レガシーDWHをSnowflakeに置き換えるだけでは、データ鮮度の改善やパフォーマンス向上は実現できません。多くの企業が移行後も日次バッチ依存や複雑な連携プロセスに悩まされています。
真のモダナイゼーションには、ETL中心からELT+CDC(Change Data Capture)への転換が不可欠です。CDCによるリアルタイム抽出で夜間バッチから脱却し、ステージ経由のバルクロードで転送を効率化することで、時間とコストを大幅削減できます。変換処理をSnowflake側に集約すれば、障害切り分けも迅速化されます。
実務的には、段階的なデータ移行の実施、並行稼働期間の設定、レガシーDWH(Oracle Exadata、Teradata等)からの連携対応、そして従量課金型と定額制のコスト比較が重要なポイントとなります。
本セッションでは、これらを実現する手段としてCData Syncの活用事例を紹介します。小売業のPOSデータ移行では、1日数百万件のトランザクションを段階移行とCDCの組み合わせでニアリアルタイム連携を実現しています。