Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ICH Q8 Part2 医薬品の開発 Annex (1)
Search
xjorv
September 16, 2020
Education
0
650
ICH Q8 Part2 医薬品の開発 Annex (1)
ICH Q8は医薬品の開発に関するガイドラインです。Part2ではPart1の詳細事項についてAnnexureとして解説されています。
xjorv
September 16, 2020
Tweet
Share
More Decks by xjorv
See All by xjorv
コンパートメントモデル
xjorv
3
5.8k
コンパートメントモデルをStanで解く
xjorv
0
480
生物学的同等性試験 検出力の計算法
xjorv
0
3.6k
生物学的同等性試験ガイドライン 同等性パラメータの計算方法
xjorv
0
6.4k
粉体特性2
xjorv
0
2.5k
粉体特性1
xjorv
0
2.9k
皮膜5
xjorv
0
2.4k
皮膜4
xjorv
0
2.3k
皮膜3
xjorv
0
2.3k
Other Decks in Education
See All in Education
東大1年生にJulia教えてみた
matsui_528
7
11k
SJRC 2526
cbtlibrary
0
170
HCI and Interaction Design - Lecture 2 - Human-Computer Interaction (1023841ANR)
signer
PRO
0
1.4k
20251023@天童市いこう会
koshiba_noriaki
0
110
Use Cases and Course Review - Lecture 8 - Human-Computer Interaction (1023841ANR)
signer
PRO
0
1.3k
QR-koodit opetuksessa
matleenalaakso
0
1.8k
Going over the Edge
jonoalderson
0
220
The World That Saved Me: A Story of Community and Gratitude
_hashimo2
3
440
Adobe Express
matleenalaakso
1
8.1k
2025年の本当に大事なAI動向まとめ
frievea
0
140
子どもが自立した学習者となるデジタルの活用について
naokikato
PRO
0
170
Evaluation Methods - Lecture 6 - Human-Computer Interaction (1023841ANR)
signer
PRO
0
1.2k
Featured
See All Featured
The Language of Interfaces
destraynor
162
26k
BBQ
matthewcrist
89
9.9k
Mozcon NYC 2025: Stop Losing SEO Traffic
samtorres
0
98
Utilizing Notion as your number one productivity tool
mfonobong
2
190
How to build a perfect <img>
jonoalderson
0
4.8k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
286
14k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
31
5.7k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
130k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
38
3k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
6k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
710
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
196
70k
Transcript
ICH Q8 Part2 医薬品の開発 Annex(1) 2020/9/9 Ver. 1.0
Annexに書かれた内容 Part1を補填する情報を提供する • QbDの基本について • Part1で記載された事項の実際的な運用方法 • QbDと品質システムを組み合わせたリスクベースの開発
開発へのアプローチ 医薬品は患者の必要性に沿ったもので、必要な機能を持つ • 開発企業、医薬品によりアプローチは異なる • 経験的、システマチックなアプローチの両方を取りうる • QbDを用いたよりシステマチックなものも使用できる
開発へのアプローチ 製品・製造の理解は柔軟な規制方法につながる • 科学的・リスクベースの承認申請情報が重要 • 申請情報にしたがい、規制の柔軟さが決定される
開発へのアプローチ 医薬品は最低でも以下の要素を含む • 製品が目指す品質の情報(QTPP*) • 特に重要な品質上の性質(CQAs*)の特定 • 有効成分・添加剤の重要な品質上の性質の決定 • 適切な製造工程の選択・製造制御の戦略
*QTPP: Quality target product profile *CQAs: Critical quality attributes
開発へのアプローチ QbDはさらに以下を含む • 工程・処方のシステマチックな評価 • CQAsへの工程・処方の影響を知識・実験・リスクアセスメントから特定する • CQAsに影響する処方-工程の関係性の関数的な関係を明らかにする • 工程・製品の理解にしたがう工程制御法の提案
• デザインスペース、RTRT*などを含む *Real-time Release testing(RTRT): 工程検査を利用して出荷試験の代替とするもの。パラメトリックリリースの拡大解釈版のようなもの
医薬品開発の要素 システマチックで製品理解を高めるような開発要素について • 要素として必要とされているものをリスト化している • リストが規制上の要求となるわけではない
QTPP: Quality Target Product Profile QTPPで考慮すべき項目は以下となる • 用途、投与経路、剤形、Delivery system •
含量 • 包装 • 有効成分の活性化*や輸送に関わる性質 • 製品に必要とされる品質上の重要性質 *Therapeutic moiety release: プロドラッグ(不活性な医薬品)を体内で活性化・生理活性を生むよう変化させることを指している
CQAs: Critical Quality Attributes 医薬品品質の担保に必要な規格などの状態のこと • 物理・化学・生物・微生物学的な性質・範囲などを指す • 経口剤では純度・含量・安定性・放出性などが相当する •
CQAは剤形により異なる • 品質リスクマネジメントでCQAを絞り込む
リスクアセスメント Q9に記載。原料特性と製造の関係を調べるときに利用する • 品質に影響を与える要素を絞り込む • 要素を実験・開発によりさらに最適化していく • 要素の特定後はその要素の影響をさらに解析する
デザインスペース 工程パラメータとCQAsの関係を示すもの • リスクアセスメントで特定した要素について調べる • 要素の変化がCQAsに与える影響を特定する • 要素と品質の関係がデザインスペースとなる • 要素の選択理由には説明が必要となる
申請におけるデザインスペースの記載 要素の幅、もしくはより複雑な数式で示す • 時間依存的な数式を用いてもよい • 要素を変数とする多変量モデルを作成する • 製造履歴などもデザインスペース作成に使用できる • デザインスペース内では製品は品質を保っている
Unit Operation 連続工程でのデザインスペースを設定することもできる • 連続工程で採用すると製造の柔軟性が高くなる • 分解と乾燥が連続するときなどに採用可能
デザインスペースと製造スケール 小スケールやパイロットスケールでデザインしてもよい • スケール差の影響についての説明が必要 • 製造スケールに適用するときのリスクを検証しておく • スケールとは独立のパラメータを用いる
デザインスペースと許容範囲 個々のパラメータの許容範囲はデザインとはみなさない • 許容範囲は工程の理解には重要 • デザインスペースは多変量的な許容範囲となる
デザインスペースと故障(Failure)の境界 リスクマネジメント上の故障と許容範囲の境目について • 境界の設定は重要である • 故障に対する対処はガイドラインの対象ではない