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プロダクトマネージャーのキャリアQUEST - pmconf2024 落選セッションお披露目会...

プロダクトマネージャーのキャリアQUEST - pmconf2024 落選セッションお披露目会 #落選お披露目

pmconf2024 落選セッションお披露目会でお話しした内容です。

Aki / @LoveIdahoBurger

January 19, 2025
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Transcript

  1. Aki Iinuma 飯沼亜紀 Founder / CEO Uto, Inc. 𝕏: @LoveIdahoBurger

    経歴 ソフトウェア開発企業 経営企画→新規事業のプロダクトマネージャー アパレル企業 プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャー、新規事業 飲食企業 プロダクトマネージャー SaaS企業 プロダクトマネージャー、プログラムマネージャー、デザインマネー ジャー 2024年10月にウト株式会社を創業 やっていること オペレーションとテクノロジーの両方を使って世の中を良い方向に 変えていこうとしている
  2. 最近の私:「プロダクトマネージャーが世界を救う」を本当に信じ始めた • 起業した ◦ プロダクトマネージャーを名乗らなくなった ◦ でも90%ぐらいの顧客の困り事はプロダクトマネジメントだった • 何を名乗っていてもいいからプロダクトマネジメントの素養がある⼈が増え ることが本当に世界を救うのだと信じ始めた

    • ソロプレナーに代表されるようにより少⼈数で成果を出すことが求められる 世界が来そう ◦ 何をやって【何をやらないか】を明確に決めること、あるべき世界観を思い描くこと…など プロダクトマネジメントがより強く求められるようになる
  3. ⽼害のキャリアアドバイスに注意 ⼤体今いるシニアなPMはこんなことを⾔う(私もその1⼈): 世の中にPMと いう職業が認知 される前から やってた PMなんていう 名前がつく前か ら⾃分でそうい う仕事を切り開

    いてきた ⾃分がやるべき だと思う仕事を していたらいつ の間にかPMと 呼ばれていた 今そんな経緯でPMになる 若⼿はほとんどいない これは事実。でも、 若⼿PMが抱える悩みと シニアPMの経験が 根本的にマッチしない
  4. ⾃分で切り開いてきた⼈向け 1枚でわかる最近の傾向 1 理解‧浸透に悪戦苦闘が 求められる世界から脱却 2 ⼿探り‧試⾏錯誤を通じ た成⻑の機会が減少 3 他領域からの⼈材流⼊に よる競争の激化

    •「プロダクトマネジメントの 必要性」が普通にわかってい てプロダクトマネージャーと いうポジションが普通に存在 している企業が増えた •「アジャイルの良さ」を説く までもなく普通にアジャイル で開発している企業が増えた •「個⼈としては未経験だが組 織としては経験済み」のこと が増加し実践知を得る機会が 減少、インプットが形式知に 偏る •たとえ若⼿でも「PMだからで きるよね」という周囲からの 期待が⾼い •職種の認知‧⼈気の⾼まりに より今までプロダクト開発関 連職種へのキャリアチェンジ が選択肢になかった⼈の流⼊ が増加 •相対的にdev/designバックグ ラウンドのPMの希少性が増加 📝 最近の傾向が合わないと思っている⼈は⾮IT系の企業に⾏くとタイムマシンできることがある
  5. 新たな悩み「プロダクトマネージャーになりたい」「PMとして成⻑したい」 • 上司よりも解決に適した⼈がいるかもしれない ◦ PMとしての越境⼒を発揮して相談範囲を広げるのがおすすめ ◦ もちろん社外にも キャリア相談する相⼿を間違えない • 弱みを無理に克服しようとする前に強みの棚卸しを

    ◦ 強みを活かせる環境を意識的に選ぶことが重要 ◦ あなたが成⻑したいのと同じぐらい周囲はあなたに活躍してもらいたい 強みが活かせるところで戦う • 職種としての知名度が上がりピンポイントでプロダクトマネージャー(CPO)と いう職種を⽬指す⼈が増えた • ロールモデルとなるシニアなPMが増え「◯◯さんのようなPMになりたい」という ⽬標を持てるようになった⼀⽅で⾃分の現状とのギャップを突きつけられる そんな悩みを抱える若⼿の皆さんにBBAからのアドバイス
  6. PM界隈のトレンドと今後の展望 • PMの必要性の認知やコンパウンド化によるPM需要の拡⼤ • PMの細分化(グロースPM、Tech PM、PMM、Product Ops、ドメインエキ スパートなど) PM組織の拡⼤、分業化 技術+戦略+泥臭い仕事の重要性が増⼤

    • コンパウンド化、エコシステム思考(プラットフォーム化)などにより技術⾯に明 るいPMの需要が増す • AIの進化によりPMがより戦略にフォーカスできる環境へ • AIが代替できない仕事は引き続き⼈間が頑張る PM向け教育の充実 • 市場の拡⼤、⾮IT企業でのPMの⼀般化 • 各社におけるPM重要性の認知と戦略的予算配分
  7. 今後PMのキャリアは「CPO‧VPoPを⽬指す」以外の選択肢が多様化すると予想 背景: • 分業化に伴い特定領域の専⾨性を深化しやすくなる • プロダクトマネジメントの必要性がソフトウェア開発以外の領域の⼈達に理解されつつある • PMという職種の⼀般化による新たなビジネスチャンス • やっぱり違った場合の出⼝

    経営‧事業領域への転換 隣接する専⾨領域への転換 事業責任者、COO、起業家、VCなど UX責任者、グロース責任者、データエンジニア、CSなど 横断的機能への転換 HR、プロジェクトマネージャー、PMO、新規事業推進など 新たな市場ニーズへの対応 コンサルティング業界、PM向けの教育‧研修関連など 例)
  8. キャリアに軸は必要か? • 個⼈的には「キャリア(⼈⽣)をプロダクトと⾒なす」はやや危険な思想だ と考えている ◦ プロダクトは失敗したらやり直せばいいが⼈⽣はやり直しを繰り返すうちに終わってしまう ◦ 年をとればとるほど周囲からの期待は上がる ▪ わかりやすく⾔うと20代未経験と50代未経験どっちが転職しやすいかという話

    • 予め軸をガチガチに定めるよりも後から振り返った時にストーリーを語れる ようにすることが重要 ◦ プロダクトマネージャーに求められる選択を正解にする⼒をキャリアにも発揮してほしい ◦ つまり後から無理やり軸を通していくスタイル プロダクトにはブレない軸が必要 キャリアにも軸があるべき?
  9. 転職理由と転職先選定は常に⼀貫性があるべきというスタンス 過去の転職 1→2社⽬ 2→3社⽬ 3→4社⽬ 4社⽬ →起業 プロダクトに軸⾜を置き続 けたいがマーケティングに も取り組みたい

    (収⼊は上げたいが)プロ ダクトマネジメントをした い 最近全てが脊髄反射すぎ る、未知なる世界でもっと 苦しみたい 会社が⼤きく⽅針転換;⽅ 針には賛成だけど⾃分の キャリアとは合わない 技術責任者というポジションでデジタルマーケ ティングの部署でプロダクト開発を担当 マネジメントポジションでありながらプロダクト マネージャーとしてひとつのプロダクトを任せて もらえる会社へ B向け、製造業(⾦属加⼯)、スタートアップと いう未経験フルコンボで⾃分を痛めつける 経営者にならない限り⼀⽣このリスクを負うこと になるんだ…と思ったので経営者になった