AI等が普及することによりなくなる仕事の筆頭には、経理などのバックオフィスがあげられる。バックオフィス=事務作業をする仕事、という認識ではそうだろうが、バックオフィスの仕事の本質は「作業」ではない。企業が企業として活動していくために必要不可欠な役割を果たしているのがバックオフィスであり、全体を俯瞰して業務プロセスや仕組みを構築し、企業活動を円滑に回していくという部分はまだ当面はAIには代替できないはずだ。
ただの作業要員から脱却し、自分のキャリアを構築していくためには、自分の能力や適性を見極め、それらをどのように組み合わせていくかを考えることが重要だ。資格を取れば、大企業に入れば、という時代は終わった。バックオフィス人材も自らのキャリアを自らの手で開拓していく時代になろうとしている。