Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
生成AI x スライド資料作成で気をつけたいこと
Search
Sponsored
·
Ship Features Fearlessly
Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.
→
Uechi Shingo
January 08, 2026
Business
34
0
Share
生成AI x スライド資料作成で気をつけたいこと
DX講座の有志勉強会で使用した、「生成AIを活用したプレゼン資料作成」のノウハウ資料です。 単なる「時短」や「自動生成」ではない実践的な知見(Tips)をまとめました。
Uechi Shingo
January 08, 2026
More Decks by Uechi Shingo
See All by Uechi Shingo
Datadog 認定試験の概要と対策
uechishingo
0
200
オンコール経験者だから刺さった、 ユーザー視点のアラート
uechishingo
1
270
OpenClaw を Amazon Lightsail で動かす理由
uechishingo
0
610
AWS監視を「もっと楽する」ために
uechishingo
0
840
あなたの AWS 学習を加速させる、コミュニティとの付き合い方
uechishingo
1
380
技術コミュニティが与えてくれた成長機会
uechishingo
1
140
続「AWS 基礎 100 本ノック」をやってみた
uechishingo
2
1.2k
中年男性がメインフレームから クラウドへキャリアシフトしてみた
uechishingo
2
1.5k
「AWS 基礎 100 本ノック」をやってみた
uechishingo
0
1.7k
Other Decks in Business
See All in Business
BASE株式会社 統合報告書2026
base
PRO
0
1.2k
Codexを安心して業務活用するには?──「権限・接続・実行」の考え方
hima2b4
0
270
SimpleForm 会社紹介資料
simpleform
2
53k
採用ピッチ資料_耳川広域森林組合
mimirin
0
190
AIエージェント時代のコンタクトセンターとCX:自律化する顧客接点と未来
masayamoriofficial
0
610
パーソルクロステクノロジー_DXソリューション本部のご紹介 / Introduction_of_dx
pxt_gs_ssol
0
1.9k
開発時間2時間!gemma 4で動くローカルAIマルチエージェント構築(Python標準ライブラリ縛り)
hideyuki_ogawa
0
160
経営管理について / About Corporate Planning
loglass2019
1
33k
長時間実行タスクを簡単にするLambda durable functionsの活用方法
takuyaakaike
0
240
AI導入PJの勝ちパターン KPI設計&意図的な社内AI格差
okuwakim
1
720
コミュニケーション術を強化するのにオススメな本9冊
zashii
0
330
merpay-Overview
mercari_inc
8
200k
Featured
See All Featured
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
45
9.1k
Building AI with AI
inesmontani
PRO
1
1k
Abbi's Birthday
coloredviolet
2
7.8k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3.2k
Building Experiences: Design Systems, User Experience, and Full Site Editing
marktimemedia
0
520
Beyond borders and beyond the search box: How to win the global "messy middle" with AI-driven SEO
davidcarrasco
3
150
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
Writing Fast Ruby
sferik
630
63k
DevOps and Value Stream Thinking: Enabling flow, efficiency and business value
helenjbeal
1
210
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
55
10k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
49
10k
How GitHub (no longer) Works
holman
316
150k
Transcript
DX講座スピンアウト企画 生成AI × プレゼン資料作成で 気をつけたいこと 一般社団法 REIONE 上地 申吾 2026年01月08日
1. 特定の「スライド生成AIサービス」には依存しません。 ChatGPT/Gemini と PowerPoint/Google スライド という標準的なツールの 組み合わせを推奨します。※外部専用ツールはサービス終了リスクがあるため 2. 目的は「品質」
単なる時短(サボり)ではありません。 AIを「思考の壁打ち相手」として使い、アウトプットの質を高めましょう。 3. このスライドでは、プレゼン資料作成に生成AIを使用する際に気を付けたい ことについてお話しします。 本セッションの前提・スコープ
これだけは持ち帰ってください! セキュリティ 月額3,000円は安心代。 無料版は学習リスクがあります。有料 プランで「入力データを学習させない」 設定にすることで、業務情報を守りま す。 テンプレート AIにデザインさせない。 既存の「会社フォーマット」を守らせる
のは困難です。AIにはテキスト作成だ けを任せるのが現実解です。 モデルの賢さ(推論力) 「空気」を読む力。 複雑な指示をさばく力。 無料版は手 順が多いと混乱しがちです。有料版な ら複雑な条件も正確に理解し、手戻り を防ぎます。
高性能モデルを使い倒す 1. 長文資料を「全読み込み」 2. 推論モデルで論理の穴を潰す 有料版の大きなメモリ(コンテキスト)を活かし、関連する PDFや議事録をすべて読み込ませます。文脈理解度が 劇的に向上します。 推論モデル(ChatGPT Thinking,
Gemini Pro/思考モー ド 等)を使う。 内部で複数ステップにわたる論理的推論を行うことで、 条件の整合性や関係性を考察したうえで回答している。
料理の過程 AIの推論プロセスに対応する概念 何を作るかを決める(カレーにする/献立 設計) 解くべき問題を定義する レシピを考える(手順を整理) 問題を段階的に扱う設計(ステップ分解) 必要な材料を揃える(買い出し・準備) 関連情報・データをモデル内部で整えるプ ロセス
切る・下ごしらえする 論理的な中間ステップ(前処理、要件整 理) 火を通す・煮込む 推論処理(吟味・検討・検証) 味を見て調整 内部での自己チェック・修正 盛り付ける 最終回答を生成する 単純なモデル:カレーっぽいのを作る。確率的にちゃんとカレーになることもある 推論モデル:工程を踏んで自ら結果を導き出すプロセスを模倣 推論モデルとは?
生成AI画像作成の注意点 1. 著作権侵害のリスク(類似性) 特定の既存著作物(キャラクターや作家の画風)に酷似した画像を生成し、それを利用すると 著作権侵害になる可能性があります。 「〇〇(有名キャラクター)風」といったプロンプトは業務では厳禁です。 2. 「指・手足」の構造破綻 画像生成AIは依然として手足の描写が苦手です。指が6本あったり、関節が不自然な方向に曲がって いたりしないか、拡大して「検品」するプロセスが必須です。
3. 謎の文字の混入 画像内に看板や書類が描かれる際、AIは解読不能な謎の文字を生成します。 プレゼン資料等で使う場合は、レタッチソフトで消すか、トリミングして隠す必要があります。 4. バイアス(偏見)の排除 「CEO」と入力すると男性ばかり、「看護師」だと女性ばかり生成されるといったバイアスがあります。 DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の観点から、プロンプトで性別や人種を適切に 指定し、偏りを防ぐ配慮が求められます。
リスク管理 ハルシネーションはゼロにならない 数字・最新情報は、必ず「検索連動型 AI (Deep Research)」で裏取りし、 出典URLをクリックして確認する癖をつけてください。
最後の「10%」に魂を込める AIは「80点」の資料を爆速で作りますが、 「聴衆の感情を動かすエピソード」 や「社内調整」 は作れません。 浮いた時間で、人間にしかできないメッセージに注力すること。 それが業務における生成AI活用の本質です。
一般公開が可能な情報については、積極的な公開がおすすめです! スライド:https://speakerdeck.com/uechishingo ブログ:https://qiita.com/uechi-shingo おまけ:スライドに限らずブログもおすすめ