2021年に実施する「ビリーフセラピーでキャリコンの支援力アップ(基礎編)」の説明会資料
ブリーフセラピーでキャリコンの支援力アップ!(基礎編)説明会講師 元木 敬太合同会社実践サイコロジー研究所 代表医学博士、キャリアコンサルタント、公認心理師[email protected]
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2Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]全7回の基礎コース7月24日(土) MRI(悪循環)モデル悪循環モデルの紹介とコミュニケーションの拘束8月7日(土) 解決志向モデル解決志向アプローチの概要と核となるポイント8月21日(土)歴史と基礎理論(システム論と社会構成主義)ブリーフセラピーの歴史と、システム論、社会構成主義の考え方の解説9月4日(土) ミラクルクエスチョン ミラクルクエッションの効果機序とコツ9月18日(土) 逆説的介入 逆説的介入の効果機序とコツ10月2日(土) リフレーミング リフレーミングの解説とコツ10月16日(土) 実践応用 ブリーフセラピーの実事例への応用
3Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]自己紹介元木敬太• 合同会社実践サイコロジー研究所・代表• 修士(心理学)・博士(医学)• キャリアコンサルタント、公認心理師、臨床心理士• 2010年より心理職として心理カウンセリングの実践を行っており、2017年にキャリアコンサルタントを取得。学校や産業領域で、メンタルヘルス、コーチング、キャリア開発に関連した実践と研究を行っている。• 共著書・訳書:コーチング心理学概論(ナカニシヤ出版)ポジティブ心理学コーチングの実践(金剛出版)
4経営や人事の方針と絡んだ複雑な問題こんなことで困っていませんか?組織体制の整備家族や部署など組織文化の問題人間関係やメンタルヘルスの問題モチベーションの低いクライアントブリーフは、傾聴中心の1対1面接では解けない問題への対処法を提供します!
5Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]ダブルディスクリプション(二重記述)モデル問題偽解決(解決努力)例外解決像(望む未来)Do more!もっと!12介入・課題Do different!違うことをする!問題の解消部下との関係が良くない関わろうとすると避けられる
6Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]個人相談の事例【1/3】• 40代男性• システム開発のエンジニア• 40代にして初めての転職。転職後最初のプロジェクトでチームリーダーを任される。前職ではチームリーダーもプロジェクトマネージャーの経験もあったが、組織文化の違いがあり、上手くいかない。自分には規模の大きい企業は合わないのかと思い、再転職も考えている。• 詳しく話を聞くと、チームメンバーが指示待ちのような状態で、主体的に動いてくれない。関係を築こうにも、あまりプライベートな交流を好まないようで親しくなれない。プロジェクトマネージャーに相談したところ、上手く分担して作業を回すようにだけ言われ、親身に聞いてもらえないといった悩みがあるよう。※架空の創造事例です
7Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]個人相談の事例【2/3】• 解決像(望む未来像)前の職場のようにわきあいあいと励まし合うチームを作りたいそうなると、毎日が充実しているし、良いものも作れる• 例外私が入る前のプロジェクトの成果発表会では、みんな生き生きしていた今のチームでも、日常のコミュニケーションに問題があるわけではないみんな優秀なので、仕事の出来はとてもいい• 課題Do more!:明るく、前向きにいる。気晴らしにサウナに行く。Do diff.!:主体性を期待するのではなくて、あえて放置する。違和感はあるが、しばらくは指示待ちのチームメンバーを育てるつもりで、郷に入っては郷に従う。※架空の創造事例です
8Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]個人相談の事例【3/3】【その後】• プロジェクトは上手くいっている。相変わらず、わきあいあいという感じではないが、前よりもチームメンバーのいい部分に目が向くようになって、お互いに尊重し合って、協働で作業が進めらえている。• みんなが対等に協力するのではなく、ある程度の階層があって、その中で作業を分担するという協力の仕方にもいい面があると思えてきている。• プライベートな話をするような親密な関係ではないが、何気ない日々の出来事や時事ネタなどの、たわいもない会話はできるようになり、この会社での距離感がつかめてきたように思う。• 今は転職のことは考えておらず、まずは、この会社でできることをやってみたいと思っている。※架空の創造事例です
9Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]組織相談の事例【1/4】• 教育関係の中規模企業• 教職員のうち半分は契約社員。任期なしは1/3、残りの1/6は、派遣社員。離職率が高く、最近は、契約更新しない教員が増えていて、中には契約途中で転職する人もいる。職員も古参の数は徐々に減っていて、派遣から正社員になる人は少なく、なったとしても長くは続かない人が増えっている• 人事からの依頼で、離職を減らすことを目的に、セルフキャリアドックの導入の相談があった。• 労働組合はない。労働環境はすごく悪いわけではないが、賃金は高くなく、みなし残業代が出ていて、常時、週10時間(月40時間)程度の残業がある。トップにワンマンなところがあり、それに対する不満はありそう。IT化が進んでおらず、業務効率は悪い。※架空の創造事例です
10Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]セルフキャリアドック• キャリア研修階級ごとの研修条件ごとの研修(新任、転入、出産・育児、介護、療養…)• 個別キャリア相談• 組織へのフィードバックキャリア研修で何をしますか?どのように個別のキャリア相談を勧めますか?
11Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]組織相談の事例【2/4】• 懸念されることキャリア研修を望んでいる労働者はいるか?転職を希望している人が多いはず→転職を勧めることになり、企業のニーズに反する逆に、転職を前提としないキャリア相談をどれほどの労働者が希望するか?キャリア相談の希望者がいたとして、転職希望者が多いこと、待遇や労働環境に不満のある労働者が多いことが分かったとして、それを組織にフィードバックすることが何かプラスになるか?セルフキャリアドックの導入を労働者と組織の両者にとって建設的なものにするには?※架空の創造事例です
12Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]組織相談の事例【3/4】• 事前調査セルフキャリアドックが労働者にとって良いものだという文脈を作る- 職場環境改善に向けた希望をたずねる強みに目を向け、経営者を励ます- 今の職場のいい部分をたずねる労働者の意思を尊重し、研修内容の希望調査• 職場環境改善に向けた取り組み調査結果を踏まえて、労働者の希望をかなえる取り組みを行うセルフキャリアドックを含めて、今後の職場環境改善の方針を示す※架空の創造事例です
13Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]組織相談の事例【4/4】• 研修1度は解決志向の研修を行う- 現在の職場の解決像(望む未来)、強み、課題(スモールステップ)についてのディスカッションその後、転職も視野に入れつつ、現職でのキャリア形成を踏まえたキャリア開発研修• フィードバック組織コンサルの視点- 例外→Do more!- 悪循環→Do diff.!※架空の創造事例です
14Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]全7回の基礎コース7月24日(土) MRI(悪循環)モデル 悪循環モデルの紹介とコミュニケーションの拘束8月7日(土) 解決志向モデル 解決志向アプローチの概要と核となるポイント8月21日(土)歴史と基礎理論(システム論と社会構成主義)ブリーフセラピーの歴史と、システム論、社会構成主義の考え方の解説9月4日(土) ミラクルクエスチョン ミラクルクエッションの効果機序とコツ9月18日(土) 逆説的介入 逆説的介入の効果機序とコツ10月2日(土) リフレーミング リフレーミングの解説とコツ10月16日(土) 実践応用 ブリーフセラピーの実事例への応用20時~22時、Zoom開催、全回参加(見逃し録画あり)
15Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected]参考書籍
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