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市民に寄り添ったスマートシティのつくりかた

Takuya Sato
November 15, 2022

 市民に寄り添ったスマートシティのつくりかた

2021.3.31
奈良先端科学技術大学院大学イノベーション創生プログラム(geiot:ガイオット)にて、「先端技術×ビジネスで拓ける新時代」のテーマで登壇した際の資料です。

https://techplay.jp/event/811379

Takuya Sato

November 15, 2022
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Transcript

  1. 2021.3.31 YuMake合同会社 代表社員 CEO CODE for IKOMA 代表 佐藤 拓也

    市民に寄り添ったスマートシティのつくりかた
  2. YuMake Business Field 気象情報提供・予報士サポート事業 防災・減災ソリューション事業 システムソリューション事業 気象情報データ提供・気象情報API(YuMake Weather API)提供 気象センサーを配置することによるピンポイントデータ収集・活用

    気象予報士による、気象状況判断支援・レポートサービス 気象防災セミナー、防災ソリューション開発 コミュニティ支援 (内閣官房・国土強靱化推進室 レジリ学園) Webサイト・Webシステム・サービス開発 シビックテック連携 オープンデータコンサルティング アイデアソン・ハッカソン等の企画運営
  3. YuMake Weather API YuMake気象情報APIの特徴 ① 使いやすいjson / jsonp 形式で提供 ②

    商用利用可能なAPI ③ 従量課金プランの低コストから始められる料金体系 [天気予報] ◆ 今日明日天気予報API ◆ 週間天気予報API ◆ 3時間天気予報API ◆ 時系列天気予報API ◆ 日射量予測API [防災情報] ◆ 特別警報・警報・注意報API ◆ 地震情報API ◆ 土砂災害警戒情報API ◆ 竜巻注意情報API ◆ 噴火警報API [観測系情報] ◆ 推計気象分布API ◆ 日の出日の入りAPI ◆ 潮汐情報API ◆ 降水ナウキャストAPI ◆ 雷ナウキャストAPI ◆ 竜巻発生確度ナウキャストAPI データ提供
  4. [過去の天気予報] ◆ 今日明日天気予報 ◆ 週間天気予報 ◆ 時系列天気予報 [過去メッシュ情報] ◆ 推計気象分布(1kmメッシュ)

    ◆ 再解析データ(5kmメッシュ) ◆ 推計震度分布 (約500mメッシュ:3次メッシュ KML ) [過去観測データ] ◆ アメダス ◆ 気象官署 ◆ 平年値データ 気象過去データ提供の特徴 ① CSV形式で、まとまった期間のデータ提供 ② データフォーマットのカスタマイズも可能 ③ 観測地点の緯度経度、観測器の高さなどの情報も提供可能 データ分析向け過去データ提供 提供実績:アパレル、大学(研究用途)、小売、農業、建築、データビジュアライズ等 データ提供
  5. YuMake合同会社設立 – 2015.3.13 • 設立当初:お祝い案件が幾つか • 何といっても継続する難しさ • APIの黎明期であり、普及啓発のために多く時間を費やした •

    気象情報を使うイメージを持ってもらう苦労 • 予測技術・サイエンスと現場とでは、気象に対する考え方の ギャップが激しい • 気象業務法は未だに壁 堅い会社が多く、囲い込み体質の気象業界を変える!
  6. CODE for IKOMA 運営委員会メンバー 森 康通 生駒市役所 元電機メーカー 生駒 孝夫

    元電機メーカー 中谷 倫也 WEB解析士 野津 拓也 電気メーカー エンジニア 小島 正人 システム エンジニア IT系とデザイナーなどが主となって運営
  7. CODE for IKOMA 運営委員会メンバー IT系とデザイナーなどが主となって運営 松田 裕貴 NAIST 助教 河中

    祥吾 NAIST D3 吉田 友子 イラストレーター グラフィック レコーディング 平本 久美子 フリーランス グラフィック デザイナー 「やってはいけない デザイン」著 中垣 由梨 フリーランス WEBデザイナー
  8. こんなものを作ったりしています 5374.jp 生駒市版 いつ、どのゴミが捨てられるのかひと目で分かる。 Code for Kanazawaが作成した5374.jpの生駒市版。 120を超える地域で横展開。 http://ikoma.5374.jp 4919

    for Ikoma 小中学校の給食の献立情報がすぐに分かる。 アプリ版からWeb版に切り替え、3月13日に公開。 ※「給食献立情報」推奨データセット対応
  9. ハルカス気象大学のねらい ハルカス気象観測データ ハルカス大学 地域の人たち 【ねらい】 • ハルカスで観測している「気 象データ」という資源を、活 用する風土づくり •

    ハルカスの企業・学生・地域 の人たちが一緒になって考え る場・コミュニティづくり • 一つのまちであるハルカスを より活性化させる
  10. ハルカス気象大学の構成 気象台や民間企業における気象情報の活用事例紹介、 気象予報士の仕事事例紹介を経て、ハルカスを中心とした地域・学生による データ収集や活用のアイデアワークショップを実施 Vol.1 話題提供 大阪管区気象台 Vol.2 話題提供 YuMake合同会社

    Vol.3 話題提供 気象予報士 Vol.4 話題提供 活用企業等 Vol.5 ハルカス 気象台WS 様々な立場からの 話題提供を通じて 気象情報の活用を学ぶ 4回シリーズ ハルカスで観測している 気象データの活用や、 ハルカス周辺の 気象データを市民や 学生が収集し活用して いくアイデアを検討
  11. 45 「びわぽいんと」とは… 「善意」と「誠意」と「熱意」で びわ湖を守る 利他 共感 持続 提唱者:琵琶湖汽船株式会社 代表取締役 川戸

    氏 琵琶湖の課題に取り組む人たちの琵琶湖への想いや行動 をポイントで見える化し、循環させていく仕組み ※提唱当時
  12. 48 びわぽいんとを活用した地域づくり 【MaaSで利用】 交付金を原資にしてポイントをあらかじめ付与したり、 利用に応じたポイント加算をする 市の「移動支援事業」と連携し、ポイントを祖父母 などへ送ったり、困窮者・障害者支援につなげる => ソーシャルギフト ミッションを立ち上げ、共感する人を集められるので、

    まちづくりの担うコミュニティ形成にもつながる => 想いのある人たちをつなげる:住民自治 びわぽいんとは市民活動の詳細なログ(実証)になるほか、蓄積された データは政策立案(EBPM)やまちづくりを考えるための根拠となる びわぽいんとで乗車できたり、 利用に応じてびわぽいんとが 貯まる 【店舗・施設で利用】 【地域活動で利用】 【社会弱者支援活動で利用】
  13. データを活用した施策立案 市役所にあるデータに加えて、地域のデータを活用して分析し、 施策の提案につなげることが可能に(EBPM) 目標・問 題・課題の 設定 仮説検討 データの可 視化・分析 評価と

    政策立案 費用対効果 分析 提案書取り まとめ 【目標と問題の確認】 ・検討に適した目標、問題 課題の組み合わせを作る ・現状確認のために必要な 各種項目の確認 【表現方法検討】 ・どう見せると違いが 見えやすいのかを 検討する。 【データ分析】 ・数字を使って工数算出 ・業務の仕分けとその 効果対象を確認する 【評価】 ・分析の結果を評価し おかしな点を見直す 【政策立案】 ・分析の結果から施策の 組み合わせを検討する ・プランA、プランB、 プランCなどを比較 できるようにする。 【費用対効果分析】 ・効果だけでなく費用に 関係する項目も確認 【指標】 ・その施策を実現する際に 確認すべき指標を固める 【多角的観点を入れる】 ・複数の視点(市民、 企業、自治体)に 価値がでているか 【提案書をまとめる】 ・それぞれの施策の利点と 懸念点をまとめる 【課題の仮説分析】 ・要因となっている項目に ついて利用できるのか 仮説を立てる。 業務の方法についても いくつかの仮説を立てる 【現状の調査】 ・現状業務の流れ、 コスト、課題の確認 ・データ元、サービスの 対象実務の担当者など
  14. データを活用した施策立案 市役所にあるデータに加えて、地域のデータを活用して分析し、 施策の提案につなげることが可能に(EBPM) 目標・問 題・課題の 設定 仮説検討 データの可 視化・分析 評価と

    政策立案 費用対効果 分析 提案書取り まとめ 各現場で 日頃から 抱えている 課題を設定 課題の原因 について 仮説を立てる 現状の業務の 流れなど確認 仮説が正しい かを検証 データを ExcelやGIS などで可視化 データから 分かったこと を見直し 施策を検討 施策の実行に かかる費用の 算出 指標を立てて 効果の見積もり 行政側 だけでなく 市民側の 観点も入れて 提案書作成 市民に還元