「いまさら仕事術」とは
社会人になると「仕事のやり方」を当たり前のように知っていることになっています。
しかし、実際には教わることも・学ぶ機会も無く、なんとなく手探りでやっていることが少なくありません。
その中でも特に「暗黙知」的な仕事術をピックアップし、連載形式で紹介していきます。
今回のテーマは、「「脳」の働きとストレスの関係を理解する」です。
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いまさら仕事術#8「脳」の働きとストレスの関係を理解するいまさら仕事術#8©2022 NobuhisaObara 1
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「いまさら仕事術」とは社会人になると「仕事のやり方」を当たり前のように知っていることになっています。しかし、実際には教わることも・学ぶ機会も無く、なんとなく手探りでやっていることが少なくありません。その中でも特に「暗黙知」的な仕事術をピックアップし、連載形式で紹介していきます。今回のテーマは、「「脳」の働きとストレスの関係を理解する」です。いまさら仕事術#8©2022 NobuhisaObara 2
丨もくじ:「脳」の働きとストレスの関係を理解する「ストレスフリー」はストレスが無いこと?必要なのは「耐性」ではなく、「レジリエンス」ストレス=不安は、脳内物資「ノルアドレナリン」が行き場を求めている状態行動は小さく・早くいまさら仕事術#8©2022 NobuhisaObara 3
「ストレスフリー」はストレスが無いこと?ストレスは太古の人類が「闘争か、逃走か」を一瞬で判断するための働きストレスゼロは生存本能に反するためありえない適正なストレスは、脳の活性化・集中力・記憶力を高めるただし、過度なストレス=①寝ていてもストレスを感じる②ストレス・疲労を翌日に持ち越す、はNGいまさら仕事術#8©2022 NobuhisaObara 4
必要なのは「耐性」ではなく、「レジリエンス」耐性が強くても、いずれはポッキリと折れる耐えるのではなく、受け流す「レジリエンス力」=回復力・復元力をつけるしなやかさが重要ということいまさら仕事術#8©2022 NobuhisaObara 5
ストレス=不安は、脳内物資「ノルアドレナリン」が行き場を求めている状態ノルアドレナリンが分泌されると「闘争か、逃走か」を判断するエネルギーが生じる同時に分泌されるアドレナリンがこれを後押しするが、アドレナリンは心拍数を上げて血流を良くすることで、居ても立っても居られない状態にする「行動」によってこのノルアドレナリン・アドレナリンに行き場をつくってやらないと、いつまでも不安が消えず、むしろ増していくなぜなら、「闘争か、逃走か」を決めずにいると生存リスクが高まってしまうため、危機感を煽ることになるからいまさら仕事術#8©2022 NobuhisaObara 6
行動は小さく・早くよく考える・しっかり調べる・ちゃんと準備するは、人としては理想だが、過度なストレス下では邪魔不安に思うことを思いつくままにメモする、5分だけ調べる、ToDoを3つだけ置いてみる、ぐらい徹底的にハードルを下げて、ほんのちょっとの行動に移るちょっとだけでも行動に移すとエネルギーの「出口」ができ、ノルアドレナリン・アドレナリンの分泌が抑えられてくるこれにより、不安の軽減+適正なストレスによる正常な思考が戻ってくることになるいまさら仕事術#8©2022 NobuhisaObara 7