20210410開催 ふりかえりカンファレンスでの発表がきっかけとなり、その中で紹介した「鳥の目」全体俯瞰の事例:事象連鎖分析を20210430に公開型ワークとして実施した際のスライドです。
2021/04/30 20:00~あだちけんじ@kitanosirokuma[email protected]http://www.softwarequasol.com/
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安達 賢二(あだち けんじ) [email protected]株式会社HBA 経営管理本部 Exective Experthttp://www.softwarequasol.com/【経歴】2012年社内イントレプレナー第一号事業者として品質向上支援事業を立ち上げ。自律運営チーム構築・変革メソッドSaPIDをベースに、関係者と一緒に価値あるコトを創る共創ファシリテーター/自律組織・人財育成コーチとして活動中。【社外活動】NPO法人 ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)理事JSTQB(テスト技術者資格認定)技術委員JaSST(ソフトウェアテストシンポジウム)北海道2006-2009実行委員長 2010-2018実行委員 2019~サポーターテスト設計コンテスト本部審査委員(2015-2017)JaSST-Review(ソフトウェアレビューシンポジウム)実行委員SEA(ソフトウェア技術者協会)北海道支部メンバーSS(ソフトウェア・シンポジウム)プログラム委員第33-37期SQiP研究会レビュー分科会アドバイザーSQuBOK_Ver3プロセス改善研究Grリーダ(with プロセス改善の黒歴史研究)TEF(Test Engineer’s Forum)北海道テスト勉強会(TEF道)お世話係(2016~2021)TOCfE北海道幽霊メンバー など2生育住勤Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
本日のワークのきっかけふりかえりカンファレンス発表時3Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reservedふりかえりのふりかえりこれってどうやって作るの?
ふりかえりカンファレンスのふりふり結果https://balus.app/workspaces/AUARarRa9l33PY3TcopEP/view-models/2IO_CvijBxHBS777-zkxCCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
スキルレベル(物事を行う能力)やったことがないやるのが怖い何かの支援があればできる支援がないとうまくいかないことがある一般的な状況なら支援がなくても普通にできる特殊な条件・環境ではうまくできない特殊な条件・環境でもできるスピードが速いあらゆる条件でできる上手い・速い/曲芸Skill LevelTime失敗数Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved習得スピードには個人差がある今回はこの辺ですよ!
初めて実践することには失敗がつきもの•つまづきながら上手くなるので失敗しても気にしない。•モノゴトの習得には[実践⇒失敗⇒ふりかえり]×Min3回必要→本日はそのうちの1回目に過ぎない。Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
「失敗してもただでは起きない」• びくびくしておっかなびっくり、中途半端にやって失敗するより、思い切り「よし!こうやってみよう!」って失敗した方が得るものが大きい。⇒ふりかえり時に次にどうしたらうまくいくかが分かる結果を獲得しやすくなる。下手に最初からうまくいった人ほど、深掘前に撤収したり、その後苦労して投げ出すケースが多いCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
ワークの全体像STEP0:要素の抽出(分析に使わない要素をストック)→済STEP1:時系列にやんわり配置同類項目は寄せる/要因と結果が混在した要素は分ける/連携する要素は繋ぎやすい位置に置く などSTEP2:因果関係を分析し、関係性があれば→で結ぶ分析過程で隠れた要素の存在に気づいたら追加するクロスした関係線の解消・密集/点在していたら見やすく再配置STEP3:包含枠などを活用して見やすくするSTEP4:循環する箇所を探す→あれば識別子を付与して結ぶSTEP5:どのように事象が流れるのかを説明してみるCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
本日のワーク環境:Balus2.0https://balus.app/workspaces/AUARarRa9l33PY3TcopEP/view-models/2IO_CvijBxHBS777-zkxC【Team A】用ワークエリア【Team B】用ワークエリア【Team C】用ワークエリアふりかえりカンファレンスふりふり会場 →触らないでね!Teamメンバー役割ボードTeam分析ワークボードTeamふりかえりボードCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
ワーク環境へのアクセスCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
チーム分け=ブレイクアウトルーム割当Team A Team B Team Cワーク参加枠申込1番 ワーク参加枠申込2番 ワーク参加枠申込3番ワーク参加枠申込4番 ワーク参加枠申込5番 ワーク参加枠申込6番ワーク参加枠申込7番 ワーク参加枠申込8番 ワーク参加枠申込9番ワーク参加枠申込10番 ワーク参加枠申込11番 ワーク参加枠申込12番ワーク参加枠申込13番Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
Balus2.0環境での主な操作https://balus.app/workspaces/AUARarRa9l33PY3TcopEP/view-models/2IO_CvijBxHBS777-zkxCもしこの画面が出ても慌てずに「キャンセル」または「×」を押下もし誤って削除してしまっても[Ctrl+z]で戻せますCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved【関係線を引く】押下+つなぐ先の付箋へ【付箋の色を変える】ドラッグして選択ゾーン=包含枠の追加ノード=付箋の追加
チームビルディング【5分間】(1)自己紹介:一人30秒程度□お名前・地域・最近のはまり事等・今日の意気込みなど□ボード上部の名前nに名前を記載する(2)最初のSTEPの役割とローテーションの仕方を決めるリーダ→(一休み)→ふりかえりファシリ→発表者→タイムキーパーで回す(3)チーム名を決めて最上部【チーム名】に書き込む (例:動物のなまえ)Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved5人目
ワークの全体像STEP0:要素の抽出(分析に使わない要素をストック)→済STEP1:要素を読み解いて時系列にやんわり配置【5分間】同類項目は寄せる/要因と結果が混在した要素は分ける/連携する要素は繋ぎやすい位置に置く などSTEP2:因果関係を分析し、関係性があれば→で結ぶクロスした関係線の解消・密集/点在していたら見やすく再配置分析過程で隠れた要素の存在に気づいたら追加するSTEP3:ゾーン(包含枠)などを活用して見やすくするSTEP4:循環する箇所を探す→あれば識別子を付与して結ぶSTEP5:どのように事象が流れるのかを説明してみるCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
STEP1:ライフサイクルのSTART~ENDでやんわり配置ねずみが桶をかじる桶が壊れる桶屋が儲かる強風が吹くザックリこの辺かな?でOK付箋の内容がどのような意味なのかを読み解いて配置するCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
STEPふりかえり【1分間】• STEP1を実施してみて「おお!」「なるほど!」「ん?」「こういうことかも?」「わかんないぞ?」等感じたことを書き出しておこう!ここに付箋を貼ってね!TeamふりかえりボードCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
ワークの全体像STEP0:要素の抽出(分析に使わない要素をストック)→済STEP1:要素を読み解いて時系列にやんわり配置同類項目は寄せる/要因と結果が混在した要素は分ける/連携する要素は繋ぎやすい位置に置く などSTEP2:因果関係を分析し、関係性があれば→で結ぶ【まず5分間】クロスした関係線の解消・密集/点在していたら見やすく再配置分析過程で隠れた要素の存在に気づいたら追加するSTEP3:ゾーン(包含枠)などを活用して見やすくするSTEP4:循環する箇所を探す→あれば識別子を付与して結ぶSTEP5:どのように事象が流れるのかを説明するCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
STEP2-1:要因と結果の関係があれば→で結ぶねずみが桶をかじる桶が壊れることが要因となって という結果となる(ことがある)ねずみが桶をかじる桶が壊れる要因は左側 → 結果は右側事象A 事象B要因と結果が逆向き 事象Aのあとに事象Bが発生(因果関係なし)【関係線を引く】押下+つなぐ先の付箋へCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
分析時のお作法ねずみが桶をかじる桶が壊れる時間要因は左側 → 結果は右側ねずみが桶をかじる桶が壊れる三味線が売れる猫が減るねずみが桶をかじる桶が壊れる三味線が売れる猫が減る要素配置などを工夫してクロスする関係線を無くすねずみが桶をかじると壊れる 桶が壊れるねずみが桶をかじる要因と結果が混在している場合は分けてから分析するねずみが桶をかじる桶が壊れる事象A 事象B要因と結果の関係がないものには関係線を結ばない例:〇〇のあとに◇◇が発生(因果関係なし)要因と結果の関係があれば→で結ぶ
STEP2-2:より的確に状況を把握するために隠れた要素を追加するねずみが桶をかじる桶が壊れる桶が売れる桶屋が儲かるねずみが増える疫病が流行?三味線が売れる猫が減る三味線屋も儲かる強風が吹く砂や埃が舞う目に砂埃が入る目の病気になりやすい盲人が増える失明した人は三味線で生計を立てる人が多かった当時は眼科もなく医療技術も低かった三味線塾も儲かる当時は舗装もなく土や砂利の道ばかり三味線の胴には猫の皮が必要
見どころの例困り事が思いつかない/書けない人がいて心配特定の人だけが話している/ふりかえっている特定の人だけが話している/ふりかえっている5WHYsが辛いどちらが要因でどちらが結果?特定の人だけが話している/ふりかえっている内職している人がいる参加人数が多い(10人強)問題に対して対応できない参加人数が多い(10人強)、問題に対して対応できない???ちゃんと分けてからやれたかな?KeepとProblemのどちらに時間をかけるか外部から効果が見えないどういう意味で受け取ったかな?
STEPふりかえり【1分間】• STEPを実施してみて「おお!」「なるほど!」「ん?」「こういうことかも?」「わかんないぞ?」等感じたことを書き出しておこう!ここに付箋を貼ってね!TeamふりかえりボードCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
ワークの全体像STEP0:要素の抽出(分析に使わない要素をストック)→済STEP1:要素を読み解いて時系列にやんわり配置同類項目は寄せる/要因と結果が混在した要素は分ける/連携する要素は繋ぎやすい位置に置く などSTEP2:因果関係を分析し、関係性があれば→で結ぶクロスした関係線の解消・密集/点在していたら見やすく再配置分析過程で隠れた要素の存在に気づいたら追加するSTEP3:ゾーン(包含枠)などを活用して見やすくするSTEP4:循環する箇所を探す→あれば識別子を付与して結ぶSTEP5:どのように事象が流れるのかを説明する
STEP3:ゾーン(包含枠)などを利用して見やすくする尻込みする怖い恐ろしい動けなくなる震えが出る尻込みする怖い恐ろしい動けなくなる震えが出る
どちらがわかりやすい?見やすい=わかりやすい=解きやすい25Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved・関係線が多い・クロスする線が多い・要素発生時点の重なりが多い・関係線が少ない・クロスする線がない・要素発生時点の重なりが少ない
ワークの全体像STEP0:要素の抽出(分析に使わない要素をストック)→済STEP1:要素を読み解いて時系列にやんわり配置同類項目は寄せる/要因と結果が混在した要素は分ける/連携する要素は繋ぎやすい位置に置く などSTEP2:因果関係を分析し、関係性があれば→で結ぶ分析過程で隠れた要素の存在に気づいたら追加するクロスした関係線の解消・密集/点在していたら見やすく再配置STEP3:ゾーン(包含枠)などを活用して見やすくするSTEP4:循環する箇所を探す→あれば識別子を付与して結ぶSTEP5:どのように事象が流れるのかを説明するCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
STEP4:循環する箇所を探す• 今回のライフサイクルの結果や成果(主に連鎖分析結果の右側の要素)が、次のライフサイクルにどのような影響を与えるのかを考察し、関係する箇所があれば識別子を付与して結ぶ。今回のライフサイクル 次のライフサイクルCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
循環の表現例①識別子を付与②次のサイクルの関係先に設定Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
ロジカルシンキングとシステム思考• ロジカルシンキングは論理的に考えて答えを出すアプローチ。• システム思考は、対象をシステム(複数の要素が連携・作用して目的を果たそうとする仕組み)と捉えてその構造や関係性を明らかにする。その結果、論理的に考えることになる。• 二つのアプローチの違いは、目的や意味を捉えるか、サイクリックな視点が入るのか、である。Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
ワークの全体像STEP0:要素の抽出(分析に使わない要素をストック)→済STEP1:要素を読み解いて時系列にやんわり配置【5分間】同類項目は寄せる/要因と結果が混在した要素は分ける/連携する要素は繋ぎやすい位置に置く などSTEP2:因果関係を分析し、関係性があれば→で結ぶ分析過程で隠れた要素の存在に気づいたら追加するクロスした関係線の解消・密集/点在していたら見やすく再配置STEP3:包含枠などを活用して見やすくするSTEP4:循環する箇所を探す→あれば識別子を付与して結ぶSTEP5:どのように事象が流れるのかを説明するCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
STEP5:事象の流れを説明する• できた構造を「事象の流れ」を意識して口頭で説明してみる。• 頭の中にリアルなイメージが湧き、納得できるならOK• ???となる場合は見直す。Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
チームにとって有益な改善アクションに繋がらない一言もしゃべらない人もいる時間が長いジャイアンの独演会効果が実感できない定期的にふりかえりをやれていない今回のスコープのみのふりかえりになっているYWTのWが書けない人が多い前回以前の振り返り内容を意識できていない振り返りをやったことに満足類似問題の再発個人の失敗追及ばかり腫物に触れないように運営するふりかえりがめんどくさいマネージャ達が振り返っていないずっと同じメンバー 振り返ることがなくなる経験や教訓を活かせない改善が進まないふりかえりによる改善の優先度が下がるふりかえりの成果を管理層に示せない重大度高の割込が頻繁に発生みな自責思考すぎて自分の問題ばかりチームが主語となるような問題が出てこないファシリテーションに空回りふりかえりへのモチベーション↓効果がいまいちで終わる参加がツラいAA適切なWが出てこないチームが成長しない背景が異なる要員で実施 共有点が生まれないふりかえりは余計なものと認識関係者が同時間に集うのが難しい管理層がふりかえり実施に難色BBDDCCそのあとは・・・Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved目的手段要因 結果摘要
過去から学ぶ個別改善×プロセス改善の併用36K TPK TPK TPK TPK TP週次Team集合ふりかえり日次個別ふりかえりとチーム共有・活用K TPK TPK TPK TPK TPK TPK TPK TPTeamとして毎日共有し、主に日々の問題解決・個別改善に活用Teamとしての共通性導出・活用(プロセス改善)ふりかえり結果情報のサマリ→構造化分析による全体俯瞰ボトルネックの解消/最も効果的な改善ポイントの特定によるプロセス改善の実践K TPK TPK TPK TPK TP月次・Phase集合ふりかえりK TPK TPK TP四半期・Final集合ふりかえり個人で毎日3分ふりかえり個人で毎日3分ふりかえり個人で毎日3分ふりかえり個人で毎日3分ふりかえりCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
過去から学ぶだけでなく未来を変える未来予想図によるリスクマネジメント実践例37プロジェクト目的が未達成に終わる期間内にテストが終わらない納期逸脱使う機材がX台しかないテスト業務初めての方が2名テスト不足のまま納品テスト規模に対して営業日数が少ないテスト実施時にQ&Aが増えるor機材待ちで一部のテストが止まるメンバーの認識→現在の状態(リスク要因) メンバーによる未来の予想(リスク)メンバー全員の認知と経験則(共通性(パターン)情報)を総動員して、現状(青色要因)とリスク(黄色要因)を洗い出し、構造化→先読みして事前対策を明確化経験則経験則Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
Cチームにとって有益な改善アクションに繋がらない一言もしゃべらない人もいる時間が長いジャイアンの独演会効果が実感できない定期的にふりかえりをやれていない今回のスコープのみのふりかえりになっているYWTのWが書けない人が多い前回以前の振り返り内容を意識できていない振り返りをやったことに満足類似問題の再発個人の失敗追及ばかり腫物に触れないように運営するマネージャ達が振り返っていないずーっと同じメンバー 振り返ることがなくなる経験や教訓を活かせない改善が進まないふりかえりによる改善の優先度が下がるふりかえりの成果を管理層に示せない重大度高の割込が頻繁に発生みな自責思考すぎて自分の問題ばかりチームが主語となるような問題が出てこないファシリテーションに空回りふりかえりへのモチベーション↓効果がいまいちで終わる参加がツラいA適切なWが出てこない背景が異なる要員で実施 共有点が生まれないふりかえりは余計なものと認識管理層がふりかえり実施に難色BB効果実感個別結果の効果性実践への動機ふりかえりへの価値認識管理層へのアピール性マンネリ度背景共有度ファシリテーションの適切性・有効性チーム指向度他案件割込度実施目的適切性SCOPE適切性実施頻度管理層の率先垂範度時間の長さ俺の話を聞け度参加疲労度本音共有性無発言者数気づきの意味理解度有効なふりかえり結果(W・T)数DD個人責任追及度ふりかえりがめんどくさいA関係者が同時間に集うのが難しい多忙度管理層推奨度改善実践度C採集結果の因果関係分析(意味づけ)Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reservedチームが成長しないチーム成長度
ReModelingによるふりかえりの効果図式チーム成長度効果実感個別改善の効果性実践への動機ふりかえりへの価値認識管理層へのアピール性マンネリ度背景共有度ファシリテーションの適切性・有効性チーム指向度他案件割込度実施目的適切性SCOPE適切性実施頻度管理層の率先垂範度時間の長さ俺の話を聞け度参加疲労度本音共有性無発言者数気づきの意味理解度有効なふりかえり結果(W・T)数個人責任追及度多忙度管理層の実施推奨度改善実践度ABBACCNo. 推奨プラクティス(例)① 目的・観点事前共有② 4行日記フレームの採用③ グランドルールの採用④ ジャイアンの参加除外⑤ 1人1件バトンリレーの採用⑥ タイムボックス運営⑦ 個別ふりかえりとチームふりかえりの分離①②⑦④①①⑤①⑥③⑦① ②④ ⑤ ⑥③組織学習への活用例推奨プラクティス付きふりかえりの効果図式Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
どこに価値があるのか?~私の経験則• [事象連鎖分析結果]=図が注目されがちですが、本当の価値は、、、ふりかえりやその分析過程での相互対話や、こうかな?ああかな?とあれこれ試行錯誤すること、それらの中で感じ取る相手(そして自分)の価値観、思考、気持ちを感じ取り理解していくこと、そしてときどき発現する「新たな発見」などにある、と私は感じています。分析結果ではなく分析過程に価値がある自ら分析しないとこのことは実感できないし、成長しないCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
事象連鎖分析結果は“モデル”でしかない• モデルとは、対象の典型的な特徴を使って概要を表現したもの。• 詳細を端折っているので、そのものすべてではない。唯一の表現結果が存在するわけでもない。• まずは、自分たちにとって納得できる内容になっているかどうか?他者に説明して、いろいろ質問がきても説明でき、相手の理解や納得を得ることができるか?が重要。• 一度そうなったとしても、それで終わりではない。あくまでも現時点の能力レベルで認識共有できたのであって、次の能力レベルに成長するとまた異なる内容(意味)に変化する。• モノの見方、意味づけ、意義づけ、反応がより適切になる=能力向上Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
取り込み意味づけ意義づけ反応うれしい!イヤだなぁ・・・こんな状態だ/こんなことがあった!人間のモノゴトの取り込み~反応まで42ヴァージニア・サティア(Virginia Satir)の交流モデル(*1)*1:参考 ソフトウェア文化を創る2 「ワインバーグのシステム洞察法」 共立出版 G.M.Weinberg個人の性質・価値観・経験則周囲の状況 など事象・出来事・状態解釈 感情 対処スタイルCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reservedここをよりよく変える=成長
チームふりかえり(最終)【5分間=ふりかえり3分・発表一人30秒】• これまでのSTEPふりかえり結果を活用して、チームごとにふりかえりを行ってください。• STEP単位のふりかえり結果と頭の中に残っている内容をベースに、わかったこと・感じたこと・気づいたことなどを残さず付箋に書いて貼りましょう。• それらの中から[一人最低1件]自分にとってとてもインパクトがあった事項を明確にし、付箋として貼り付けてチーム内で発表、共有してください。Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
ふりかえりプロセスの改善ができる=〇〇プロセス改善が可能な手法Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol , All Rights Reserved
この手法(SaPID)で何ができるのか?(実践事例)45事例1:チームパフォーマンス変革事例2:パーソナルブランディング事例3:レビューパフォーマンス改善事例4:ふりかえり活用したテストプロセスの改善事例5:未来予想型リスクマネジメント実践事例6:組織変革~経営計画立案改革事例7:ロスコンProject要因分析→組織学習実践事例8:新システム化プロジェクトにおける未来(コト)デザインCopyright © Kenji Adachi@Software Quasol, All Rights Reserved
これまでのSaPID関連事例SPI Japan 2007:現場の様々な事実情報分析に基づく現実的な改善アプローチのご紹介-システムズアプローチを活用した改善実践事例-http://www.jaspic.org/event/2007/SpiJapan/2A3.pdfSPI Japan 2011:ふりかえり実践方法の変遷による業務運営プロセスと成果の改善http://www.jaspic.org/event/2011/SPIJapan/session3B/3B4_ID008.pdfSPI Japan 2012:システムズアプローチによる問題発生構造分析とPFD(Process Flow Diagram)を用いたプロセス改善http://www.jaspic.org/event/2012/SPIJapan/session3A/3A3_ID009.pdfSPI Japan 2012 【最優秀賞受賞】:システムズアプローチに基づくプロセス改善メソッド:SaPIDが意図するコト〜プロセスモデルをより有効活用するために/そして現場の自律改善運営を促進するために〜http://www.jaspic.org/event/2012/SPIJapan/session3A/3A4_ID023.pdfSPI Japan 2013 【実行委員長賞受賞】:SaPID実践事例より~改善推進役がやるべきこと/やってはいけないこと 現場が自らの一歩を踏み出すためにhttp://www.jaspic.org/event/2013/SPIJapan/session2B/2B3_ID011.pdfSS2013 【最優秀発表賞受賞】:「プロセスアセスメント結果の現実的・効果的活用方法の提案」http://sea.jp/ss2013/accepted_papers.html#s3派生開発カンファレンス2013:問題構造分析とPFDの併用による現実的・段階的な改善実践方法の提案~PFDを使いこなす能力を確実に身に着けるためにhttp://affordd.jp/conference2013/xddp2013_p8.pdfSQiP2014:「プロジェクト運営と改善実践の連携・一体化」~プロジェクトマネジメントにおけるSaPIDシステムズアプローチ活用事例https://www.juse.jp/sqip/symposium/archive/2014/day1/files/happyou_B1-3.pdf46Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol, All Rights Reserved
SPI Japan2015 【わくわく賞受賞】:「自律型プロジェクトチームへの変革アプローチ事例」~チームの価値観変容を重視し、問題モデリングを活用したSaPID流プロセス改善アプローチ~http://www.jaspic.org/event/2015/SPIJapan/session3C/3C-3_ID012.pdfJaSST2016東京 【ベストスピーカー賞受賞】:「レビューの目的・観点設定の効果と課題」Slideshare:http://www.slideshare.net/AdachiKenji/ss-59510938SPI Japan2017 【特別賞受賞】:「自分事化影響要因に着目した中期経営計画立案・展開への共創アプローチ[現状分析~計画立案編]」http://www.jaspic.org/event/2017/SPIJapan/session3B/3B1_ID003.pdfJaSST2018東京 【ベストスピーカー賞受賞】:「TPI Nextを活用したチームメンバーの問題意識から始めるテストプロセス改善」http://bit.ly/2FLtpHUSS2018札幌 「リスク構造化を用いたリスクマネジメント手法の提案と効果分析」~「未来予想図」を用いたリスクマネジメントPDCAサイクル~https://www.slideshare.net/AdachiKenji/ss2018-sapidtocpresentationJaSST2019北陸 招待講演 「そのレビュー、大丈夫ですか? ~現状レビューの問題発見・解決」http://www.jasst.jp/symposium/jasst19hokuriku/pdf/S2-1.pdfhttp://www.jasst.jp/symposium/jasst19hokuriku/pdf/S2-2.pdfSPI Japan2019 【特別賞受賞】:静的×動的プロセス改善の実践と課題 共通性×相違性~見つけ方とつなぎ方http://www.jaspic.org/event/2019/SPIJapan/session2A/2A2_ID008.pdfSPI Japan2020 「FRI(Factor-Risk-Influence)モデルによるリスク構造の見える化」http://www.jaspic.org/event/2020/SPIJapan/session6/6-3_ID008.pdfJaSST2021東京 チュートリアル 「価値につながる要件・仕様からテストを考える」http://jasst.jp/symposium/jasst21tokyo/details.html47Copyright © Kenji Adachi@Software Quasol, All Rights Reserved
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