.g. ウィシュマさん死亡事件(名古屋出入国在留管理局、 2021年) 岸見太一「なぜ収容者の訴えは信用されないのか」 『入管を問う』人文書院 ST10: 死亡事故の背景にある認識的不正義 福原正人 :[email protected]
“Demarginalizing the Intersection of Race and Sex: A Black Feminist Critique of Antidiscrimination Doctrine, Feminist Theory and Antiracist Policies,” University of Chicago Legal Forum, no. 1(1989): 139-167. 単一の社会構造から差別や抑圧の要因を特定する従来の分析枠組みでは、人種や性別、 階級、性的指向、性自認、障碍など複数の構造が相互作用することで新たな抑圧が生ま れること、そしてそれに関わる問題を捉えられない。 これにより黒人女性のような複数要因による差別を被っているはずの経験や境遇はかき 消されやすく、より周縁化されたマイノリティが存在している。 クレンショーは複数の裁判事例を検討しつつ、この問題を説明するツールとして<イン ターセクショナリティ=交差性>を提案した。 ST10: インターセクショナルな視点はなぜ重要なのか? 福原正人 :[email protected]
and Violence against Women of Color. Stanford Law Review 43 (6):1241-99. 女性に対する暴力を事例にして黒人女性の周縁化を分析した論文 構造的なインターセクショナリティ 一見中立的な法や社会制度が、複数のマイノリティ性をもつひとにとってとくに抑圧を 強いる状況のことを指す( cf. 構造的不正義) e.g. 移民女性とドメスティック・バイオレンス 政治的(表象的な)インターセクショナリティ ある差別や暴力を政治的なアジェンダとしてすることで、別の差別やその背後にある偏 見を強化することを指す。 e.g. 黒人男性による黒人女性の暴力を訴えることが黒人男性への偏見を強化することか ら、例えば反レイシズム運動ではこの点について沈黙を求められる ST10: 二つのインターセクショナリティ 福原正人 :[email protected]