2023年8月29日開催『IoT-Tech Meetup 第4回【IoTで使える"衛星通信"特集】』で、ソラコム松下(max)が発表した資料です。
IoTの振り返りと衛星通信の基礎― 種類と利点・注意点Aug 29, 2023IoT-Tech Meetup【IoT で使える "衛星通信“ 特集】株式会社ソラコムテクノロジー・エバンジェリスト松下 享平 (Max / @ma2shita)
View Slide
自己紹介株式会社ソラコム / テクノロジー・エバンジェリスト松下 享平 (まつした こうへい) “Max”静岡県民 🗻 新幹線通勤族 🚅講演や執筆を中心に活動、登壇回数500以上/累計経歴: 東証二部ハードウェアメーカーで情シス部門、EC 事業責任者、IoT 事業開発を経て2017年より現職好きな言葉「論よりコード」AWS ヒーロー (2020年受賞)
クラウドセンサー/デバイス“モノ”ネットワーク現場をデジタル化 現場とクラウドをつなげる デジタルデータの活用モノやコトをデジタル化人手に頼らずデータを集める、活かす、現場を動かすIoT とは?
https://www.youtube.com/watch?v=QBXAhM5PhTE
社会のあらゆる場所で活用されているIoT社会インフラ(ガス) 運輸・輸送商業施設(カメラ・AI)顧客利便性向上 モビリティ製造現場見守り コミュニケーション支援社会インフラ(河川)洋上プラント 商業施設(ロボット)鳥獣捕獲
IoT は社会のインフラへどこでもつながる通信で労働力の置き換え「データの解像度」向上で既存ビジネスのスマート化業界を超えた連携で新たな顧客価値を創造IoTモノに働いてもらう = ビジネスを加速させる原動力
SORACOM は IoT の「つなぐ」を簡単にIoT デバイス クラウドサービス✓ 遠隔操作✓ メンテナンス✓ 蓄積・見える化✓ アラート通知センサキットIoT 通信IoT SIMLPWAパートナーデバイスパートナークラウド(AWS / Microsoft / Google)Wi-Fi / 有線3G / LTE / 5GLTE-M通信デバイスクラウド型カメラ衛星通信
様々な要素が関係するのが IoTデジタル化対象デバイス ネットワーク クラウド 利用者全てがつながって 「IoT」セキュリティ・監視物流・在庫管理支払い・課金法令順守受発注・保守アプリケーションストレージデータ処理ゲートウェイパケット交換(ISP/IX)バックホールアクセスポイント通信モジュールマイコンセンサー
基地局の利用形態による、ネットワークの分類地上系ネットワーク➢ 地上の設備を基地局として利用する無線通信➢ 主な分類方法には、端末と基地局間の距離、通信速度、基地局の運用形態(セルフ・マネージド)がある非地上系ネットワークNon-Terrestrial Network(NTN)➢ 空中の設備を基地局として利用する無線通信➢ 主な分類方法は高度➢ 基地局1基/機のカバレッジが広範囲
非地上系ネットワーク(NTN)の分類と特性高度20km ~ 50km※1地上36,000km※2~2,000km※2🗻富士山: 3.3kmHAPS(High Altitude Platform Station)※1 出典: ITU. “HAPS – High-altitude platform systems”. The International Telecommunication Union (ITU).2022-04. https://www.itu.int/en/mediacentre/backgrounders/Pages/High-altitude-platform-systems.aspx, (参照 2023-08-28).※2 出典: JAXA 第一宇宙技術部門. “様々な人工衛星”. サテナビ.(不明). https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/satellite-knowledge/whats-eosatellite/satellite-type/index.html, (参照 2023-08-28).LEO(Low Earth Orbit; 低軌道)GEO(Geostationary Earth Orbit; 静止軌道)国際線: ~13km気象衛星「ひまわり」ハッブル宇宙望遠鏡:600km非地上系ネットワークNon-Terrestrial Network(NTN)宇宙の境目:100km ※3※3 出典: JAXA. “空と宇宙の境目はどこですか?”. ファン!ファン!JAXA!.(不明). https://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/103.html, (参照 2023-08-28).1基/機毎のカバレッジデータ伝送低速、遅延大高速、遅延少狭域広域
伝送手法から見る、データ通信の分類IP ベース通信➢ 端末に IP アドレスが割り当てられ、IP 上にてデータ送受信をする通信➢ HTTP 等 のプロトコルが使えることから汎用性が高いが、利用環境(例: 極小容量、省電力など)によっては IP 自体のオーバーヘッドが課題となることもある➢ 離散的・連続的どちらのデータでも扱いやすい例) Wi-Fi、LTE-M、NB-IoT非 IP ベース通信➢ 端末にはプロトコル専用の識別子を割り当てて、その上でデータ送受信をする通信➢ 目的に特化しており無駄が少ないが、制限が比較的多い(例: 低速、連続通信不可など)ため、ユースケースとの適合チェックが不可欠➢ 離散的、間欠的な用途に適している例) BLE、Sigfox、SMS、NB-IoT(NIDD)NIDD: Non-IP Data Delivery
二つの分類(基地局の利用形態・伝送手法)のクロスマッピング地上系ネットワーク非地上系ネットワーク(NTN)IP ベース通信 非 IP ベース通信Wi-Fi、LTE-M、NB-IoTBLE、Sigfox、SMS、NB-IoT(NIDD)衛星ブロードバンド(Starlink)衛星メッセージング(Astrocast)
IoTの「つなぐ」を簡単にYou Create. We Connect.