Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
実務のデータ分析でハマったことと対策 / Kichijoji.pm 31
Search
Higuchi kokoro
November 22, 2022
Business
1
2.4k
実務のデータ分析でハマったことと対策 / Kichijoji.pm 31
#kichijojipm
Higuchi kokoro
November 22, 2022
Tweet
Share
More Decks by Higuchi kokoro
See All by Higuchi kokoro
Pythonによるネットワーク分析の基礎とコミュニティサクセスへの応用
zerebom
4
1.1k
Polarsの成長: v0.14からv1.0までの変遷と今後の展望
zerebom
1
830
ダッシュボードを使ってもらうには、 現場へのヒアリングが重要だと 改めて気づいた話
zerebom
4
1.9k
非同期処理でLLMにもっと働いてもらおう
zerebom
2
1.7k
使い回しやすい 2-stage recommender systemの デザインパターンを考えて実装した話
zerebom
3
1.8k
WantedlyでFeature Storeを導入する際に考えたこと
zerebom
4
5.4k
論文紹介: Cross-Market Product Recommendation
zerebom
1
180
Pythonでのパッケージング: エコシステムの理解と現場での活用 PyCon APAC2023
zerebom
2
2.2k
LLMを活用した推薦システムの改善: 課題と初期導入のアプローチ
zerebom
4
4.2k
Other Decks in Business
See All in Business
コンセンサスゲーム「雪山での遭難」
chibanba1982
PRO
0
800
情報整理ゲーム「野球のポジション当てゲーム カード版」
chibanba1982
PRO
0
1k
家族アルバム みてね 事業紹介 / Our Business
familyalbum
4
29k
フォロワーシップ、ビジョン共有の重要性を学べる「部課長ゲーム」
chibanba1982
PRO
0
1.2k
ロジカルシンキング研修用スライド
chibanba1982
PRO
0
460
enechain company deck
enechain
PRO
8
96k
無料アイスブレイクスライドサンプル
chibanba1982
PRO
0
3.6k
Arches 会社説明資料/ HR Deck
arches0501
0
9k
図形伝達ゲーム「グラコミ」
chibanba1982
PRO
0
890
財務会計を楽しく学べるビジネスゲーム「財務の虎」
chibanba1982
PRO
0
460
サステナビリティレポート2022
hamayacorp
0
140
リンククロスシステム 会社案内
linkc19
0
610
Featured
See All Featured
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
96
5.3k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
28
4.5k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1366
200k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.3k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
7
570
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
The Language of Interfaces
destraynor
155
24k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
348
20k
Building Applications with DynamoDB
mza
93
6.2k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
335
57k
Transcript
実務のデータ分析でハマった ことと対策 吉祥寺.pm31
自己紹介 📝 名前: - Higuchi Kokoro 📝 所属: - Wantedly
📊 職種 - Data Scientict @ 新卒2年目 🧑💻 お仕事 - Wantedly Visitの推薦の改善 👾 趣味 - 🎾 🏂 🍺 🧖♂️ ♨️ 🛫 アカウント: twitter: @zerebom_3 GitHub: @zerebom
本日のネタ (来年に向けて)データ分析タスクで、迷子にならないよう対策した話 背景 事業課題は役員→マネージャー→メンバーと経由して抽象度が下がって渡される 課題発見から始める、高い抽象度のタスクに挑戦も 迷子になることもしばしば
ハマったことと対策
ハマったこと: 集計したもののアクションに起こせない 例: 施策リリース以降、ユーザのプロフィール入力率低下 リリース前後の入力率をみるも、なだらかな変化で原因が判別できない 対策: 答えが出せる粒度まで集計を細かくする 入力率の低下傾向が見られるか? → 主観が入る
& 原因を特定できない リリースしたプラットフォームだけ低下したか? → Yes, Noを出せる
ハマったこと: 集計したものの人に説明できない GitHub issueで時系列に結果をまとめるも、集計により前提がひっくり返る 「この結果はもう古くて…」のように都度説明し、支離滅裂に 対策: どこを前提にしているか立ち戻れるようにする ツリー構造にしてどこまで調べたかわかるように 仮説と事実を分ける 各仮説の確信度をメモる
ハマったこと: 答えが出せないのに、時間をかけすぎた 新しい推薦モデルが、いくつか精度劣化する可能性があった ケースをログデータから再現しようとするも不正確・時間がかかる 対策: データ分析は数ある手法の一つであると認識する データと分析経験があるとついデータを触りがち Howの一つに過ぎない。ほかで仮説の確信度をあげられないか検討 ex) ヒアリング,
実際に製品を触る, A/Bテスト
まとめ 対策 解が出せるまで問題を細かくする どこまで前提か立ち戻れるようにする データ分析は手法の一つであると認識する 学び 伝わないなら価値は生めない 手段より目的