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ICH E9 臨床研究における統計解析の原則 2

xjorv
January 08, 2021

ICH E9 臨床研究における統計解析の原則 2

ICH E9は臨床研究における統計解析の原則に関するガイドラインです。2では治験のデザインについてまとめています。

xjorv

January 08, 2021
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Transcript

  1. 盲検 処置を知ることで起こりうるバイアスを排除する • 患者も治験責任医師も処置の内容を知らない(二重) • 単盲検やオープンラベルの研究でもバイアスに注意を払う • 治験の完了まで二重盲検を維持する • “Double-dummy”*を用いる場合もある

    • 盲検解除は患者の治療上必要なときのみ行う *錠剤の形状等で見分けが付く場合に、同じ形状のプラセボを複数種準備し形状から判別不可能にする方法。倫理的問題を含む時がある
  2. 治験デザイン: クロスオーバー 1患者に異なる複数の処理を行う方法 • 被験者数を少なく、検出力を高くできる • 休薬期(Washout)を処理間に設ける • 処理と時間の相互作用とキャリーオーバーが問題となる •

    病状が慢性的で安定していることが必要となる • 中止、AEの解釈が困難となる *Carryover: 持ち込み効果、前の処理の結果が後の処理の結果に影響を及ぼすこと
  3. 治験デザイン: Multicentre Trials 2つ以上の施設で実施される研究 • 限られた時間で十分な被験者を確保する • 研究対象の十分な一般化を図る • 施設間で差のない処置や評価の手順が必須となる

    • 施設の統計的取り扱いを計画書で定義する必要がある • 施設間の治療効果のばらつきを統計的に説明する *Carryover: 持ち込み効果、前の処理の結果が後の処理の結果に影響を及ぼすこと