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日本薬局方-一般試験法 3.03 粉体の粒子密度測定法

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July 01, 2020

日本薬局方-一般試験法 3.03 粉体の粒子密度測定法

粒子密度とは、粉体の間隙を除いた体積あたりの重さのことです。気体を置換することで粉体の体積を求め、重量を体積で除することで求めます。

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July 01, 2020
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Transcript

  1. 装置 気体置換型ピクノメーターで、ヘリウムを用いて測定する • 15-30ºCで安定した温度下で測定する • 試料はVsに入れ、ヘリウムで揮発成分を除去する • 試料を入れるセルの重さを測定する • 規定重量の試料をセルに入れる

    • バルブAを開き、圧力計Mで圧力を確認する • ヘリウムを試料用セルに導入し、加圧する • 初期圧力Piを読み取る • Aを開いて対照セルと試験用セルを接続する • 最終圧力Pfを読み取る Vc: 試料用セル、Vr: 対照セル、 A: バルブ、M: 圧力計、Vs: 試料 これだけではよくわからないが…
  2. 試料体積の計算方法 = − − − − 1 試料用セルの気体体積が試料体積分だけ小さくなる Vs: 試料体積、Vc:

    試料用セルの体積、Vr: 対照セルの体積、Pr: 対照圧力、Pi: 初期圧力、Pf: 最終圧力 試料体積が大きいほど、 • 少しの気体で圧力が上がる • バルブを開いたとき、対照セルの圧力の影響が大きくなる